3 :ham ◆sneo5SWWRw:2016/02/08(月) 23:26:26
この作品はGATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えりと憂鬱のクロスものです。
原作の平成日本とは繋がりません。
色々破茶けてます。
こんなの無いだろ、なオリ設定もあります。
笑い飛ばす程度に読んでください。
以上の事を留意してお読みください。
GATEネタ GATE 皇軍 彼の地にて、斯く戦えり 第4話 日本の行動
時系列は少し遡る・・・
1945年11月18日 日本 某所
夢幻会 会合の席
夢幻会。
それは日本の陰に潜む最大にして秘密の多い日本の政治結社である。
その最高意思決定機関であり、なおかつ謎が多いのが、"会合"である。
そしてその会合は、大きく分けて2種類に分かれる。
それは・・・
史実世界からの転生を知っているか、否か、である。
「連合諸王国軍を撃破、か・・・次は第3偵察隊との炎竜戦か」
「テュカを助けに行くのは俺だ!、というわけで派遣させてくれ!!」
「バカ野郎!テュカちゃんのお父さんは俺だ!!」
「俺はユノちゃんが良いです!!」
いつもの夢幻会の会合の内、前者に当たる会合の議長として会合を取り仕切る嶋田は、恒例となったオタクの争いに頭を痛め、早速頭痛薬を飲む。
この会合、史実を知る者で構成された会合には、気心の知れた山本は参加できない為に居らず、旧知の南雲も今は南方であった。
「テュカを助けに行くのは今は置いておいて、まずは現状を何とかしましょう」
水と一緒に頭痛薬を飲み込んだ嶋田がコップを音を立てて置き、そう言って本題に入る。
「まずは、陛下のあの発言ですが、陛下曰く『ついカッとなってやってしまった、今は反省している。(意訳)』と」
そう言うのはウォルタールックをした転生者、牧野伸顕 内大臣である。
内大臣として宮中に常駐している彼は、帝国議会での発言の理由を知るべく、今上天皇にそれとなく理由を聞き出していた。
牧野からの報告を聞き、嶋田はまたも頭を痛める。
「何時の時代の青少年ですか・・・」
そう言いつつも嶋田自身も気持ちは分からないでもなかった。
表向きは強硬派となっている嶋田自身も、無策に強硬論や拡大論を叫ぶ田舎議員や部数しか考えないマスゴミに悩まされていたからだ。
4 :ham ◆sneo5SWWRw:2016/02/08(月) 23:27:00
「で、結局決まったのは本年末まで28個師団体制。来年度より27個師団体制ですか」
そう言うのは、嶋田内閣の総辞職後成立した永田内閣で新たに陸軍大臣となった東條である。
強硬派を退けて成立した新たな師団体制では、今年度中は、現在の近衛師団3個+歩兵師団24個に、新たに1個師団を加えた28個師団体制とし、
来年度は以前の予定通りに近衛第1師団と近衛第2師団を合流させ、1個師団を減じた27個師団体制とすることで決まっていた。
なお、新設される師団は第31師団と命名され、門周辺に多い特地山岳地帯での戦闘に備え、山岳師団として編成される運びとなっている。
「まぁ、お蔭で煩い強硬派やそれを煽っていた中朝の馬鹿共を排除出来た訳だが・・・」
内務大臣として警察機関を取り仕切る阿部信行はそう呟く。
「各国の状況はどうかね?」
公爵として貴族議員を取りまとめ能力と志を持つ人間の選別も行う、意外に黒いことにも腕がある近衛文麿が訊ねる。
近衛の問いにまずは阿部と尾崎が答える。
「ドイツは諜報員を送り込むのに熱心だ。相当焦っているのか、ドイツの活動は活発で、手を焼いている」
「ソ連のほうも諜報員を増やしていますし、私への支援が日増しに増えています。ですが、ドイツと違い消極的です。さすがに日本との対立は避けたいようで」
「2国とも、特地の資源に釣られたか・・・。
特地なんて手に入れても統治が面倒だし、門の所為で採掘した資源の輸送は限度がある。
