ラプラタ戦争
年月日:2010年3月30日~2011年8月21日。
広義には2010年3月30日~2017年7月29日。
場所:南ブリタニア大陸。南太平洋。南大西洋。
指揮官
アラウカニア=パタゴニア王国 アントワーヌ6世
アルガルヴェ連合帝国 ジョアン13世・ペドロ7世
ギアナ公国 カルロス8世
ラプラタ民主連合共和国ペンタゴン政権 ジェファーソン・デイビス
大日本帝国 平成帝(皇家当主)
神聖ブリタニア帝国 シャルル・ジ・ブリタニア
欧州貴族連盟ユーロブリタニア オーガスタ・ヘンリ・ハイランド
合衆国オセアニア 大統領・最高指導者
E.U.ユーロピア共和国連合 四十人委員会
合衆国東アフリカ 大統領・最高指導者
エクアドル公国 公王
ペリー王国 国王
交戦勢力:アラウカニア=パタゴニア王国。アルガルヴェ連合帝国。ギアナ公国。ラプラタ民主連合共和国。民主共和制原理主義組織ペンタゴン。
大日本帝国。神聖ブリタニア帝国。欧州貴族連盟ユーロブリタニア。合衆国オセアニア。E.U.ユーロピア共和国連合。合衆国東アフリカ。エクアドル公国。ペルー王国。
結果:南ブリタニア王国連合の勝利。
アラウカニア=パタゴニア王国、アルガルヴェ連合帝国によるラプラタの国家解体。東西分割併合。
ラプラタ民主連合共和国滅亡。
戦力:アラウカニア=パタゴニア王国470,000。アルガルヴェ連合帝国350,000。ギアナ公国75,000。ラプラタ民主連合共和国+ペンタゴン1,200,000。
損害
死者:南ブリタニア王国連合62,000。ラプラタ民主連合共和国+ペンタゴン545,000。
負傷:南ブリタニア王国連合86,000。ラプラタ民主連合共和国+ペンタゴン673,000。
2010年2月18日。
不況と混乱の果てに国民へと浸透していった民主共和制原理主義思想に端を発した革命によりラプラタ民主政権崩壊。ラプラタ東方共和国滅亡。
民主共和制原理主義組織ペンタゴン。ラプラタ民主連合共和国樹立を宣言。
南ブリタニア民主主義の為としてE.U.よりの援助で維持してきた人口2,700,000の小国に比して過大に過ぎる
陸軍250,000の兵力の内8個師団100,000名をアラウカニア=パタゴニア王国との西部国境沿いに集結。
2010年3月。
アラウカニア=パタゴニア王国。アルガルヴェ連合帝国。ラプラタとの国境封鎖+1800年代の南ブリタニア動乱の際、
大陸中に災厄を撒き散らした危険思想を持つペンタゴン政権を認めないと南ブリタニア五カ国による経済制裁発動。
ペンタゴン最高指導者ジェファーソン・デイビスを無差別大量殺人容疑等で国際指名手配。
同月末ラプラタ。自国への制裁に対する報復と事態打開+盟主と民主共和制原理主義諸国による南ブリタニア介入を企図して宣戦布告無き奇襲攻撃開始。
空軍基地を飛び立ったユーロファイター80機がラプラタ川を挟み目と鼻の先にあるアラウカニア=パタゴニア東部最大の都市ブエノスアイレスを急襲。
無差別攻撃により多数の建築物やビルディングが倒壊。その後の両国空軍による市街地上空戦の影響もあり民間人約一万人が犠牲。
元より小国に過ぎず民主政権時代に凋落の一途を辿っていたラプラタに対し、北東部の脅威は低下していると戦力削減を行っていたアラウカニア=パタゴニアは大きな代償を支払うことに。
