14 :影響を受ける人:2015/04/05(日) 22:41:20
九曜ストパンを元にしております。
ゼロの使い魔を書いておられたヤマグチノボル追悼作品です。
ネタ満載で、女体化表現ありです。
俺様強い表現もあり、独自設定もあります。
説明口調で、淡々と進みます。
そういうモノがお嫌いな方は、読まずにスルーして下さい。
ストライク・ウィッチーズ×提督たちの憂鬱×ゼロの使い魔
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
五つの力を司るペンタゴン。
我の運命に従いし使い魔を召喚せよ!」
小説テンプレ開始のセリフと共に、召喚鏡が出現した。
もうお分かりだろうと思われるが、ゼロの使い魔ヒロインであるルイズが召喚魔法を使用したのだ。
ここまでやれば「ああ、誰か呼び出されるのね。」とわかるだろう。
しかしだ・・・
この魔法を使う時期が全く違うのがミソである。
まずここは学園では無くて、ヴァリエール家の訓練場であること。
次にルイズの年齢がもっと低い事。
召喚の鏡が“ルイズの足元”にできた事。
これらが違う。
「ふぇ?」
「「「「「え?」」」」」
ルイズは急な浮遊感と共に門に吸い込まれて消えた。
それを見ていた大人達と家族は茫然とし・・・そのあと大慌てで騒ぎ始める。
この後は大概予想できるので無視する。
門に吸い込まれたルイズはどうなったかと言うと・・・
「キャン!」
「え?」
テンプレ通り、地球に逆召喚された。
召喚された瞬間を見ていたのは九曜葛葉。
夏の暑い日差し中庭で、水を念動で操って動く立体プールを形成していた時だった。
いきなり右隣に出現した魔力に身構えた九曜であったが、ポンッ!と出てきた少女に目を丸くする。
少女を吐き出した銀色の円盤はもうない。
地面から飛び出る様に出てきて、そのまま地面に落下して悲鳴を上げる少女を見ていた九曜だったが、慌てて駆け寄ると少女は愚図りながらもむくりと起上った。
「ふぇぇ・・・ここ、どこ?」
先程まで違う風景に見知らぬ亜人と人間。
気候まで違っている事には気が付かなかったが、家族と言う身近な安心材料が無いルイズは不安に駆られて泣きだし始めた。
涼を楽しんでいた天皇一家であったが、さすがの闖入者におろおろしてしまう。
その中であまり動じなかったのは九曜のみ。伊達に長生きしていない
ピンクの髪の毛と言う異常な毛髪から、「紛れ込んだアニメ世界の子供かな?」と言う予想をたてつつ優しく声をかける。
「ふえぇぇぇぇぇぇええん!!!」
「大丈夫? 怪我はない?」
「ヒッグ、ヒッグ・・・うん・・・・・・」
泣きながらも答えた少女に「強い子ね。もう大丈夫だから。」といって、回復魔法を掛けながらやさしく撫でると、次第に落ち着いてきたのかグシャグシャの顔で九曜を見上げる。
「ここは・・・・・・グッスン!・・・どこ、ですか・・・」
これが九曜とルイズの出会いである。
15 :影響を受ける人:2015/04/05(日) 22:41:55
―――――
一時的に九曜邸(と言う名の部屋)に保護し、分体を見張りにつけて本隊自ら飛んで
夢幻会会議場に向かう。
タイミングよく集会があったのだ。
長生きのしすぎで殆どのアニメや漫画、小説の類の内容はもう覚えていない。
なんとなく・・・わかるだけだ。
「・・・と、いうわけでして。」
「ピンクの髪の毛・・・」
「名前はルイズ・・・」
そこまで聞くともうわかる。
話を聞いていた冨永がガタンと立ち上がり、
「ルイズ!ルイズ!ルイズ!ルイズぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ルイズルイズルイズぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクン「黙れ、そして死ね。」クギュゥゥゥゥゥ!!」
