726 :ひゅうが:2015/01/19(月) 03:26:19
99式小銃改 正式名を「6式小銃」。
国防軍小銃史上に異彩を放つその名は、日本国憲法の施行により皇紀使用が原則中止されることになる翌年5月までの間に採用された数少ない「武器」としてつけられたものの中のひとつである。
この銃が作られたのは、警察予備隊が使用する小銃類において絶対的な不足状態が存在していたためである。
大戦で使用された38式歩兵銃や99式歩兵銃は、日本製実包を使用していた。
そのため、警察軍でありながらも将来的な日本陸軍の母体となるべく発足した警察予備隊の統制上――もっといえば旧軍系士官に率いられた反乱を警戒する必要上問題が大きかったのである。

だが、M1小銃を供与して弾薬類をGHQの統制下に置くだけでは、その絶対数は不足してしまう。
当時大量供与が行われていた中華民国陸軍や、大韓民国国境警備隊用の援助品としてM1小銃は多くが転出。
供与品に加え、旧軍製兵器を使用しなければならないのは確実だったのである。
だが、そこで改修された38式や99式小銃を使用することにはならなかった。
当時存在していた38式ではのちの7.62ミリNATO弾を使用するには不足であり、99式小銃は残されたものの大半が大戦最末期の粗悪品だったからである。
(これは、比較的良質であった南方軍の初期仕様銃が現地独立勢力や、日本に対し隔意を持つ蘭印軍などに接収されていたこともあった)

そこで、GHQはその監督下で99式小銃を7.62ミリ×63弾(減装薬)としたものの製造を命令。
小規模な再設計を行い、これを各地の警察予備隊6個管区隊にいきわたるように製造することとなった。
とはいっても、これは暫定的な措置であり、また性能的には良好であるM1ガーランドが時間とともに増大していったことから製造数はわずか3万丁程度にとどまっている。
しかし、製造にあたっては99式小銃初期のように頑丈なクロームメッキが施され、かつ精度も非常に高いレベルに維持されるなど品質においては極めて安定している。

そのため、「99式狙撃銃が連隊単位で充足する」と旧軍経験者たちからは歓迎されたという(M1ガーランドは当時の日本人にとっては反動がきわめて大きかったため評判は芳しくなかった)。
本銃は、初期の警察予備隊時代から国防陸軍の初期にかけての小銃不足を解消した上、朝鮮戦争においては過酷な環境でも安定して動作し大いに活躍している。
そのため、自動小銃への移行直前の時代にあって「キングオブ・ボルトアクション」との呼び声が高く、少なくない数がスポーツライフルとしてアメリカにわたっているという。

727 : テツ:2015/01/19(月) 03:39:19
乙です

しかし7.62mm×51NATO弾、1954年採用ですよね
警察予備隊時代なら30-06弾の減装弾じゃないんでしょうか

728 :ひゅうが:2015/01/19(月) 03:41:27
727
あー、そうですね。肝心なところで…
7.62×63弾(減装)です。すみません。

7.62mm×51を7.62×63へ修正
最終更新:2016年08月16日 12:23