11: トゥ!ヘァ! :2016/12/29(木) 19:11:46
大陸seed アナザーストーリー その2 開戦
S2インフルエンザの流行から地球全体での反コーディネイター感情の増加とそれによる後押しにより遺伝子改変禁止に関する協定であるトリノ議定書の採択。
その後は国民の声に押され大西洋・AEU・新ソ連・東アジアを中心としたプラントへの駐留軍増加とこれに反発したプラント側による小規模な軍事衝突ことL5宙域事変。
そして犯人詳細不明のコペルニクスの悲劇からAEU・東アジアを中心として先のテロをプラント独立派の仕業とするアラスカ宣言を発表。
当時の両国上層部はこの宣言によりプラントが暴発しても武力において解決できると考えており、実質的にL5事変による国民の失望と責任追及を逃れるためのパフォーマンスであった。
そしてこの考えは当時としては間違いではなく、両国の宇宙兵力だけでも相応な装備と数は整っていた。
大西洋・新ソ連は一歩引いて宣言の中心とはならなかった。しかし当時の両国においてこれを支持する国民は少なくなかったといわれている。
また大洋・BUは現時点では調査不足であるとしプラント側のテロとするこの宣言へは否定的である。
(一説によると月の統一主義者個人による地球諸国高官を狙った偶発的テロとの説があるが詳細不明)
肝心のプラントは勿論大きく反発し、開戦へ秒読みとなっていく。
そして迎えるC.E.70年2月11日
理事国が中心となって結成された地球連合による宣戦布告から始まった。
(詳しくは理事国はプラントのことを独立国とは見なしていないので正式な宣戦布告ではなく、形式上のものである)
六大国はそれぞれ2個艦隊は保有しており(内実は国によって細かい数などが違う)合計12個艦隊。
なおアフリカ共同体と南米合衆国、スカンジナビア王国は艦隊と呼べる規模の宇宙戦力は持っていない。
主力は東アジア・AEU・大西洋・新ソ連を中心とした混成艦隊。
それぞれ一個艦隊ずつの計四個艦隊である。
また後方に待機組として大洋とBUの艦隊が存在している。
プラント側はこの動きを察知し、全てのコロニーにて軍事関係者以外は最寄りのシェルターへ避難指示を出し、ザフトには全軍を挙げての迎撃を発した。
同年2月14日
単純な戦力では倍近い開きがあったものの、ザフト側は出し惜しみは無しと原作と違いこの場にてNJの展開。
突然、大型艦の原子炉とレーダー類、また電波誘導が使えなくなった連合側艦隊は大混乱に陥り、ザフト側の奇襲を許す形となった。
なお原作と違い初期のプラント迎撃戦からNJを使用したことにより血のバレンタインは起こらずに済んだ。
連合艦隊の大敗に各国の上層部は狼狽えたが、後方にて待機していた大洋・BUの艦隊からの援護により退却開始。
なお大洋部隊はこの時船舶の主要機関を融合炉にしていたため通常通りに航行可能であった。
BU艦隊は主力艦隊の混乱から割り出したNJの範囲外にて長距離援護に徹していた。
連合の船舶にはもしもの時のための内燃・電気両用式の補助動力が組み込まれており、短時間ならばこれで航行できる。効率が悪く足が極端に遅くなる大型艦からは退艦。動きの速い小型船舶に乗り移った上で援護を受けながらの撤退となった。
幸か不幸か主力の大型船舶の殆どが沈められていたため撤退はスムーズに行われた。
ザフト側も大洋の艦隊が動いているさまを見てまさかまともに動ける部隊がいると思わず追撃を断念。
プラント迎撃戦と後に名付けられた戦いは連合国の大敗で終わった。
続いて原作よりも早く4日後のC.E.70年2月18日にザフト艦隊はL1宙域の世界樹コロニーに侵攻。
連合残存艦隊と無事な大洋・BU艦隊が迎撃にでる。
ザフト軍はここでもNJを展開。従来のレーダーや誘導兵器の使用を不可能にした。
大洋艦隊が孤軍奮闘するものの各国艦隊がNJへの対策が出来ていない中では全体の流れは変えきれず、各地でザフトに前線が突破されたため撤退。
原作のように崩壊はせずに済んだが世界樹コロニーはザフトの手に堕ちることとなる。
ここでもザフトは追撃を断念。
