225 :名無しさん:2015/02/11(水) 17:18:49
そこまで感謝頂けるとは思ってもみなかった。でも取り敢えず先生落ち着いて(汗
こちらも支援と言っても勝手にやっている事なんで使うも使わんもお好きにどうぞ
歓迎されてるようなんで>>209>>210の続き
※641,642先生の作品に登場する艦を勝手に妄想してるだけなのでお気を付けください
球磨型重雷装巡洋艦は応急ながら水雷戦力の切り札として活躍、
そしてついに水雷閥の本命である新造巡洋艦・駆逐艦も前線にその姿を現した。
―九頭龍型雷装巡洋艦―
基準排水量:9,800t 全長・全幅:200×17.8m
機関:艦本式オールギヤードタービン4基4軸ロ号艦本式重油専焼水管罐6基
最大出力160,000HP 航続距離:18kt / 8,000浬 最大速力:39kt
装甲:舷側主甲帯75mm、甲板25mm、砲塔前循25mm
武装:60口径15.5cm砲 3連装3基 60口径12.7cm速射砲 単装4基
72cm魚雷発射管 5連装2基(中心線上・次発装填付)
76mm速射砲 単装4基 20mm機関砲 艦尾ヘリポート
―太刀風型駆逐艦―
基準排水量:3,200t 全長・全幅:136×12.2m
機関:艦本式オールギヤードタービン2基2軸ロ号艦本式重油専焼水管罐3基
最大出力80,000HP 航続距離:18kt / 8,000浬 最大速力:40kt
60口径12.7cm速射砲 単装3基
72cm魚雷発射管 5連装2基(中心線上・次発装填付)
76mm速射砲 単装2基 20mm機関砲 対潜噴進砲(375mm対潜ロケット砲)1基
日本海軍最新鋭の水雷嚮導巡洋艦および艦隊型駆逐艦。
水雷屋の独自研究名目で設計のみが先行していた。本来ならこのまま潰えるはずだったが
転移による状況変化の結果、突貫工事で建造がなされた。
敵艦隊に肉薄すべく高い航洋性と超高速による機動性を確保しつつ
敵駆逐艦を速やかに排除する火力と最低限の対空能力を備えた結果、
本来ならば史実阿賀野型軽巡及び島風型駆逐艦に位置づけられるにしてはかなり大型化してしまっている
同様に新型機関を装備しており、両艦のみで構成された新編第二水雷戦隊は圧倒的な戦隊速力を誇る。
また、両艦とも妨害電波装置及び欺瞞金属片発射機が標準装備され
レーダー連動射撃が一般化しつつある中で敵の眼を眩ます工夫が図られている。
226 :名無しさん:2015/02/11(水) 17:19:20
水雷艦艇として両艦を語る上で特に重要なのは新型の超大型酸素魚雷だ
61cm酸素魚雷ですら多重液層防御を備えた超7万t級戦艦の撃沈には5、6発は叩き込む必要があるとされ、
これを2、3発で仕留める為にと水雷屋が秘密兵器として考案していた新型魚雷が採用された。
72cm5式酸素魚雷 重量4,2t 炸薬1.28t(TNT換算1.92t)速度58kt/10,000m
(参考)93式酸素魚雷 重量2,8t 炸薬0.78t(TNT換算1.01t)速度49kt/15,000m
従来の93式酸素魚雷は史実のものとほぼ同様で機械的信頼性が高められたもの。
これに対し新型の72cm酸素魚雷は、元々は大和型戦艦に一時搭載が検討・構想された72cm魚雷が元であり
この世界ではひそかに試作品が作られ、その巨体を生かして様々な実証実験がなされていたものが実用化したものである。
1発の威力向上による確実化の他、あまりに多射線の雷装は配置スペース、整備、運用面で困難が付きまとい
より少ない本数で同様以上の効果を発揮する、という目的もあった。
大型化以外の特徴としては、航行性能面。元より史実で長距離雷撃が非効率だった事からこの世界では
当初から射程を縮めて炸薬を増した3型相当のものが使われていたが、新型魚雷大型化にもかかわらずさらに射程を縮め
速度を最高速1速のみにする事で効率化の上大型化した高出力エンジンを使用し、従来型より10kt近い速度向上を果たした。
さらに破壊力の面でも改善がなされた。従来の物は史実同様に破壊力より安全性を優先した97式炸薬が使用されていたが
HBXに相当する、安全性を維持した上でトーペックス並の破壊力のある5式炸薬が実用化した為採用、
これにより破壊力がTNT換算130→150%と向上し、大型化と踏まえ93式魚雷の2倍近い威力を達成している
航空戦力や大型艦艇による護衛艦艇漸減が前提とはなるが、飛び抜けた機動性を持つ水雷艦艇により肉薄接近し、
水雷戦隊単位で最大170射線にもなる超魚雷の一斉射撃は敵大型戦艦部隊にも致命打を負わせられると期待されている(了)
最終更新:2016年10月10日 18:38