62: ゴブ推し :2016/12/12(月) 22:07:34
ロッソイージス
大西洋連邦がイージスをベースに開発した高級量産機。
ユーラシア連邦が開発したリゲルグは、その特殊な装備から大気圏内において既存のMSを大きく上回る機動性を発揮した。
これに大西洋連邦軍の上層部は、元よりレイダーの簡易的な可変構造では大洋のZ系列に対抗できないと見ていた事から、開発を進めていたイージスの後継機の仕様要求を更に引き上げ、リゲルグにも対する事にした。
その要求を受けて大西洋連邦に属する各軍需企業と技術陣は、ビーム兵器の制御に使われるコロイド粒子関連技術を応用。
580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」発射口から「ゲシュマイディッヒパンツァー」にも似た電磁シールド展開する事で機体に掛かる空力制御と空気抵抗の軽減を行い、巡行形態(MA形態)にて超音速の突破に成功。飛行試験では上空10kmでマッハ1.9~2.0を記録した。
またMSでの飛行形態でも亜音速~音速域での戦闘が可能となっている。
武装面では基本ベース機であるイージスの物を発展・踏襲したものを採用しているが、突撃形態時の増えた六本のアームクローは「ゲシュマイディッヒパンツァー」を攻撃に転用した対A.L仕様(光波防御帯の貫通・無効化機能)になっている。
最高速度ではリゲルグに若干劣るものの、シミュレーター演習での結果を踏まえて十分対抗可能と判断し正式採用される。
複雑な可変機構を持つ高コスト機である為、ユーラシア連邦のリゲルグと同様にエースやベテランで構成された部隊へ配備される。
ファーマメントブリッツ
大西洋連邦がブリッツのベースに開発した高級量産機。ネロブリッツの派生機。
当初は、ロッソイージス同様にブリッツの発展型として隠密・偵察を目的の特殊作戦機として開発が進められていたのだが、リゲルグの登場に伴い方針がやや転向される。
開発中のシミュレーター検証にて、MA形態では十分速度面でリゲルグとZ系列に対抗できると見られたロッソイージスであるが、運動性やMS形態での戦闘では些か心許なく、決め手に欠ける事も否めず、それを補う為に開発中のネロブリッツが実験的にロッソイージスの連携機として候補に挙がった(先の大戦で奪取された二機がザフトで連携戦闘を行ったデータも参考にされた)。
結果として、ファーマメントブリッツは大気圏内の戦闘において開発陣を上回る性能を見せた。
コロイド粒子の運用に特化したX200系フレームによる空気流の制御を行う特殊ガスと電磁シールド(グライダー・コロイドと名称)を使った機動は、MS形態のロッソイージスを大きく上回る空戦能力を見せ、大気圏内用に調整した背部と腰部(リゲルグのテール・スタビレーターを参考)の大型スラスターの推力も合わさって人型でありながら最大マッハ1.5以上を記録した。
武装においても対A.Lを意識しており、ベース機から受け継いだランサーダートは勿論、背部の可変アームユニットもロッソイージス同様「ゲシュマイディッヒパンツァー」を攻撃に転用して光波防御帯の貫通・無効化能力を持つ。
ロッソイージス共々ベテラン部隊に配置され、連携運用にてリゲルグ及び大洋のZ系列の対抗を期待されている。
63: ゴブ推し :2016/12/12(月) 22:08:12
FAZZ(ファッツ)改
ユーラシア連邦がクスィーに近しいコンセプトの機体を開発した事で大洋連合…
夢幻会は、その対抗機の必要性に迫られた。
彼等とて種世界の技術を軽視している訳ではなかったが、こうもMS関連で急激な発展を見せるのは予想外であり、転生者という自分達を何処か特別視しUC系技術…ひいてはミノフスキーテクノロジーを手にしていた事実に驕りあったと痛感させた。
兎も角、リゲルグの存在は小さくない衝撃であり、夢幻会は予定していたMS技術の段階を繰り上げる事にする。
しかしクスィーその物の開発を進めても良いが、リゲルグの登場によって大西洋も開発中の機体の要求仕様を上げている事も掴んでいた為、自分達も逸早いそれらに対する機体を開発する必要があり、現行機の中からミノフスキークラフトとビームバリアの搭載が可能なキャパの大きい機体を選択。
その結果、FAZZが候補の一つに上がった。
ZZの複雑な可変機構を配し、フルアーマーパーツの脱着も除外した当機は、その分だけ機体構造に大きな余裕があり、加えて複数の高出力ジェネレーターを搭載している事からミノフスキークラフトとビームバリアの運用機にはベストな機体であった。
加えて言えば、全高も20m程度と従来のMS運用インフラ内で納まる事も大きかった。
結果として当機は、夢幻会の期待通りの性能を発揮。正式に高級量産機として特務部隊を主としたベテラン部隊に配備される。
シルヴァバレト
FAZZ改同様のミノフスキークラフト及びビームバリア搭載機。原作同様にドーベンウルフが原型。
ミノクラなどの搭載もFAZZと同じく高出力のジェネレーターを持ち、複雑に内蔵された多数の火器をオミットした事で構造的キャパが大きくできた為、搭載可能としてFAZZとほぼ同時期に実験され、結果も良好であったために量産に移行する。
両機とも高出力のメガ粒子ビーム兵器を使用できるため、これといった対A.L兵器を持たない。その火力でCE式ビームシールドとも言えるA.Lを貫通して撃破するものとしている。
以上です。
没ネタとなったリゲルグですが、各国の対抗馬はこんな感じで考えてました。東アジアはどうしても浮かびませんでしたが…イナクトのリニアガンで00の原作同様に空気抵抗を軽減するくらいでしょうか?
あと、デフィンスロッドにミラコロ技術が使われているそうですから、大西洋が梃入れすればMS形態でも高い飛行性能を持てるようになるかも知れません。
また大西洋の機体は改良型のGと共に正式型レイダーとも連携して物量でリゲルグとZに対抗するみたいな考えもありました。
大洋については、太陽炉よりも解析と研究が進んでいるミノ粉を使うだろうとミノクラ搭載機を考えてました。
あとビームバリアは原作のクスィーと違って確り防御にも使えるものともご都合的に設定する積りでした。
ナイ神父氏の今後の展開の参考になれば良いのですが。
最終更新:2017年01月16日 13:19