427 :ユナイテッド・ステーツ型戦艦1/2:2015/02/15(日) 12:31:40 >>346
における641,642先生世界のユナイテッド・ステーツ型戦艦のIF。
当初641,642さんは「51㎝砲連装3基」「46㎝砲の強化版モンタナ+数万t(9-10万t?)」と仰っている先に投稿したステーツ級はサイズ相応に主砲火力を増加して無難に仕上げたモノ。
今回のは、「51㎝砲連装3基」「9-10万t」に忠実にしたモノもしくは、夢幻会への試練(汗、これが戦隊単位で登場したら空・水雷・打撃部隊の複合攻撃でもヤバいかも

※641,642先生の作品に登場する艦を勝手に妄想してるだけなのでお気を付けください
※ベースは>>346のステーツ型戦艦なので、今回触れていない詳細部分についてはほぼ同じです

アメリカ合衆国海軍 ユナイテッド・ステーツ型戦艦

アメリカ海軍期待の星、ユナイテッド・ステーツ型戦艦。しかしこの艦の建造には大きな転機があった。
20インチ砲連装4基8門の10万t級巨大戦艦として起工された背景には
「英ソのどちらかが条約明け第2世代において18インチ砲艦を建造する」
「ドイツが超大型戦艦を建造しようとしていると言う不確定情報」
があった。しかし本艦の起工直後にまずドイツの超大型戦艦建造がまったく実態の無いものと判明、更に英ソの最新鋭戦艦の情報が徐々に伝わり、その全てが16インチ級砲艦であり性能的にも飛び抜けたものはなく、ノースカロライナ~アイオワ級までで質量ともに対抗できるレベル、モンタナ級を繰り出した時点で英ソ併せても問題なく勝てる程の優位がある事が判明した。

それ自体は万々歳だが、問題になった点がある。「ステーツ級の20インチ砲8門は本当に必要なのか?」勿論開発した20インチ砲捨てを今更18インチ砲にする、という話にはならないが、少なくとも英ソを見る限り軽く10年は20インチ砲8門に相応しい相手が出そうになく過剰な巨艦を作ったという話になれば、予算の無駄使いとして追及される恐れもある。
ここで持ち上がった案が「主砲塔を一基減らしてモンタナ級と同程度のサイズに収めては?」だ。
所が、既に10万t級戦艦用として準備を進め、船体の建造も始まっていたので船体規模の縮小は不可能
次に考えられたのは「主砲塔を一基減らしたリソースを他に振り分けたらどうだろう」だった。
まずは速力向上が考えられたが他戦艦との連携上これ以上の速度は必要ないとみなされ、そして―

20インチ砲は6門もあれば世界のどの戦艦相手にも圧勝する事ができる。
ならば次に考える事は、20インチ砲を確実に振えるように妨害する小物を排除する事だったそして(巨艦の正統性の為に)半ば無理やりに排除すべき小物として軽艦艇と航空機がやり玉に挙がる結果、ユナイテッド・ステーツ型戦艦は未曽有の迎撃能力を持つ戦艦として誕生した。

428 :ユナイテッド・ステーツ型戦艦2/2:2015/02/15(日) 12:33:36
アメリカ合衆国海軍 ユナイテッド・ステーツ型戦艦(要目)
基準排水量:96,000t 全長・全幅:297×43.8m
機関:ウェスティングハウス式オールギヤードタービン4基バブコック&ウィルコックス式重油専焼水管罐8基
最大出力224,000HP 航続距離:15kt / 15,000浬 最大速力:27.5kt
装甲
垂直‐舷側主甲帯457mm+22mm/19度傾斜 砲塔前循647mm+ 64mm
水平-最上甲板38mm、中甲板208mm+32mm、砲天蓋254mm
武装
45口径50.8cm砲Mk1 2連装3基 54口径12.7cm両用砲Mk16 2連装36基(うち2基中心線上)
40mmボフォース重砲座 連装80基 水上偵察機3機

諸事情により主砲を1基取り払い、その分大量の小火器を搭載した超戦艦。
当初は8インチor6インチ自動砲の搭載も検討されたが、なまじ大きな副砲はむしろ対戦艦砲戦における防御上のアキレス腱になる可能性があったので、結局5インチ砲を山の様に搭載している。巡洋艦の接近に対しては5インチ砲では威力不足が懸念されたが本来ならば護衛艦隊が排除すべきだし、最悪多少効率が悪くとも片舷32門の5インチ砲で蜂の巣にする事で無力化は可能であろう、と睨んでいる。(新開発のVT信管も配備され次第満載されている)
近接対空兵装については当初従来通りの4連装ボフォース銃座の大量装備を予定していたが、当の米航空隊により壊滅させられたイタリア艦隊の戦訓によると露天銃座は近辺への爆弾被弾等により簡単に損傷する場合がある事、
高度な管制能力を有しない機銃迎撃は砲煙吹き荒れる状況下で敵機の捕捉に支障を来す場合がある事、からレーダー連動射撃機構を備える英開発の40mmボフォースSTAAG銃座を重量増加上等で大幅強化―断片防御を施した上で給弾・動力などを強化した密閉式の新型重砲座を作り上げ、4連装銃座並に重くなったが有り余る積載力の前には鴻毛の如し、広大な甲板上にこれを大量に搭載しまくっている主砲に関しても軽艦艇や航空機を迎撃できるよう、新型の榴散弾頭が積み込まれた。

まさに無敵の迎撃能力を有する本艦は、万一航空機や軽艦艇による集中攻撃を喰らっても難なく跳ね除け、その20インチ砲の射撃能力を消耗することなく敵艦隊を駆逐するであろう、と期待されている(了)

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最終更新:2016年10月10日 19:02