898: ゴブ推し :2017/01/17(火) 20:26:55
キャラ設定その1。
ロニー・アンダーヒル。
年齢15歳。イギリス系コーディネーター。年齢相応の身体つきの薄い青色の眼と赤い髪を持った少年。
70年10月に志願してザフト訓練校に入隊。凡そ半年間の養成を経て翌年4月にザフト・アフリカ方面軍カイロ基地に着任。
本人はバクゥのパイロットを望んだが、MS適性が平均値の域を出なかった為にジンオーカー改が与えられる。
連合の反抗作戦までの一か月間を重力下・砂漠化への慣熟訓練に費やしていた。
これと言って多くを語る必要のない平均的な今どきの若者。
ごく普通の家庭に生まれ、ごく普通に両親の愛情を受けて育ち〝成人〟を迎え、他人から見れば不遇であるが、本人にとって喜ばしい事に戦時中であり、ザフトへ志願。ただしプラントの為というよりも、ナチュラルを圧倒的な力で叩きのめす事を……身も蓋もなく言えば無双する事を夢みて、英雄をなる事を憧れたごくごく普通の少年。
しかし現実は無常であり、彼は何の戦果を挙げる事も無く最後の最後の一瞬でザフトに入った事を後悔し、母親の顔を脳裏に浮かべてその生涯を終えた。
71年5月、連合の反抗作戦にてブリック機のヒートサーベルにコックピットを貫かれて骨すらも残さずに肉体が蒸発。戦死。
タネリ・ポッカ。
年齢30歳。北欧系コーディネーター。190近い身長を持ち、灰色の髪に青い目を持ったがっしりした体格の男性。
ザフト軍アフリカ方面軍アレクサンドリア基地所属のMSパイロット。
開戦初期からマトスの下で戦い続け、高いMS適性と操縦技術を持つ事から開戦程なくしてエースパイロットとしてザフトに名を知られるようになる。
戦線が地上にまで広がり、アフリカ方面軍に所属した後、マトスが基地司令に着任した事から彼が隊を引き継いだ。
ジンの編成される隊を任されながらも、バクゥ部隊にも引けを取らない戦果を挙げられるザフトでも数少ない優れた現場指揮能力と技量を持つベテラン。
バクゥ乗りでなかった事から70年10月の侵攻作戦には不参加。
その戦いの後で補充に送られた〝成人〟達の面倒を見る為、アレクサンドリア基地で教官役を担う事となり前線から離れる事に。
成人兵の根性を叩き直すのにかなり苦労していた模様。
趣味は日本の時代劇鑑賞と時代劇小説の購読。幼い頃から剣道・居合を嗜んでおり、10年前に大洋…日本へ渡って本場で学び、剣道5段、居合3段、柔道、空手も更に学んで2段まで取っている。またプチモビ免許も取得しており、仕事先では結構頼りにされていた。
就職先での立場も安定し、5つほど年下だが大和撫子な恋人も出来て将来を約束し、そのまま日本で暮らして骨を埋めようかと考えていたが、プラントと理事国との関係が怪しくなった事で故郷が心配となり3年前に帰国(帰郷が正しいか?)。
そこで故郷を為となるのならばと、義理的に考えてザフトに入隊するも、彼自身は戦争になるとは思っておらず精々小競り合いで済み、外交的解決が図られると考えていた。国力という観点から見ればこれは当然の考えなのだが………知っての通りプラントは戦争の道を歩むことになる。
日本にいた恋人には必ず戻ると約束していた。
しかし翌年5月の連合軍の反抗作戦にてクルツに敗れて戦死。
899: ゴブ推し :2017/01/17(火) 20:27:48
シーラ・ウォード
年齢27歳。イギリス系コーディネーター。170cm前後の長く伸ばした美しい髪とグラマラスな体形を持った金髪碧眼の巨乳美女。
開戦初期から戦い続けたベテラン。ジンよりバクゥに高い適性があった為、地上に配属となりバクゥに搭乗。ユーラシア陸軍を幾度となく蹂躙し程無くして隊を預かる事になった。
70年10月の戦いにも参加しており、ブラウン、クルツと当たる事はなかったが数多くのゴブリンを屠り、殿を務めたハウンズマン曹長を激闘の末に落としている。
だが、件の戦いで高い戦果を挙げているものの、多くの仲間も失っており、ナチュラル侮り難しという考えが強くなった。
その後、アレクサンドリア基地配属となり、ポッカと共に教官役を務めて地上に不慣れな成人兵達を鍛え直していた。なおポッカは鞭役を演じ、彼女が飴役を担って逸りがちな成人達を上手く御していた模様。基本的に男性が多かった為に彼女の役回りはかなり有効だった。
数年前までは、ただコーディネイトだけでは得られない、努力で得たグラマラスな体型を活かしてモデルをしていた。
しかし宇宙作業用機免許(大洋のプチモビ免許相当)を持ち、ザフトが実地した適性検査で高い能力を示した為に軍に誘われ、モデル業に退屈を覚えた事もあり、刺激を求めて入隊。時期はポッカとほぼ同時期。
なお彼女も本気で戦争になるとは思っていなかった。
