78 :影響を受ける人「満腹なり」:2016/01/05(火) 21:30:13
この作品にはTS要素が含まれています。
オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。
最低系である最強要素があります。
オリジナル設定、個人的解釈が入っています。
それでも良い、という方のお読みください。



提督憂鬱×ストパン+零
第八十三話 ―表の様な裏方―



―倉崎重工:社員食堂―

「おばちゃ~ん、かけウドン一杯!」
「お前、何時もそれだな。あ、俺は日替わり定食で。」
「うどん好きだからしょうがない。」
「コロッケはいれないのか?」

「今日はそんな気分じゃないな。それはそうと、ストライカー開発はどうなんだ?」
「ん? ああそれな。結構博士が乗り気で、それなりに進んでいるよ。
 原作開始時にまでには “零式”以上なモノが出来るかも。」
「へえ。そりゃいいな。」
「そっちはどうなんだ? 通常兵器更新も重大だろう?」

「こっちはさっぱりだ。前とは違ってコネもないし、また手探りからのスタートだからな。」
「やっぱりか・・・ 趣味が仕事になるとキツイよな。」
「俺はまだましさ。一番頭に来ているのは社長の方さ。七味入れ過ぎ。」
「サバの塩焼き旨そう「やらん。」だ、な・・・ 倉崎社長がか?
 ストライカーっていう新しいオモチャを弄っていると思たんだけど。」

「そっちに集中はしているよ。宮藤博士も連れてきて本格研究してる。
 だけど、社長としては通常の飛行機を作りたいわけよ。」
「ああ、大の飛行機好きだからな・・・」
「ただでさえ原作基準で開発が遅れている。ウィッチだけに負担をさせるわけにはいかないだろう?」
「そうだよな。アニメや漫画だと戦死者なんて見えない。」

「現実は違うからな・・・」
「「はぁ・・・」」
「まあ、それはともかくとしてだ。アイディアは持ち込んでいるんだろ?」
「空想上の奴になっているけどな。」

「あとは、やっぱり発動機が問題か?」
「ああ。純粋な機械式だとどうにも調子があがらない。今の魔力付随型じゃないと・・・」
「高馬力も難しいと。」
「現場から、現在配備している通常戦闘機の改良が求められているのは知っているよな?」

「そんなの前の世界でも有ったろう。」
「その中に、急降下が出来る様にっていう要望があったから、軽戦闘機計画は潰せる。」
「こっちでもあったのか?」
「うんにゃ。だが、零戦じゃとてもじゃないが戦えないだろう?」

「それには同意するけど、最終的にジェットを目指すとして、原作開始までには俺達が作った烈風(隼)まで出来るのか?」
「そこまで持って行きたいってのが、社長の御意向らしい。
 取りあえず今の機体は間に合わせみたいなものだから、96式艦上戦闘機(憂鬱式)つくって。
 後継機は飛燕(憂鬱式)、疾風(憂鬱式)を順次つくる。
 地上支援機として97式双発戦闘機(憂鬱式)を割り当てて、爆撃機も作らにゃ・・・」
「爆撃機か、やっぱり国産で作るのか?」
「できればな。アメr…じゃない、リベリオンから融通した方が早くないか?」

「それがなぁ・・・ この国裕福だろ?」
「前に比べると潤沢だよな。相変わらず辻さんはケチだけど。」
「だから爆撃機を受け持っている部署が奮起しちゃっていてさ・・・」
「ああ・・・うん、わかった。」

「そう言えばお前の方はどうなんだよ。宮藤博士、移籍したんだろ?」
「社長(マッド)と気が合ったらしいからな。
 現状原作で言う最新ストライカー、96式艦上戦闘脚。その後継機製作は順調だよ。」
「97式戦闘脚か?」
「う~ん、原作のとは違うな。どちらかと言うと一式戦闘脚【隼】に近い。」

「おいおい・・・ いくらなんでも早すぎじゃないか?」
「早いけど、一式戦闘脚【隼】よりは出力共に下回ると思う。」
「・・・なんでそんなに中途半端なんだ?」
「航続距離を気にせず、出力向上を狙った【鍾馗】を作った影響だな。
 あれのお蔭でどういう風に高出力すればいいのかわかったが、すぐには出来ないけど取りあえず、すぐに出来る魔導エンジン製造でそうなる。」