おまけにハーディとかいう迷惑千万な神様がいる。
結局のところ、支那のように真空パックで封じるしかないというのに・・・」
夢幻会としては、特地に関しては支那と同じく、あまり深入りせずに封鎖するに止めておきたいところであった。
いくら膨大な資源があるとはいえ、門を経由して運ぶしかないのは、輸送量的にも赤字だし、原作での破壊活動からしてもリスキーであった。
早い話が、ハイリスク・ローリターンである。
おまけに地下資源採掘となれば、地下を管轄するハーディが、あーだ、こーだ、煩く文句を言ってくる。
ゆえに、夢幻会は、日本側に危害を加えないよう無害化し、他国からの干渉を避けるために封鎖したかった。
ただし、日本に刃を突き付けた落とし前だけはつけさせなければならない。
そのための軍の派遣であった。
「イタリアから来たお客はどうですか?」
「こちらの大学の先生と一緒に熱心に研究しています。今の所の当人達や随員に不審な動きは見られません」
「既にいるお客についても特に動きはありません」
嶋田の問いに文科省所属の転生者と中央情報局の堀悌吉中将が答える。
日本政府は、特地の調査に関する学術研究者の各国からの派遣打診において、枢軸圏からは唯一、イタリアの参加を認めていた。
監視付き、調査は門から運ばれた文物のみ等の厳しい条件付きではあるが、枢軸圏で唯一日本への派遣が認められたことでイタリアの外交上の地位は上がり、
相対して盟主の自負を持つドイツや反日的なフランス、スペインなどとの間に微妙なしこりを生じつつあった。
「ふむ。問題は無い、か。このまま様子見を・・・あぁ、あの料理には触れさせるなよ。料理が原因で外交問題なんて言うのは、懲り懲りだからな」
「勿論です」
嶋田は、夢幻会においては定番のネタとなった日本独自のパスタ料理とイタリアからの来訪者の接触に注意をした。
独自にルートを構築しつつある関係が、たった一つの料理でご破算など笑い話ではなかった。
5 :ham ◆sneo5SWWRw:2016/02/08(月) 23:27:33
続いて、近衛が辻に向いて訊ねる。
「イギリスについてはどうだね?」
「そのイギリスからですが、接触がありました。対独防諜に全面的な協力を申し出ています」
イギリスとの裏の交渉を担当している辻からの報告に一同は渋い顔をする。
これまでイギリスは失態続きでむしろ日本の足を引っ張り、ついには裏切った国だ。
そんなイギリスからの協力というのに、魅力は感じられず、むしろ厄介事が増えたという気持ちが大きかった。
「・・・どういう内容で協力を?」
嶋田が辻に訊ねる。
「ドイツの対日諜報活動調査協力と英国側が独自に調査したドイツの諜報活動調査結果の提供、日本国内でのドイツの対日諜報活動の妨害協力、場合によっては暗殺部隊による諜報員や実働部隊の暗殺活動などです」
「随分と積極的だな。しかし、国内での活動なんて許可できないだろ?」
「彼らもそれだけ対日関係改善に必死なんですよ」
辻はそう分析して言う。
「情報局としてはイギリスの諜報能力は未だ侮れません。
先のイラン演習中にドイツから奪った各種情報は非常に有益です。
信用できるか、というのは諜報員ゆえに難しいですが、防諜においては有利になる可能性はあるかもしれませんが・・・」
情報局に属する堀がそう言って言葉を濁しつつ、賛成に近い発言をする。
「たしかにイギリスの諜報能力は侮れん。
が、飴の一つはくれるべきか・・・。
全面的に、とはいかないが、一部でもOKを出してはどうだろうか?」
「・・・辻さんはどうなんですか?」
内務省として防諜に携わる阿部も、拒否し続けるわけにはいかないと部分的に賛同する。
諜報に携わる2人の責任者の賛意に、嶋田は交渉担当人である辻に意見を求めた。
「こちらの手の内(諜報能力)を見せる訳にはいきませんが、有益ではあります。
対日諜報活動の調査における協力と調査結果の提供、あとは暗殺部隊の派遣ですかね?
