675 :加賀型戦艦:2015/02/17(火) 00:02:53
日本戦艦の設定も煮詰まって来たんで思いついたやで
※641,642先生の作品に登場する艦を勝手に妄想してるだけなのでお気を付けください
栄光と没落のジェットコースター
大日本帝国海軍 加賀型戦艦
基準排水量:56,000t 全長・全幅:285×35.6m
機関:艦本式オールギヤードタービン4基4軸 ロ号艦本式重油専焼水管罐8基
最大出力200,000HP 航続距離:18kt / 9,000浬 最大速力:30.5kt
装甲
垂直‐舷側主甲帯330mm/19度傾斜 砲塔前循500mm
水平-最上甲板38mm、中甲板127mm、砲天蓋184mm
武装
45口径40.6cm砲 3連装4基 45口径12.7cm高角砲 2連装10基
40mm4連装機関砲20基、水上偵察機3機
日本が建造した最初にして最後の無条約世代戦艦(のハズ?)。
無条約明けと言う事でハッちゃけた砲戦屋と、戦艦を空母随伴護衛艦としてしか見ていない空母屋、そして政治的な要求という三者の駆け引きの中で生まれるというややこしい生い立ちを抱えている。
まず、条約が切れたから戦艦を作るか、となるが早いか砲戦屋は真っ先に46cm砲艦を提案、そして真っ先に政治的理由より否定された、折角平和なのに他国が無駄に警戒する超戦艦は問題があり過ぎたのだ。砲戦屋は46cm砲は無理、と言うのは受け入れるが41cm砲艦として最強にする事だけは譲れない、と主張政府側は「46cm砲でなくてあまり大きくしないなら後は認めるよ」とこれ以上口を出さなかった為このまま行けば、史実モンタナ型のような46cm砲艦とも撃ち合える程の重装甲中速41cm12門艦になったであろう。
しかし今度は空母屋が「随伴艦は最低30kt以上無いと足を引っ張るからダメ!」と言い出す。
砲戦屋は28kt程度でも随伴は可能と主張するも、結局航空主兵の海軍内の発言力上、30kt確保が決まってしまう
そして無駄に大きく出来ないという制約上、聊か防御は犠牲になってしまうのはやむを得ない事であった。
主砲は41cm砲12門、当初は新設計の50口径砲の開発も(砲戦屋より)示唆されたものの、大して性能が変わらないし、そこまでする程の仮想敵も無いから経費の無駄!という冷酷きわまる宣言により長門型の主砲を技術向上による軽量化の上再生産された物に留まっている。
それでもどこの国も良くて16インチ砲9門艦止まりの中で12門は最強の部類に入る。
速度は6万t近い巨艦としては非常に高速と言える30ktを達成し、米アイオワ型の次に高速な16インチ砲艦となった
反面、規模の制約もあって防御が犠牲になったがそれでもこの世界では最強の部類に入る。
勿論、航空主兵の帝国海軍だけに防空性能は世界屈指の充実ぶり、と加賀型戦艦は航空主兵下の海軍ながら世界最良かつ最強の戦艦として平和を謳歌していた。
しかし転移した世界は大艦巨砲主義全盛、ライバルの
アメリカでは16インチ砲艦は二線級、18インチに20インチ砲艦を主力に揃えるという恐ろしい事になっていた。空母屋も言を翻し「護衛は良いから戦艦沈めてくれ」と言い出し、
日本最強戦艦である加賀型は有無を言わさず打撃部隊の中核となった。
けどその空母屋の横やりのお陰で防御は抑えられた為18インチ砲にも全く耐えられない防御力しか無く今まで格下に見ていた金剛型と同じく、速度を生かして至近距離で刺し違えるしか無くなり
かつての栄光はどこへやら、悲壮な覚悟で初めての砲戦を迎える事となる(了)
676 :加賀型戦艦:2015/02/17(火) 00:09:54
訂正
航続距離:16kt / 9,000浬→ 航続距離:18kt / 9,000浬
最終更新:2016年10月10日 19:16