「原作の【鍾馗】は?」
「名前と発動機を変えてかな・・・ ウィッチでも迎撃による急上昇は必要だし。弾薬係なんて言う職種があるしな。」
「二機種のみなのか? 欧州やオラーシャじゃ、対地攻撃任務を目的としたのも有ったろう?」
「いや、まぁ~そうなんだけどさ。普通に考えると通常戦闘機でもいいんだわ。その任務。」

79 :影響を受ける人「満腹なり」:2016/01/05(火) 21:31:20

「なんでだ?」
「通常戦闘機が、火力さえあれば小型ネウロイを撃破で来て、中型にもそれなりに損傷を追わせられるから。
 爆弾叩きつけるなら、通常爆撃機の方がより多く、より威力のあるのを持ち運べる。
 上層部もそうだけど、政府としても対地任務は訓練で追加する程度で、専門的にやるつもりはないみたいだ。」
「ウィッチは戦闘機任務のみと・・・」
「扶桑はな。他の国は違うだろうけど。」

「そうするとなると・・・【シュトゥルモヴィーク】みたいなの作った方が良いかな?」
「いや、そこは普通に前世で作った【流星】をもってこないのか?」
「同じのって面白くない。」
「面白い、面白くないで現場の使う兵器が変わる方が、よっぽどかわいそうだと思うぞ・・・」

「あ、昼食時間が終わるぞ!」
「ちょ、おま。待ってくれ!」

―――――

―航空母艦【飛龍】:司令官室―

「やあ、元気にしているかね。」
「山本長官! ご無沙汰しております。」
「多聞丸も元気で何よりだ。」
「いえ。それほどでもありません。」

「それよりもどうだ。もう随分となるし、この世界の海軍に慣れただろう?」
「まあ、そこは年の功と言いますか・・・」
「はっはっは! そうだな。我々は誰よりも年を食っているからな!」
「二度目の人生。まさかもう一度自分となるとは、思いもよりませんでしたよ。」

「家族に看取られて逝ったというのにな・・・ わからんものだ。」
「両親は同じですが、親類が少し変わっていましたね。」
「ああ。俺なんぞ、最初から山本性だぞ? 一応、高野性の従兄いたが。」
「源田は自分の名に似た従妹が生まれて、困惑したそうですがね。」

「そういえばそうだった! あの時の、あいつの顔は面白かったな。」
「「はははははは!!」」
「にほn…扶桑皇国の歴史を知った時には、頭が痛い思いでした。」
「ある意味、あれがこの世界における、我々との世界を分かつ分岐点だろうな。」

「ウィッチはどうなのですか? 正直言うと、女子を戦場に出すというのは・・・」
「俺も納得はしていない。夢幻会の下位組織員は当然と考えている節もある。
 だが、辻正信や宮様。近衛文麿は違うようだ。特に宮様は、最後まで学徒兵派兵は反対なされていた。」
「当然です! 何が悲しくて、女子の背に守られなければならないのか・・・」
「夢幻会の介入で技術的進歩がみられるが、前世に比べると雲泥の差がある。」

「資金はあるのに技術が無い。それがこれほど悩ましいとは、思いもよりませんでした。
 艦上機が、未だに複葉機であるのを見て愕然としましたよ。」
「一番割を食っているのは陸軍だろうな。歩兵があまり役に立たないときている。」
「一応最小サイズの敵には聞いていると聞きますが?」
「墳進砲の配備を進めているが、備蓄には程遠いらしい。アメr…リベリオンにライセンス生産をしてもらった方が良いだろう。」

「リベリオン・・・この世界のアメリカ。」
「地名に関しても困惑するばかりだ。大まかには知っている範囲だが、細かくなると違う名称になっていたりしていてかなわん。」
「そうですね。ああそう言えば、欧州方面は大丈夫なのですか?」
「それは “イギリス”の様になるという危惧か?」

「すでにガリアが余計な事をしましたから。」
「そうだな、俺も多聞丸と同意見だ。信用できても信頼できる国家は存在しない。」
「では?」
「夢幻会では楽観視されている。だから“俺達”が危機感を持つ。」

「やはり、そうなりますか・・・」
「良くも悪くも、夢幻会は“原作”を重視している節がある。
 だがそれは硬直した思想を持つのと同じだ。それではいかん。」
「同感です。小沢や、木梨とも同じような回答を得ています。
 前世において、結局私は彼等に対し、あまり関わりを持ちませんでした。
 ですが、今回の転生によって関わりを持たざる、おえませんでした・・・」
「そうだな・・・ 前世に比べれば、彼等の影響範囲は小さい。それでも驚異的な知識を持っているのにはかわん。」

