422: 霧の咆哮 :2016/12/08(木) 22:20:07
○カラミティガンダムの派生を中心にした大西洋とザフトの新型機やパイロット
『武装』
ビームキャノン×2
胸部大型ビーム
衝角付きシールド2連装ビーム改(左腕)
ロケットアンカー付き小型シールド(右腕)
グレネード付きビームライフル(右腕)
対艦ビームブレイド(腰部)×2
ビームブーメラン×2(脚部)
『解説』
カラミティガンダムとソードカラミティガンダム。
それぞれ大西洋連邦が製造した砲撃特化と近接特化型Gタイプとして戦場で猛威を振るう機体だが、コンセプトを分かり易くするために分けて特化させたのを、あえて融合させることで
真の万能機を開発しようというプランから製造された。
新たに追加された機体名、ガンブレイドは銃と刃を組み合わせた言葉、つまり砲撃型のカラミティと近接型のソードカラミティを合せた意味合いを示している。
合わせて災厄の銃刃となる。
これは、後期G
シリーズ開発チームにおいて、レイダーは試作機から正式量産仕様機が。
フォビドゥンがその高い防御力や距離を選ばない武装構成からそのまま一部エースに配備されただけでなく、簡易量産仕様機のディープや後にヴォーテクスに繋がる功績を上げてる中。
カラミティの開発チームは開発した試作機はその高性能さから着実に戦果は上げているが、どれも量産に繋がらず他のチームと比べて後れを取ってると焦りを感じていたからである。
そこで新型の量産型砲撃機や近接特化機を開発しようにも、開発済みのソードストライカーやランチャーストライカーを装備した105ダガーやバスターダガーで十分という意見が根強く。
それならばと、真逆、よりエース向けの機体開発にと方針転換を果たした。
砲撃力と近接戦闘力、更に機動性も高水準を保つためにストライカーパックの万能タイプIWSPも参考にした結果、カラミティをベースにしながら外観はIWSPを装備したカラミティのような形となった。
背部バックパックはIWSPの高機動ウイングをベースにしたことで大気圏内での飛行能力も得て、レールガンや単装砲を搭載していた部位にカラミティのビームキャノンを改良した物を搭載。
スペースに合わせる為に小型化した分、威力や射程は低下したが、その分連射が効くしキャノン砲としては十分な火力や射程は維持している。
胸部大型ビーム砲は、カラミティからそのまま引き継いでおり、本機に置ける最大火力である。
装備しているビームライフルはデュエルの物で、グレネード付きで信頼性が高く、ストライクや105ダガーに乗るエースクラスの中でもこのタイプを希望する者が一定数いるらしい。
(公式でもデュエルのビームライフルはベテランやエースクラスから人気があって、105ダガー使いとかが設定上いくらか装備していたとか)
左腕のシールドはIWSPのガトリングシールドではなく、カラミティの衝角付きシールドを流用。
砲撃戦では連装ビームが、シールド先端部の衝角が接近戦の場合でも威力を発揮する。
2連装ビームも威力を少し低下させても連射が効いて、弾幕に近い攻撃が出来るように改良されている。
右腕にはソードカラミティと同じアンカー付きシールドを装備し、大小サイズの異なる実体シールドを2つ装備している珍しい機体に。
腰部には後にストライクノワールが装備するビームブレイドのプロトタイプを装備。
実剣とビームサーベルの複合機能を小型化させて併せ持つが、代わりにサイズの都合でソードカラミティの対艦刀に有った持ち手からビームを撃てる機能はオミットされた。
また、原作のビームブレイドと比べて技術レベルの問題からコストがかなり高くついてるのも欠点。
ビームブーメランはソードカラミティの肩から、アーマーシュナイダーを収めていた脚部に変更。
装甲はカラミティに引き続きTF装甲を採用し、これらビーム兵器中心に高機動・高火力・高格闘能力を維持するためにバッテリー機では稼働時間がとてもではないが足らず核動力を採用。
ただでさえエース向けの後期Gタイプベースに、武装の複雑さから使い手を選ぶIWSPの改修タイプまで搭載したようなボディに核動力まで搭載した結果。
エースの中でも更に上位の者にしか扱えない、文字通りのじゃじゃ馬と化した。
乗りこなす者がいれば間違いなく大西洋の機体で、総合スペックは戦時中最強と言っても過言ではないのだが。
後に、南米から本土にかけての激戦をバスターガンダムやバスターダガー(バスターGが戦闘中の被弾で修理待ちになった際、予備機として乗換え)で暴れ回り、『乱れ桜』の二つ名を得たレナ・イメリア大尉が試乗。
見事本機を使いこなしたので、そのまま受領され、宇宙での激戦に投入されることになる。
(レナ・イメリアは実は砲撃だけでなく接近戦もいける万能型)
機体カラーはレナの活躍から、バスターガンダムに近い感じに変更されている。
423: 霧の咆哮 :2016/12/08(木) 22:22:49
『武装』
ビームキャノン×4
胸部大型ビーム