まともに動く大洋艦隊と思った以上に粘った連合各国軍の抵抗により少なからぬ打撃を受けたためである。
更にプラント迎撃戦の疲れも完全に取れていなかった事情から少数の部隊しか追撃に出せず、下手に少数ではNJ下でない場合は逆撃をくらう可能性を考えてのことであった。
大勝したとはいえザフトは地球連合に比べ数が少ないため無駄にできる戦力は一兵もないという苦しい懐事情も関係していた。
12: トゥ!ヘァ! :2016/12/29(木) 19:12:19
六大国のうち大西洋・新ソ連・AEU・東アジアの侵攻艦隊が壊滅。
BU艦隊は半壊。大洋艦隊も少なからぬ損耗を被ったため一時的ながらも制宙権はザフトの手に落ちた。
各国共に残り一個艦隊を保持するため各国の拠点に引きこもることとなる。
ここでプラント上層部は二度の戦いにて大洋艦隊がNJ影響下でも問題なく動いていることから核融合炉ないし、それに準ずる何かを持っていることを推測。
遠からず大洋からの融合炉供与が始まるだろうと予測し、初期の連合宇宙戦力への大打撃からNJの地上投下による和平交渉の勝ち取りを断念。
プランBこと地上へ部隊を降下させ国家ごとの個別撃破からそれぞれの単独講和を狙い連合戦力を削ぐ作戦。通称オペレーションウロボロスへ移行した。
戦前から構築していた地上における反理事国組織(反政府組織や民族ゲリラなど)とのパイプを活かし、NJ投下後にそれらの蜂起と共に宇宙から部隊を投下。
まずは北アフリカを制圧し、続いて欧州と南アフリカを制圧する作戦である。
同年3月8日。
ザフトは手持ちの軍団からいくつかの小艦隊を編成し、各国の補給路、または宇宙拠点へ散発的な嫌がらせ攻撃を行い連合の動きを牽制しながら地球へのNJ投下艦隊を差し向ける。
連合諸国はこの動きに気づいてはいたが先の大敗から戦力再編が未だ住んでおらず、更にザフトの小艦隊に対抗するために自勢力コロニーから戦力は出せない状況であった。
そんな中で比較的余裕のあった大洋はL2にある自らのコロニー群と月の防衛で低一杯であり、L4宙域のBUも同じく。
東アジア(L4)とAEU(L3、L5の中間)は共には自らのコロニーを守るだけで手一杯であり、結果最もプラントから遠く、他よりも余裕がある新ソ連(L3、L4の中間に拠点)と大西洋(L3に拠点。原作ではヘリオポリスがあり、宇宙世紀ではサイド7とかあのあたり)が急遽機関を内燃機関と大型の艦艇用補助バッテリーに置き換えた艦隊を何とか絞り出すようにして編成し、出発。
この時期には大洋からミノフスキー式核融合炉を都合し始められていたが未知の技術と理論のため運用自体が遅々として進んでいなかった。
連合の迎撃艦隊は従来よりも制限の多い艦隊で尚且つNJ下においての対MS戦術も整っていない状況下でありなが奮戦したがザフトのNJ投下は防げず、中立国であったスカンジナビア王国を除き各国へ投下された。
結果地球連合諸国は大打撃を被ることとなる。
今まで宇宙の片隅の出来事と思っていた各国の国民はこの被害に衝撃を受けた。
なお大洋は世界樹の敗退から徐々に各国へミノフスキー式融合炉を供与し始めていたが上記の大西洋・新ソ連艦隊の理由と同じく未知の技術・理論に戸惑う各国ではようやく第一号炉の試運転が開始され始めたばかりである。
むしろ一月足らずで試運転まで漕ぎ着けたのだから相当努力しているが。
地上では各国の混乱を機に北アフリカ、南アフリカを中心に反政府勢力や現政権へ不満を持つ者たちが蜂起。
南米では現政権がクーデターにより総崩れになり、大西洋連邦へ亡命。
南米合衆国軍ではクーデター政権へ従う部隊と従わず逮捕、または殲滅される部隊と大西洋連邦へ亡命する部隊が相次ぎ、更にクーデター政権軍へザフト紐付きの反政府勢力が合流した。
アフリカ共同体でも同様の光景が見られ現政権が保持する一部西アフリカ地域とクーデター政権・反政府ゲリラのタッグが支配する大多数の北アフリカへと分裂。
NJの効果を確認したザフトは同年3月20日に北アフリカへと部隊を降下。
現地のクーデター政権軍の手助けもあり地球での橋頭保を確保する。
同月の25日には南米へも部隊を降下させ現地のクーデター政権軍と合流。
