209 :名無しさん:2015/02/11(水) 09:46:52
641,642さんに支援をば。本人の書き込みによる
水雷閥が史実北上や大井相当の雷撃巡洋艦の建造か既存巡洋艦の改装計画をぶち上げています。
について、勝手ながら重雷装巡洋艦を支援投稿してみますた
このスレは色んな先生の世界による色んな兵器が出て来るから実に面白いさね
※641,642先生の作品に登場する艦を勝手に妄想+改変してるだけなのでお気を付けください
※戦艦vs空母の優勢議論にコミットするものでは無いのであしからず
※球磨型軽巡の基本設定については本編艦艇スレの設定を参考にさせていただいております
大日本帝国海軍 球磨型軽巡洋艦
―球磨型軽巡洋艦(竣工時)―
基準排水量:公称5,500t(実測5,800t) 全長・全幅:170×14.8m
機関:艦本式オールギヤードタービン4基4軸ロ号艦本式重油専焼水管罐12基
最大出力90,000HP 航続距離:14kt / 7,000浬 最大速力:35kt
装甲
舷側主甲帯64mm、甲板20mm、砲塔前循25mm
武装
50口径14cm砲連装3基(前1後2) 40口径7.6cm高角砲 単装4基
61cm魚雷発射管 4連装2基(両舷)水上偵察機1機
時は1920年頃までさかのぼる。
球磨型軽巡洋艦は史実と同じく、いやそれ以上に量産された最新鋭軽巡だった。
主砲配置は当時の巡洋艦としては画期的な全砲中心線配置。
連装砲塔を復元性に配慮し前部は1基に留め、後部には背負い式に2基搭載となっている。
集合煙突の採用で余裕の出来た船体中央部には当時最新鋭の偵察機運用機構を備え、
それらを大き目な船体に収める事で汎用性や発展性をも確保した、汎用巡洋艦として生まれていた。
(シルエットは主砲配置が駆逐艦同様になった夕張型を大きくしたもの)
―球磨型軽巡洋艦(1940’s)―
基準排水量:6,700t 全長・全幅:170×14.8m
機関:艦本式オールギヤードタービン4基4軸ロ号艦本式重油専焼水管罐12基
最大出力90,000HP 航続距離:14kt / 7,000浬 最大速力:32kt
装甲
舷側主甲帯64mm、甲板20mm、砲塔前循25mm
武装
50口径14cm砲連装2基(前1後1) 45口径12.7cm高角砲 連装3基
60口径40mm連装2基 20mm機関砲単装(艦により異なる)水上偵察機1機
散布爆雷投射機(ヘッジホッグ)1基 爆雷投下軌条2基 爆雷投下台4基
半世紀以上の時が過ぎた。
かつては最新鋭軽巡として名を馳せ、水雷戦隊旗艦も務めた球磨型も時代ともに徐々に二線級となった
とは言え海上護衛と言う重要な役割を果たすだけの素地は備えており、
雷装と一部主砲を降ろし、対空・対潜兵装を強化した5500t級巡洋艦群は船団の盾となり大戦勝利に貢献した。
そして大戦も終結した事により予備艦となり、このままいけば廃艦となるのは確実―
210 :名無しさん:2015/02/11(水) 09:47:18
しかし転移が日本の状況と球磨型の運命を一転させた。
議論をすっ飛ばして結果だけ記すと、大量の列強戦艦群を打倒すべく作戦の一翼として球磨型が抜擢されたのだ
なまじ旧式なだけにどう弄っても惜しくない球磨型は、水雷屋の秘策に基づく切り札へと大改装がなされた。
残存していた「北上」「大井」「木曽」は、数奇な運命をたどり再び(ある意味)花形に返り咲いたのだ
―球磨型重雷装巡洋艦(1945’s)―
基準排水量:6,900t 全長・全幅:170×14.8m
機関:艦本式オールギヤードタービン4基4軸ロ号艦本式重油専焼水管罐12基
最大出力90,000HP 航続距離:14kt / 7,000浬 最大速力:31kt
装甲
舷側主甲帯64mm、甲板20mm、砲塔前循25mm
武装
50口径14cm砲連装2基(前1後1) 45口径12.7cm高角砲 連装2基
61cm魚雷発射管 7連装3基(中心線上・次発装填付)
20mm機関砲単装(艦により異なる)水上偵察機1機
かつて主砲や魚雷を降ろしてまで搭載した対空、対潜兵装、更には艦載機設備もごっそり取り外し、
船体中央部には、重雷装駆逐艦用に開発されたものの建造中止となり余っていた7連装魚雷発射管を3基搭載、
次発装填アリの片舷21発、という強力な雷撃力を持つ。
史実の重雷装巡洋艦と比べ発射管数自体は少ないものの、中心線配置の為片舷発射数は変わらず、
次発装填装置を備えているので反転せずとも二斉射が可能であり、実質同様の雷撃力を持ちながら
発射管数自体が少ない事により軽量化を達成している。
しかしそれでも過武装気味なのは否めず老朽化もあって速度はかなり落ちており、機動戦は苦手。
問題点の多い艦ではあるが老朽艦の応急改装として短期間で戦力化できたと言う点において成功しており
本命の新造重雷装巡洋艦の竣工までの水雷戦隊の切り札として機能する事となる。(了)
最終更新:2016年10月10日 18:35