ザラ派ではないがナチュラルはコーディネーターに及ばないものと考えていた。しかしこれは何も差別的思考から来たものでは無く、「人類の壁を超える為に遺伝子を弄ったのだからそれは当然」「でなくては遺伝子を弄ってまで何故自分達を作り出したのか」という自然の摂理に反してまで人類が行った事に意味を求めて彼女なりに出した結論…ないし信条からである。
戦争が終わったら良き夫を見つけ、平穏な家庭を築こうと考えていたが、連合の反抗作戦でマイヤーに愛機ごとヒートサーベルで切り裂かれて戦死。
ロブ・ハーマン。
年齢28歳。
アメリカ(イギリス血筋)系コーディネーター。180cmほどの金髪碧眼のやややマッチョな体格。
開戦初期から戦い続けたベテラン。シーラ同様にバクゥへの適性が高かった為に地上軍に配属され、同様に隊を任された(この時にバンとフィーネを部下に持つ)。技量面ではポッカに及ばないもののシーラ以上で指揮能力も高い。
70年10月に実地された侵攻作戦には参加しておらず、他方へ哨戒任務に付いていた。
その後、カイロへの配置となり、度々前線に出てはユーラシアの機甲部隊や鹵獲MS部隊やゴブリン部隊と戦闘を行っていた。
翌年5月の連合による反抗作戦では、緒戦から前線に出て戦い幾らかのガンタンクやケンタウロスやグフなど撃破していたが、当然戦局を覆すまでには至れず、後退命令が出た直後に位置的な問題からカイロではなく、アレクサンドリアへと向かった。
ザフトには…横道同盟発足時から所属。母親が議会の一員。
だがそれを笠に着ず、偉ぶる事も無く大らかな性格の為に部下にとても慕われていた。地上に来たばかりの成人兵も何故か彼には良く懐き、良く従っていた。
バンとフィーネの才能を見抜き能力を高く評価していて、二人の面倒をよく見ていた模様。
軍人である事に疑いは無かったが、エイプリルフールクライシスの現実や日々苦しくなる地上軍の状況と補充に送られてきた〝成人〟達を見て今次大戦に関して、そして評議会のやり方に不満と不振を抱くようになっていた。
息絶える寸前に例え聞こえなくともバンとフィーネに向かって言葉を残した。
CE70年5月、連合の反抗作戦にてブラウンと交戦して敗北。戦死。
900: ゴブ推し :2017/01/17(火) 20:29:32
オダリス・マトス。
年齢37歳。北欧系コーディネーター。短く刈ったダークブラウンの髪と黒い目を持つ男性。
ザフトには横道同盟発足同時から所属し、開戦初期はMSに乗っていたが、指揮能力の高さを買われて白服の与えられて艦長職に着き。地上に配属後はアレクサンドリアを預かる事となった。
物流の要所という事もあって、重要な補給拠点ともなったアレクサンドリア基地の運営に彼は砂漠の虎さえも舌を巻く辣腕を振るい。苦しい地上での補給・輸送などの兵站計画に大きく貢献していた。
またそのコーヒー好きの上司とは幾度と図上演習を行い、友人と言って差し支えのない関係であったが……それが返って不幸を呼んだとも言える。
砂漠の虎―――アンドリュー・バルドフェルトは勘違いをしていた。
幾度となく図上演習を行い、マトスと交わした会話やり取りで能力を高く評価し過ぎていた。それは周りがバルドフェルトの考え…先見性に付いてこれない事も原因だった。
マトスは、バルドフェルト同様に評議会のやり方に危険を覚え、プラントには先がない事に気づいていた。彼の副官であるマーチン・ダコスタすら気付いていない事柄に。
多くの会話の中でその話を聞き、バルドフェルドはマトスが自分と近しい先見の明があるのだと認識してしまった。
その為、バルドフェルドは反抗作戦でアレクサンドリアへ迫る危険を理解しておきながら指示を怠ってしまった。マトスの能力を評価したが故に。
そしてマトスも誤る。
連合が反抗作戦を開始した時点でアレクサンドリアの放棄に動くべきだったのだ。少なくともバルドフェルドならそうしていた。
しかしマトスは前線崩壊を持ってから動き始め、カイロから後退する味方を受ける行動まで取ってしまった。加えて言えば強欲な北アフリカ軍の大佐の説得も怠った。自己顕示・自己保身に腐心する人間ならば、そこを突けば十分に説得でき、北アフリカ軍の戦力も動かせ、共に後退する事は決して難しくはなかった。
バルドフェルドはマトスを評価し信用した為にその指示を飛ばさなかった。マトスであればそう行動すると信頼して。
その結果はここで語るまでも無いだろう。
横道同盟発足時から所属の古株である事からシーゲル・クラインとは知己の関係。国を成すという夢とナチュラルに融和的な考えを持つ彼に同調して同盟に入った……のだが、エイプリルフールクライシスを見てその夢とナチュラルとの融和が崩れ去ったと感じて内心で絶望感を覚えていた。
