112: 霧の咆哮 :2017/02/10(金) 18:12:40
○戦時中のザフトの改修機及び戦後の東アジアの新型MSやエース等
『武装』
頭部バルカン×2
ビームライフル
実体盾及び内蔵ビームサーベル
ビームキャノン×2(背部)
ドラグーン×2(腰部)
『解説』
原作ではアストレイの物語の重要なキーとなったドレッドノートガンダム。
この世界ではマルキオが逮捕され、パイロットのプレアも一孤児として余生を過ごすだけなので、プラント内部で死蔵されたままであった。
ところが、戦況悪化に伴い、少しでもまともに戦えるMSを求めるプラントはドレッドノートを死蔵している余裕はなく、前線復帰させされた。
但し、そのままでは武装が折角の核動力機の割に少なく、基本性能もゲイツよりいくらか上程度でしかないため改修。
内部機構の強化や、フリーダムの予備パーツを流用して背部にウイングバインダーやビームキャノンを装備。
腰部のドラグーンは適性者不足からゲイツのようにビームアンカーとして使うか、腰部に装着したままビーム砲として使うしかない。
ヤキン決戦で投入された本機は、奮戦の末に後の東アジアのトップエースに撃破された。
原作世界では機体名の勇敢な者らしく、種運命の時期でも一線級の機体として活躍し続けた本機だが。
この世界ではプラントがGタイプの始祖の片割れにして、実戦投入されたザフトのGタイプの一機として戦場の露と消えた。
113: 霧の咆哮 :2017/02/10(金) 18:14:33
『武装』
頭部バルカン×2
ビームライフル
2連装ビームクロー付きシールド
ビームサーベル×2(腕部)
レールガン×2(腰部)
ビームキャノン×2(背部)
『解説』
ザフトが開発したゲイツの強化バリエーション機体。アサルトシュラウド装備とはまた別プランで開発された。
火器運用試験型ゲイツ改はザフトがGタイプのプロトタイプとして、ドレッドノートガンダムと共にザフトのMS開発誌の礎となってた機体である。
そちらもヤキン戦役末期では固定砲台として投入されたりしたが、それはさておき。
ゲイツ改は性能面は丁度ゲイツとGタイプの中間位で、稼働時間の極端な短さを除けば有用であった。
しかし、核動力に必要なNJCは貴重品であり、Gタイプの生産に必要なので、ゲイツに回す分などなかった。
仕方なく、ゲイツ改をベースに新たな設計プランを構築。
まずはPS装甲を撤廃してゲイツと同様の装甲に。
既に連合軍のMSはビーム兵器が主体な為に、コスト面だけでなく量産機にPS装甲を使用しててもエネルギーを消費するばかりで非効率と判断されたからだ。
両肩に追加バッテリーを外付けしたり、背部リフター内部にも追加。少しでも整備性の向上やエネルギーを節約する為に機関砲もカット。
腰部レールガンは高価なフリーダムの物から、ゲイツRの物へ変更。
腕部にはアサルトシュラウドのビームサーベルを直接移植し、機体パーツの共有性を向上。
その他各種スラスターや火力の調整、整備改修等を続けたことで、原型機のゲイツ改よりもコストを抑えられ、稼働時間も合格ラインに届いた機体として完成。
ゲイツアサルトシュラウド同様に、その最後までザフト軍を必死で支えた。
しかし、完成はアサルトよりも遅く、それに伴い配備数もアサルトより少ない。
ゲイツ乗りの評判として両者を比べるならば、どちらも甲乙付け難かったらしい。
ゲイツRのアサルトシュラウドと比較するなら、アサルトの方が防御力は上で、機動性はセカンドの方が上とのこと。
機体カラーはゲイツ改の目立つ黄色から、ゲイツと同じ濃緑色に。
114: 霧の咆哮 :2017/02/10(金) 18:17:22
『武装』
頭部バルカン×2
ビームライフル
2連装ビームクロー付きシールド
エクステンショナル・アレスター×2
(もしくは腰部レールガン×2)
重斬刀
重突撃銃
『解説』
一番最初に存在していたゲイツの強化プラン。
ジンハイマニューバ同様にゲイツに各種追加スラスター装備させ、機動力を強化し、連合側のMSに対抗する為に計画された。
しかし、機動力の強化のみでは次々に強力なMSが投入してくる連合軍相手では力不足と判断されてしまい。
火力や防御力も強化されるゲイツアサルトシュラウドやゲイツセカンドの配備を優先されたことで、こちらの計画は没に。
そうなる筈で有ったが、ジンハイマニューバの生産ラインから余剰パーツを何とか増産、絞り出し、ゲイツはいるが、アサルトシュラウドやセカンドも配備されなかった部隊に優先して輸送。
正式なゲイツハイマニューバではないが、ジンハイマニューバ等のパーツを利用した現場改修型ゲイツハイマニューバとでも言う機体を生産可能にした。
(原作で現場でデュエルがアサルトシュラウドに改修されてた奴の応用)
その際ゲイツRベースの場合はそのままレールガンを使うが、通常型は使い辛いアレスターは外して、代わりに信頼性の高い重斬刀や重突撃銃、予備のビームライフルを装備している場合も多かった。
有り合わせのパーツを付け足した苦し紛れの機体では有ったが、それでも何とか連合軍に対抗しようとした涙ぐましい努力を感じられる。
性能面ではジンハイマニューバと部品共有が出来ているので案外整備性も悪くなく、当初予定されていたゲイツハイマニューバよりは弱いが、少なくともノーマルのゲイツよりは強いとパイロットからは有難がれた。
それでも、ジン系とゲイツ系でMSの素体系統が違う機体のパーツを強引に組み合わせた弊害で、機動性の強化分以外にも独特の癖のような物が出て、操縦性は悪化している。
