61: ナイ神父Mk-2 :2016/12/29(木) 23:31:36
大陸SEED外伝 ある転生者の日記

CE69年 11月04日

ミスった・・・まさか、終戦から16年近く経ってからトリントンなんて辺境に有る基地をジオン残党が襲撃して来るなんて・・・しかも新型機まで引っさげて・・・くそ、一年戦からこの方不幸続きだ!しかし、人生なんて解らないもんだまさか昔聞かされた転生なんて事が本当に有るとは・・・

CE69年 11月05日

転生したらしい記憶の混乱が漸く収まってきた、如何やら自分は此方ではMAパイロットをしていたらしいが機体がドラッツェだった事には驚いた、しかも着ていた服はジオン軍服で乗っていたのはムサイ級・・・正直混乱しかなかったが一晩眠ったら大分落ち着く事が出来た。手元に有った端末の情報が正しければ如何やらL5にあるプラントとか言うコロニー群がキナ臭くなっている様だ自分から見ても嘗てのジオンの様な感覚を受ける。戦力自体はジオン所かコロニー一基分で相当劣るようだが国民全てが強化人間と成ると少し厄介だな・・・

CE70年 1月10日

村雨研究所への出向を命令された・・・前世の世界では悪名高い村雨研究所、こっちじゃまともな研究をしている様だが不安だ、上の命である以上行かざるを得ないがそれでも不安な物は不安だ妙に勘が冴える様に成ったんだがまさかな、いつの間にか強化されるのは御免だぞ

CE70年 1月20日

結論から言えば自分はNTに成っていた様だ・・・あのアムロ・レイやシャア・アズナブルの様に慣れる可能性も有ると言われれば憧れもするがやはりNT専用機よりは汎用機の方が自分には合ってる様に感じる。暫くは新任パイロット達の教導も有る為汎用機を使用したいと言う要望は通ったやはり教導するなら専用機より同じ汎用機を使用してやった方が部下にも伝わりやすいだろう・・・

CE70年 2月7日

遂に連合は理事国がプラントへと宣戦布告を行った、プラントの軍・・・確か、ザフトとか言ったか?アレの持つジンとか言うザクモドキ性能は気に成るが此方には既にドラッツェとア・バオア・クーで見たモビルポッド(後で聞いたがオッゴと言うらしい)が十分な数ユーラシア連邦と所属する大洋連合には配備されている問題は無いだろうが、少し胸騒ぎがする部下への教導をもう少し増やした方が良いかもしれない

CE70年 4月10日

世界中がエイプリルフールクライシスで大変な中、自分は現在トリントン基地に居る奇妙な縁だが自分は転生者の互助組織である夢幻会に見出されMSの試験運用を任されている。乗っている機体がドラッツェに続いて地上の戦線で歩兵時代散々に追い掛け回されたザクと言うのがアレだが性能はビーム兵器が無い以外はジムコマンドかそれ以上の性能を持っている。初期に作るMSとしては正直破格と言って良いだろう、しかし、予想外だったと言うか忘れていたのはこの世界では殆どの兵士達に対MS戦闘の経験が無かった事だ。そのせいで無理にドラッツェの特性を殺す様な真似をするパイロットが出てしまい、世界樹やNJ投下阻止作戦では予想外の被害が出てしまっている。だが、次の反抗作戦までは十分な時間が有る教導を担当した奴等に確りとMSの動かし方と対MS戦闘の方法を教えてやらなければ・・・

CE70年 10月30日

ユーラシアのゴブリン運用部隊と砂漠の虎との戦闘映像を見せ貰ったが、敵味方共に相当な実力者のぶつかり合いだった。後に聞いたがロンメル中佐率いる精鋭部隊だそうだ、向うの世界でも名の通った指揮官が居てあの戦況だった以上アレが最善だったのだろう・・・戦友を無くした奴からすれば溜まったもんでは無いだろうが・・・教導に入っていた黒い三連星の連中が少し心配していたな、誰か有望なパイロットでも居たのだろうか?しかし、悔しいが三連星との模擬戦は負け続けだ、此れでもパイロット暦は三連星より豊富な筈なんだが、やはり其処は才能の差なのだろう・・・此れでも以前より感や予測の精度は上がっているんだがなあ