それでもマトスは、自分に出来る事をする為にザフトに残って戦い続けた。
CE71年5月、連合による反抗作戦の最中で敵包囲網から味方を逃がす為に特攻して自爆。戦死。
901: ゴブ推し :2017/01/17(火) 20:30:31
ヨンナ・マグヌソン。
年齢22歳。スカンジナビア王国出身のナチュラル。俗におかっぱ頭とも言われるショートボブの黒髪を持つ身長150cm程度の小柄な女性。日系の血が入っている所為か容貌が幼く見える。
開戦2年前にマトスの伝手を使ってザフトに入隊。本人の運動神経の悪さも原因だが、ナチュラルである事から当然MSには乗れない。しかし座学成績が優秀だったので指揮官候補として後方で必要な経験を積まされて本人の希望もあり、マトスが白服を着ると彼の副官となった。
これといった功績はないが、マトスの傍で彼をサポートし続けてアフリカでの兵站計画で大きな一翼を担っていた。
また本人の知らぬ所ではあるが、少女めいた可愛らしい容姿のお陰で何処か庇護欲を誘われ、小柄な体で上官や自分達部下の為に懸命に頑張る姿が健気に見えて、秘かに兵の士気を鼓舞にしていた。ファンも多かった模様。
ヨンナはマトスの両親の妹夫婦の娘であったが、7歳の頃に両親が事故で死亡してしまい。頼れる肉親がマトスの両親だけであった為にプラントへ移住。ナチュラルである事を隠しながら過ごしてきた。幸いな事に容姿は悪くなく知力でもコーディネーターに劣らないものであった為にその事が周囲にバレることなかった。
年の離れたマトスを兄というよりも父のように慕い。ヨンナは彼の仕事を手伝う事が幼い頃からの夢であった。
しかし、マトスやその両親としては、蔓延するコーディネーター優位思想や近年悪化(マトス達が原因ではあるが)した理事国との関係もあって成人する頃(プラントでの成人年齢に在らず)には、地球で暮らして欲しいと願っていた。
だが、彼女はこれ拒否して半ば無理やりザフトへ入隊する。自分を引き取り、育ててくれたマトス達への恩を返したいと言って。
そしてアフリカでの連合による反抗作戦の中、追い詰められたマトスは誰よりも彼女を無事逃がす為に奮闘し命を賭した。
マトスは、ナチュラルでありながらザフトに所属するヨンナが連合の捕虜になる事でどのような目に遭うかを恐れた。
ザフト内で連合に所属するコーディネーターを裏切り者だと非難し、侮蔑して怒りを向けるものも少なくないように連合でも同様に見られないか不安が大きく、更に言えばエイプリルフールクライシスでザフトに向けられる憎悪もその不安に拍車を掛けていた。
無論、自分が死に。その後、彼女がナチュラルである事が周囲に発覚した時に守れないことも不安であったが、それはヨンナに信頼する上司宛と、付き合いはほぼ無くなったがシーゲル宛の手紙を預け、彼等にヨンナを…娘のように思う彼女を託す事にした。
が、しかし。
マトスの最大の誤算は、ヨンナが逃げなかった事と彼女がマトスに依存してたことである。
ヨンナは確かにマトスを父として慕ってはいたが、強く依存した云わばファザーコンプレックスを重く抱えていた。
これを見抜けなかった為にマトスの想いは果たされる事はなく。誰よりも愛し頼りにしていたマトス…父が死に行く事を止められず失ったショックと虚脱感に捉われてヨンナは死を選んでしまった。
お互いを誰よりも強く思いながらも、想いが通わずにすれ違ったと言える。
CE71年5月、連合の反抗作戦の最中に降伏するも自殺…ヨンナにとって果たして名誉である事なのか、そうでないのか……敗北の責任を取っての自決と公式に記録された。
902: ゴブ推し :2017/01/17(火) 20:31:26
以上です。
その1としているのは今後もオリキャラが出てくると思っての事です。
ただやられ役のモブキャラ達にも物語があるという感じで設定し書いてます。あと戦争という激動の中での犠牲者でもある…という感じですかね。
今回はこれと言って捕捉する事は無いですが、ポッカに関しては色々と付け足して武道の達人で大洋で10年近くプチモビの操縦経験があり、才能に恵まれていた為に優れた技量を持っているとしてました。
成長したアスラン(種割れ無し)やイザーククラスの実力あり、そこに冷静さを足したといった感じです。
バンとの関係を考えてハーマンはゾイドから引っ張って来てます。
ハーマン以外の容姿に関しては、皆様それぞれの印象とイメージにお任せします。これと言って細かくは考えてませんので。
ただヨンナは、セーラムーンの蛍が一番イメージし易いと思います。
あと、ハーマンを除いたこれ等の人物をラクス軍に使うのもアリかも知れません。
最終更新:2017年02月12日 21:31