532 :十勝型巡洋艦1/2:2015/02/15(日) 23:04:37
ヒャッハートリプルダイソン撃破だぜ!てな訳で支援だ
航空主兵に傾いた海軍が大艦巨砲主義の世界に放り込まれると、こんな事もあるのかも?みたいな三つ目の人の国では二つ目こそが異常であり、二つ目の人間は三つ目たらんと努力する。
※641,642先生の作品に登場する艦を勝手に妄想+改変してるだけなのでお気を付けください
―十勝型軽巡洋艦(竣工時)―
基準排水量:8,800t 全長・全幅:185×16.8m
機関:艦本式オールギヤードタービン4基4軸ロ号艦本式水管罐6基
最大出力100,000HP 航続距離:16kt / 8,000浬 最大速力:33.5kt
装甲
舷側主甲帯76mm、甲板25mm、砲塔10mm(断片防御用高張力鋼)
武装
45口径12.7cm高角砲 連装10基(砲塔型、前3後3両舷各2)
40mm機関砲 4連装8基(両舷)20mm機関砲 8基
航空主兵を突き進んでいた日本海軍が、1930年代後半に建造した巡洋艦
その後も数グループに分けて建造された、日本防空巡洋艦の最初の型。
排水量から、かつての軽巡をもじって「8800t級防空巡」と略称される
性能的には当時の主力高角砲を安定性を損なわない程度に満載したごく普通の防空艦。
戦時量産艦だった事も有り取り立てて新機軸を積んでおらず性能も飛び抜けていない分、比較的安価かつ早期に建造できることが売りとなり、その分次々と竣工し第二次世界大戦においては機動部隊の盾として世界各地で活躍した。
戦後も有用な艦としてまだまだ防空艦として活躍する―筈だった。
533 :十勝型巡洋艦2/2:2015/02/15(日) 23:06:09
しかし転移が状況を多く変えてしまう。大艦巨砲主義の世界に来てしまった結果、「防空艦はこんなに要らない、そんな事より打撃力だ!」となってしまったのだ。
なにせ空母数も大きく上かつ戦闘機の性能も上、しかも敵空母は防空優先となると、大量の防空艦を配備し鉄壁の防空陣を固める必要はかなり薄れてしまった。
今求められるのはとにかく対艦攻撃力。砲と魚雷なの。
勿論防空艦が全て不要という事では無く、新鋭防空巡などはそのままの配置が維持されたが防空巡洋艦として一番古い十勝型は、無理やり水上打撃部隊に振り分けられてしまう。
そして水上打撃艦の一部として、改装を受ける事となった。
―十勝型軽巡洋艦(改装後)―
基準排水量:8,900t 全長・全幅:185×16.8m
機関:艦本式オールギヤードタービン4基4軸ロ号艦本式水管罐6基
最大出力100,000HP 航続距離:16kt / 8,000浬 最大速力:33.5kt
装甲
舷側主甲帯76mm、甲板25mm、砲塔10mm+50mm
武装
45口径12.7cm高角砲 連装6基(砲塔型、前3後3)
61cm魚雷発射管 4連装2基(両舷各1、次発装填付)
40mm機関砲 4連装4基(両舷)20mm機関砲 8基
両舷の12.7cm高角砲の全てと機銃の一部を外し、魚雷発射管を搭載、更に残る12.7cm高角砲は前循部に装甲板を張り足して砲戦に対応できるよう強化された。
この改装により一応は水雷軽巡として生まれ変わった本艦は、建造当初は時代遅れだと思っていたはずの水上戦闘に投入される事となる(了)
最終更新:2016年10月10日 19:05