今日はワタシの誕生日ナンダナ!

ネウロイが襲撃が激しい日々だけど、今日はスオムストップエースの誕生日とあって
基地の皆がお祝いしてくれたゾー!

整備士は勿論、ハッセ、ラプラ、隊長もプレゼントくれたヨ!
でも、シュールストレミングはカンベンナ

二パも珍しく、今日の出撃では不幸な目にアワなかった。
プレゼントは二パとお揃いのセーターくれたけど、直ぐに雷が二パに直撃して
服が焦げちゃったから、二パに上げたケドナ

お姉ちゃんからもプレゼントモラッタけど、アリスの服は良い年してるから着ないヨ


今日は楽しい一日でもっと騒ぎたかったケド、明日もネウロイの侵攻が来るカモ知れないから
もう寝ないといけない。それじゃ、お休みナンダナ(・x・)






ふと、気が付いてみれば私は荒野に立っていた
普通の人間なら慌てるところだろうけど、私はここが何か知っていた。
だから、後ろから声が聞こえても驚くことはなかった

「お誕生日おめでとう。エイラ」
「オバサマ!!」
私はすぐに振り返って、その人物に抱き付いた

「オバサマに会いたかったゾ!」
「もう、甘えん坊ね。エイラは」
「私はオバサマの事がダーイスキなんだから!」
「うふふふ。そうだったわね」

ここは、私の大好きなオバサマと会える機会なんだからな!

「二パの奴ね、今日は珍しく不幸な目に合わないなーと思ったら、最後の最後に不幸が来たンダヨ!」
「あらら、それは大変だったねえ」
私は、その日に起こったことを楽しく大げさに伝えた。
オバサマも私の話を聞いて楽しそうだった。


そんな事が続いて、ふと、オバサマが思い出したかのように
「先ほども言いましたがエイラお誕生日おめでとう。私からもプレゼント渡します」
「えっ?ホント!オバサマからもプレゼントくれるの!?」
「そうですよ。はい、これが私からのプレゼント」
そういって、渡してくれたのは

「これは・・・ミサンガ?」
「そうよ。あなたの事を守ってくれるお守りよ」
「オバサマ・・・・ありがとう!大切にスルヨ!」
「うふふふ。大切にしすぎて、無くしちゃダメよ」
「もー。私はそんな子供みたいなことシナイゾー」

私が膨れていると、オバサマが頭を撫でてくれた

「ごめんごめん・・・・でも、私はあなたの事が心配なのよ。
        • 遠く離れても、私の大切な子なのよ。あなたの事でもしもの事があると・・・」
「オバサマ・・・約束する!オバサマを悲しむようなことは絶対しないと約束する!!」
「ありがとう・・・それじゃあ、またね」
「ウン、またね!オバサマ!!」


翌朝、目覚めてみれば、手首にミサンガが巻いていて、とても嬉しかったんダゾ!







その後、スオムスに迫ってきた超巨大ネウロイを皆で撃破したんダナ
その時に、不覚とってネウロイの攻撃受けたけどミサンガのお守りが発生して無傷ダッタ
代わりにミサンガが黒く焦げて切れてしまったのは、ちょっと泣いたケド


超巨大ネウロイ撃破後、私は第501統合戦闘航空団へ転属することになったんだけど
そこでちょっと我儘を言ったんダナ





―――数週間後
横須賀の港に客船が横付けされ、タラップが下ろされると元気そうな女の子が居の一番に降りてきた。

「ふぃぃぃ。ようやく到着したンダナ!」

スオムスのトップエース、エイラ・イルマタル・ユーティライネンは扶桑の大地に踏みしめた。
彼女はそこで運命的な出会いを果たすのであった・・・・

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最終更新:2016年02月15日 02:00