妨害活動の協力はこちらの防諜活動を見せるものですので、避けるべきでしょう」
「それを言ったら、暗殺部隊もではないかね?」
近衛の指摘に辻は黒い笑みを浮かべて言う。
「暗殺部隊に関しては、英国部隊を前面にだそうかと思います」
その言葉に、近衛は言葉の意味を悟った。
「万が一のための被害担当役、というわけか」
「ええ。暗殺部隊となると、さすがに被害は免れませんので、盾役は必要です。
それに、原作の聖下のジェノサイドに巻き込まれたくは無いですしね。」
6 :ham ◆sneo5SWWRw:2016/02/08(月) 23:28:07
「原作では米国の圧力で特戦群は引き上げた。
勿論我が国もそうならないよう、内務省が全力を上げて注意はしているが、もしもの場合がある。
英国諜報部ならば、それは関係無いので引き続き暗殺活動が出来る。
そしていい雰囲気を邪魔された聖下が暴れても、という訳か。
相変わらず黒い事だ」
阿部がそう感嘆する。
結局この後、特に異議は上がらず、辻が述べた条件を認めることで、MI6の協力受諾が決定した。
そして、次の議題に入ろうとした時、嶋田がふと阿部に訊ねた。
「ところで、阿部さん、例の件ですが・・・」
「ああ。嫌な事だが、予想通りだ」
そう言って、阿部は資料を取り出し、会合参加者に配布する。
「事件前に行方不明事件の増加が報告されていた。
そこで、その資料を再び確認したが、やはり『望月紀子』の名前があったよ。
原作通り夫婦で行方不明になっている」
その資料を見た嶋田はため息をつく。
「やれやれ・・・この時代になっても拉致問題か。
おまけに奴隷制の帝国であるのが、タチが悪い。
これが発覚したら強硬派が息を吹き返すどころの騒ぎじゃないな」
万が一にでも『日本人が拉致され、奴隷として働かされている。』なんて事実が発覚すれば、国民は怨嗟の声を上げて帝国への苛烈な懲罰を求めるだろう。
しかもただの懲罰ではなく、それこそABC兵器を用いた懲罰を求めるだろう。
嶋田はそう断じたのであった。
勿論これは、特地の底無し沼にさらに足を突っ込むことになり、結果として、封鎖政策を行えなくなることを意味していた。
「当分は秘匿しておくべきでしょうね。
勿論、拉致問題の解決には全力で当たるべきでしょう。
国内にはまだまだ投資が必要だというのに、帝国の馬鹿共の所為で、復興予算やら軍事予算やらでお金が飛んでいきますよ。まったく・・・」
と、辻がぶつぶつと文句を垂れ、負のオーラを放つ。
帝国による銀座襲撃事件は、オークやトロルといった大型亜人がハンマー片手に暴れたために、建造物への損壊もあった。
さらに、退路を断たれた帝国軍の一部が各地の建造物に立て籠もったこともあり、その被害を加速させていた。
銀座周辺の戦闘では、かの有名な銀座和光は一部の損壊で済んだが、他の百貨店では半壊、あるいは全壊というところもあった。
また、築地本願寺や歌舞伎座などの歴史的な木造建築物に至っては完全に破壊され、所蔵される貴重な歴史遺産にも被害が及んだ。
この他、宮城前の戦闘では、日比谷公園が一部荒らされ、環太平洋諸国会議の来賓者宿泊施設として準備していた帝国ホテルや歓待施設として起用していた帝国劇場も損壊し、外苑内にあった楠木正成像も全壊させられた。
さらに、この当時、被害該当地区にあった旧東京都庁丸の内庁舎、毎日・朝日新聞社東京本社、第一生命館、日本劇場、日比谷映画劇場、ニユートーキヨー本店ビルなどにも被害が及んでいた。
なお、当時新聞街と呼ばれ、多くの新聞社社屋があった有楽町が被害を受けたことで好戦的な記事を書く記者が大幅に減り、先の今上天皇の非難も相まってマスコミ統制がやりやすくなったのは皮肉ではあるが・・・
またインフラ面でも被害は大きかった。
有楽町駅と周辺の高架線、当時まだ現役の都電、さらに東京初の地下鉄である銀座線も銀座駅を中心に被害を受けた。
また、銀座線のルート上には門がある銀座6丁目交差点地下を通るため、原作での門破壊活動を警戒し、新橋-銀座駅間の運行禁止を決定。
代替として三越前駅から、史実浅草線の日本橋-新橋駅間、つまり昭和通り地下を通って新橋に至るルートの変更。
同時に浅草線の建設を開始する事としている。
