とある激戦区の近くの基地
そこにはウィッチ達が駐屯していた。この話はとある偉大な爆撃王の話である・・・・
その隊員は、食堂の入り口で驚き固まってしまった。
なぜなら・・・・
「・・・・ズズッ。ふむ、ハンナ・ユスティーナ・マルセイユが300機撃墜達成により柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字章受賞か」
ルーデル隊長が食堂でコーヒーを飲みながら新聞を読んでいたからだ
なぜ、この光景に驚かれてしまうのか?
- いうまでもなく、ルーデル隊長は出撃が好きな御方で、いつもならこの時間は出撃中で間違っても食堂にいる時間ではないのだ
こうして、のんびりとコーヒーを飲んで朝食を待っているというのはあり得ない光景なのだ
彼女は他の隊員から声かけられるまで、たっぷり食堂の入り口で固まっていたのだった・・・・
隊員にとってその日は不可解な日であった。
なぜなら、どんなに体に傷がつこうとも、どんなにストライカーが不調だろうと、ネウロイ通報が無かろうと、非番の日だろうと、出撃停止の命令がだしていろうと
全力で出撃するルーデル隊長が一切出撃しなかったのだ。
ルーデル隊長はコーヒー牛乳を飲んだり、基地を散歩したり、部下と共にトランプゲームしたりとごく普通のウィッチが過ごすような休日を過ごしてきたのだ。
このような一日を過ごした隊員たちは恐怖に駆られた
「ルーデル隊長は気が狂ったの!?」
「明日のネウロイはきっとすごいネウロイが来るんだ!」
「いえ、世界の終末よ!」
「槍が絶対降ってくるわ!」
「拝啓 親孝行できない娘をお許しください」
とまあ、好き勝手に騒いでいたのであった
―――深夜
誰もが寝静まった基地の一部屋にベッドの上で体育ず割をする人がいた
それは・・・・
「・・・・誰も、私の誕生日祝ってくれなかったな」
ルーデルであった。
実はその日は彼女の誕生日であり、彼女はソワソワしながらも誕生日祝いを楽しみにしていたが・・・・
結果はご覧のように誰も祝ってくれなかったのだった。
「さみしくないやい・・・・・・・・グスン」
こうして不貞寝した彼女は夢で九曜オバサマからの誕生日祝い手料理を食べたことによりちょっぴり機嫌を直すことができた。
翌日には扶桑から来たウィッチから誕生日プレゼントをもらった
なお、扶桑のウィッチはその日が誕生日と知っていたが、わざと日にちをずらすことで信頼度を下げようとしたが
ルーデルにとってはその年の初めてのプレゼントで信頼度がギューンと上がったのは言うまでもない
なお、後にルーデルの誕生日だったと知った部下たちは慌てて町まで行って買い物をしたり、料理を作ったりと誕生日祝いを行い
ルーデルは感激のあまりに、その周辺のネウロイを殲滅したという
最終更新:2016年02月15日 02:04