ロマーニャの某所。そこに荷物を積んでいるウィッチがいた

「よいしょ・・・・これで最後か」
「大将ー。荷物積み終わりましたか?」
「おー。いま終わったところだ。運転頼むわ」
「分かりました。皆さん行ってきます」

そう言って、二人のウィッチ、ルチアナ・マッツェイとドミニカ・S・ジェンタイルはトラックに乗って移動を開始する


道中は何事もなく進む。
ドミニカは手を頭に組み、ガムをくちゃくちゃ噛みながらぼんやりとしている
ルチアナは真面目に運転を続ける


「大将。先生と会うの久しぶりですね」
「ああ・・・」
「501の部隊に居られるようですが、あそこの部隊も楽しみですね」
「ああ・・・」
「・・・?体悪いんですか?」
「・・・いや、なに」
ドミニカはドアの外を見ながら

「・・・俺はライトニングフォックスとして胡坐をかいてしまったなあと
結果、ヴェネッツイアはネウロイに取られ、このざまよ。師匠に会う顔がねえよ」
「そんなことないですよ」
ルチアナは運転しながら言う

「大将は皆さんを守るために自ら殿に立ったじゃないですか。そのお蔭で民間人や基地の皆さんが助かったですよ。
先生は褒められこそすれ、怒られることはありませんよ」
「・・・・そうか」


ふと、空を仰ぎ見る。そこには青空が続いていた


「・・・・帰ろう。帰れば、また来れるから」
「それは・・・先生がお話ししてくれた。キス島の撤退戦ですね」
「ああ・・・味方がネウロイ戦力圏内に取り残された状態でどうやって救出するかという
シミュレーション戦略物だったな。急いで救出しないと焦る俺たちに、師匠が言ったんだよな」
「そうですね・・・・私たちもいつか帰れますね。あそこに」
「帰ろう。絶対に帰らないとな」


この後、二人は501基地に入り、みんなと一緒に九曜さんの誕生日を祝ったのであった・・・





おまけ

とあるテントの中で二人が揉めていた
「離せ!!マイルズ!!」
「離すものか!!」
二人が争っている理由。それは

「海のすぐ向こうに師匠がいるんだぞ!それに今日は誕生日だ!祝わせろ!!」
「馬鹿たれ!!今が大事な時期だとわかってんの!?」
この争いは加東によって止められた

「ティナ、行きたがってるのは分かるけど、ネウロイが出てきたの。すぐに行ってきて頂戴」
「ネウロイの馬鹿野郎ーーーー!!!!」

この後、無茶苦茶殲滅した。
なお、お祝いはちゃんと届けました


おまけその2
「先生は今度地中海にいると聞いたのであります。地中海は蛸が沢山とれるので、タコ焼きの道具と材料を送るのでありますよ!」
佐藤が大量のタコ焼きの材料とタコ焼き道具を送り

「キス島撤退戦のお話しカッコよかった・・・・。これをウィッチに変えてってと」
菅野がキス島のお話を書いた本を送り

「トナカイのお肉は美味しいですよね」
リリィがトナカイの肉を送り

「師匠気に入ってくれるかな?」
「だにゃー」
脳筋ズは故郷の羊から刈り取った毛で編んだ服とズボンを送り

(去年は大きすぎると怒られた。なら、今年は怒られないように小さいサイズで)
サラが米粒サイズのトーテムポールを作り

『子供が生まれました』
というメッセージが書かれた写真を送るルーデル


こうして、各々が用意した誕生日プレゼントをチビ九曜が回収したである。

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最終更新:2016年02月15日 01:45