299: ゴブ推し :2016/12/14(水) 22:25:40
EMS-07J ガーベラ・イェーガー

全高:18.0m
重量:37.9t
装甲材:ルナチタニウム(γ)
出力:2540kw
動力:ミノフスキー型核融合炉。
武装:ビームアサルトライフル、ビームサブマシンガン、ロングレンジビームライフル、ビームサーベル×2 2連装ビームスポットガン、両椀アルミュナーレ・リュミエール、その他数。

ユーラシア連邦が開発したゲルググJのコンセプトを受け継ぐ高級量産機。
ハイペリオンMarkⅡ(仮)の開発で完成を見たムーバブルフレームを実装したユーラシア初の第二世代型量産MS。
エースやベテラン達の為の高級機であり、CE70年代半ばから後期に置けるユーラシアのMS技術の粋を結集した機体でもある。

全体的に流線型の形状を持つ外見が齎す印象通り本機の最大の特徴は、従来機に無い圧倒的な速度…推力にある。
ゲルググJのコンセプトを引き継いだだけに、背部のスラスターと腰部にあるテール・スタビレーターの生み出す推力は最新の高機動型MAに匹敵するものがあり、加えて肩部に目立つ大型スラスターと最新のアビオニクスのサポートにより高度な三次元機動を可能としている。
無論、その分パイロットには高い技量とMS適性を要求されるが。
またこれら高推力の実現には、CE73年にPIP(推進剤非依存推進)も可能なユーラシア連邦が各国に先んじて開発に成功した最新の航宙装置『ヴォワチュール・リュミエール(以下V.L)』が転用されている事も大きい。
プロペラントの消費を殆ど気にすることなく、大出力のスラスターを噴かせ続けられるのは、縦横無尽に宇宙《そら》を駆ける事を愛するをパイロット達にとっては正に夢のような話であろう。
とはいえ、それらメインスラスターに掛かる負荷、姿勢制御スラスターに使われる推進剤の消費や放熱・冷却の問題、空気の残量などなど、それらの問題が付きまとう以上は真に無限に且つ最大で稼働できる訳ではない。

このガーベラJ型は、頭部におけるモジュールもリックディアスに使用されたカメラとセンサーを小型高性能化した物が採用され、Gタイプにも似た立体視も重視した〝ツインアイ〟ともいうべき二つのセンサーによってゲルググJ以上の高い探知能力・望遠・遠距離射撃を実現し、運動性と機動性のみならず射撃戦おいても従来のユーラシア機を大きく上回っている。

バックパックに関しては前型式のガルバルディや改修後のゲルググJなどと異なり、換装方式はオミットされて、大気圏内で運用を行う際はメインスラスターと肩部大型スラスターやソフトウェアの僅かな調整だけで対応できるようになっている。
ここにも推進剤に依存しないV.Lの便利さがある。
背部と肩部スラスターと腰部から伸びるテール・スタビレーターのV.Lの推力は宇宙のみならず大気圏内でも有力であり、TMSや生粋の航空機には及ばず、音速域へも到達できないものの本機に高い滞空性能と飛行性能を与え、本機を乗りこなせるエース級パイロットであれば、TMSや航空機にも対応は可能とされている(尤も同国のセイバーや大洋連合のZ系列、大西洋連邦のロッソイージスに乗るパイロットもエースなので対応は可能でも撃破は困難である。それ以前にディン同様に一撃離脱に徹せられて互いに決め手を欠く不毛な戦いになる可能性が高い)。

武装面は、中・遠距離で高い火力を発揮する大型のビームアサルトライフルや超々距離狙撃用のより高出力のロングビームライフル(後には、大洋から開示されたメガ粒子ビームを採用した型もある)の他。取り回しの悪いそれらを補う為の椀部のビームスポットガンや文字通り予備のサブマシンガンにビームサーベルを基本的に携行する。

動力に関しては、ユーラシアがミノフスキーテクノロジーに手が掛かった事を踏まえて大洋から一定の支援があり、安定的に高出力を得られる融合炉の提供と整備面でより踏み込んだ技術開示が行われた為、本機には核融合炉を搭載した機体しか存在しない。
生産数も派生のK型と合わせて100機に達するかどうか少ない事も関係している。

300: ゴブ推し :2016/12/14(水) 22:26:10

EMS-07K ガーベラ・クリーガー

全高:18.2m
重量:40.7t
装甲材:ルナチタニウム(γ)
出力:2660kw
動力:ミノフスキー型核融合炉。
武装:ビームランス、電磁ランス、電磁ブレード、ビームサーベル、二連装ビームキャノン、肩部小型ミサイル。脚部小型ミサイル。パイルバンカー内蔵A.L発生器付き大型シールド。右椀部A.L、ヒートロッド×2 ビームサーベル内臓膝部副椀×2。ビームサーベル内臓背部副椀×2。

ユーラシアが開発したギャンのコンセプトを引き継いだ高級量産機。ガーベラJの白兵戦仕様機。
ゲルググJのコンセプトを引き継いで開発されたガーベラであったが、基本性能の高さからギャン系列のコンセプトをもった別仕様の開発も程なくして実行された。
基本構造は余り変わらないものの、近接戦に対応する為にフレーム強度を上げ、装甲も厚くし全体的に強固・頑丈にしている。
これによる重量増加に伴う重心やバランスのズレなどは、近接戦・白兵戦仕様のアビオニクスとOSへの調整で対応している。
またV.Lも初期推力を高める形に調整して重量増による瞬発力・加速の低下を抑え、J型を上回れるようにしている(当然の事ながら連続した推力はJ型より劣る事になっている)。

