541 :ニューアーク級防空軽巡洋艦:2015/03/14(土) 12:19:02
米巡改変計画その2、今度は軽巡です。「ドラム缶より寸胴だ!」的なノリ
※641,642先生の作品に登場する艦を勝手に妄想してるだけなのでお気を付けください
※時系列が作品よりやや先の展開となりますが、なるべく先の展開を問わないよう配慮しています
※ここまでの経緯についてはボルチモアの方参照
防空強化方針の策定により、既存艦の防空強化改修のほかにも建造中の巡洋艦の整備計画にも大きな変更を要する議論が起きていた。
一言で言えば「主砲より対空砲だ!」
しかし困った事に日本は日本で「対空砲より魚雷だ!」の方針の元水雷戦を強く意識しているのは明らか、先の戦いでも判明した通り、日水上艦艇用魚雷の性能は凄まじく、突破を許せば大損害は避けられない。
つまり、簡単に対空戦だけ考慮した艦だけ作れば良い訳では無いのだ。
幸い合衆国には5インチ両用砲という水空兼用の非常に優れた装備があったのだが、幾ら両用砲が優れるとは言え大口径砲が絶対的に有利な砲戦では、5インチ砲は幾ら揃えても1万t級巡洋艦を止めるには至らないのである。
その為、重軽巡から8インチ、6インチ砲を降ろして5インチ砲だけ積めばいいと言う事にはならなかったのだ
(6in両用砲という選択肢が無い訳では無かったが、信頼性に欠陥があった上に戦艦に予算を取られボツっている)
そして出た結論は、「重巡は基本的に主砲を降ろさない範囲で機銃等増設、軽巡は防空を優先する」だった。
これによりアトランタ系列の防空巡(ホントは違うのだが)の優先と、ある軽巡の設計変更が決まる
ニューアーク級防空軽巡洋艦
基準排水量 11,500t 全長・全幅186.3×20.3m
機関:GE式オールギヤードタービン4基4軸 バブコック&ウィルコックス式水管罐4基
最大出力100,000HP 航続距離:15kt /11,000浬 最大速力:33.0kt
装甲―史実ファーゴ級同様
武装
47口径15.2cm砲Mk16 3連装2基(前1後1)
54口径12.7cm両用砲Mk16 2連装10基(前後後部4基づつ、舷側2基づつ)
40mm機関砲重砲座 2連装28基 20mm機関砲 単装20基 水上偵察機 4機
もとは改クリーブランド級(ファーゴ級)の3番艦以降の設計変更型。
大戦終結により建造が打ち切られ解体される予定だったが、振って湧いた対日戦により工事再開、そしてそれから間をおかずに大規模な設計の変更を要した上で竣工した。
第2、第3主砲塔を降ろし両用砲を大幅に増設する事で対空能力の強化を図っている一方で第1、第2主砲塔は据え置きとされ、最低限の対艦迎撃能力を維持している。
元々トップヘビーという難点を抱えていたクリーブランド系列だが、高位置にある重量物である第2、第3主砲を降ろしたことで対空兵装の強化を踏まえても重心が下がっており、航行性能が向上する、という副作用を生じることとなった。
主砲を撤去した位置には中心線上に2基(元々ある主砲後部の両用砲は一段高くなっている)
これを前後主砲跡に施し計4基の両用砲を増設、更に40mm機銃を大幅に増設する事で対空性能の大幅強化を図っている。(了
542 :ニューアーク級防空軽巡洋艦(IF):2015/03/14(土) 12:24:36
そしてIFネタ、米帝マジ切れモード「さあ、ふるえるがいい!」
いや、本当はアレは禁じ手だと思ったんよ?でも扶桑のアレが良いと言うなら・・・ねぇ?
※641,642先生の作品に登場する艦を勝手に妄想してるだけなのでお気を付けください
※元々不採用前提でやってますが、更に不採用推奨のIFネタです
改クリーブランド級軽巡の改装にあたり、ある新兵器が持ち込まれていた。
先の大戦において熾烈な航空戦を行っていた連合軍は、ごく一部ながら対空誘導兵器を投入していた。こと艦対空兵器としては英軍のストゥッジというものが存在した。
もっとも当時はあまり性能が宜しくない物であったが、これを目にした米軍は、戦艦を傷物にされないための早期迎撃兵器として同様の兵器の開発を進めていた。
それが個艦防空用の短距離対空ミサイルKANリトル・ジョーと、フェアチャイルド・コンベア社が共同開発のより大型で射程55kmを有する対空ミサイル、ラークである。
試験運用で終わるハズだったこの兵器は日本が強力な機動部隊と共に登場した事で、世界の表舞台に立つ事となった。
ニューアーク級防空軽巡洋艦(IF)
基準排水量 11,200t 全長・全幅186.3×20.3m
機関:GE式オールギヤードタービン4基4軸 バブコック&ウィルコックス式水管罐4基
最大出力100,000HP 航続距離:15kt /11,000浬 最大速力:33.0kt
装甲―史実ファーゴ級同様
武装
47口径15.2cm砲Mk16 3連装2基(前1後1)
ラークSAM用Mk1 単装発射機 2基(前1後1)
54口径12.7cm両用砲Mk16 2連装2基(舷側2基づつ)
40mm機関砲重砲座 2連装28基 20mm機関砲 単装20基 水上偵察機 4機
元の中心線上の両用砲2基の位置には誘導装置が取り付けられ、第2、第3主砲跡地にはラークSAM用対空ミサイル発射機を設置。
合衆国としても依然試行錯誤の段階にあるこの兵器、信頼性・誘導性はそこまで高いとは言えなかったがそれでも命中率、有効射程は既存の高射砲兵器の比では無く、日海軍航空戦力への切り札に成り得ると期待されている(了
最終更新:2016年10月10日 20:26