410 :影響を受ける人:2014/05/16(金) 23:53:05
いないみたいだな・・・投稿しよう。

以前作った魔改造ルーデルネタと、
スレにて出ていたベネットネタ。
アイマスは良く知らないが、噂の双葉杏をウィッチにしてみました。



某所某日。
ある部隊が入っている建物を目指して歩く一人の少女がいた。
服装は扶桑国の様であるが・・・なんというか、ものすごくだらしなく見える。

「なんでアッシが、こんな辺鄙ところに・・・」

彼女の名前は 双葉杏 年齢■■歳「秘密だ。」 使い魔:日本ウサギ。
元々怠け者だった彼女は、両親に「根性を鍛えて貰え!」と言われ、強制的に導術士学校に入学させられた。
なまじウィッチの要素があったのが運の尽きと言えよう。
文句を言いつつも、一応それなり成績を残したのは微妙に人が良から。
最も、サボり癖は全く治らず。むしろ巧妙になってしまい、担任も困り果ててしまった。
しかし諦めきれない両親はそのまま軍隊に入れる。
「ヘタレた性根を叩き直せ!」と言う有り難いお言葉つきで。
最もそれで治れば苦労はしない。
軍生活は厳しく、なかなかサボれなかったのだが・・・慣れてくると何かしら理由をつけて避ける様になってしまった。
イメージはゲ○トの伊丹耀〇のような感じである。
変に実力があるので軍でも困ってしまったが、「厳しい所に派遣してしまえ。」と言う声に派遣が決定してしまった。

「畜生・・・隊長の賭けに乗るんじゃなかった。」

ブツブツ言いながら建物にたどり着くと、溜息を一つして顔をキリリと整える。
とても先ほどまでだらしなく歩いていた人物だとは思えない。
普段からこうだといいのに。「やかましい!」
外見を『私出来ます』と言う風に見繕い、建物内に入る。
中は意外と静かで・・・

「爆弾の資料はどこ?」
「それならあっち。それより弾薬の勘定が合わないけどどうしよう・・・」
「隊長のせいでしょ。また「分割してくれ」って言うと思うから誤魔化しておいて。」
「その隊長はどこだ!!」
「副隊長、つい先ほど、友軍から援護要請があって、飛んで行ってしまいました。」
「その報告がなぜ私に来ない!」
「え? だって、他のストライカー整備中で飛べませんよ?」
「報告くらい寄越せ!!」
「副隊長・・・前回の敵撃破数少なくしないと、皆エースになっちゃやいます。」
「・・・削れ。」

訂正、意外とにぎやかだ。
遣り取りを聞いていた杏はもう帰りたかった。

「めんどくさい、非常に・・・めんどくさい。」

ブツブツ文句を言いながら崩れてしまった顔を整え、話し声が聞こえた扉の前に立った。
そして軽くノック。
すると中の喧騒が消えて静寂がやってきた。

「失礼します・・・」

そろ~りと入ると、中にいた人の視線が集まっていた。
すこし怖気付くが、なけなしの勇気を出してはいる。

「本日付で配属となりました。扶桑国出身 双葉杏です。よろしくお願いします!」
「えっと・・・貴方が。話は聞いていたわ。ようこそ我が隊へ・・・
 あいにく隊長はいないけど。」

副隊長らしき人物が握手を求めてきたので、こちらも手を差し出す。

「よろしくお願いします。」(早くサボって帰ろう。)
「ええ、よろしく。」(よしきた!帰さないわよ!!)