先端部大型ビームサーベル付きシールド2連装ビーム×2(両腕)
シールドビームガトリング×2(両肩)
『解説』
元々砲撃能力は大西洋の機体でも最強だったカラミティをより強化するという、ある種の狂気も感じさせるプランから開発された。
ブラストの意味は爆風。合わせて災厄の爆風となる。
アストレイで無人機仕様として完成していたブラウカラミティに近い武装構成だが、当然、全部が全部一緒でもない。
背部のビームキャノンが2連装から倍に増やされ、胸部大型ビームはそのまま。当初は胸部ビームも倍に増やす積りだったが、コクピットスペースが潰れるので断念。
腕のシールドも片腕だけから両腕に装備され、先端の衝角部分は大型ビームサーベルに変更され、近接攻撃の際のリーチや破壊力も上がっている。
シールドの先端部に付いている構造上、取り回しは普通のビームサーベルよりはどうしても劣るが。
両肩に増設した可動アームにIWSPのガトリングシールドをビームタイプに変更した物を搭載。例の如くビームブーメランは外されている。
アームを支点にシールドを動かしたり、旋回させられるので、広い射角と防御範囲を獲得している。
武装重量が増えた分を補う為に、背部バックパックや腰部、脚部のスラスター類が大型化や追加されたりしてるので、機動性の低下も起きていない。
このように、武装の種類自体は案外シンプル。たった4種しかないので、上記のガンブレイドカラミティよりは余程扱い易い。
極論、弾幕張ってるだけでも強いし、合計4つのシールドで防御力も原型機より高く、2つの大型ビームサーベルがあるから接近戦能力も高まっていると、ガンブレイドカラミティとは別ベクトルでカラミティの上位互換を達成している。
この大火力兵装群を十全に扱う為に動力も核動力に変更されているから、操縦難易度はやはり上がっているけど。
火力ならば戦時中の大西洋の機体で問答無用で最強。
機体カラーはパイロットの二つ名からソードカラミティより濃い赤になっている。
『武装』
有線式ガンバレル×4
(2連装ビームガンをそれぞれ装備)
胸部大型ビーム
衝角付きシールド2連装ビーム
プラズマバズーカ
ビームサーベル×2(腰部)
『解説』
カラミティをベースにムウ機と同じ新型ガンバレルストライカーを搭載した改修機。
大西洋の旧メビウスゼロ小隊の生き残りはガンバレルパックを装備したストライクの改修型を基本的に乗り回している。
そこで同じX-100系フレームの機体で単体の素体としてはストライクより優秀なカラミティを、彼ら向けの機体として開発しようという試みから製造された。
ストライクと違いストライカーパックの付け替えや地上での運用を想定せず、ガンバレルパックを固定装備化。
運用を割り切ったことで、この点の整備性に関してはガンバレルストライクより向上している。
胸部大型ビームやシールド、バズーカと言った武装はカラミティの物をそのまま流用。
改修の手間の削減になったが、その分肩部や脚部とかに追加スラスターを搭載している。
ガンバレルのスラスターの補助も合わせると、機体重量の差も有り、宇宙での機動性ならばガンブレイドカラミティすら僅かに凌駕する高機動性を会得した。
カラミティが苦手な接近戦を補う為に腰部にビームサーベルも追加されている。
エネルギー消費自体はビームキャノンを外した分、原型機のカラミティよりむしろ少ないほどなのだが、機体出力の向上や、武装によるエネルギー消費を気にしなくする為にこちらも核動力に変更。
例の如くエースにしか扱えない機体になったが、元々エースクラスであるメビウスゼロ隊員の搭乗を想定していたので、そこは大して問題になっていない。
機体カラーは通常のカラミティと同じ青っぽい感じ。
424: 霧の咆哮 :2016/12/08(木) 22:25:58
『武装』
スナイパーレールガン
銃剣付き重突撃銃
肩部多目的ランチャー×2
アーマーシュナイダー×2(腕部)
『解説』
大洋ら連合軍の投入する数多くの新型機に押され、完全に旧式化していたジン。
ハイマニューバへの改修やアサルトシュラウドを装備して戦力の底上げを行っているが、そこで新たに問題になったのが、ジン強行偵察型の旧式化である。
偵察型はその高い索敵能力から狙撃手としての運用も兼ねていたが、ノーマルのジンがベース故に、偵察機としての運用自体はまだ簡易的な改修次第で何とかなっても、狙撃手としては主に火力や機動性の面で不都合が出ていた。
そこで、ジンと共有パーツが多く整備性も良好ながら、機動性も高いジンハイマニューバをベースに新たな改修計画が進められた。
レールガンはフリーダムの物をベースに手持ち式として扱い易いようにし、頭部含む各部に狙撃用の高性能センサーも装備。
レールガンは腰部折り畳み式ではなく、ライフル状にした際にサイズも含めて色々調整したことで、安定性や火力、命中精度や銃身の耐久性とかも上昇。
ハイマニューバから引き継いだスラスター類で高機動性を維持。