また、これを契機に地下鉄建設ラッシュが始まるのは余談である。
7 :ham ◆sneo5SWWRw:2016/02/08(月) 23:28:40
「さて、今後の方針についてだが、まずは特地派遣軍の現状は?」
辻の負のオーラで部屋が染まるのを阻止すべく、嶋田が今後の方針について話し出す。
それについて、現状を陸軍を代表して東條が話す。
「現在、連合諸王国軍との戦闘の跡を処理しつつ、海軍設営隊と共同で要塞整備の第2段階に移行している。
セメント輸送も始まり、まもなく六稜郭のコンクリートの養生が始まるだろう。
滑走路も明日には完成する見込みだ。
完成次第、航空偵察による地図作成作業に当たらせるつもりだ」
六稜郭要塞の建設計画にはいくつかの段階があり、
第1段階では、塹壕と鉄条網による数重の防衛線を要塞の形を成しつつ造るものであった。
これは、連合諸王国軍の攻撃を配慮し、短時間で防衛線を構築するためであった。
次に第2段階では、鉄筋コンクリートで門と司令部施設等の重要施設を囲う本丸部分と、その外周の兵舎や砲兵陣地を囲う二の丸部分、さらに外周に飛行場と仮設捕虜収容施設を建設する。
そして第3段階に飛行場の拡張(第2滑走路建設など)と本格的な捕虜収容施設の建設、地雷原等の罠の設置、コダ村避難民などの特地人を収容する町や自給自足体制構築のための田畑や農場の開発などがあった。
なお、養生とは、建設用語でコンクリートの凝固期間のことである。
余談であるが、原作の六芒星形状に関して城マニアな転生者が『こんなの星形要塞じゃない』と異議を唱え、正六角形状を基本とし、各頂点に菱形の稜堡を結合したものとなっている。
「また、鉄道連隊の全力を上げて、特地側で鉄道路線の敷設を進めている。完成すれば、少しは輸送が楽になるはずだ」
鉄道は陸上輸送における長距離大量輸送に適したインフラである。
原作では自動車輸送のみであったが、火力戦主義な日本陸軍における弾薬消費量から鉄道による大量輸送は必要視された。
そこで、帝国軍に銀座を始めとする帝都の門周辺地域が破壊されたのをいいことに、再開発に際して、鉄道路線の建設を決定。
現代の東京駅新幹線ホームに当たる土地に軍用列車の操車場を置き、有楽町駅付近で分岐し、銀座六丁目交差点の門に至るまでに高架線を建設していた。
そして後は、特地側の線路敷設と操車場建設を行い、繋げるのみであった。
銀座中央通りの道幅は27mであり、門の両側を支える支柱や自動車車輛の通行を考慮すると複線、つまり2線しか引けなかったが、それでも大量輸送が可能になったのは有り難かった。
主に板橋区の東京砲兵工廠で造られる兵器・弾薬を構内路線で下十条駅(現:東十条駅)付近から東北本線に入って、または、京浜工業地帯で精製された石油燃料を東海道線で上っての輸送に使われることとなる。
勿論、防諜には配慮し、東京駅の操車場は在来線ホームより一段高いところに建設され、東京-銀座間のルートともに高い壁で覆われ、線路を望むことのできる建物の窓はコンクリートで塞がれていた。
また、門内部では、自動車との衝突を避ける為、鉄筋コンクリート製の仕切りを設けている。
「予定通りだな。さて、原作に沿えば、炎竜戦になる訳だが・・・どうする?」
この嶋田の問いかけに一同が渋い顔をする。
特地において古代竜の一種である炎竜は非常に難敵であった。
その防御力は12.7mmM2機関銃でさえ効かず、対戦車ミサイルや砲撃が必要となる。
おまけに知能が高く、初見でパンツァーファウスト3を回避しようとするなど学習能力にも長けている。
飛行特性も特出し、機動性や旋回半径は複葉機以下でホバリング能力有り、速力はF-4と同等以上。
加えて、電波の反射率がステルス並みに低くレーダーに映りにくい、という反則的な超生物であった
原作においては、平たく言えば柔軟かつ優秀なAIで統括された軍事兵器の複合体とでも言うべき生物、と例えられたこの怪獣と戦うのは正直御免であった。
8 :ham ◆sneo5SWWRw:2016/02/08(月) 23:29:14
「原作的にはヤオ登場のフラグが消えるが、コダ村避難民襲撃の時点で倒してしまったほうが後腐れが無くないか?」
「どうやって倒すんだ?
