その日、501基地は賑やかであった
そう、芳佳とエイラのおばあちゃんである、九曜葛葉の誕生日だったのである

九曜さんはちょうど、ミーナさんと一緒にロンドンへ出張に出かけており
残った少女達がパーティの準備をしていたのである


リーネちゃんと私はケーキなどの料理を作り、ルッキーニちゃんは部屋の飾り付けなどをバルクホルン達に手伝ってもらいながら飾り付けています

そしてエイラさんですが・・・・

「クッ、この・・・!」
「そうそう。あ、その棒はこちらに通して」
「コウか?」
エイラさんはサーニャちゃんに教わりながら、マフラーを編んでいます
なんでも、これから寒くなるだろうからプレセントするだとか
不器用なエイラさんですが、あと少しで終わりそうです

サーニャちゃんも手袋を編んでいて、これをプレゼントするみたいです
私も、ロンドンに行った時にふかふかのクッションがありましたから、それを買いました

こうして、皆さんが楽しく準備をしていると、扉が開きました
入って来た、おばあちゃんに向けて皆で一斉に


「「「「お誕生日おめでとう!!」」」」


楽しい一日になりそうです!!



おまけ

アフリカの某所
「よし、師匠のプレゼントが準備できた!」
「ティナ、それは準備できたとは言わないわよ。ロンメル将軍からガメて来たものじゃない」
「副委員長こそ、モンティから高級ウィスキーを取って来たじゃないか」
「あら?正当な権利よ。あんたはイカサマな賭けをしたじゃない」
「あの高級ワインを眠らせるには勿体なすぎだ!」
こうして、二人はいそいそとプレゼント準備する。アフリカのみんなと一緒に撮った写真と共に


ブリタニアの某所
「うーん・・・やっぱり先生はお茶が好きかな?教え子の写真と一緒に送ろうか」
「教官、何してるんですか?」
「これ?私の先生に贈るものなの」
ウィルマは紅茶と教え子達の写真と指導の感謝のメッセージを書く


ノイエカールスラントの某所
「ふむ・・・・こんなものか。あとはこれと」
「ハンナおねえ―ちゃん?何してるのー?」
「む・・・なに、お世話になったオバサマにお返ししてるんだ。きみも書きたまえ」
「うん、書くー!」
ルーデルは婚約者と一緒の写真を取り、今度オバサマに紹介したいですとメッセージを添える。プレゼントのカピバラと一緒に


ロマーニャの某所
「できた・・・。九曜様も喜んでくれるかも」
「おおー。いい服じゃないか。俺にも作ってくれよ」
「大将はすでに何枚かあるじゃないですか。それに大将も何か準備で来ました?」
「ちぇ・・・・俺は、カバメントでも贈ろうかと思ってんだ。こう金ぴかのをな」
「ほどほどにね」
苦笑したルチアナとドミニカはプレゼントを包む


スオムスの某所
「よーし、これでいいだろう」
「何してるんですか?ヴィーナを持って」
「何、オバサマに贈ろうかと思ってな。リリィはどうする?」
「スオムスの郷土料理を味わって頂きたいと思いまして、シュールストレミングとサルミサッキを用意してきました」
(この子絶対天然だよなあ。悪意が無い分、タチが悪いとも言うが)
リリーシャは治癒魔法で救えた患者達と一緒の写真で感謝のメッセージを
アウロラは二パの面白墜落シーン写真集を用意する


アンドラの某所
「これが、親友のマリアです」「空気が上手いニャー」「可愛かったあの頃のイリスを返して」
写真とぜひ遊びに来て下さいのメッセージを


リベリオンの某所
「・・・これでよし」
サラの目の前には手作りのトーテムポールが



こうして、世界中から、九曜さんへのプレゼントが用意された。
このプレゼントを

「みゅ~!!」

チビ九曜が頑張って回収しました

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最終更新:2016年02月15日 01:38