25 :ナハト:2016/07/02(土) 00:02:24
ルーデル誕生日ss投下するんダナ
26 :ナハト:2016/07/02(土) 00:03:16
とある激戦区の近くの基地
そこにはウィッチ達が駐屯しあのルーデルもいる基地である。
これは地上の魔王の話である・・・・
食堂。何時もはお喋りなどで賑わっているのに、この日は通夜のように静かだった
なぜなら、常に出撃でいないルーデル大佐が牛乳を飲みながら机を指でトントン叩いているからだ
みようによってはルーデル大佐が不機嫌なのか?と思ってしまうのだが、それを聞こうと思うチャレンジャーはいなかった
だが、それをやったチャレンジャーがいた
「よっす!どうしたー?どうしたー?不機嫌そうにやっちゃってー。いつもなら出撃してるんじゃないのー?」
「江草か・・・・何、今日は大切なお客様が来るんだ。だから、待っているのだ・・・・」
「そっかー。大好きな出撃が出来ないからー不機嫌なんだー」
「出撃はいつでもできるからいい!!それよりも、5分遅れてるのが問題なんだ!!どこかで撃墜されたんじゃないかと心配なんだ!!」
))))
隊員たちがあきれ返ってると、食堂の扉が開く
一堂がそちらに向ければ、扉の所に小さな娘がいた
(誰だろう?)(迷い子かな?)
(見かけない子だなあ)
(近所・・・・はいないよね)
(ハァ・・・ハァ・・・・幼女だ!!お持ち帰りたい!!)
そんな風に隊員が思っているなか少女はキョロキョロと何かを探して
ルーデルを見つけると、ヒマワリのような笑顔を咲くと同時に走りだし
「ママーっ!」
ルーデルに抱き付いた
「うむ、ママだ」
「「「「「「「マ・・・・・・ママァーーーーーーーっ!?」」」」」
あれから食堂は混乱に陥ったが、いまは落ち着いていた。
ルーデルのことをママと呼んだ少女はエマという名前らしく
今現在はルーデルの膝の上でご満悦な表情であった
「えーと・・・隊長。すいませんが、このご息女は本当に隊長のお子さんなんですか?」
「うむ、私が腹を痛めて生んだ子供だ」
「えーと・・・いつ産んだのですか?隊長は常に前線にいて生んだの知らなかったのですが」
「うん?・・・ああ、501へ出張に行ってその後休暇取ったではないか。その時だ」
「休暇って・・・・たった三か月だけ取りましたよね?その間に産んだのですかあ?」
「うむ、その通りだ」
そういいながら、エマの頭をナデナデするルーデル
「・・・・失礼ですが、妊娠しますとお腹大きくなりますよね?その予兆は無かったんですが?」
「ふむ・・・・なんでも、目立ちにくい腹だったらしい。実際に私の信頼するオバサマの言葉じゃなかったら
信じなかっただろうな。それぐらい目立たなかったらしい」
「ははあ・・・・」
隊員は納得したような、納得いかなかったような声を上げる
ルーデルはエマを見て
「今日はどうして、来たんだい?ここは一応安全な場所だが、危険な場所でもあるんだぞ?」
「あ・・・あのね・・・そのね・・・・」
エマは質問にモジモジしていると持ってきた鞄の中から包みを取り出す
「お誕生日おめでとう!!今日、ママの誕生日と知って、お祝いしたかったの!!」
「・・・そういえば、今日は私の誕生日だったな。忙しすぎて忘れてたな・・・・ありがとう。エマ。
私は世界一幸せな母親だよ。さっそくプレゼント開けていいかな?」
「うん!開けていいよー」
包みをほどいて中身を見ると、お絵かきで書いたものか、クレヨンでヘタクソな家と親子の絵が描かれていた
でも、間違いなく世界で一つしかない一番の宝物であるだろう。
ルーデルが物凄く感動していると、
「ぎゃあああああ!!おろしてえええええ!!」
「キャーキャー。おもしろーい」
突然悲鳴が聞こえたので、悲鳴がした方を見れば、扶桑からきたウィッチがエマにたかーいたかーいしてもらっているところだった。
かなり高い高いで天井に何度も当たっているのは気のせいだと思いたい
「うむ、さっそく遊んでもらえて良かったな。やはり、アイツは私の相棒なだけはある」
))
その後、ルーデルの娘であると再確認するような遊び(暴れ)をして
ケーキでロウソク吹きをして、ケーキを一緒に食べて
迎えの飛行機と共に帰って行ったのであった・・・・
終わり
ほんの僅かな未来の話でした
最終更新:2016年09月13日 11:06