原作の方法で倒すにしても連合諸王国戦で弾薬を使い過ぎた。
現在の弾薬では十分とは言えるか怪しいぞ。
それに平成自衛隊の特科隊の火砲に比べてどうしても射程が劣るため、より接近する必要がある」
火力戦を掲げる日本陸軍は、特地において実験的に砲兵師団を導入し、連合諸王国戦でその猛威を振るったが、3度に渡る会戦で大量に消費し、早急な弾薬の補給が急がれていた。
なお、その弾薬消費量によって生じた費用の額について、東條ら陸軍高級将校数人が辻にドナドナされたのは余談である。
「かと言って放っておくのも問題だ。原作みたいに伊丹が勝手に行く場合もあるし、な」
「だが、弾薬は足りん」
「しかし、放っては・・・」
ああでもない、こうでもない、と議論は交わされたが、結局打開案は見つからず・・・
「では、炎竜については原作通り、現状は追い払う程度、ただし万が一に備え、偵察隊の火力強化と航空支援体制の構築、でいいですね?」
「それしかないな。あと派遣予定の第16師団と追加で投入される第31師団はアルヌスで待機させよう」
「「「異議なし」」」
第一次炎竜戦の方針が決まったところで、嶋田がふと思い出したように訊ねた。
「ところで、第31師団の師団長はなんであの御方が?」
「その、な。弟君達の活躍に触発されたみたいで・・・」
「それ関しては私の所も文句が言えないなぁ・・・」
嶋田の問いかけに東條がそう言って言葉を濁す。
夢幻会が話題に上げている人物。
第31師団長は、秩父宮雍仁親王。
そう今上天皇陛下の弟宮にして長弟君であった。
史実とは違い、抗生物質の開発を進めたことで、結核の特効薬としてカナマイシンの開発に成功し、
史実において著名な人物を結核で亡くしたことを惜しんだ転生者の尽力により十分な医療体制を構築していたこともあり、早期の治療に成功していた。
その後は病後の回復も兼ねて、御殿場で療養していたが、2人の弟宮の活躍を聞いて居ても立ってもいられなくなり、今回の出兵に関して従軍の志願をしていた。
末弟宮、三笠宮崇仁親王は銀座の宮城前での戦闘で活躍し、高松宮宣仁親王も太平洋戦争中は横須賀航空隊に属していたが、こっそり対潜哨戒機に乗り込み、偶然にも近海で行動していた米潜水艦攻撃に参加し、撃沈する戦果を挙げている。
これについて、天皇陛下より召喚され、詰問されたが、「自分は地上で隊員を見ていた。恐らく誰かと勘違いがなされたのでしょう」とシラを切った。
なお、この時の夢幻会で、「どこのルー〇ルだよ」と頭を痛めたのはいい思い出である。
閑話休題
そういうわけで、自分も戦場で活躍しなければ、皇族として示しがつかないと従軍を望んでいた。
勿論、従軍に関して陛下と揉めたのは当然であったが・・・
「私も説得してみましたが、全然駄目でしたよ」
「ちょっと待て!!辻の説得に屈しなかっただと!!?」
「さっすが、皇族!俺達にできない事を平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!!」
辻が負けたという事実に対する驚きを持ちつつも、いつもの御ふざけ騒ぎをする転生者と新たな問題に頭を痛める嶋田であった。
9 :ham ◆sneo5SWWRw:2016/02/08(月) 23:29:48
以上です。