武装面はギャンKを踏襲し、主に変更となっているのは電磁ランス、電磁ブレードやA.L付きの実体盾であろう。
電磁ランスとブレードはギャンKの王室警護機が持つ実体ランスなどの発展型で、前型と同様に対A.Lを想定しており、ラミネート装甲技術の応用とより強力な特殊高周波(電流)を併用してA.Lを及びPS装甲の貫通・切断を目的とした兵装である。
なお、この高周波が流れた際、ヒートホークやヒートサーベルのように紅く発光するように見える。その為、初見では件のヒート系兵装と勘違いされることが多い(実際はヒート系のオレンジに近い発光ではなく、血のような紅い色なので見分けはし易い)。
A.L付きの実体盾については、パイルバンカーは前述の電磁仕様であり、防御の他は重量を武器としたバニッシュの為の物である以外はない。

上記以外についてはセンサー類の仕様に変更があるだけでJ型と大した違いはない。
要は近接戦の為に重く硬く、踏み込みが素早く、強力な格闘武器と攻撃を繰り出せるという事であり、その反面…中・遠距離が苦手で長距離を早く駆けるのも不得手であり、距離を空けられると相手によっては負け込む…とこれまでと変わらない仕様である。

動力の融合炉は重量増による挙動の鈍さを抑え、初期加速の高推力を得る為に若干J型よりも出力の大きいものが搭載されている。

なお両機とも75年(ないし76年)にロールアウトし、エース及び精鋭部隊に配備されている。

303: ゴブ推し :2016/12/14(水) 22:28:21

以上です。
ガーベラは、ガーベラテトラが元ネタの機体です。名称からテトラ…4という数字を外したのは、まあ…言うまでもないと思います。
代わりにゲルググJとギャンKのコンセプトを受け継いでいる事から、名称も両機から受け継ぐ形にしました。
この機体を選んだのは、高機動型MSであるゲルググJに近しい機体であった事とデザイン担当者がリックディアスの前進というコンセプトでデザインしたというコメントがあったからです。自分の今回の設定ではその逆という訳ですね。
またさらに元ネタと違ってムーバブルフレームとガンダリウムγとリニアシート、全天周モニターを導入した第二世代機とし、索敵・探知・望遠能力を強化する為にゴーグル型センサーモジュールにモノアイも二つあるという少し変わった形にして、スラスターもシュツルムブースターの代わりに腰部に三号機のテール・スタビレーターの追加と変更しました。
武装面に関しても一部変更し、椀部のA.Lとの兼ね合いから110㎜機関砲をビームスポットガンに。また本家四号機のようなロングレンジライフルも携行可能としてます。ただK型はこれらオミットしてます。

V.Lに関しては種原作の設定を見て、75年か76年頃なら高級機への搭載は問題ないとして載せました。リゲルグほど無理はないと思ってます。
このサイトを見ているガンダムファンの方々の中では知らない人はほぼいないと思いますが、一応説明しますと原作で自由、正義、運命に搭載されたV.Lは、スターゲイザーに搭載された物の応用・発展型という代物との事ですが、至極簡単にその機能と原理を説明しますと。
バックパックなどのスラスターを搭載した機構の内部から太陽風の代わりに推進機器に高出力のレーザーをぶち当てて、そのエネルギーをほぼ完全に無駄なく推力に変換するというトンデモな代物です。
正直、現実的に可能なのか疑問でもありますが、あり得なくもないとも断言できないので微妙な感じです。
まあ、仮にもSF作品でもありますし、ミノ粉もある世界なので突っ込むのは野暮でしょう。種の中では比較的まともな設定だと思いますし。

ちなみにガーベラに搭載された後は、セイバーにもアップデートでアビオニクスの刷新と同時にメインスラスターにV.Lが搭載されると思います。
生産数と配備数については、宇宙と地上でそれぞれ50~60機ほどか…或いは地上はセイバーがあるのでその配備数しだいでは結構減ると思います。
パイロットはエースは勿論、ベテランでもシーマ様と互角以上に戦えたバニング大尉クラスに任されると思います。

ハイペリオンについては今回も見送ってますが、没ネタから設定を変更したのでムーバルブフレームの実験に留まらずにガンダリウム合金とV.Lの実証機となっていると思われます。

で、スカンジナビアの国産機ザク・ウォーリアもといトロールですが、余り良い印象のない名前かと思われますが、簡単に調べてみるとどうも北欧で悪鬼やら悪魔のように伝えられていながらノルウェーではかなり身近で親しまれているキャラクターでもあるらしく、人気があるそうなのでゴブリン…子鬼という対をなす意味で大鬼を指すトロールというこの名称を選んでもスカンジナビアでは余り問題無いと判断しました。
……実は結構悩んだ上だったりします。

開発については、スカンジナビアだけではGAT-Xクラスのこの機体を作るのは無理があろうと思い、本文にある通りプラントやオーブからの亡命者が関わったとし、3年の月日を掛けて開発したと設定しました。あと宇宙用の装備を省いている事もあります。
これでかなり無理がなくなったと思いますが、執筆中にふと…「スカンジナビアは宇宙にこれといった施設は持っておらず、MS生産に必要な高度な機器や資材を自作できないのでは?」と気づいて、どうしたものかと考えて大洋などの他国が高級機を生産する以上に高くコストが付くという事にしてます。

設定した自分が言うのもなんですが、折角の国産機なのに少し哀れに思います。

304: ゴブ推し :2016/12/14(水) 22:29:52
配備時期についてはアンケートもありましたので、ナイ神父氏の判断で76年以降でも構いません。

大陸96
636: ゴブ推し :2017/01/23(月) 18:59:48
ガーベラ、R・ジャジャは100ずつ上げる事にします。

トロールには修正版が出たため削除

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最終更新:2017年02月12日 21:55