九曜の雷撃を受けて沈んだ。
そんな騒動を見つつ辻は冷静に答える。
「それは【ゼロの使い魔】ですね。」
「【ゼロの使い魔】・・・ですか?」
「ええ。未完に終わった小説です。作者が闘病の末に無くなってしまいましてね・・・」
「そうですか・・・」
作品のタイトルを聞いて「なんだそりゃ?」と思っていると、夢幻会メンバー次から次に原作知識を言い始めた。
「本当なら“平賀才人”が呼び出されるんだがなぁ。」
「そうそう、そんでキスで使い魔契約。」
「若い子のキスか・・・俺等、中身爺だけどいいよね~」
「最初はギーシュとか言う貴族と戦って勝つんだっけか?」
「ああ、ボロボロになって看病を受ける。」
「俺、風邪ひいたら嫁に「早く直して仕事いけ」って言われた・・・」
「「「ドンマイ」」」
「そんで次が・・・フケっだけ?」
「【土砂崩れのフーケ】だったと思うぞ。」
「いや。【土人形のブーケ】じゃなかったか?」
「まあ、盗賊と戦うんだよな。」
こうして集まる知識・・・二次創作な知識も有ったりするが、おおむね間違いの無いモノが集まった。
さすがヲタク集団夢幻会。この辺は頼りになる。
「それで、どうするのですか?」
「ふむ・・・」
辻に問われた九曜であったが、出来れば元の世界に返してやりたいと思っている。
しかし、話の内容によると国の戦争に巻き込まれるのは必至だ。
ならば知識だけでも授けてやりたいと思う。
方針を決めた九曜は夢幻会メンバーに話すと、幾人か協力してくれることとなった。
―――――
ルイズは九曜邸に泊まり込みで修業する事になった。
最も帰ること前提ではあったが・・・
それでも体を動かすことで不安を紛らわせることは出来、九曜葛葉と言う包容力のある母親の様な存在が居てくれたので、安心感があったというのもあるだろう。
厳しくもやさしい九曜葛葉は、まさに理想と言っていい母親で、父親でもある。
嶋田繁太郎であったころの経験を生かし、政治にも強くしようという意思があったからだ。
ルイズの才能は・・・凄まじいものだった。
二次創作ではアンチモノもあったが、努力する姿勢は凄まじい物が有った。
元々あちらでは魔法の才能無しとまで言われていたが、ストパンの魔法とは原理がまったく違うことが作用したのか、強力なウィッチに成長していく。
九曜直伝のシールド魔法技術もさることながら、高圧力魔法攻撃もお手の物。
制御系も根気よく学び、何度も反芻する。
母親の遺伝か、接近戦にも強くて教えがいのある生徒だった。
辻には経済学などを学び。
近衛には政治を、杉山からは陸軍の知識を、山本からは海軍の知識を・・・
教えれば教えるほど吸収していくルイズに、夢幻会メンバーも瞠目した。
さすがの九曜もこちらの技術だけを学ばせるだけではなく、ルイズの故郷の魔法も教える。
魔法を一字一句間違えずに覚えていたルイズの記憶力に嫉妬しつつ、こちらの指導なりに教えていくのだが・・・相変わらず爆発している。
16 :影響を受ける人:2015/04/05(日) 22:42:34
「うう・・・」
「ふむ、これは・・・
もう一度お願いできますか?」
「でも先生、また爆発で終わりますよ・・・」
「大丈夫です。今度は私が制御に回ります。」
「はい・・・」
相変わらず自信が持てないルイズであったが、同調しての魔法行使は旨く行った。
(うわぁ・・・ 先生の存在感が起きい!)
(おお。これって、過去の自分よりも魔力量が多いし。質も良くない?
何? 虚無の魔法って、ここまで質と量ないといけないの!?)
「では、呪文を唱えて下さい。」
「はい!」
(音の並び、リズム、流れは良いな・・・って! 注入される魔力の量が多すぎる!