ここに南米方面軍とアフリカ方面軍へと別れたザフトはそれぞれ近場の重要地域及びマスドライバー奪取のために侵攻を開始した。
北アフリカ方面軍はまずは残ったアフリカ共同体軍とAEUの駐留軍が防衛しているチャド湖マスドライバー。同時侵攻にてスエズ運河と水中MSによる地中海の制圧。
またそれらに一段落付いたのちにBUのビクトリアマスドライバーを攻略する予定である。
南米方面軍は大西洋連邦の戦力を誘引しながら無理のない範囲でパナママスドライバーの奪取を目的としている。
同時進行で中東の一部勢力へ戦前からのパイプを使い支援を開始。
ムスリム会議国同士の戦いが再燃し、新ソ連とBUはそこから流入してくるテロリストを抑えるために行動が鈍ることとなる。
13: トゥ!ヘァ! :2016/12/29(木) 19:12:53
同年
3月30日 紅海において紅海海戦勃発。
NJ影響下でも動かせる艦艇を集めたAEUと新ソ連の艦隊はザフトの新型機ディンと水中試験機であるジンフェムウスを主軸とする部隊に大敗。
紅海における制海権はザフトの手に落ちることとなる。
同年4月10日
北アフリカにてチャドマスドライバー陥落。
AEUは自国のマスドライバーを失うこととなった。
同年 4月16日 カリブ海海戦勃発
西インド諸島周辺にて大西洋連邦軍と南米・ザフト軍の間に大規模な戦闘が勃発。
序盤はジンを改修した水中用MSを投入したザフト・南米軍の有利に進むも本拠地の近い大西洋はなりふり構わぬ空海戦力を投入。
ザフト水中部隊は数の差から押し切れず、また大西洋軍も決め手に欠けるため結局戦闘は双方共に痛み分けに終わることとなる。
「紅海の鯱」ことマルコ・モラシムの弟であるカルロ・モラシムが大西洋のイージス艦5隻に空母一隻を沈め一躍有名となる。
仇名は「カリブの怪物(クラーケン)」
同年4月26日
連合のプトレマイオス基地、大洋の月面都市新因幡などを目指しザフト軍が月へと侵攻開始。
ここにグリマルディ戦線が構築された。
ザフトは月の裏側のローレンツ・クレーターに橋頭保となる基地を設営し、新型MSジン・ハイマニューバの精鋭部隊を投入。
連合はこれに対抗して大洋のMS部隊を投入。
比較的機動性に優れるザニーと火力と装甲で勝るガンキャノンのコンビネーションはよく鍛えられたパイロット達の腕前も合わさり機動性に劣りながらもザフトのハイマニューバ部隊と一歩も劣らぬ激戦を繰り広げた。
また連合諸国軍も負けておらず各国から空間認識能力が高い者をかき集めたメビウス・ゼロ隊は持ち前の機動性とガンバレルによる変則的な攻撃により高い戦果を挙げた。
連合の重要拠点であるプトレマイオス基地と及び後背地であるL2の大洋連合のムンゾコロニーから支援も合わさり、結局戦力で最後まで優位に立てなかったザフトは根負けし6月頃には月から撤退した。
これにより連合は今大戦において始めて勝利と言えるものを獲得したのであった。
この戦いで大西洋連邦のムウ・ラ・フラガ中尉がジン5機をメビウス・ゼロにて撃破し、エンデュミオンの鷹の異名で知られるようになった。
そのほかにも自らMA隊を率いながら攻撃的な指揮で敵陣を崩したAEUの猛将ジェラード・ガルシア中佐。
この戦いから大戦の最後まで第一線のMS乗りで居続けたことから親しみを込めて呼ばれ続けた大洋のロートル サウス・バニング中尉。
バニング中尉の下、超人的な動きでジン3機とハイマニューバ1機を落とした大洋のパイロット、野獣ヤザン・ゲーブル少尉。
迅雷のような動きを見せたBUのライトニング・バロンことゼクス・マーキス少尉。
また後にAEUのエース、不死身の男と呼ばれるパトリック・コーラサワー少尉。
大西洋連邦所属、後にフラッグファイター筆頭と呼ばれるグラハム・エーカー少尉。
大洋の白い悪魔と恐れられるようになるアムロ・レイ少尉など後々のエースとなる人物たちも多くが参戦している戦いであった。
地球連合はこの戦いの結果をエース達と共に大いに宣伝しまわり、負け続きで下がっていた連合の士気を回復させることに成功した。
しかし悪い知らせも多かった。
