293 :影響を受ける人:2014/04/16(水) 22:26:57
思いついきのストパンネタです。でも制作者はストパンをチョコットしか知りません。
TSネタがあります。複数のネタが出てきます。
この話は嶋田九曜が積極的に外に出ているパターンで、ネウロイを掃討し終わり、平穏な世界がやってきたという設定です。
現在書いている物とは完全に違い、ついでにパワーインフレを起こしています。
今回のネタは良く知らないのに使用しているので、かなり違うと思います。
あくまでもネタで、超番外編です。あしからず。
【この世界の未来はこうなる?】
ある一室で白い髪の少女が目を覚ました。
ユックリ上半身を持ちあげ・・・しばらくボーっとしていたのだが、誰かが入室してきたので顔をそちらに向ける。
そこにいるのは九尾の尻尾を持った、少女よりも白い女性。
「おはよう。折紙。」
「・・・お早うございます。小母様。」
旧名:鳶一折紙、今の名前は九曜折紙と言う少女は、眠そうな目のまま挨拶をする。
そう言えば今日は休日で、学校から九曜葛葉が住む場所に帰ってきていたのだ。
彼女との出会いは、折紙が両親を失った時まで遡る。
両親を目の前で失い、呆然自失で立ちすくんでいた彼女を、事態を収拾するため緊急出撃してきた九曜が発見し保護したのだ。
暴れていた精霊は結局とり逃してしまったが、哀れに思った九曜は一時的に彼女の保護者になった・・・のだが・・・
彼女は才能が有った。過去の九曜よりもはるかに上の才能。
両親の復讐を胸に秘めた折紙は、九曜に対して指導を願い出た。
平和になったこの世界でも九曜の残した実績は凄まじく、子供ながらも白天九尾のお話は良く聞いていた。
だからこそ、彼女は九曜に魔法を習い、復習したかった。
九曜の返答は、意外にもOKであった。
「復讐するのは構いません。ですが、それを両親が喜ぶとでも?」
「・・・それは、わかりません。」
「おそらくですが、喜ばないでしょう。貴方には悪いですが、もう二人は故人・・・
その結果を知ったとしても意味は無く、貴方の自己満足にしかなりません。」
「それでも私は・・・!!」
普段寡黙な少女の激情、それを目の前にし溜息を一つ着いた。
「いいでしょう。教えます。「ホントですか!」ですが、貴方には課題を授けます。」
「・・・構いません。それで、力を得るのなら・・・」
「・・・決意は固いようですね。では・・・」
朝食を食べながら、過去の事を少しだけ思い出していた。
そして思う。
(復讐を終えた後の生きがいを見つけなさい・・・か・・・)
これは最近見つけた。
それは通っている学校で男子に気になる子がおり、できればお嫁さんになりたいという乙女チックなものだった。
そこまで考えると ―将来はお嫁さんになりたい― が、自分の願いとなる。
「・・・えへ♪」
「何笑っているんだ?」
ちょっとお嫁さん姿を思い浮かべて悦に浸っていると、いきなり真横に見たくない奴がいた。
「・・・脅かさないで、十香。」
「む、別に脅かしていないぞ!」
元気いっぱいの少女、夜刀神 十香(やとがみ とおか)は抗議するように言う。
彼女は精霊だ。
294 :影響を受ける人:2014/04/16(水) 22:27:28
だが、九曜に保護され、今は一緒に暮らしている。
憎い精霊だが、“両親を殺した精霊”ではないので、比較的良好な関係・・・だと思われる。
何時まで経っても来ない折紙を探しに来た九曜が、威嚇しあう二人を見つけて溜息をつく。
「十香、何をしているの。折紙も食事を終えたら座学ですから、いそいでね。」
「・・・ハイ、小母様。」
「うう・・・別に何も「何か言った?」うぇ! 何もしてないよ。お母さん!」
十香は慌てて食堂から出ていくと、道場に向かって走っていった。
「まったく、あの子は・・・」
「アグアグ、ゴックン。・・・ごちそうさまです。」
目の前で食器が浮き上がり、水桶から水が上がってきて、目の前で食器を洗い始めても動じずに急いで着替える。
土曜日曜は修行に当てているから、急がなければ。時間は貴重だ。
―――――
午前の座学が終わり(一緒に受けていた十香は愚だってしまった。)。
昼食を食べ終わると今度は実技となる。
「・・・よろしくお願いします。」
「お願いします。」
九曜と真正面に退治した折紙は、木刀を両手に持って構える。