62: ナイ神父Mk-2 :2016/12/29(木) 23:32:16
CE71年 5月5日

遂にアフリカを占領するザフトとそれに協力する北アフリカ軍を撃破する為の反抗作戦がスタートした。戦力、パイロットの質共に十分な準備をしてきた。今度こそ勝利を掴む事が出来るだろう・・・しかしマラサイか、どうしてもティターンズで危うく焼かれ掛けたせいで良い思い出が無いんだがなあ・・・まあ、コロニーレーザーに二度も焼かれ掛けると言うのも大分稀有な経験だろうが何度も体験するのは御免蒙る。


CE71年 6月4日

アフリカ攻略戦では十分な戦果を上げる事が出来た、あのガンダムタイプ2機が出てきた時は焦ったが味方にZガンダムやサイコガンダムが居るのはやはり有り難い、しかし、実戦で機体を使うと最近は期待の追従性が自分に追いついて来なくなっている様な気がする・・・そろそろ汎用機では限界なのだろうか?機体開発に詳しい同僚の話だと現在新型を開発中で其れを此方に回すという事だが一体何が来ると言うのか・・・出来れば使いやすい機体だと良いのだが

CE71年 7月10日

現在自分は海軍所属のヘヴィーフォークの内部で日記を書いている。私に配備されたザクⅢ(元の世界ではその改造型に当るとジオン残党の転生者は言っていたが・・・)は素晴らしい追従性を示した上、武装もシンプルで使いやすい何でもマラサイをベースに試験中のドーベンウルフ様のジェネレーターと小型化に成功したサイコミュを搭載しているとか聞いたが私の様な汎用機上がりのパイロットには嬉しい一品だ。ドーベンウルフも少し乗せてもらったがアレは此方より少し運動性が低い、また、エース用のジ・Oにも乗ったのだがアレは敏感過ぎる。アレを手足の用に動かせるマツナガ大尉やアムロ少尉は矢張りエースと呼ばれるだけの事は有るのだろう・・・今回のオーブ攻略戦ではこのザクで何処まで行けるだろうか

CE71年 9月10日

地上の安定化やザフトの残当狩りは順調に進んでいる。連中は新兵、特に年若い連中が連携を無視したり地元のゲリラや反連合系組織とトラブルを起こす上、何か有れば直ぐにMSで暴れようとする為ジオンの連中より狩り出し易いと言うことも有るのだろう(ジオン残党の転生者はその手のゲリラに対する対応も上手い為割と夢幻会派閥では重宝されているらしい、逆に連邦系は正規の教導や集団戦での経験が重宝されるそうだ)お陰でスムーズに残党が狩りが進んでいる。部隊も徐々にハイザック中心の編成からマラサイやドライセン、ドワッジと言った機体が混じり始めており機種交代も進んでいる様だ・・・

CE71年 10月30日

漸くプラント全域の制圧や武装解除が終了して連合軍はプラントに勝利した。自身は残党が狩りでアフリカに居たのだが情報は直ぐに流れ、その効果か此処最近は続々と残った残党も投降してきている。アフリカも此れならば地元の連中を除けば落ち着くだろう。しかし・・・地球に対するコロニー落としを防いだ立役者としてあのソロモンの悪夢やデラーズ中将が写っていた時には飲んでいた茶を噴出しそうに成った(因みに後ろでコーヒー飲んでたジオン系の転生者は噴き出していた)まあ、向うではコロニーを落す側だった以上仕方が無いのだが何か微妙な感じに成ってしまったが、戦争も終わり此れからは少しは情勢が落ち着くだろう。出来れば向うの戦後で合ったような延々と行われる非正規戦闘なんぞはない事を願おう・・・

63: ナイ神父Mk-2 :2016/12/29(木) 23:34:54
以上ですWIKIへの転載は自由です今回は拙作の世界にUCの転生者が居たらと言う
想定で製作しました。因みにザクⅢに関しては居るんじゃ無いかと言われる低レベルの
NT用に開発された量産機からの改造機だと思って頂ければと思います。

タグ:

大陸SEED
+ タグ編集
  • タグ:
  • 大陸SEED

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月07日 00:27