506 :名無しさん:2016/11/08(火) 08:13:11
「世界のあちこちにゲートが開いてしまった世界」日本編
ゲートが開き、交流が始まった当初から騒ぎ立てたのが史実日本の左翼政治家達とマスコミ(の大多数)だった。
極々一部の新聞などは割と真っ当な報道を行ったし、敢えて彼らとは反対の方向からの報道を行う事で売上を伸ばした所もあったが、殆どは「帝国主義の復活!」「民主主義への挑戦!」「言論弾圧!」などと煽り、喚きたてた。幸いだったのは、既に殆どの日本国民が彼らを見放しており、至極冷淡な視線が向けられていた事だろう。
事実、この頃のネットの掲示板などを見るとひどく冷徹な観点からの意見が至る所に見られる。
また、与党も党内の極一部の例外を除き、真っ当な反応を示し、国会での彼らの喚き声に顔を顰めつつも冷静な対応を行っている。
とはいえ、憂鬱日本からすれば面白い訳がない。
史実側の勝手な、それも捏造も多数含まれたものを根拠として非難されて嬉しい者がいたら、それこそ頭がおかしいだろう。
史実日本側がそれらを取り締まれない、取り締まろうとしない事に不満を抱く者も少なくなかったが、これらは実情を知る憂鬱日本の
夢幻会が抑え込んでいる。彼らからすれば行き過ぎた民主主義と、第三の権力と化したマスゴミの報道はゲートが生まれ、その先がどこへつながっているか分かった時点で覚悟していたからだ。
この為、徹底的に史実日本からの報道が民間に漏れないように苦心惨憺していたが、完全に防ぐ事など出来る訳がない。
「何様のつもりだ!!」
当然封鎖を担う軍を中心に激怒する者が続出した。
ここでネットというものを通じて殆どの日本人が彼らに対して冷たい視線を向けていると知れたのは幸いだっただろう。お陰で、彼らの怒りは史実日本そのものではなく、こうした偏向報道やそれに乗じて騒ぎ立てる者達自身に向いたからだ。
その分、派遣艦隊の責任者として再び司令官を押し付けられた転生栗田提督などは酷く胃が痛い思いをする事になったのだが。
もっとも当人もこちらの栗田には覚えのないどころかそもそも起きてもいない「レイテ沖での不自然なる転進」を問いかける取材の申し込みなどがあったせいで、本気で頭痛を堪える思いをしているのだが。
いずれにせよ何等かの対処を行わねばならない事は明白であった。
情報統制を敷くにも限界がある。いずれにこうした話は必ず漏れる。
そして、夢幻会は史実日本側が彼らに対して毅然たる対応が取れるなどとは全く、完全に、一切期待も何もしていなかった。
となれば、必然的に自分達で動くしかない。
かくして最終決定として、処断が決定した。
史実日本側の情報はスパイ防止法などがない為に憂鬱日本の強化された諜報部からすれば呆れる程のザルであり、いともあっさりと必要な情報、拉致目標の座標、或いは警備状況の把握に成功している。
何より同じ日本人であり、服装を史実側のものに変えてしまえば見た目で気づかれる要素は皆無。
むしろ問題だったのは人員数だった。
中央情報局のイリーガル部隊に軍の特殊部隊、更に海保の特別救助部隊(海賊などによって人質とされた人達の救出などを行うスペシャリスト)。
これらはいずれも専門の技術と訓練、経験を積んだ部隊であり、またこちらに総動員して憂鬱世界をおろそかにする事など出来る訳もない。
かといって一気に事を運ぶ事に成功しなければさすにが気づかれかねない。
かくして重要ターゲットを慎重に絞り込み、更に彼らが日本に全員いる日を選定し、一つのチームにつき複数を担当する事でやっと目途がついた。
これらの部隊はこちらの世界の常識や地形の把握を行う為に全員がしばらく滞在しており、その結果としてこちらの報道を目にする事も多く、全員が憤慨し、むしろその熱意による彼ら自身の自主的なオーバーワークを懸命に隊長や上がなだめるという事態に陥っている。
元々村中少将の影響が色濃く残っていた部署だったが、この有様を見て彼らは「やはり民主主義は駄目だな」と厳しい顔で呟く者が続出している。
507 :名無しさん:2016/11/08(火) 08:13:48
作戦自体はいともあっさり成功。
野党政治家、マスコミの上層部や特に反日思想の強い記者、広告企業などが密かに襲撃を受けた。
警備を迅速に無力化、乃至気づかれる事なく潜入し(特に民間などは機械による警備に頼ったアマチュア警備員が主体であり、いともあっさり警報装置の無力化によって全く気付かれる事なく作業を終えている)、拘束拉致した彼らをゲートの向こう側へと連れ去った。
この時、ゲート周辺は既に憂鬱側の艦隊が制圧している状況であり、一部史実側艦艇が混ざっているだけの状態。
それらも「相互交流」という名の欺瞞工作によって当日も艦艇同士を隣接させ、食事に招くなどの工作が行われた事、周辺を敢えて明るくする事によって暗闇を行動する特殊部隊を見づらくした事、更にレーダーもまた堂々と動き、ゲートの向こうへと移動する艦艇など珍しくもなかった事から全く気付かれる事なく作戦は成功している。
こうした拉致された野党政治家やマスコミ上層部などが連行されたのは憂鬱日本夢幻会の陰。
かつて夢幻会で限度を超えて腐敗したが故に転生条件を探る為に人体実験に供与された極秘施設であった。
これに連行された彼らの末路は想像するしかないが、これ以降彼らに関する情報がぷっつりと途切れ、現在に至るまで全くといっていいほど情報が途絶している事から大方想像がつくというものだろう。
そうして一晩明けた野党やマスコミは次第に混乱が拡大していった。
証拠もない、しかし、状況証拠からしてどこが動いたかは明白。だが……。
「下手に動いたら、今度は自分が……」
そんな恐怖に誰もが捕らわれた。
特に恐怖したのがマスコミだ。
「報道の自由」という名の好き勝手な行動を現実的な行動をもって処罰された経験のなかった彼らに対する実力行使を平然と行ってくるとは誰もが予想だにしていなかったのだ。
内心で自分達のこれまでの無責任な行動を綺麗に心の棚に上げて憤慨するものや、この事態に陥っても尚同じような報道を主張する者は一定数存在したが、それらが主流となる事はなかった。特に前者は内心で憤っていても保身に走る者も多く、今回の事態が起きて尚、敵対行動ととられかねない行動を取れる者はそう多くはなかったのだ。
そうした極一部の者はネット、ツイッター、LINEなどを通じて彼らの考えを叫んだがこれらも間もなく途絶えた。
無論、先の者達の後を辿ったのである。一度行動を実行した以上、憂鬱日本側にそれらを躊躇う理由は最早存在しなかった。
かくして以後日本の野党政治家およびマスゴミの論調は一気に低調なものとなり、それは中国や韓国が他に目を向けるようになった事や大混乱に陥った事もあって資金源が絶たれ、パヨクと呼ばれる活動そのものが低調になっていく事に繋がっていく。
……もっともこの程度の混乱など世界の他の国に比べれば至極軽いものだったのだが。
509 :名無しさん:2016/11/08(火) 08:15:08
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次回は
アメリカかドイツを書きたいと思います
最終更新:2025年03月15日 15:51