魔力の量が、術式の耐久値を超えてしまう!)
(あれ? なんか抑え気味・・・)
(ぬぉぉぉぉぉ! これ以上入れないでぇぇぇぇぇ!!)
まぁ・・・トラブルは付き物だ。
兎にも角にも原因を把握した九曜は、すぐさま抑制型制御系の道具の政策に入った。
同時にルイズに解説もする。
- 魔力貯蔵量がかなり大きい。しかし回復量はそれほどではなく、貯蔵スピードは常人並。
- 魔力の出力が高すぎる為に術式が耐えられず、崩壊してしまう。これが爆発の原因。
- 爆発にする際に崩壊した術式が他の術式に干渉、強制解除する事がある。
- 爆圧による殺傷効果が有る。体内で炸裂させれば必殺になる。
- 消費される魔力はそれほどでも無く、大半が自分の魔力に還元される。
- 出力を抑えれば、地水火風どれでも扱えるようになる可能性が高い。
- 恐らく中心属性が “虚無”であることが影響していると判断される。
と言われたのだが、ルイズはどうもピンとこない。
仕方がないので水を使った説明をして、何とか理解してもらった。
それからと言うモノ、制御系中心の修行ばかり。
泣き言を言いそうになるのだが、適宜休息と小旅行の温泉巡りを入れているので問題なくこなせるようにした。
美味しいご飯とお風呂のコンボはすごいのです。
封環が完成した後も制御系の修行は続いた。
何時までも封環が持つとは限らないし、メンテする人物がハルケギニアに行くわけにはいかないからだ。
過酷ではあったもののルイズは耐える。
それを見つつ、九曜は帰還を成功させるための準備と調査を慎重に行った。
帰還ゲートは現れた場所だ。
未だに魔力の歪みと思しき影響が見えるので、それを利用しない手は無い。
倉崎と共同で研究している異空間ゲートを応用すれば、行けそうだとはわかっている。
だが皇居で行うから、どうしても慎重にならざる負えなかった。
三年と言う月日が流れ、帰還できる目途が立ち、報告に行くと彼女は困り果ててしまう。
ここに残りたい。ずっといたい。
その思いが出来てしまっていたのだ。
しかし家族に会いたいという思いもある。
悩みに悩んで部屋から出てこなくなってしまう。
しかしどうしても決断が出来ない。
だから仲良くなっていた皇女に相談する事にした。
「どうしたらいいのでしょうか・・・」
「私は友であるソナタと別れるのは辛い。
しかしだ・・・三年もの間会えていない家族は、更に寂しい思いをしているのではないか?
無論、帰ったらこちらに来ることは出来なる可能性は有る。」
「そう、ですよね・・・」
「しかしなぁ・・・飽く迄も可能性じゃ。
努力すればこちらと自由に行き来できるようになるかもしれんぞ?」
「え?」
「だって、そうであろう?
そなたは九曜ですらできない並行世界移動を、事故とはいえ行ったのじゃ。
長い時間がかかるであろうが、努力してできないはずがないであろう。」
「そうか・・・そうですよね!
