898 :弥次郎:2015/12/20(日) 01:44:53
大陸化に合わせたアップデートが必須ですねぇ…

さて、1時50分ごろから拙作の「タスク・セーレーン」と潜水空母のネタの補足と艦これでの
扱いをまとめたものを投下します。

899 :弥次郎:2015/12/20(日) 01:51:07
日蘭世界 SSCV-01マーフォークおよびタスクセーレーンの経過

【タスク・セーレーンの経過年表】
  • 1937年9月。
ビンソン計画に付随する艦隊決戦型潜水艦の開発の延長として、タスク・セーレーン立案。
少数ながらも予算を獲得し、「航空機を潜水艦から発艦させて爆撃する」という運用の研究が開始。

  • 1939年8月。
ビンソン計画の拡張に伴い、タスク・セーレーンが事実上予算カット。
潜水艦への攻撃可能な艦載機の搭載の研究のみが細々と実行される。

  • 1941年4月
潜水空母(SSC)一番艦マーフォーク、予定よりも大幅に遅れて起工。同時に5隻が各所の造船所で起工。

  • 同年10月
カーチス・ライト社の試作水上機をベースに開発が進められていた「XSC シーホーク」の試作型の一号機が完成。
テストを五大湖で繰り返しつつ、攻撃機・戦闘機の開発が進む。

  • 同年11月
大洋連合統合航空作戦軍の戦略爆撃により西海岸で建造中だったマーフォーク級7番艦および8番艦が大破、破棄が決定。

  • 同年末
第二次ハワイ沖海戦において日米間の航空機の性能差が甚だしかったことが発覚し、海軍が急遽設計の変更を要請。
カーチス・ライト社およびタスク・セーレーンの研究チームの反対を押し切り、再設計が決定。

  • 1943年2月
マーフォーク テレース ライドネーが太平洋側の秘匿建造ドックにて竣工。
米南部への爆撃の開始により、移設されていた造船所で建造中だった9番艦が作業続行が不可能となり建造中止。
同じく、10番艦および12番艦、戦局の悪化と資材不足により建造中止。

900 :弥次郎:2015/12/20(日) 01:52:59
  • 同年4月
5番艦 テルクシオペー、大西洋側秘匿ドックで進水・竣工。その後空襲を避けるべく北部(のちの新大陸共和国領)へと移動。
以後、終戦まで出撃せず。
4番艦モルペー、テルクシオペーに遅れること2週間後に竣工。テルクシオペー同様に北部へと疎開し、そのまま終戦。

  • 同年6月6日
6番艦 ヒメロペー竣工。

  • 同年7月
SC アドバンス・シーホーク モックアップ完成。量産へ。
大西洋近海での完熟訓練中だった6番艦「ヒメロペー」、予定期日を過ぎても帰投せず。消息不明のまま除籍。

  • 同年12月20日
行動可能なマーフォーク、テレース、ライドネーが潜水艦8隻(ソーフィッシュ サンフィッシュ レッドフィン
コーヴィナ ピート ジャック メロ バーベロ)とともに第50任務部隊を編成し出撃。
南アメリカ大陸を回って太平洋側へ移動、バミューダ諸島へ接近し、停泊中の船舶若しくは陸上施設に対して
潜水空母の艦載機による空爆を行う作戦「オペレーション・ロンド」発令。事実上の特攻命令。
レイモンド・コラネル海軍中佐、艦隊の進行ルートを日本側へと流し、足止めさせる。

同年年12月27日
レイモンド・コラネル中佐、オペレーション・ロンド撤回命令。
貴重な搭乗員および潜水艦を無駄死にさせようとする中央の命令を明確に無視。
ブラッディアフタークリスマス直後の混乱に乗じたこれにより全艦がアメリカ西海岸に帰投し、終戦を迎える。

【命名基準】
既存の潜水艦との被りを避けるため、神話やおとぎ話の海に関する生物から名前をとった。
形式番号はSSCV(潜水空母)であるが、防諜のため書類上ではSSIVであった。
このIVとギリシャ数字のⅣが判別するのに紛らわしいことを利用したもので、日本側の諜報網も特殊な潜水艦であると把握していたが、
その正体に気が付いたのはカリフォルニアからの情報のリークがあった終戦直前であった。
このIVはインヴィジブルベース(見えない航空基地)の略であり、この潜水艦に求められた役割を表している。

