豪州+新西蘭転移ネタ28
ワシントン海軍軍縮条約による影響
フランス1
フランスはワシントン海軍軍縮条約で航空母艦保有比率を犠牲にして戦艦保有比率対英米10割を獲得出来たので六六艦隊計画艦12隻中10隻が保有出来る事となった。
保有枠の都合上、巡洋戦艦として就役出来ない残りの2隻は空母に改装された。
なお、プロヴァンス級戦艦は史実より大型化して4隻建造された。
見た目も大きく変わっており、史実加賀型と天城型、紀伊型のミニチュアの様になっている。
これには某
夢幻会メンバーがこの様な反応を残している。
「向こうに史実八八艦隊の戦艦が好きなフランス人転生者でも居たのかもしれないな。」
プロヴァンス級の艦名は便宜的にプロヴァンス、ブルターニュ、ロレーヌ、カンヌとする。
プロヴァンス級戦艦
新造時
全長:205m
基準排水量:30000t
機関出力:52000馬力
最高速力:24knot
主兵装:正34cm45口径連装砲 5基10門
舷側装甲:最大280mm
甲板装甲:最大120mm
改装後
全長:230m
基準排水量:33000t
機関出力:144000馬力
最高速力:31knot
主兵装:正34cm45口径連装砲 5基10門
舷側装甲:最大280mm
甲板装甲:最大150mm
なお、1932年から大改装が行われて艦体の延長と装甲強化、そして全面的な機関換装を行った。
この機関換装は成功し、改装後の最高速力は30.5knotを記録するのである。
第二次世界大戦では地中海艦隊に配属され、高速を生かし弩級戦艦+巡洋艦キラーとして活躍する。
フランス海軍は、英国が建造する戦艦に対抗可能な火力を持つ新型戦艦を目標に掲げていたが、当時のフランスでは16inch砲の製造は出来なかった。
プロヴァンス級で採用した「1912年型 34cm45口径砲」では威力不足になる事は確実だったのでフランス全土から技術陣をかき集めて新型主砲の開発を行った。
この努力が実り、史実における「1935年型 正38cm45口径砲」を「1920年型 正38cm45口径砲」として15年も早く開発したのである。
次に、この主砲の配置についてだが、初めは建造中止となった計画艦の様に四連装砲を搭載する事を考えていたが、日英米露の新型戦艦が軒並み三連装砲になっていた事から三連装砲塔に収める事が決定した。
砲塔の数は、英国海軍の旧式戦艦に砲の数で圧倒するという考えから三連装砲3基9門になった。
但し、それ相応の防御も施す事も考えたので新型戦艦は基準排水量が48000tとなった。
なお、速力の方は日英と比較すると遅かったが当時としてはかなり高速である31knotを記録した。
新型戦艦の名前は便宜的にリヨン級として、艦名はリヨン、リール、デュケーヌ、トゥールヴィル、ノルマンディー、フランドルとする。
リヨン級戦艦
全長:265m
基準排水量:48000t
機関出力:156000馬力
最高速力:31knot
主兵装:正38cm45口径三連装砲 3基9門
舷側装甲:最大360mm
甲板装甲:最大180mm
新型巡洋戦艦はリヨン級の設計を流用した。
なお、更なる高速化の為に艦体延伸と新型機関採用に加え、装甲を若干薄くして重量増加を抑えた。
新型巡洋戦艦の名前は便宜的にダントン級として、艦名はダントン、コンドルセ、ディドロ、ミラボー、ヴェルーニョ、ヴォルテールとする。
なお、軍縮条約締結までに就役したのはダントン、コンドルセ、ディドロ、ミラボーの4隻で、ヴェルーニョ、ヴォルテールは空母に改装される事となった。
ダントン級巡洋戦艦
全長:270m
基準排水量:43000t
機関出力:164000馬力
最高速力:33.5knot
主兵装:正38cm45口径三連装砲 3基9門
舷側装甲:最大330mm
甲板装甲:最大160mm
ダントン級は巡洋戦艦の中では最速の33.5knotを発揮可能であり、これは加賀型やネルソン級に匹敵している。
防御力も薄くなったとは言え巡洋戦艦としては高く、火力の高さも相まって世界最強の巡洋戦艦と言われた。
最終更新:2016年09月25日 19:27