初めから諦めるなんて、私らしくない!」
「うむ! それでこそルイズじゃ!」
17 :影響を受ける人:2015/04/05(日) 22:43:10
これを切掛けにさらに努力をし始めたルイズは、もう一年だけ待ってもらうようにお願いする。
九曜・倉崎が作り上げた転移装置を、あちらで作り上げてこちらと繋げるという壮大な計画の為に。
九曜は反対したが、倉崎や辻は賛成に回る。
倉崎はあちらの魔法を取り込んだ技術が欲しかったし、辻は緑の革命に匹敵する遺伝子情報を欲しがったからだ。
ルイズの思いに根負けした九曜は、更に修行をかす。
ある意味三人目の娘の様なルイズを、戦乱が巻き起こる世界でも生き残れるようにしたかったから。
その一年は思い出を強く、深く作る様にして過ごした。
なるべく一緒にいて、なるべく一緒に食事をして、なるべく一緒に寝て・・・
親子の様に過ごした。
―――――
ルイズの魔力を封じ込めた要石を配置したストーンサークル。
小さいながらも九曜の魔力も上乗せした増幅装置だ。
倉崎重工の試作品お披露目という事で機材を運び込んだ中庭で、ルイズは緊張気味に座って設置作業を見詰めている。
四年と言う歳月は、彼女をさらに成長させていた。
原作と比べると背は高く胸もある。
何よりも凛々しい、という表現が見合う少女になっている。
扶桑陸軍正式ウィッチ戦闘服に身を包んだルイズは、御茶を飲んで気分を落ち着けようとする。
「やあ。」
「あ、辻さん。」
声を掛けられたので振り返ると、御世話になった夢幻会メンバーが来ていた。
「今日でお別れと思うと、寂しいですね。」
「本当ですね。君が来たのが昨日の事のように思い出せるよ。」
「東條さんに、杉山さん・・・」
「結局使い魔はあちらで見つけるのかい?」
「はい。その方がいいだろうと先生も言っていますし。」
「一番別れたくないのは嶋田だろうな。」
山本五十六の視線の先で指示を出す九曜を見ながら呟く。
「ある意味、再び今生の別れになるんだ。辛くないはずがない。」
「・・・」
ルイズとしても辛い。
二人目の母親である九曜だが、今まで「先生」としか呼んだ事が無い。
これは九曜が最初に言い含めた事であり。情を掛けないようにした結果だ。
しかし・・・ルイズはこの世界で初めて出会った九曜に依存した。
今は大丈夫だが、未知の世界に来て安心できる要素が彼女しかなかったからだ。
「準備完了です!」
無慈悲な宣告が下りた。
立ち上がり、夢幻会メンバーを見渡す。
余り関わりの無い人もいるが、恩師ともいえる人もいる。
「皆さん、この四年間。本当にありがとうございました。」
そして次に天皇家御家族にお辞儀する。
「迷い込んだ私を受け入れて下さった天皇家の皆様。
この御礼はどれほどの事をすれば返す事が出来るのか、わかりません。
ですが、今私にできるのは、只お礼を述べる事だけです。
本当に、有難うございます。」
18 :影響を受ける人:2015/04/05(日) 22:43:53
深く、深い綺麗なお辞儀に、陛下の目に涙があるのは見間違いではない。
陛下にとっても娘の様な存在だった。それが居なくなるというのは寂しいものがある。
皇女も、涙を目に溜めて決壊しそうになっている。
しかしそれを振り切ってルイズは装置の中心部に向かう。
装置の傍を通り、巨大な要石を少しだけ見やる。視線を前に移せば、良く知る女性がいた。
「先生・・・」
「これで、お別れですね。」
最後の調整をしていた九曜が装置の真ん中で待っていた。
「貴方が来た時は本当に驚きましたよ。暗殺者が奇襲をかけてきたのかと思いましたしね。」
「むぅ・・・ そんなの、昔は出来ませんよ。」
「ふふ、そうですね。」
クスクス笑う先生に、頬が膨れてしまう。
次の瞬間には苦笑してしまうのだが。
「さて、私はコレで・・・」
九曜は別れも言わずにストーンサークルの外に出ていこうとする。
これが最後の機会。
そう思って振り返ってその背中に小さく呟いた。
“ありがとう。お母さん”
聴力もいい九曜がその呟きを逃がす事は無かった。
