427 :ナイ神父MK-2:2016/01/04(月) 21:13:14
日本大陸化(英蘭巨大化ルート)
仏朝巨大化騒動
過去2度に渡って平行世界との融合を果たしてきたこの世界だが、3度目の変化もまた世界に激震を齎すこととなった。
年が明けて直ぐ、英蘭が巨大化した時と同じ霧が発生し、前回と同じように通信網の一時的な遮断が今度は北朝鮮と
その国境付近の省に発生続いてフランスとアも同じ霧が現れ、晴れてみる以前までの様子とは
一転し、巨大なフランスと元中国領土を一部保有する朝鮮王国が出現していたのだ。だが、変化は其れだけでは留まらず
アメリカ合衆国ではワオミング州のの州都シャイアンが突如として巨大化更には本来はアフリカのに居た筈の民族達が
各都市に建物やインフラごと
アメリカ国民として急増し、アメリカ中央部の州の都市が軒並み巨大化するという現象が起きていた。
余りに急激過ぎる変化にアメリカは慌てて国連を通じて各国に国際会議を開くことを提案、こうして国連本部にて緊急会議が
行われることと成るが其れが、アメリカ大統領を更に苦難の道へ突き動かすことをこの時の彼は知らなかったのである。
会議が始ると最初に口を開いたのは、急に国内の沿岸部を奪われた中国であった。
「イギリスとフランスは現在、我が国の領土を不法に占拠している。直ちに返還すべきだ。」
「あれは我が国が世界の同意を得て領土としている土地ですが、何か問題でも?」
「其処は我が国も同じですな、エストシナは第二次世界大戦後FFRが戦勝国側であるOCUから正式に管理運営を任されている土地です。
出て行けと言われる筋合いはない」
「この世界での戦勝国は、我が中華人民共和国を初めとした連合国のはずだ!日本が戦勝国であるはずがない!」
日本が戦勝国であるいうことを認められない中国の代表は椅子を倒しそうな程の勢いで立ち上がり、FFRの代表が発言した内容を非難したが
当のFFR代表はまるで応えた様子もなく再度発言した。
「この世界の何処が戦勝国かなどもう何処の国にもわかりませんよ。何せ戦没艦の類ですら流れてきているんだ、記憶や戦争経験者も複数
の世界の人間が入り乱れている。かく言う私もフランスが日本と同盟した記憶があるくらいだ。」
「まだ言いますか、大体人種差別が罷り通る国など馬鹿げている。そのような国が存在していること自体問題なのだ」
「ほう、今現在自国の国民を弾圧している国は言うことが違いますな。大体我が国は国民感情的に有色人種などは国外に退去はさせたが
攻撃したのは一部過激派だけだ。少なくとも銃も持てぬ民間人を戦車で追い散らすような真似はしていない。」
「両国とも落ち着いてください、此処で歴史や国内のことについて非難しても仕方がないでしょう。此処は領土に関しては一度置き
国連内のことについて話し合いましょう。
アジアや中東各国からは現在、日本とオランダを常任理事国とするべきだという意見が出ていますが
どうでしょうか?」
アメリカ代表は疲れた表情で中仏の言い争いを止めさせると、次の議題について切り出した。しかし、ここでも反発したのは中国であった。
「我が国としては断固として反対です!日本とオランダは現在其処に居るフランスやイギリスと並んで太平洋の平和を乱している危険な国家です。
常任理事国に入れるのは不適当だ。」
428 :ナイ神父MK-2:2016/01/04(月) 21:13:48
「ロシアとしては常任理事国入りは賛成ですな。寧ろフリーで動かれたり以前のような事なかれ主義に走られる方が怖い此処は見える位置に居てもらった方が
いいでしょう」
「イギリスとしては勿論賛成です。寧ろあのクラスの大国をなぜ前回で理事国に上げなかったのか解からないくらいですからな。」
「FFRとしても賛成です。前回の様に下手な刺激をして抜けられるくらいなら最初から居てもらった方が交渉が楽だ。」
「賛成4に反対1ですか・・・中国はどうしても認められないのですな。」
「当然です。日本が常任理事国などとてもではないが認められる物ではない。」
その後、四面楚歌になっても最後まで中国は持論を曲げることはなく結局今回も理事入りは流れることとなった。
幾つかの議題を審議後、FFRが発言したこと機に会議は再度荒れることと成る。
「イギリスがBCとしての領土を保持した上で、原子力空母や戦艦を所持しているのであれば、当然我が国でも所持して構わないと言うことでよろしいですね。」
「いいでしょうただし、過度な軍拡は各国の反発を招きます。OCU側からの条件では我が国と同規模空母は4隻戦艦は2隻まで認めると言うことです。」
「解かりました、。それでは現在建造中のものが完成し次第現状の物は廃棄と言うことで・・・」
その議題を最後に緊急で開かれた会議は終了し各国でこの変化に対応するべく動いていくこととなる。
その後中国では英仏朝の領土となった領土を取り戻そうと恫喝を進めるが成果は芳しくなく、逆に包囲網や工作を増やされると言う
結末を迎える。また、最近は中国に近づいていた韓国も38度線以降が急激発展したことにたいして過剰反応し、敵意を燃やしていくが
当の朝鮮王国は着々と電子部品の製造分野などで業績を伸ばし、韓国の市場をうばいとっていくことと成る。
アメリカでは議会に新たに増えた共産党似たいする対応に追われて四苦八苦することになり、大統領選挙も苛烈さを増していく。
そして、当の大統領はと言うと国際会議の後、体調不良を訴え議会を欠席し病院で潰瘍があること指摘され入院することとなる。
余談では有るが大統領選挙後任期が切れた大統領がハワイで療養している姿が目撃されることになるのは世界が安定した少し先の話しである。
そして話題の中心であるFFRであったが、OCUとの協議の末イギリスと同数までは認められ新型原子力空母と戦艦の建造へ取り組んでいくこととなる。
最終更新:2021年08月07日 12:14