746. yukikaze 2011/10/30(日) 14:03:06
「遺憾の意」シリーズ第二弾。突きつけられた国家はさてどうなる?

「一連の海賊行為について、政府として誠に遺憾である。故に我が国は問題の解決に向け、善処するだろう」

この報が全世界に流れたとき、大多数の人間はそれが何を意味しているのか分からなかった。
それもまた当然であろう。何しろ「誠に遺憾」という表現が、大日本帝国首相の口から発せられたのは
歴代を通じてこれが最初であったからだ。
もっとも「国際法」とか「国際慣習」とかを少しでも理解していれば、半島の指導者達は自分のやらかしたことが
どのような結末を迎えるかくらい簡単に想像できたはずなのであるが、残念ながら彼らにそういった
概念は欠片も存在していなかった。王宮に事実上軟禁されている皇帝をのぞいては。

現在でも「馬鹿が血迷って自爆した」「学習能力がない」と自国民からすら酷評を受けている半島の挑発行為であるが
そのような馬鹿なことをしでかした最大の要因は、自らを厚く遇してくれない日本に対する逆恨みであった。
彼らからすれば「裏切り者を粛清して恭順した」という気分だったのだろうが、日本政府からすれば「近代国家としての価値なし」
と、完全に見切りをつけられただけにすぎなかった。
そして「反日狩り」を名目とした醜い権力争いに遂に堪忍袋の緒が切れた洪中将率いる救国軍事クーデターにより
一旦は混乱が収まったものの、改革による激務により洪中将が亡くなって以降は、彼ほどの見識を備えた人物は
現れず国政は混乱。そして彼らが権力維持のための手段として使ったのが、「内の不満を外にそらす」という
過去多くの権力者が利用し、無残に失敗した手であった。

そして彼らは自らの愚行の代償を支払うことになる。
竹島や間島の領有権主張なら、まだ経済制裁だけで済んだかもしれないが、漁業権の保護と称して
立ち入り禁止領域を勝手に設定し、問答無用で日本漁船を拿捕し、更に同決定を止めようとした
皇帝を軟禁。とどめにドイツとの関係強化を裏で図ったりなどしては、自らの死刑執行書に署名するものである。

半島の政府がきれいさっぱり消滅したのは、宣言からわずか一週間後にすぎなかった。

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最終更新:2012年01月02日 19:49