226 :ナイ神父MK-2:2016/01/24(日) 00:06:38
歴史に消えた兵器達~とある雑誌記事の断片より~ その2
本誌のご購入ありがとうございます。創刊100周年を迎えた本誌では今回、歴史の闇に埋もれた兵器達を紹介して
頂かせたいと思います。此処で紹介する兵器達は陸海軍監修の元に編集され、そのどれもが計画又は試作された
兵器達です。この事を踏まえて読んで頂ければ、先人達の試行錯誤や努力の証をより強く感じてもらえるかと
思われます。
~~~~~~~~~~~~~~~~P29
この計画はWW2にて計画され、最終的には実施されることの無かった計画である。この作戦はOCUが行った大規模作戦である
天一号作戦及びセントルイスへの原爆投下作戦を実施後尚もアメリカげ抗戦を望んだ際に行われる予定であった。先ず、計画では
アメリカの東海岸沖に対して当時完成していた禍津日型水爆の内の一つを東海岸へと投下、アメリカ国民に対して恐怖感を植え付け
アメリカ政府に対して最終警告を実施する。この最終警告が拒否された後、艦隊護衛の下強襲揚陸艦と降下部隊によりアメリカの
港湾部を占領、その後輸送船による大規模な兵員輸送によって戦力を確保し、西海岸から占領作戦を始め、コレと同時に
オランダ陸軍が東海岸に対する占領作戦を開始する。さらに占領後両海岸の陸軍飛行場を接収して内陸部にもより濃密な
爆撃を開始して継続して戦闘の意思がある場合は内陸部への侵攻を開始するという物であったが、提出された時点で
当時の東条英機大将や海軍畑である嶋田総帥は米本土占領作戦は難色を示しており、さらに辻正信大蔵大臣より本土制圧の際に
掛かる莫大な予算を問題視したと言われているが、一説には作戦提案者が非主流派である為総研以外の勢力の台等を嫌ったためとも
言われているが、占領の再に掛かる莫大な負担や被害を嫌ったためとする意見が主流である。
余談
計画こそ莫大な負担になると問題視されたが、計画の中にあった新型対地兵器桜花やあきつ丸に対しては総研も興味を持ち
桜花はコンセプトを流用して攻撃回転翼機「桜花」へ変更し、あきつ丸は戦後硫黄島型強襲揚陸艦として完成させている。
また、戦後に作られた戦略ゲームではアメリカ占領作戦としてこの天墜作戦の実行が分岐ルートとして選択に現れる。
227 :ナイ神父MK-2:2016/01/24(日) 00:07:08
~~~~~~~~~~~~~~~~P33
攻撃回転翼機 【桜花】
大日本帝国陸軍が開発した対地攻撃ヘリであり、本来はP29で掲載する予定の天墜計画の一環として造られた
兵器である。必要とされた経緯としては、本土占領の際に現れるであろう国民によるレジスタンスで、当初は非主流派では
飛距離の短い簡易な固定翼機の対地攻撃機の開発を予定していたが、効果は薄いと考えられていた、しかし、
この対レジスタンスに関する資料を見た倉崎の関係者がこの資料を基に当時新型の対潜、偵察で能力を期待されていた
新型回転翼機に目をつけて新しい対地攻撃機として完成させたのである。その後、陸軍で多数が量産された桜花は新横須賀戦線や
戦後の中央共産党掃討作戦において大きな戦果を挙げている。
余談
戦後の高い評価や性能の割りに、戦車や戦闘機よりは陰の薄いこの機体であるが、某艦隊擬人化ゲームでは未完成艦の一つとして
実装されたあきつ丸とその同型艦達と共に実装され、施設タイプの姫や鬼に対して特効の艦載機として重宝されている。
~~~~~~~~~~~~~~~~P49
超大和型戦艦 【三笠】
P43で紹介した第二次六六六艦隊計画その目玉となるべき超大和型戦艦である、主砲は大和型それを越える56cm(一説には60cm以上)を目標とし
装甲もそれに準ずる物が計画され、もし完成していれば世界最大の戦艦として大和の記録を塗り替えることが予想されたこの巨大艦は、
仮想敵が存在しないことと大和以上の打撃能力の必要性、そして年々高性能化が進む航空機そして大蔵の魔人により建造前に早々に
撃沈されてしまっている。
余談
仮想戦記や戦略ゲームでは艦隊計画と共にIFシナリオなどで大活躍している。また、現代において新型戦艦の開発が発表された際に
一分の軍事マニア達の推測では未完成艦となっていた三笠の名前が命名されるのではないかと注目が集まっていたが、この予想は
外れている。
~~~~~~~~~~~~~~~~P94
水上機母艦 【若宮】
水上機母艦若宮は第一次大戦時に空母鳳翔と共に計画が進められていた水上機専門の航空母艦であり当時は対潜や船団護衛で活躍できると
目されていた、しかし完成までに多数の欠陥が見つかり、さらには対潜についても専用の空母を用意すれば問題ないと結論付けられた結果
一番艦の建造のみで終了している。しかし水上機の需要は一定数あり、若宮は水上機の着艦練習用船として二つの大戦の間海軍に席を
置き続け、結果的には鳳翔同様に長く配属されていることと成る。
余談
結果的に実戦に参加することこそ無かったが、練習艦として親しまれており、WW2を舞台にした作品や海軍が主役のゲームでは度々
登場している。
最終更新:2016年02月21日 14:33