九曜ストパンのアグレッシブルートです。
TSがあります。
魔改造があります。
ORETUEEE!が入っています。
以上の要素が嫌いな方はPCを破壊せず、押し入れに封印してください。



――ミーナ視点――

いや~ちょうどよかったわ。
マロニー大将が新兵器・・・ウォーロックのネウロイコアの再封印を願い出てくれて。
まさかネウロイの核を使用した兵器を作っていたなんて知らなかったけど、渡りに船だったわね。
今日は司令の誕生日で、どうやって連れ出そうかと考えていたけど・・・

「マロニー大将、少しやつれていましたね。」
「仕方が無いでしょう。混成部隊の資金運用は難しいですから。」

そうよね。
設立を考えていた当初はあんまり考えていなかったけど、国別でストライカーが違うし。
使用する武器だって違う。
同じ20mm機関砲と言っても、相関性が無かったり・・・
いやぁ・・・そこまで考えていなかった。

司令が、共通化が進んでいる武器をメインに選んでいてくれているから、多少整備に余裕がある。
でも共通化が進んでいるとはいえ、他国から武器を持ってくるとなると輸入になってお金がかかる。
そりゃ、最初は渋ったり、厭味ったらしく見るわけだわ・・・
そんなマロニー大将・・・司令に惚れているのよね。
今日も誕生日だと知って花束用意していたし、お酒まで準備していた。

でも残念ね。
皆から「晩御飯を一緒にしたい」っていう御願されているからね♪
司令も惚れられて入れている事に気が付いているけど、旦那さんに操をたてているみたいだから脈が無いのに、大将は気が付かないのかしら?
若さで勝負するつもり・・・?
司令から見れば、現人類皆年下なんだけど・・・

「基地が見えた来ましたね。」
「そうですね。着陸しますよ。」
「はい。」

それにしても・・・司令の尻尾の何と言うモコモコ感!
ふわふわで、温かくて、優しく包んでくれるこの感じ・・・ いいわぁ・・・
あの子達が司令(の尻尾)に抱き着くのもわかる。
ああ・・・ 地面が近づいてきている・・・
この至福の時間も終りね・・・

地面に立つと、美緒が出向かえてくれていた。
ふむ。どうやら準備は終わっているみたいね。
出迎えがエーリカなら、まだだったんだけど・・・

「皆、食堂で待っていますよ。」
「少し遅くなりましたし、急ぐとしましょう。」

美緒を先頭に基地内部に入っていく。

「今日は何かしらね?」
「用意は皆でやっていました。驚きますよ。」
「・・・美緒も?」
「・・・・・・何もしていません。せいぜい材料を切った程度です。」

よ、よかった~!
もし、また作っていたら罰ゲームになってしまう!
細々とした事を話していると、食堂の前に到着した。
すると美緒が横にどいて道を譲る。

「まずは司令から、どうぞ。」

司令はちょっとだけ疑問に思ったみたいだけど、すぐに扉を開いた。
そして・・・

「「「「お誕生日おめでとう!!」」」」

――第三者視点――

「えっと・・・・・・」

若干驚いてはいた。
中に人気が有るのはわかりきっていたし、特に驚く事ではない。
しかし妙に息を押し殺しているように思えて、疑問だった。
そして扉を開けたら、いきなりお祝いされた。
嬉しい事は嬉しいのだが・・・

「ありがとう。」

自分は笑顔だろうか?
ぎこちなくはないだろうか?
歳をとるという事は自分にはほとんど無意味。
不老長寿である自分には、年が増えてもうれしさなどない。
ただ数える年月が増えるだけ。

天皇家に仕えてからは、自分の誕生祝などした事が無い。
昔は年の重ね方が違っていたし・・・
等と考えていると、芳佳が少しだけ悲しそうな顔になった。

「おばあちゃん、嬉しく・・・ない?」
「そ、そんな事無いわ!」

慌てて近寄り、目線を合わせた。

「ただ・・・」
「ただ?」
「誕生日祝いなんて本当に久しぶりすぎて、戸惑っていただけよ。」

そう言ってほほ笑むと、安心してくれたのか笑顔になった。

「まあ、400歳近いしな。」
「フン!」
「ぐほ!」

KYな爆乳ウサギを、予知キツネが肘鉄を喰らわせて黙らせた。
それを見て皆が笑う。
そして始まるパーティー・・・

サーニャが歌うと芳佳も歌う。
ルッキーニが教えてもらった魔法で芸を見せる。
シャーロットが秘密に特訓して覚えた料理を振舞う。
エイラとバルクホルンが協同でマジックを見せると歓声が沸いた。
エーリカもペリーヌと組んで、負けじと即席の芸を見せて皆の注目を奪う。
美緒は「これが成果だ。」と言って抜刀。丸太を刀で切り刻んで、荒いながらも九曜を掘り上げる。
リネットがケーキを持ってくると、ミーナがお酒を持って来た。
整備班や博士まで乱入してきたが、皆に振舞えるぐらいの食事の量があったので問題ない。