両肩のランチャーポッドからはスモークやフラッシュグレネード、チャフと言った撤退に有用な低火力ミサイルを発射。
普通のミサイルも中身を入れ替えれば一応撃てる。
腰部には主に接近されそうな時や、撤退の際への牽制用にハイマニューバと同じ重突撃銃を装備している。
接近戦に備えてアーマーシュナイダーも腕部に装備しており、ハイマニューバの高い機動性で、相手次第では意外と何とかなる。
結果的には、狙撃用の機体として現場からの支持も含めて中々上手く改修出来た新型となった。
しかし、狙撃と言う高等技能を扱う都合上、その性能を十全に発揮するにはせめてベテランクラスのパイロットが必要であり、人材が枯渇し掛けていたザフトではそれも難題となった。
そういう問題も有り、通常のハイマニューバよりも生産数はかなり少ない。機体カラーは宇宙に溶け込み易い黒や灰色ベース。
ボワズ攻防戦では数少ないベテランやエースクラスが搭乗した本機の部隊が、連合側のMSやMA部隊にその高い狙撃能力から一定の痛手は与えた物の、多勢に無勢。
戦局を覆すには至らず、撤退する部隊の支援に狙撃を行う中、ボルス・カミンスキー少佐のハイぺリオンスナイパーカスタムにも狙撃を仕掛ける。
しかし、全方位バリアに防がれ、カウンタースナイプで逆襲されて部隊も壊滅してしまった。
◇ジャック・グレゴリー
乗機はガンバレルカラミティガンダム。階級は中佐。
人種はナチュラルの38歳。
大西洋連邦宇宙軍メビウスゼロ小隊の隊長であり、ムウやピーターの直属の上官だった。
エイプリルフールクライシスの被害はこの世界では原作ほど酷くないが、それでも大西洋連邦や東アジアとかが被害を受けなかったわけではない。
不幸なことに、その中に彼の家族も含まれていた。
クライシス以前はコーディネイターやプラントに対しては穏健派だったが、現在は過激派に。
しかし、憎悪を燃やすのはプラントやザフトに対してのみであり、大洋や中立国とかのコーディに対しては特に思う所はない。
その分だけプラント軍に容赦がないとも言うが。
性格や外見イメージは強いて言えば少し若いアンデルセン(ヘルシング)に近い。
暴力を振るって良いのはプラント軍だけだってな。
ムウやピーターは昔と変わってしまった上官に複雑な心境だが、家族を奪われたらそうもなると、理解も出来ている。
コーディは全て皆殺しとか完全に見境なくなってもいないので、階級差を無視して止めるほどではない事情もある。
十字架を模したパーソナルマークから『クルセーダー(聖十字)』の二つ名も持つ。
これは彼の実家が教会なのと、死んだ家族へのレクイエム的な意味合いも恐らく有ると思われる。
教会と言ってもプロテスタントだった彼が、カトリックが起こした十字軍を思わせる二つ名を得るのも皮肉だが。
425: 霧の咆哮 :2016/12/08(木) 22:28:20
◇サラ・イメリア
乗機はブラストカラミティガンダム。階級は中尉。
人種はナチュラルの26歳。
生粋の戦闘狂にしてトリガーハッピー。
達観した死生観を持ち、死んだら死んだでそれは仕方ないが、どうせ死ぬなら戦いの果てで死にたいと考える、ある意味で戦士の中の戦士とも言える。
『ブラッディ・ハリケーン(血染めの暴風)』の二つ名を持つ。
これは暴風のような圧倒的な火力を敵に浴びせ、爆風で機体を血染めのように赤く染め上げる様子から。
『乱れ桜』ことレナ・イメリアの妹であり、姉同様ガンバレル適性こそ無いものの、素の能力でコーディ用MSでも自在に扱える数少ないナチュラル。
姉と違い機体適正は万能型じゃなくて射撃戦の方が得意。
仮に同等の機体で姉と戦った場合、接近戦では勝ち目が薄いが、射撃戦ならばこちらの方が強い。
性格や外見イメージは強いて言えばハンナ・ルーデル(
ストライクウィッチーズ)に近い。
姉妹仲は悪くはないが、良くもない。
レナからすると弟を亡くした上に妹まで亡くしたくないので、戦闘狂のままに無茶をして欲しくないし、出来ればその内戦場から離れて欲しい。
サラからすれば姉の気遣いは嫌いではないが、どうせ死ぬなら戦士として死にたいので、戦うのは止められないという平行線。
レナは今でも弟の死を引き摺ってコーディネイターを激しく憎悪しているが、サラの方はそこら編、もう過去のことだと割り切れている。
そこら編のすれ違いも、ギクシャクする要因の一つになっている。
南米から本土にかけての激戦では姉同様にバスターガンダムやバスターダガーを駆り、こちらも二つ名が付くほど派手に大暴れし、多数のザフトや南米軍を血祭にあげた。
強くて美人な姉妹エースとして大西洋連邦では派手に宣伝されて良そうである。
地上で愛機が同じだった2人が、どちらもカラミティの強化改修機を宇宙で乗り回すのも因果だが。
以上です。
種系のMSでも大好きなカラミティガンダムの派生を考えてたらネタが沸いてきたので纏めてみた。
大火力MSって浪漫だよね。
パイロットの方は原作キャラの血縁や過激派系とかまだ作っていなかったので加えてみた。
最終更新:2017年01月16日 12:01