民間人虐殺を平然と行うラプラタ・ペンタゴン政権の危険性が明らかにされたことで南ブリタニア諸国に衝撃が走る。
一部のラプラタ国民。無差別攻撃と戦争を始めたペンタゴン政権を批難。国家反逆罪で投獄・粛清。
ラプラタ。ペンタゴン政権報道官。盟主オセアニアが南ブリタニア侵攻を計り介入すると発表。
思想の浸透によって教化し熱に浮かされた国民には安心して聖戦に臨むよう煽動し総動員体制へ移行させる。
全予備役兵を召集。
3月末。西部国境沿いに集結させたVTOL50機、戦車230両、装甲戦闘車両720両、歩兵100,000名+航空機120機をもってアラウカニア=パタゴニア領へ電撃侵攻。
更に南ブリタニア広範に潜伏させていた500,000名にも上るペンタゴン戦闘員による都市部へのゲリラ攻撃や自爆攻撃を指示。
2010年4月。
アラウカニア=パタゴニア王国。ラプラタによるブエノスアイレス無差別攻撃と虐殺及び自国領土への侵攻を受け、同国に宣戦布告。
同時にラプラタ側に対し現政権の即時退陣と武装解除及びペンタゴン主要幹部の引き渡しを要求。
ラプラタこれを相手にせず、逆に制裁解除をしなければ『絶対者による無慈悲な鉄槌が振り下ろされる』と警告。
アラウカニア=パタゴニア。侵攻してきたラプラタ軍とエントレ・リオス州にて地上戦・航空戦。
アルガルヴェ連合帝国。ギアナ公国。エクアドル公国。ペルー王国。ラプラタによるブエノスアイレス無差別攻撃と民間人虐殺、アラウカニア=パタゴニア侵攻を批難。
大日本帝国。神聖ブリタニア帝国。ラプラタによるブエノスアイレス無差別攻撃・民間人虐殺行為に批難声明。
南ブリタニア側の要請があればいつでも支援を行う準備は出来ていると表明。
E.U.ユーロピア共和国連合。都市部への無差別攻撃は容認できないとしながらも、
200年前の話を持ち出しての制裁という対応を取った南ブリタニア王政国家にも問題があったとの談話を発表。
高麗共和国。そもそもの発端は絶対王政の国々による不当な経済制裁に有りとしてラプラタへの支持を表明。のち撤回。
中華連邦インド軍区。高麗を批難。
アラウカニア=パタゴニア。エントレ・リオス州州都パラナ、サンタフェ州州都サンタフェで同時多発テロ発生。数百人の民間人が犠牲に。
2010年5月。
アルガルヴェ。ギアナ。ラプラタのペンタゴン政権を南ブリタニア諸国共通の敵として軍事制裁発動を決定。
アルガルヴェ。ギアナ空軍による領空通過と国内の空軍基地・空港使用を許可。
同時にラプラタとの国境沿いに陸軍主力を移動。
エクアドル。ペルー。南ブリタニア三国を支持。参戦せず側面支援。
同月末アルガルヴェ。ギアナ。ラプラタ・ペンタゴン政権へ宣戦布告。
第一陣として230機の航空戦力を持ってラプラタへの攻勢開始。同国空軍と熾烈な空中戦を展開。
ラプラタ160機の航空戦力で応戦。
双方併せて約150機の航空機が未帰還に。
2010年6月。
アルガルヴェ連合帝国軍。数度の航空攻撃を経て20個師団280,000名の兵力をもって南部国境を突破。ラプラタ陸軍と激戦の末国境の街リベラ占領。
アラウカニア=パタゴニア。エントレ・リオス州攻防戦激化。
2010年7月。
アルガルヴェ首都リオ・デ・ジャネイロで帝国政府庁舎とショッピングモール、国防相を狙った銃撃事件発生。
アルガルヴェ国防相重体。数百名死傷。
2010年8月。
アルガルヴェ連合帝国軍。メロ占領。