山岳師団、第31師団の編成は、アルヌス周辺には、デュマ山脈やテュベ山、ロマリア山地に、ロルド渓谷などの山岳で出来た自然の要害が東南北にあるために必要だと感じて設定しました。
なお、師団長の秩父宮雍仁親王殿下ですが、殿下はスポーツの宮様としてスポーツ活動に積極的で特にテニスと登山が好きでした。
そして、登山においては英国留学中にマッターホルン登頂を果たすなどの実力を持っています。
なので、適任かなぁ、と。
イタリアとナポリタンは最早定番のネタなので、割愛(笑)
イギリスに関しては諜報組織の協力が決まりました。
大丈夫、諜報組織なら足を引っ張らないはず・・・
銀座襲撃の被害ですが、該当地域がこの当時だと余計重要な地域だというのを最近調べて驚きました。
今の新宿庁舎が出来る前は、東京国際フォーラムの敷地に都庁が、
有楽町マリオンには朝日新聞社本社が、
日比谷公園周辺には帝国ホテルが、
という感じで、重要施設がずらりと・・・
賠償額はかなりいかないと駄目だろうなぁ。
六稜郭では六芒星ではなく、下のような感じのものとしました。
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E5%BD%A2%E8%A6%81%E5%A1%9E#/media/File:Neuh%C3%A4usel1680.jpg
稜堡は画像より大きめのものになっているとご想像ください。
星形要塞なら、やっぱり各頂点に稜堡があるタイプじゃないと。
原作のは正確に言うと多角形要塞ですから。
門に関してですが、鉄道を引きました。
車輌輸送はどうしても限界があるし、原作の平成世界とは違って行使力が強いでしょうから、引かせることにしました。
これで少しは補給が楽になるはず。
炎竜戦ですが、ホントなんだよこのチート・・・
バー〇ンといい、ギャ〇スといい、人を食べて飛ぶ奴はどうしてこう厄介なのが多いんだか・・・
結局の所は、原作に近い形となります。
今回はここまで。
更新は亀ペースですが、なるべくエタらないようには頑張りたいです。
それでは、また次回に。
追伸。
翌日当たりに独自設定の陸軍編制を上げようかな、と思います。
あくまで私のネタの中の設定であり、憂鬱本編とは関係なく、earth様に設定を押し付けるようなものでもありません。
その辺りを配慮いたしますよう願います。
11 :ham ◆sneo5SWWRw:2016/02/08(月) 23:44:53
あとがきでの書き忘れ。
秩父宮殿下の結核治療でカナマイシンを使用していることについて、なぜストレプトマイシンではないのか、と違和感がある方もいるかもしれません。
たしかにストレプトマイシンは、世界初の抗結核治療の抗生物質ですが、神経細胞への毒性が強く、ストマイ難聴と呼ばれる聴力障害の副作用があります。
一方、同じ抗結核抗生物質のカナマイシンは、ストレプトマイシンに比べてこの聴力障害の副作用リスクが小さいのです。
おまけにストレプトマイシンの耐性菌にも効果が有ります。
また、副産物のベカナマイシンは、抗癌や抗肺炎、抗生物質の難敵緑膿菌に効果が有る抗生物質の合成起源物質となります。
おまけにこのカナマイシンは長野県の土壌で見つかった、日本初の抗生物質なのです。
これらの利点があることから、ストレプトマイシンではなく、カナマイシンを選択しました。
最終更新:2025年03月04日 22:18