80 :影響を受ける人「満腹なり」:2016/01/05(火) 21:32:09

「彼等はアニメーションの世界だと言いますが、暮していればこの世界は“現実”です。
 決して“虚構”、フィクションではない。」
「口ではわかっていると言っても、本当にわかっているかはわからんからな・・・」
「ええ、まったく。すでにその結果も出ていますが・・・」
「妙な所で抜けているのが彼等だからな。」

「偽装目的作った【紺青会:こんせいかい】ですが、彼等は気が付いていますか?」
「気が付いているだろう。時折、辻あたりが付いて来る。」
「転生一回組で構成されていますから。気が付くのは無理もありません。」
「・・・気が付いている連中は、前世で俺がやっていた事をやっていてほしいのだと思う。」

「それは・・・何とも腹ただしいですね。」
「言うな。ナアナアで済ませられない事も多いし、誰かが強く反論したり、追求せねばならん。」
「ははは・・・」
「それに考えなくてよくなったこともあるし。どっこいどっこいだろう。」

「中国と韓国に関してですか? それについても同意です!
 最後まで問題を残してくれましたからな。」
「ニヤリと笑うな。
 まさか化け物共との戦争で荒廃し、消滅するなど都合がよすぎるとしか思えん。」
「作者が嫌っていたからでしょうかね?」
「それこそ、「神のみぞ知る。」だろう。我々にはあまり関係が無い。」

「ですが、それのお蔭で入植もしやすいわけですがね。」
「ほとんどが荒野であり、砂漠だからな。
 オアシスが点在し、そこにへばり付いて生活しているのもいると言うが・・・」
「もはや国家とは言えません。」
「彼等が警戒している“中国何千年の歴史による戦術”も、この世界では同じように消滅しているしな。」

「消滅と言えば、アドルフ・ヒトラーはいるのでしょうか?」
「どうだろうな。この世界のドイツたるカールスラントの皇帝陛下は、前世における明治天皇の様な御方だし・・・」
「台頭しない方がありがたいです。共産主義共々ね。」
「そうだな。もしかしたら案外、楽しく日々を過ごしているかもしれんぞ?」

「想像できませんね。」
「もっと思考を柔らかくした方が良いぞ。そうでなくとも、頭の痛い世界なのだからな。」
「精進します。」
「さて。だいぶ長いもしたし、そろそろ戻るとするか。」

「そうですか。お見送りいたします。」
「別に良いぞ?」
「良いではありませんか。またこうして話せる機会があるとも思えませんし。」
「・・・夢幻会が警戒している“決戦”か?」

「ええ。自分はあり得ると考えています。」
「それで終りとは思えん。継続的に戦闘は続いて行く筈だ。
 彼等が示した“ネウロイの巣”を叩かんかぎりな。」
「ですが、小休止はありうるとおもいます。“オニグモ”の時からなんとなく「相手も無理をしているのでは?」と思えてなりません。」
「希望的観測を述べるとは、多聞丸らしくもない。」

「・・・失礼しました。」
「なに、俺もそう思いたいと思ってはいる。だが、軍人として最悪は考えないとな。」
「はっ!」
「本当に長々と話したな。しつr「長官!」む?」

「や、山本長官もおいででしたか!」
「気にするな。しかし、そんなに急いでどうしたのだ?」
「それが、大陸の深部に強硬偵察してきた偵察機から報告がありまして・・・」
「ふむ、たしか今日実施している奴だったか? 六機使っての深部偵察だと聞いている。」

「その偵察機からの報告が入りました。」
「良くない報せの様だな。」
「はい。

『敵ノ進撃ヲ確認』
『中央部ニ未確認【怪異】ヲ発見』
『取巻キニ“オニグモ”ヲ二体ミユ』
『他ニモ多数ノ【怪異】ガ護衛セリ』
『中央部ノ【怪異】“オニグモ”ヨリモ巨大ナリ』

以上の報告を放った後通信が途絶しました。」



以上です。
次回から本格決戦準備だ!

81 :影響を受ける人:2016/01/05(火) 21:33:09
あ、やべ。
「満腹なり」消すの忘れて投稿しているwww
まあいいかwww

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最終更新:2016年02月14日 22:15