月の戦いに決着がつくまでに地球では5月2日に地中海にて起こったカサブランカ沖海戦にて敗北。
AEU軍と新ソ連軍は地中海においても制海権を失い、続いて5月15日はスエズが陥落し、中東においてザフト派中東諸国や反政府組織がザフトアフリカ方面軍と握手を交わすこととなっていた。
また月戦線決着後のザフトの動きも早く、負けを挽回するためか6月5日にはL4の東アジア共和国の資源衛星新星を襲撃。
月の部隊や大洋の部隊はグリマルディ戦線の消耗から立ち直っておらず、東アジア駐留部隊と援軍に駆け付けたBU部隊のみでこれの迎撃に当たった。
月の勝利により東アジア・BU部隊の士気は高かったがザフトの猛攻により一週間足らずで陥落。
そのまま工作部隊による簡易な修復と追加ブースターの設置の後に新星はザフトの支配するL5宙域に運ばれていった。
なお移送の間に何度か東アジアの奪還部隊が攻撃を仕掛けたが、いずれも失敗に終わっている。
14: トゥ!ヘァ! :2016/12/29(木) 19:13:53
設定・用語・キャラ説明
大洋コロニー
通称ムンゾ L2宙域 宇宙世紀で言うところのサイド3 ジオンの位置。
近場にア・バオア・クー相当の宇宙要塞と月に新因幡(グラナダ)を持つ。
大西洋コロニー
L3宙域 原作ではオーブのヘリオポリスがあった宙域
宇宙世紀ではサイド7に相当するコロニー群を持つ。
近場にルナツー相当の宇宙要塞あり。
BUコロニー
L4宙域 軍事要塞コロニーバルジを中心に近場に通常コロニーが存在している。
宇宙世紀で言うところのサイド6に相当する。
近場にMOⅢ相当の資源衛星を持っており、ここも軍事要塞化している。
東アジアコロニー
L4宙域 原作における資源衛星新星があったためにこことなった。
他に移民用に作られた民生コロニーと防衛用の軍事コロニーが幾つかある。
宇宙世紀におけるサイド2に相当する。
新ソ連コロニー
L4とL3の中間付近に存在する。
これといった比較対象はないが規模的に大西洋コロニー群に匹敵する。
AEUコロニー
L5とL3の中間付近に存在する。
こちらもこれといった比較対象はない。
必然的に月を除くとザフトのプラントと近い位置のため最前線の一つであり、緊張が続いている。
建造途中であったコロニーの幾つかが軍事用要塞に流用されており防備を固めている。
その他コロニー
L1宙域に存在。宇宙世紀的に言えばサイド5か。ルウムの借りを返すのはいつになるやら。
原作と違い崩壊しておらず、ザフトの手に渡った後は要塞化工事の真っ最中。
月との最前線兼橋頭保としても使われている。
DSSDが保持するステーション。
大陸seedアナザー世界では新ソ連が中心となって設立された宇宙開発機構。
AEUや東アジアなど主に旧東側諸国が出資している。
こちらの世界では大洋による火星進出へ大西洋やBUと共に新ソ連も参加しているため、この組織で研究された諸々の技術が活かされている。
なお東アジアとAEUも新ソ連を通して火星開発には出資している。
原作では具体的にどこに存在しているか明記されていなかったので適当にL4とL3の中間あたりに。
新ソ連コロニー群の近くに存在しており、目下要塞化工事の真っ最中である。
原作のスタッフが聞いたら嘆きそうなことだがこれも時代である。
西側艦隊は主に宇宙世紀の艦艇。
大洋以外は初期は核融合炉でメガ粒子砲ではなく陽電子砲やゴッドフリートのようなビーム砲。
マゼランやらサラミスやらコロンブスやら名称が英国以外の欧州に関する人物や地名ばっかなので変えるかもしれないが。
東側艦隊は主に原作seed系の艦艇。
アガムメノン級はともかく、ドレイク級やらネルソン級やらは名前が英国の人名なので変える可能性高し。
六大国はそれぞれ二個艦隊ずつ戦力を保有。
しかし国によって艦艇数が違ってくる。大西洋・新ソ連・大洋などを完全編成とするとAEUやBUなどは一歩劣った数となる。100と80、70的な。
東アジアは多少無理して大洋の数に対抗しようとしているのが現状である。
15: トゥ!ヘァ! :2016/12/29(木) 19:14:26