アラウカニア=パタゴニア。ラプラタ軍を国境線へと押し返しラプラタ側国境沿いの都市サルト占領。エントレ・リオス州攻防戦終結。
2010年9月。
オセアニア大洋州艦隊。東アフリカ艦隊。ラプラタ戦争介入準備+E.U.による東アフリカ、ラプラタ、側面支援開始。
オセアニア大洋州艦隊。イースター島と周辺海域に展開。
東アフリカ艦隊。E.U.支援の下ラプラタとラプラタ沖大西洋周辺に展開。
ラプラタ。ラプラタ沖大西洋。
東アフリカ艦隊。
航空母艦:1
巡洋艦:2
駆逐艦:6
フリゲート:3
潜水艦:2
補給艦・支援艦:5
イースター島。アラウカニア=パタゴニア沖太平洋。
オセアニア大洋州艦隊。(後続部隊合流後の戦力)
航空母艦:2(4)
巡洋艦:8(18)
駆逐艦:21(40)
潜水艦:4(10)
強襲揚陸艦:2(4)
補給艦・支援艦:15(32)
合衆国オセアニア。機動部隊派遣を『特別演習』の為と発表。
アラウカニア=パタゴニア。アルガルヴェ。ギアナ。オセアニア勢力圏の圧力によりラプラタ侵攻作戦停止。
南ブリタニア対オセアニア勢力圏+ユーロピアの構図に恐慌状態。自国防衛の為ラプラタ領内より撤退。各国空・海軍対オセアニア勢力圏に備えて出撃準備命令。
オセアニア大洋州艦隊。二大超大国よりの反応がなければ増派されてくる機動部隊2個群と合流し演習を実戦――南ブリタニア侵攻作戦に切り替え、
大陸東西よりアラウカニア=パタゴニア挟撃へ。第一撃で同国海軍戦力と航空戦力の撃滅を狙う。
その後、本国から更に機動部隊4個群+大規模な揚陸部隊を派遣予定。アラウカニア=パタゴニア制圧後アルガルヴェ、ギアナに宣戦布告予定。
2010年11月初頭。
ラプラタ。アラウカニア=パタゴニア王国エントレ・リオス州へ再侵攻。
ラプラタ北部国境からアルガルヴェ領内への越境攻撃。
南ブリタニア三大国。オセアニアの圧力により思う様に反撃できず被害拡大。
2010年11月末。
大日本帝国。神聖ブリタニア帝国。『公海上での海賊に対する演習』のため南ブリタニア大陸へ両国併せて空母戦闘群12個から成る大艦隊を派遣。
『シールド・オブ・イージス』『イージスの盾』作戦発動。
大日本帝国。最新鋭の新大鳳型航空母艦2隻を中核とした世界最大級の空母戦闘群+世界最大の戦艦大和型1番艦大和派遣。補給艦隊の一部と言い張る。
日本遣南ブリタニア艦隊。
航空母艦:2
戦艦:1
巡洋艦:16
駆逐艦:32
潜水艦:16
強襲揚陸艦:4
揚陸艦:4
補給艦・支援艦:32
ブリタニア太平洋艦隊(南ブリタニア西方派遣艦隊)。
航空母艦:6
戦艦:2
巡洋艦:24
駆逐艦:48
潜水艦:12
強襲揚陸艦:4
揚陸艦:6
補給艦・支援艦:30
ブリタニア大西洋艦隊+バージニア方面艦隊(南ブリタニア東方派遣艦隊)。
航空母艦:4
戦艦:1
巡洋艦:16
駆逐艦:32
潜水艦:8
強襲揚陸艦:2
補給艦・支援艦:20
大日本帝国政府。ブリタニア帝国政府。『本作戦は公海上においての自国籍の船を護る為の合同訓練であり第3国の紛争とは無関係である』と発表。
大陸を挟んだ両大洋にて4つの艦隊が睨み合い一触即発の事態に。
2010年12月。
オセアニア大洋州艦隊。東アフリカ艦隊。日本艦隊・ブリタニア艦隊の動きにより南ブリタニア攻略は不可能であるとして海域を離脱。