内心まったく違う事を考える二人。
とりあえずソファーに座っていろいろ説明を受ける。
基本的にこの部隊は地上攻撃を主体としているが、もちろんそれだけではやっていけない。
乱戦となれば自分達で防御するしかない。
その護衛の一人として呼ばれた・・・という事らしい。

411 :影響を受ける人:2014/05/16(金) 23:53:40
(うわぁ・・・予想以上に厳しそう。アッシには無理だね。)

そんなことを考えていると、出入口の扉が開いた。
視線を向けると顔に傷がある女性が、ずかずかと入ってくる。

「副隊長、帰った。」
「お帰りなさい。それで戦果は?」
「うむ。大型4、中型13、小型56程だな。最近は私が戦場に出ると敵が逃げるので困る。」
*1))
「戦果が多すぎるから「また分割ですね。わかります。」よろしく頼むぞ。」

副隊長の肩を軽く叩いていく。
信頼してくれるのは嬉しいが、正直自重してほしいと思う。
スカーフェイスの女性、ハンナ・U・ルーデルは、扶桑国の軍服を着た少女を見て首をかしげた。

「だれだ?」
「・・・昨日お渡しした増援のウィッチです。」

杏は印象だけは良くしようと立ち上がり敬礼する。

「本日付で配属となりました。扶桑国出身 双葉杏です。よろしくお願いします!」

元気良く言ったが、内心は関わりたくないという思いでいっぱいだ。
ルーデルに関する噂は良く聞いている。
だからこそ、かかわり合いたくない。
上から下までじっくり見たルーデルは、顎に手を当てていった。

「ふむ・・・(オバサマの国のウィッチ・・・外れはあるまい)気に入ったぞ。僚機を任せる。」
「・・・はい?」

なにを言っているんだコイツは?

「聞こえなかったのか?ロッテを組むと言ったんだ。」
「え・・・ええ!」

厄介ごとを認識し、大いに驚く。
慌てて無理だと言おうとすると、副隊長が両手を包むように握って持ち上げる。

「良かったわね。隊長に気に入られて!」
「え、ちょ。」
「貴方筋がよさそうだし。隊長についていけるわ!」
「うむ、副隊長も目が良いな。はっはっ!」
「いや! アッシは!」
「私はグレールと僚機を組みます。隊長、申し訳ありませんが案内をお願いしても?」
「かまわんぞ。さぁいこう!」
「あ、ちょっ! ひ、ひぱらないで!! 皆さん助けて!」

急な展開に助けをほかの人物に求める。

「「「「「良かったですね隊長! 優秀そうな人が入って!! 私達も安心です!!!」」」」」

神も仏もいなかった。
ズルズル引きずられていくさまは、ドナドナの様にひかれていく子牛の様に見えた。
もっとも、見送る隊員たちの笑顔は綺麗な笑顔だったけれども。
それからと言うモノ、杏に心休まる日々は来なかった。

「そうだ。風邪をひいてやすもう。」
「風邪? 安心しろ。病気も直せるウィッチがウチにはいる。サァ出撃だ!」

「隠れてやり過ごす!」
「ここにいたか。サァ出撃だ!」

「怪我をしたからもう・・・」
「こんなものは怪我の内に入らない。サァ出撃だ!」

何とかサボろうと、今まで培った技術を駆使するが、ハンナには全く意味が無い。
強引に連れ出されて、出撃する毎日だ。
朝は一緒にトレーニング。(牛乳を飲んで吐いた。1月もすると慣れた。)
魔力が切れるまで出撃。(強制回復が出来る栄養剤:扶桑国製を飲んでいたら魔力量が増えて、いらなくなった。)
敵の弾幕に臆することなく突撃していく。(シールドははれるが、回避した方が早く。2月で慣れた。)
お陰で隊の中で二番目に強くなってしまった
更に能力に開眼する。

412 :影響を受ける人:2014/05/16(金) 23:54:14

【加速】

触れたものを加速させる事が出来るという能力で、主にハンナについていくために使っている。
思考は早くならないが、シールドの展開や弾速が加速できるので重宝している。
だけれども・・・さらに過激に攻め始めたハンナについてくのでやっとだ。

「アッシはもう帰りたいでヤンスゥゥゥ!」
「あはははははは!!!」

そんな彼女は後に、『ハンナ・U・ルーデル最高の相棒』と称され、勇敢なウィッチの一人として称賛される。
実態は誰にも知られなかったが・・・



以上です。
消えたけど書き直したぜ!
もう眠い・・・おやすみなさい。

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最終更新:2016年02月14日 23:20

*1 ((破壊神がくりゃぁ、逃げるでしょ