638 :第三帝国:2011/12/10(土) 03:30:15
TSネタで支援
「いやはや、私まで人気が出るとは・・・」
帝国が誇る空母の一室で魔王は深い、深いため息をついた。
あれから、東シナ海で中韓の連合艦隊を文字通り粉砕。
一隻残らず撃沈というかの東郷元帥を超えるパーフェクトゲームを実現させた。
しかし、弾道ミサイルは一発だけ迎撃に失敗。
結果、あらかじめ狙っていたのか分らないが広島に着弾、死者50万を超える大惨事が起こる。
これに歓喜する特定アジア、そして宇宙人に支配された内閣はこれを受けても右往左往する混乱っぷりをみせる。
さらに、
アメリカ参戦で戦局が不利と判断したのか最後の足掻きとばかりに、
日本国内に潜伏していた中韓の工作員が官邸、ならびに省庁へのテロを敢行。
連絡員として官邸に滞在していた大蔵省の魔王はその不死身っぷりを発揮したが、
その他閣僚、議員にはそのような運もなく、全員死亡してしまう。
その場の空気で辻は平成日本の指揮を取ってしまい、
結果、自衛隊による治安維持活動が実現され、国内の左派勢力はこれを機に死滅した。
戦火は僅か二ヶ月ほどで、
戦後の戦い、すわ後始末で平成の議員など知らぬとばかりに、
いつの間にか平成日本の権力を手にした辻はあらゆる政策を出し続け3・11以後以上の復興を遂げた。
結果、魔王だの変態だの言われてきた辻は、
平成日本の国民から拍手喝さいを受けつつ、政治やら何やらした後なし崩し的に平成日本を委任統治することに相成った。
「普通に考えれば、
こんな暴挙は許されるはずがないのですが
・・・まあ、あの宇宙人を選んだ平成だかでしょうか?」
第三者から見ればGHQ再びであるが、
頭のネジがゆるみにゆるんで、いるせいかどうでも良いらしい。
いや、または彼のような人物を期待していたのかもしれない。
「頭が痛い問題です・・・」
かつていた世界がまさかここまで、
デモクラシー的終わっているとは思わず、再度深いため息をついた。
最終更新:2013年01月18日 22:44