南ブリタニア三国。オセアニアの圧力が消えたことでラプラタへの攻勢に転じる。
日本。ブリタニア艦隊。両大洋にて演習を行いオセアニア側を牽制。
戦艦大和の51cm電磁砲弾がオセアニア占領下のイースター島沖に着弾。
常軌を逸した巨弾と初速を誇る600km超えの長射程先進電磁砲にオセアニア大洋州艦隊将兵沈黙。
ブリタニア艦隊将兵と司令カラレス。同盟国の技術力が生み出した大和の砲に言葉を失う。
日本艦隊司令南雲。あれは最大射程ではないと示唆。
日本。ブリタニア艦隊。2011年1月までアラウカニア=パタゴニアの要請で同国に寄港。
戦闘には参加せず2011年2月撤退。
日本・ブリタニア両国政府。オセアニアへのメッセージとして『海賊が来たらまた演習を行う』と発言。
日本艦隊。ブリタニア西海岸の海軍基地へ寄港。待機。
2011年3月。
アラウカニア=パタゴニア。エントレ・リオス州再奪還。ラプラタへ再侵攻。
アルガルヴェ。ギアナ。空陸の攻勢を激化させつつラプラタ北部を制圧。
南ブリタニア三国政府。改めてラプラタ側に対し現政権の即時退陣と武装解除・降伏勧告及びペンタゴン主要幹部の引き渡しを要求。
ラプラタこれを拒否。三国に対し自爆攻撃も含めたあらゆる攻勢に打って出る。
2011年5月。
アラウカニア=パタゴニア首都ペルケンコで自爆テロ。死傷者多数。
2011年7月。
ラプラタ民主連合共和国ペンタゴン政権。国軍の7割にも上る戦力を失い事実上の崩壊。
総力戦による民間徴用者からの犠牲大。
南ブリタニア三国連合軍。自爆攻撃や国内のテロ攻撃に苦しめられながらもラプラタ首都モンテビデオ制圧。
ペンタゴン構成員と国軍の生き残り。各地へと散っていくも武装解除はせずその後何年にも渡る武装闘争や紛争を起こすことに。
2011年12月。
ギアナ公国陸軍司令官狙撃事件発生。未だペンタゴンの組織力が健在であることが明らかとなる。
2012年~2015年。
南ブリタニア三国。延々と繰り返される元ラプラタ国軍やペンタゴンによる人質事件と都市部での大規模なテロ攻撃に対し日本・ブリタニアへ救援要請。
日本。ブリタニア+ユーロ・ブリタニア。南ブリタニア諸国の救援要請により武装勢力制圧・ペンタゴン秘密基地破壊・山岳地帯戦などに史上初となるKMF投入。
2017年7月末。
大規模なテロ事件やゲリラ攻撃はほぼ終息。戦闘終結宣言。
アラウカニア=パタゴニア。アルガルヴェ。ギアナ。ブリタニア帝国首都ペンドラゴンにて同国主導の下ラプラタ分割会議に出席。
大日本帝国。オブザーバーとして出席。
ギアナ。飛び地管理の問題から権利放棄。アラウカニア=パタゴニア、アルガルヴェによる2国間協議のちラプラタの東西二分割で合意。
南ブリタニア諸国首脳。窮地を救ってくれた日本とブリタニア及びユーロ・ブリタニアへ最大限の敬意と感謝の言葉を述べる。
新世代兵器であるKMFの性能に衝撃を受けた南ブリタニア諸国。日本・ブリタニア両国に売却・ライセンス生産を打診。
日本。ブリタニア。両国とも返事は保留。
2019年3月。
南ブリタニア諸国の要請により出動したブリタニアの対テロ遊撃機甲師団グリンダ騎士団の活躍によりペンタゴン№2+主要幹部が討ち取られる。
最高指導者ジェファーソン・デイビスの捕縛・殺害には至らず。
以後グリンダ騎士団は勢力圏内に散った不穏分子の掃討任務へ。
最終更新:2015年07月16日 18:42