僅かに歩みを止めたのがいい証拠だろう。だが、そのままサークルから出ていった。
ルイズはそれでよかった。自分の思いを伝えられたから。
中心に立つと召喚魔法を唱える。
あの時、自分をこの世界に飛ばした魔法。
不安はあるけれど、協力してくれた人たちを信じるのみ。
機構が作動し、要石が淡い光を放ち始める。
空間に干渉し、その効果を増幅していく。
そして・・・召喚門はあっさり開いた。今度は足元ではなく目の前に。
沢山ある荷物を担ぎ、一度振り返り全員を見渡す。
計器を見て記録をとるものが大半だが、夢幻会メンバーと天皇一家、九曜はこちらを優しく見つめている。
「それでは・・・
行ってきます!」
そう言ってルイズは門に飛び込んだ。
すぐさま門は小さくなり始め、一秒も経たずに消え去った。
あっと言う間の別れ。
どこからともなく嗚咽の声が聞こえ始める。
九曜は只思う。元気に、精一杯生きていって欲しいと。
19 :影響を受ける人:2015/04/05(日) 22:44:35
―――――
その後の話をしよう。
ルイズは無事に帰還した。
訓練場に突如出現した事に驚いた兵士達だったが、そのまますぐに取り囲んだのは訓練が行き届いている証拠だろう。
しかしすぐさま飛び込んできたカリーヌがルイズであると一目で確信し、それほどトラブルも無く再開できた。
そして驚くべきことにこちらの世界では、二年しか時間が経っていないことが分かった。
二年も年を食ってしまった事に嘆いたが、とにかく自分が置かれていた境遇を説明する事にする。
最初は精神の異常を疑われたが、手回し発電機や電球と言ったものを見せると納得してくれた。
精神的にも成長して帰ってきた事は嬉しいが、それを自分でなせ無かった事に悔しい思いをする母親。
何よりも無事に帰ってきたことに大喜びの父親。
あちらの魔法技術に興味津々の長女。
体を診断するために現れたチビ九曜をかわいがる次女。
ちょっとしたカオスがしばらく展開された。
次女の病気はチビ九曜の診断により治療可能と太鼓判を押され、持って来た医術書を長女に研究してもらう事で三年越しの治療により完治する。
新しい概念を、こちらの技術にフィードバックする事で更に研究にのめり込む長女に母親は「また婚期が伸びる」と嘆いたそうな。
さて、ルイズだが取りあえず原作同様に学院に入学する。
しかしキュルケのからかいを簡単にあしらいつつも、良きライバル、良き友として過ごしていく事になった。
タバサとも知り合いになり、戦闘技術の研鑽に余念がない。
そして原作開始の使い魔呼び出しだが・・・平賀才人は呼び出されず、代わりに希少なバード・ワイバーン(イメージ:自立飛行可能な始祖鳥)を呼び出して使い魔とした。
ウィッチとしての契約もあり、更に強くなったルイズだが、強大な二人の女性を知る身としては強くなった実感がわかなかったという。
基本的に平賀才人抜きで物語は進んでいくが問題は無かった。
九曜の元で習った知識を武器に、あの手この手を使って回避をしつづける。
最終的に残った大陸浮上問題を、半永久資源採掘計画で資源にしてしまおうという反則的な思い付きにより聖戦を頓挫させた。
この頃には魔道機械類が出来始めていて、その燃料に風石がとてもよかったのだ。
勝手に増えるなら、それを利用すればいい。
各国が国外の領地獲得に目を向け始めていた・・・いわゆる大航海時代の到来だ。
原作を崩壊させたルイズは、適当な貴族と結婚・・・せずにどこかに消えた。
ただ実家には帰省したりしていたので行方不明ではない。
お分かりかもしれないが、ルイズは十年以上かけて虚無魔法【ワールドゲート】を利用した儀式呪文【ワームホール】を完成させて、九曜の元に渡っているだけである。
時間の差は解消されているから、歳を一方的にとる事は無い。
「ただいまー! ・・・って、あなただれ?」
「私? 九曜折紙。」
「九曜・・・ですって!?」
「養子だけど。」
九曜さんの苦労はふえるかもしれないけどね。
以上です。
気分を変えて一発ネタにしてみました。
最終更新:2016年02月14日 23:20