124 :ナイ神父Mk-2:2015/12/12(土) 23:52:10
日蘭世界 アニメ事情

機動戦士ガンダム・・・史実世界に置いては絶大な人気を誇り今尚外伝作品や関連作品の生み出され、ロボット作品の金字塔とも言える作品である。
大陸日本に転生した夢幻会メンバーの中にも熱狂的なファンは多数居り、大陸世界でも何とか普及させて此方でもプラモやゲームを楽しみたいという欲求は当然の如く発生した。

そうして夢幻会アニメ部門で製作が開始されたが、コレが苦難の連続になることをまだ誰も知らなかった。ガンダムシリーズを製作するに当たり先ず製作が決定したのは第一作
俗に言うファーストガンダムだ、一時はSEEDやXを希望するメンバーも居たがやはり1から作りたいというメンバーの声に折れて後に製作を約束させて取り組み始めたが、設定を
決める段階で大きな壁にぶつかった。それはジオンと連邦の設定である、設定を史実のまま進めると日本やドイツを意識させるジオン側が悪役になり米英を思わせる連邦が
主人公側で担ってしまうという問題だ、勿論そのまま進めよう物ならば視聴を切られ続編を作る所ではなくなってしまい、また史実には存在しないオランダが出てこないことは
大陸世界に大きな疑問を持たせてしまう。

そうした問題を解決するべく当初は連邦を日蘭風してジオンを英米風にするという意見が出されたが、それに待ったを掛けたのはMS好きのメンバーである、彼らからすれば自分たち
の好きな機体が大きく変更されるという大きな危機であり何としても阻止するべき物であったのだ、そうして会議を重ねるうちに議論は長引き、一部のメンバーからは先にガンダムを
デザインする方が先だという話が出てきた為、先にそれを進める事となった、しかし、其処でも待ったを掛けるメンバーがいた、営業担当のメンバーである。彼ら曰く元々のガンダムの
デザインでは日蘭の視聴者特に子供の受けが悪いという話しである。

そしてその原因はまたしても日蘭世界特有の理由であった、日蘭世界での世界大戦の花形は陸海空どれにおいても強大な戦艦や列車兵器、そして富嶽といった大型兵器達が活躍してきた、当然
プラモや玩具、雑誌に載る写真もそうした兵器が一番に写ることと成る、更に都内や軍基地の近くなら本物を見る機会も一段と増える。そうなれば事も子供たちの大型兵器への関心が高まる
事も必然であり、史実よりも戦闘機を初めとした比較的小型の兵器は人気が下火となっていたのだ、其処からは会議が更に荒れたといっても過言ではなかった。何せ根本設定すら変更を強いられ
この上主役機も大幅変更しなければならないという事態に陥ったのだ。

協議に協議を重ねた結果製作委員のメンバーは一つの結論を下す、それは宇宙側をOCU陣営に、つまりジオンのほかに日蘭露に近いコロニー国家を捏造して対応すると言うもであった
そうして新たに出来た4勢力に史実に於ける活躍や主戦場によって得意な戦場を分け、さらに各国でジオンMSを分けることによって対応したのであった。そして連邦側もコロニー落し等の自力を
削る真似をせず完全に宇宙対地球の形に作り変えて設定するのであった。

そして主人公機はやはりガンダムタイプが良いとして最終的に決まった機体がサイコガンダムをベースに新たにビームサーベルなどを加えてデザインしなおすことによってガンダムを主人公機とすると
言う荒業であった。こうして完成した1stガンダムであったが、やはり設定に無理がある部分も見られこの課題は後の各シリーズによって改良を加えられながら徐々に後付設定によって埋められていくこととなる。

因みに機体の振り分けとしては以下になった。

4勢力共通→ザク系、ゲルググ系、ムサイ系、チベ系

オランダ、日本→サイコガンダム(1st風)、グフ、ギャン系、大型MA(砲撃型)、ドロス級(オリジン)、グワダン級

ジオン(ドイツ)、ロシア→ドム系、水中系、MA(高機動型)、ドロス級(アニメ版)、グワジン級

連邦(英米仏)→概ねアニメ基準ただしジム出現が戦争初期になり更に生産数激増+後期でオリジナルのジム系増加

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最終更新:2015年12月27日 17:25