楽しくも賑やかな時間・・・
プレゼントを受け取り、九曜は久々に己の生まれを祝った。

―翌日―

昨夜は騒いだが、今朝からいつも通りの生活にもどった。
少々名残惜しいとは思うが、今は戦時なのだから仕方がない。
だが・・・九曜の机には、501部隊皆で撮った写真が飾られており、その隣にはライトニング・フォックスメンバーが映っている写真がある。
501部隊は、第二のライトニング・フォックスとして育成しているようなもの。
彼女達を生き残らせる術を叩き込む。
そのつもりで九曜はここにいる。

――オマケ――
翌日から九曜宛の荷物が届いたので、ミーナと共に見ていく。

マルセイユとマイルズのプレゼント
「御酒ね・・・(これ、絶対賭けで得たものでしょうね。)
 写真は・・・うん。マイルズの方は良い顔の子達ね。マルセイユは自分の夢をかなえている途中みたい。」
「御相伴させていただいてもいいでしょうか?」
「二人で飲みましょうか。」

ヘルミオーネ・ゲーリングのプレゼント
「あの子特性のウィンナーか。おつまみとしていただきましょう。」
「司令、私も食べたい。」
「・・・いいけど。(最近ミーナの食欲が上がっているような気が・・・?)」

ルチアナ・マッツェイとドミニカ・S・ジェンタイルのプレゼント
「わぁ・・・素敵ですね。」
「そうね。(よかった~。あいつらの影響を受けてコスプレ衣装になっていなくて・・・)」
「で、こっちはゴツイですね・・・キラキラしているし。」
「あはは・・・ドミニカらしいと言えばらしいけど・・・」

ウィルマ・ビショップのプレゼント
「特に異常はないみたいね。」
「何かあったんですか?」
「昔ちょっと事故に巻き込まれてね・・・ 元気に教官やっているみたいで安心。」
「そうですか。(深くは聞かない方がよさそうね)」

菅野直枝のプレゼント。
「本ですか?」
「民謡なんかを纏めた物の様ね。自分でまとめたのかな?」
「え! あのクラッシャーが・・・い、以外だ。」
「あの子。口調と戦闘は荒々しいけど、以外と頭は良いし詩集とかもするのよ?」

佐藤華乃のプレゼント。
「魚のミイラ?」
「干物よ・・・実家が魚屋さんだから・・・」
「うわっ!これ、おっきぃぃ!!」
「・・・(ウツボの干物って・・・)
 慌てると方言が出るの名乗ったのかしら?」

リリーシャ・カステヘルミ・アホカイネとアウロラのプレゼント。
「好意だけ頂きましょう。」
「そうしましょう」
「きつすぎる匂いは駄目なのよね・・・」
「いや、これって兵器ですよ。流石の私でも無理です・・・・・・」
「それでこれは・・・墜落現場?」
「良く生きていますね・・・ あ、お尻丸出し・・・」

イリス・モンフォートとアイアネス・アッカーソンのプレゼント。
「写真・・・三人だけ?」
「ウィッチは両側の二人だけよ。」
「あ、手紙がありますね。」
「『可愛かったあの頃のイリスを返して』・・・アハハハハ・・・・・・」

サラディナ・レイノルズのプレゼント。
「一番大きですね。」
「サラ・・・もうちょっと考えて欲しいわ。」
「食堂に飾りますか?」
「そうね。」

ルーデルのプレゼント
「はぁ・・・」(写真を見て頭を抱える)
「うそぉ・・・」(写真と手紙を見比べて驚愕)

その頃の夢幻会
「うはははははは!!」
「ちくしょー!」
「なんで・・・なんで倉崎の爺に、ライトニング・フォックスからプレゼントが届くんだ!!」
「あたりまえじゃないですか。
 彼女等が使っている物いくつかが、倉崎製なのですから。ねえ、山本さん。」
「辻よ・・・それを言っていかん。」

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最終更新:2016年02月15日 01:40