786 :ひゅうが:2014/10/02(木) 21:27:59 小ネタ――米海兵隊に伝わるジョーク的なもの


「海兵隊は世界最強である。ただし日本海軍を除く。
しかし、日本海軍が味方についたのなら10倍の敵にも圧勝する。」

この言葉は、朝鮮戦争時にささやかれはじめたブラックジョークである。
それまでの海兵隊は、太平洋戦争での死闘に加え、朝鮮戦争中期における北進の失敗によって政治的に危機的状況にあった。
だが、ソ連義勇軍参戦後に、陸軍が米海軍、海兵隊が国防海軍(改組後)となったことにより評価は大いに上がる。
陸軍の支援にがんじがらめとなり動かすのがすこぶる面倒であった米海軍の戦艦モンタナに比べ、国防海軍の戦艦長門は敗戦国との風評を払拭するために奮闘。
結果「どんな小さな戦場でも要請すれば砲弾を送り込んでくれる」との評価を獲得したのだ。

もちろん、陸軍も「ビッグY」ことモンタナへの信頼を新たにしていたが、海兵隊や釜山包囲戦を戦った米陸軍兵士たちにとって「ビッグN」はもっと身近な切り札となったのだ。
それが冒頭の言葉につながる。
停戦直前の大攻勢を受けた海兵隊1個大隊が1個師団相当のソ連軍を艦砲射撃の支援下で撃退した「海州の奇跡」はとりわけ海兵隊の勇名を高め、対日戦時のわだかまりを現場レベルでは取り払うものとなった。
だが、こうしてささやかれはじめたジンクスは思わぬ効果を生む。

海兵隊は、大統領が「議会決議なしに派兵できる唯一の部隊」である。
そのため、冷戦時の各種紛争においては先鋒部隊として大活躍するのだが、そのたびに「国防海軍や陸軍の派遣」を要望することになるのである。
ジンクスといえばそれまでだが、海外派兵時に「マミヤがいない」のと同様、士気に及ぼす影響は絶大だったのだ。
とはいえ、国防軍は日本本土の防衛と抑止力確保が任務。
すったもんだの末、各種紛争には必ず「前線に国防軍出身の観戦武官がつく」ことで事態はおさまった。
そうなると不思議なもので、その部隊は大成功をおさめることが多くなる。
少なくともそう語られるようになる。

この結果、海兵隊における日本人観戦武官は、「幸運をもたらす黒猫」という隠語で呼ばれることになった。
また、日本側としても最新の戦場での知見をもたらされるこうした任務はうってつけであった。
なお――派遣される人員が料理上手であった場合や女性であった場合は海兵隊員の士気は天を突いたという。
そのためか、派遣される人員はそういったものが選抜されたという…
最終更新:2016年08月09日 10:56