941 :New ◆QTlJyklQpI:2011/12/31(土) 02:24:47
ネタSS  ~ある未来の話~

20XX年日本帝國首相として新たに就任した神崎博之(前世=嶋田繁太郎)は茫然と書類の山を処理していた。

「なんでまた首相なんてしなきゃならないんだ?」
「これも運命というものですよ。嶋田さん」
「辻よ・・・・まさか憑依前の名前とか個人情報聞き出していたのはこれを見越してか!」
「いやあ、備えあれば憂いなしとも言いますし。それにあなたになる前のあなたに了解はちゃんと得てるでしょう?」
「く!同じ自分だけに否定できない」

戦中から始まった憑依システム開発は限定的な記憶・技能の取得に成功していたが人格丸ごとのダウンロードは肉体の拒絶反応などにより
暗礁に乗り上げていた。しかし「甲が乙に憑依できるなら乙を甲に憑依させることも可能」と考え既に成功例である憑依者の前世の肉体を使った
往復憑依ともいえる実験が行われその実験に嶋田・辻の前世と一致する人間が参加し見事に嶋田・辻の人格を上書きすることに成功した。

「もう南雲さんや東条さんらも復帰しますし夢幻会メンバーもそろいますよ」
「それは楽しみだな(こうなればお前らも道連れだ!くくく・・・)」

だが彼は知らない。後の大津波の情報を得て災害対策のために働かされ尖閣諸島に史実世界に通じるゲートの出現で働かされ
その功績から「今嶋田」と呼ばれ余計に働かされる事に・・・・・・・・・。

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最終更新:2012年01月04日 13:25