対して九曜は何も構えない。
いや、シールドを丸く長く細く加工したものを握っている。
両者はしばらく対峙していたが、鹿威しの音で折紙が飛び込んだ。
「しっ・・・!」
右の鋭い打ち込み。しかし九曜は余裕で受ける。
すかさず左で攻めるが、受けたシールド棍の先端で受ける。
両手で猛烈に攻撃する。受け流し続ける。
数分はそうして打ち込みをしていたが、九曜の余裕は崩れない。
一旦離れて呼吸を整え・・・力を、魔力を使う。
頭に犬のような耳が生える。そして御尻からは縞模様の尻尾・・・
普通ウィッチには一匹の使い魔だ。しかし折紙は同時に“二匹の使い魔”を使役する事が可能と言う稀有な才能だった。
これを見た九曜は卑弥呼の再来とまで思い。必死に制御を覚えさせた。
幸い暴走する事は無く、今まで安定している。
更に、不老長寿ではない事にも安堵した(折紙は不満げ)。
話を戻して本気を出した折紙を見て、九曜も本気を出す。
シールド棍をさらにもう一本。滞空させるシールド棍を二本更に作成する。
二匹同時使用の彼女は、もはやアウロラとも互角に戦えるほどのスピードと力を手にしている。
更に完全制御の覚醒まであるのだから、九曜もその才能に嫉妬してしまう。
「行きます!」
「きなさい!!」
その稽古の様子を、暇そうに十日は見ていた。
「楽しそうだな・・・」
―――――
その夜、稽古を終えた三人は風呂に入って汗を流し、何時もなら一緒に夕食をとるのだが、今夜は私用で九曜は出かけてしまった。
なので、十香と折紙だけだ。
「むぅぅ・・・お母さんの料理おいしいな。」
「・・・ふて腐れているのか、うれしいのかはっきりして。」
「両方だ!」
そう言ってカボチャのそぼろ煮をパクつく十香をジト目で見る。
「・・・どうだった?」
「今日の稽古か?う~ん・・・そうだな・・・」
「ちがう。そのそぼろ煮、私が作った。」
「え!? ・・・お、美味しかった。」
295 :影響を受ける人:2014/04/16(水) 22:29:12
「・・・そう。」
少しだけ勝ち誇っている様子に、十香は「ぐぬぬ・・・」と唸る。
しかし同時に思うのは、この生活についてだ。
今まで十香はASTとよく戦闘を繰り返していて、人間不信のような状態だった。
扶桑国に出現した時、急いで駆け付けた九曜に攻撃したこともある。
だが、いつまでたっても攻撃しない九曜に興味を持ち、話しかけたのが最初のきっかけだ。
二人だけで話し合い、別れの際に飴玉を貰って帰った。
そして二度目の時、また九曜に出会って彼女の事を信用し保護された。
彼女は世界を知り、現状を知った。
折紙とは九曜をめぐるライバルであるが、良き友人でもある。
最近は自分と対等に戦うので、良い訓練になる。
後にケィキ屋さんを目指す四糸乃(よしの)。
漫才を極めようとしている八舞 耶倶矢(やまい かぐや)と八舞 夕弦(やまい ゆづる)。
打倒、魔王日高舞を目指す誘宵 美九(いざよい みく)。
等々の精霊とも知り合い、より世界を知るようになった。
(これもお母さんのお蔭か・・・)
しみじみと思っていると、折紙が十香の皿からおかずを奪い取る。
「・・・もらい。」
「ああ!! 私の唐揚げ!!!」
喧嘩するほど仲が良い。
―――――
「お待たせしました。辻さんも元気そうですね。」
「まさかまた再転生するとは思っていませんでしたよ。」
「しかも最初の自分だしなぁ・・・」
「南雲さんも・・・今は海上保安庁勤務でしたっけ?」
「ああ、空母の艦長になれそうだ。」
「それにしても、まさかデート・オア・アライブの世界に通じていたとは・・・」
「私も驚きですよ・・・一人じゃどうにも出来そうもないです。」
「とか言っといて、精霊沢山保護しているみたいじゃないですか?」
「南雲さん。邪まな思いを抱いていませんよね」〔ゴゴゴゴゴ・・・・・・〕
「してない!してない!」
「呼ばれて、飛び出て、じゃじゃ「冨永はシネ!!」ミサカミコトォォォォ!!!」〔星になる〕
「まぁ・・・頑張っていきましょ」
「よろしくお願いします。辻さん、南雲さん。」
以上一発ネタです。
デオラ良く知らんのに、立ち読みしただけで書いてみた。
そしてクロスさせて見たかっただけ。
後悔はしているが、折紙の戦闘服がエロい。精霊状態可愛い・・・
でも撃つみたいなのよね。寝る。
最終更新:2016年02月14日 23:18