序盤の大敗によって流石にこのままじゃヤバイと感じた大洋が西側東側問わず割とばら撒き始めた。
無論技術的なことを思えば秘匿していればいいのだが、NJ投下後のことと戦力の再建や近場の難民爆弾などの面倒とで天秤にかけて提供する方を選んだ模様。
この世界の各国は分散している分だけ原作や本家の大国ほど無茶が効きにくい国が多いのだ。
そのためNJCなくても特に問題はない模様。多分一番驚いて喜んでいるのは天城inアズにゃん。
しかし未知の技術、未知の理論と各国は完全手探り状態なので大洋の指導員のもと徐々に慣れていっている途中である。
因みに大洋としてはばら撒いて特許や使用料やらでウハウハだが遠からずミノ粉技術を物にするだろうことは予想されるのでガンダム世界からの転生者や逆行者も含め将来的には開発スピードを上げていく方針である。
当面は失った戦力の補充と拡充に徹するが。
なお、このことで最も被害を被るのは何を隠そうプラントである。
原作よりも早くエネルギー事情立て直してくるわ、後半になればなるほど連合国はどいつもこいつも強力なMS出してくるわで。
ミノ粉撒かれることは各国の現状インフラ的に不可能なので完全対応している大洋の領域以外では当分はない。
しかし、各国がミノ粉技術を物にしてくるであろう終盤には戦場でミノ粉が撒かれる可能性は限りなく高くなっていく。
大洋が核融合炉持っていることを推測しているプラント上層部は開発部署をせっついて新型の開発を速めている。
なので原作よりも早めに新型が出てきたり、派生機が増えたりしそうである。
連合の方は大洋が遂にザニーとガンキャノン(オリジン仕様)を投入。
次回あたりでジムが出てきます。あと多分ガンダムも。
大洋艦隊がなんか無事なんで融合炉持っているんだろうと推測した上層部。
制宙権取ってからのNJ地上投下で各国が麻痺しているところにそれぞれの首都へ部隊を降下させて一斉制圧する作戦を変更。
戦前から築いていたパイプを使って各地の反政府派と接触し、NJ投下と共に蜂起。
まずはアフリカ・南米を制圧し、次いで中東の親ザフト勢力と共にカスピ海の新ソ連マスドライバーも奪取。
地中海や大西洋、インド洋でも暴れシーレーンをズタズタにしてまずはAEUと単独講和。
次いでインド洋と連絡の切れたBU共とも南アのマスドライバー返還を含め講和。
その後はカスピ海マスドラやパナママスドラを餌に新ソ連や大西洋からも講和を引き出す。
これらの国々が講和に応じれば流石の東アジアと元から乗り気でない大洋も講和に応じるだろうという考えである。
無論楽観的希望と長期戦が不利なのに長期戦が前提という途轍もない矛盾を抱えている机上の空論であるが大洋が融合炉を持っている時点で既にこれくらいしか取れる手が残っていないというのが上層部の見解であった。
元の首都一斉制圧作戦も無茶な空論なので多分半分ほど自棄なのだろう。
独立できませんと言ったら家族ごと宇宙に漂う羽目になるので彼らも必死である。
なおコペルニクスの悲劇で最も被害を被ったのはこのプラント上層部であり、本来はL5事変の小競り合いで稼いだ得点を基にある程度譲歩を引き出す外交で終わらそうと考えていた時にあれである。
シーゲル・クラインは一報を聞いた時に「私もその場にいて死んでいれば良かったのだ」とシャトルの故障が原因とは言え生き残ってしまったことを後悔したという。
連合諸国「艦隊が死んだよ!原子炉も死んだよ!タスケテ!!」
大洋えもん「仕方ないなぁ」
プラント上層部(あ、大洋の艦隊だけ普通に動いてる。こりゃ連中融合炉かなんか持ってるな。オワタわ)
プラント民衆「やればできるやん。ほな次は地球本土殴って独立行ってみようか」
16: トゥ!ヘァ! :2016/12/29(木) 19:15:51
投下終了 駄文ですが。
まだザフトは序盤ブースト&NJが効いてるのでガンガン行けていますが時間が経てばたつほど不利になっていきます。
上層部もそのことを理解しているので速攻をかけていますがそろそろ足が鈍ってくる頃ですね。
宇宙では月でケチつけ始めましたのが始まりといったところでしょうか。
最終更新:2023年11月05日 15:48