703 :ナハト:2016/08/07(日) 20:35:06
ルッキーニちゃんはあれから様々なオカルトを試して
色んな人を呼びまくって、ミーナさんがキレて禁止にしたそうです。
そして、私はミーナさんに呼び出されて隊長室にいました・・・・・
「ワイト島ですか?」
「ええ、そこに丁度医療のスペシャリストがいるのよ。勉強だと思って行ってみない?」
「そうですね・・・・・」
それを聞いて、私はいまでこそ軍人であるが本当は皆を守りたい。
そのために医者になりたいという夢があるんです
だから
「お願いします!行かせてください!!」
当然ながら、受諾した。
背嚢を背負い、ストライカーユニットを履いて飛行しながらミーナさんから戴いた地図を見ていた
「えーと・・・・海岸線はこのままよくて・・・あの目印を基準に方向転換っと」
見えてきた小島へと進路を向け、見えてきた基地に着陸する。
その後、基地司令官に挨拶し、その医療のスペシャリストは医務室にいるとのことで
案内していただきました。
「ここか・・・・よーし!!」
凄い人であると聞いているだけに頬をパンっと叩くと
ノックして入室する
「しつれ・・・・・・」
私は途中で固まってしまった。なぜなら
部屋の中に二人の女性がいて、一人の女性が上半身裸で、もう一人の女性が胸を掴んでいたのです。
部屋の中にいた二人も同じように固まり、医務室は沈黙が降りたのです
「えー・・・・っと・・・・・」
私は実際には見たことないのですがみっちゃんが持っていた本に女の子同士のあれがあると知っていました
だから、目の前の光景もお楽しみ途中だったのでしょう
その場でとりうる最善の行動は
「失礼しました・・・・・」
そっと扉を閉めることです。
「「ちょっと待ってえええええ!!」」
――――1時間後
「そうだったのですか。触診のために上を脱いでたのですか」
「ごめんね、びっくりさせちゃって」
「誤解が解けて良かったですー。あ、アメいりますか?」
「あ、戴きます」
そういって、一人の女性があっと言って止める間もなく
そのまま口に運んだのですが、口の中がドカンとなりました
「▼*7w◇nqft□**=¥~~~!!」
「あちゃー。このアメ世界一凄い不味いアメなのよ?」
「えー?どうしてそう言うんですかあ?これ凄く美味しいのに」
その後、暫く悶えていた私ですが、ようやく落ち着くことが出来ました。
「ぜえ・・・・ぜえ・・・・」
「ごめんね。この子は悪気はないのよ、自分の郷土料理を広めたいだけなのよ」
「そうなんですー。このアメは凄く美味しいので広めるべきですー」
(この劇薬のどこが美味しいんですか!?)
704 :ナハト:2016/08/07(日) 20:35:41
ツッコミたい気持ちをグッと堪えて尋ねる
「あのー、貴女方の名前は何ですか?」
「あれ?言ってなかったけ?私の名前はウィルマビショップよ。よろしくね」
「よろしくお願いします。私は宮藤芳佳です。・・・・・あれ?」
ビショップというとリーネちゃんと同じ名字であることに気が付きました
それに以前自慢のお姉ちゃんがいるというのも聞いたことありました。
「もしかして、リーネちゃんのお姉ちゃんですか?」
「ん?そうだよー。あ、そっか501から来たんだったけ?それなら知ってても可笑しくないか
私の妹は元気にやってるかー?」
そういうとワシャワシャと頭を撫でて来る
「うわっ・・・・はい!元気です!この前もバルクホルンさんと一緒に大型ネウロイを撃破して
新聞の記者さんが来ました」
「おおー!これは今度購入しないと!記事はスクラップだねー」
そういうと、もう一人の女性が近づいてくる
「初めまして、リリーシャ・カステヘルミですう。リリィと呼んでくださいな」
「初めまして。宮藤芳佳です」
なんか、ほわほわした人だなあと思っていたら
「あ、この子の苗字はアホカイネというのよ」
「ブーっ!!」
「あーひどいですう!!扶桑の人は皆この苗字を言うと笑うから黙っていたのにー」
「あはははははっ。ごめんごめん」
ウィルマさんはケラケラ笑っているが、私は未だに腹を抱えていた
「無理しなくてもいいのよ?思いっきり笑ってもいいのよ?」
「い・・・いえ・・・・そういうわけにも・・・・」
私がそう堪えているとウィルマさんがそっと耳に口を近づけて
「ウチねアホヤンネ」
「――――――!!(言葉にならない笑い)」
私はその言葉に轟沈してしまい、倒れてしまいました
「もう、そんな風にするなら、二度と診ませんよー
「ホント、ゴメンてばー。お菓子焼いてあげるから許して頂戴な」
「・・・・三日分で」
「いいわよ」
「分かりました、それで許してあげましょう」
それから、しばらく談笑してると備え付けの黒電話が鳴った
「はいっ、こちらリリーシャ。はい・・・はい・・・」
しばらくほわほわと返事を続けていたリリィが目を鋭くし
「はい!はい!分かりました!!急いで駆け付けます!!」
そういうや、電話をガチャンと置き、私に向けて
「宮藤さん!!洋上に航行していた輸送船団がネウロイの襲撃を受けました!
幸いにも撃退に成功した者の負傷者が大多数なので、これから救助の応援に行きますよ!!」
ワイト島について早々大きな仕事がやってきました・・・・
705 :ナハト:2016/08/07(日) 20:36:12
おまけ
「ティナ、あの噂知ってる?」カチャカチャ
「ん?どの噂だ?」カチャカチャ
「クルト君が最近やけ酒飲んでること」カチャカチャ
「・・・ああ、知ってる。あれは気の毒そうだった」カチャカチャ
「手紙の返事が中々来なくて、とうとう百通以上になったとか」カチャカチャ
「今時ネウロイの攻撃によって郵便が届かないなんてのは珍しくないからなー」カチャカチャ
「一通も返事が来ないのは異常よ」カチャカチャ
「そうだな・・・チェックメイト」カチャ
トンっと駒を置く
彼女達がやってるのはライトニングフォックス修業時代に高速思考訓練として高速チェスをやっていたのである
相手の駒を置いた瞬間には自分の駒を置くという高速チェスで待ち時間は0というチェスであった。
マルセイユはなぜか、高速チェスが得意であった。
「はあ・・・・また負けたか。いいわ。私の酒を好きなのとっとけー。ドロボー」
「やりぃ!前々から狙っていたのあったんだよ!!」
指をパチンとするマルセイユにカシャっと加東が撮影する
シャッターチャンスは絶対見逃すことはない
その横にはラィーサや真美がほへーと見ていた
「凄かったですね」
「うん・・・本当にどう動いてたのか分からなかった」
加東はカメラを仕舞いながらふと、あることを思い出す
「そういえば、今度金子中尉がロンドンに行くというから、ついでにクルトの手紙持っていたけど大丈夫かしら?」
――――某所
拝啓 加東圭子隊長殿。お元気で過ごしてるでしょうか?
アフリカは毎日暑いところでしたが、今も変わりなく暑いところでしょうか?
私は今・・・・
「・・・・海は物凄く冷たいですね」
乗っていた船がネウロイの攻撃によって撃沈されて漂流しています。
その後、輸送船に救助してくれたが、ロンドンに着くまでに三回ネウロイの襲撃があり
二回撃沈されたという
706 :ナハト:2016/08/07(日) 20:36:42
終わり
久し振りの
宮藤物語です。
楽しめればと思います。
最終更新:2016年09月13日 12:12