901 :弥次郎:2015/12/20(日) 01:53:32
【各艦詳細及び戦後】
1番艦:マーフォーク(SSCV-01)
大日本帝国へと接収。太平洋側の工廠において「葉月1号」の仮名を与えられて改造。
ミサイル潜水艦『呂600』として竣工。日本へと回航され、各種データとりの後に新須賀鎮守府に配備。
退役後は布哇島の博物館に記念艦として保存される。
本艦は潜水艦隊の旗艦として、同型艦の中でも通信設備が充実し、指揮所や居住スペースが広くとられており、艦隊指揮に適している。
この基本設計は日本が建造した巡航ミサイル潜水艦に引き継がれている点が多い。

2:テレース(SSCV-02)
マーフォーク同様に大日本帝国へと接収される。
仮名「葉月2号」と名付けられてマーフォーク同様に改修・改装をうけてミサイル潜水艦『呂601』として、呂600と共に新須賀に配備。
退役後はマーフォークに一部部品を保存用として供出し解体された。

3:ライドネー(SSCV-03)
4:モルペー(SSCV-04)
オランダへと接収される。日本同様に巡航ミサイル潜水艦として改装・竣工させ、BCおよびFFRへの睨みを利かせる潜水艦として運用された。
ライドネーは退役後にオランダ本国で、モルペーはアウストラリウスで記念艦として保存された。

5:テルクシオペー(SSCV-05)
ドイツへと接収される。
艦載機のSC-01A アドバンス・シーホークの運用のテストなどを行った後に改良型V1、V2などのキャリアーとして完成。
名前をU-900 通称をジレーネ(Sirene)と改名。これをもとに戦後ドイツの巡航ミサイル潜水艦が建造される。
退役後に記念艦としてキール軍港近くに保存される。

6:ヒメロペー(SSCV-06)
空襲が比較的激しくなる前に竣工した最後の潜水空母で、これ以降は多くが空爆や艦砲射撃などで被害を受け、建造途中で破棄された。
大西洋側で進水・竣工し、まだ制海権を握れていた近海で完熟訓練を行なっていたが、定時報告を行った直後に通信が途絶えた。
捜索を行うも発見されず、そのまま除籍となった。
後年の多くの創作において取り上げられたため、マーフォーク級潜水艦の中で最も知名度が高い。

902 :弥次郎:2015/12/20(日) 01:54:52
7:西海岸の造船所にて建造中に大破、破棄

8:7番艦と同じ造船所で空爆を受けて大破。解体されて資材を艦艇修復に回された。

9:起工したものの半分ほどが組み上がったところで建造中止。保存状態が悪く、戦後に解体。

10:建造途中で終戦。接収ののちに改修を受け、シリェーナ級ミサイル潜水艦としてロシア帝国に譲渡される。

11:8割がた完成していたが空爆を受け大破し、解体。

12:起工した直後に建造中止。保存状態が悪くその後解体。


【艦隊これくしょんでの扱い】
ユニットとして運用できるのはマーフォーク及びテレース。
初期は潜水空母。2度目の改装でミサイル潜水艦となる。
呂600に改造以降は戦闘に変化が発生し、索敵が成功時には航空戦の前に空母系を優先して狙う対艦ミサイル攻撃を実施する。
また、砲撃戦時に敵艦隊に地上ユニットが存在する場合には対地ミサイル攻撃も実施する。
呂600改への改装時には特殊スロットが解放され、海域への出撃時のみ、攻撃を一定回数無効化するアクティブデコイの装備できる。
極めて攻撃的で、前述のようにアクティブデコイによって回避も高い強力なユニットであるが、改造にはドイツへの遠征任務を行い、対地攻撃噴進弾
を手に入れる必要があり、潜水艦としては燃費が悪く、被弾時の修復資材の量も重巡並みに要求される。
アクティブデコイも補給時に鉄 ボーキ 燃料の3種を消費するため、被弾した方がまだ安いという欠点もある。

改造チャート
マーフォーク → マーフォーク改(葉月1号) → 呂600 → 呂600改 → 呂600改二
テレース → テレース改(葉月2号) → 呂601 → 呂601改 → 呂600改二

903 :弥次郎:2015/12/20(日) 01:59:26
以上となります。wikiへの転載はご自由に。
自己満足的な感じではありますが、タスク・セーレーンはこのような経過をたどりました。
史実の伊400型以上の化け物となりましたが、まあその分資材消費がでかいことでバランスをとってます。

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最終更新:2015年12月27日 17:41