加えて、改修後の整備性は悪くなくとも、現場でゲイツを直接ハイマニューバへ改修させられる整備士達の負担も問題にならないわけではなかった。
機体カラーは塗り直す手間も惜しかったのか、継ぎ接ぎな色合いの機体も珍しくなかったらしい。
115: 霧の咆哮 :2017/02/10(金) 18:20:16
『武装』
頭部バルカン×2
銃剣装備大型ビームライフル
ビームサーベル×2(背部)
実体シールド×2
その他換装武器省略
『解説』
東アジア共和国で開発された新型高級量産機。
ティエレンを全体的にバージョンアップさせたような性能をしており、原作と異なり背部にエールストライカーのような高機動ユニットを装備。
これにより大気圏内での飛行能力も得たので、ジェットウィンダムに近い飛行速度を得た。
ティエレンより硬く、速く、強いをモットーに開発された結果、性能バランスもシンプルに良く纏まっており。
東アジアの高級機にしてはコスト面や信頼性や整備性も高く、パイロット・整備兵からの評判も良い。
完成したのはCE78年頃。
同時期に開発されたオーバーフラッグと比べると機動性や格闘性能等は大きく劣るも、耐久性や操縦性は勝っている。
また、凄くピーキーなせいで配備数も15機と少ないそちらと比べ、オーバーフラッグを使うレベルに届かない精鋭やベテラン向けに一定数が配備されてると、生産性も上。
仮にオーバーフラッグとタイマンさせたら、中身の差も有ってタオツーは勝ち目が無い、兵器としての単純な強さなら確かに劣る。
だけど、オーバーフラッグを揃える総合的なコスト(調達費用や整備の際のコストとかも含めて)と同額の費用で、その2~4倍もの数を調達出来る兵器としての安定性ならばタオツーの方が上である。
故にオーバーフラッグとタオツーは、東アジアの高級量産機として専門家からは評価が二分されている。
ビジュアル面のかっこよさだと、民衆に受けが良いのはどうしてもオーバーフラッグの方だが。
機体カラーは原作でセルゲイが乗っていた紺色系がデフォ。
ソーマ機のようなドピンクにされても乗りたがる者はとても少なかろう、ピンクの歌姫仕様でもないんだし。
116: 霧の咆哮 :2017/02/10(金) 18:24:06
『武装』
頭部バルカン×2
ビームナイフ付きビームライフル
ビームサーベル×2(腰部)
スパイクシールド×2(両肩)
ナックルガード×2(両手)
『解説』
東アジア初の量産性を度外視したワンオフ型MS。
オーバーフラッグでも到底満足出来ない自国のトップエース、馬槍月の理想を叶えるのと、現在の自国のMS関連技術を試すように東アジアの持てる技術を詰め込んだ機体。
ヤキン戦役後に自国に組み込んだコーディの力や、開発年代に数年遅れて何とか技術が追いついたからか、大西洋が開発していたパワーシリンダーを東アジアも開発に成功。
クレイモアカラミティに搭載された物と同等の物をこちらにも搭載。
但し技術レベルの差で、整備性やコスト効率とかはこちらの方が悪い。
ノヴァ・ジャスティスのデータを元に全身に各種スラスターを搭載し、背部にも大型のフレキシブルスラスターを装備。
大気圏内での高速飛行(TMSには及ばない)も可能だが、基本運用はあくまで宇宙向け。
宇宙空間ならばオーバーフラッグより速い。
ビームサーベルを大西洋のウィンダムとか同様、腰部に装備し、ビームライフルにも銃剣のようにビームナイフを先端に装備。
両肩には通常は肩部装甲として機能するが、近接戦時はシールドごとボクサーグローブのように装着して攻防両面で使用出来るスパイクシールドを装備。
(イメージ元はシュツルムガルスのシールド)
序に盾が壊れた後用にナックルガードも両手に。
大西洋から供給された貴重なルナチタニウム装甲も使用し、他は機体の反応性や耐久性とか基礎能力の向上に心血を注がれた。
結果、一見ワンオフ機にしては武装構成や性能はシンプル過ぎるほどにシンプルに纏まっている。
しかし、そんなシンプルに作った機体構造は、奇しくも大洋のワンオフ機、ジ・オやシナンジュを思わせるような方向性に仕上がっており。
一般量産機(ストライクダガーやデュエルダガー)やボディが脆いハンデが有った(オーバーフラッグ)にも関わず、徒手空拳による戦闘で敵機を撃破可能な馬槍月の手に渡り。
オーバーフラッグを超える反応速度に、耐久性の弱点がなくなるどころか、パワーも遥かに上がって素で殴っただけで相手を破壊出来るこの機体に、彼の技量が組み合わさった時。
発揮するその力は、他国の高級機が乗るエースクラス達に劣る物ではない。
パワーシリンダー+スパイクシールドでぶん殴る(PS装甲みたいな硬い装甲やシールド無視)=相手は死ぬ(開発者の考え)
代償として、コスト面や生産性はオーバーフラッグより更に酷く、それ以上に反応があまりにも機敏にデリケート過ぎて完成当初では扱える者は馬槍月ただ一人しかいなかった。
他の者は扱えない、部下のオーバーフラッグ隊の隊員達ですらだ。
技術レベルの差で大洋やユーラシアとかみたいなサイコミュでの補助も、特別優秀なOSや補助システムも積んでない弊害もある。
主武装のスパイクシールドも、普通の装甲より東アジアが精製出来る範囲で特別硬めでコストの高い素材を使っており。
それを使っての敵との殴り合い前提なので、パワードの高いパワーで振り回し、敵の攻撃を防いでいればそれだけ摩耗する消耗品なので、当然ストックも余裕を持って用意するしかない。
ルナチタニウムを使用したことで、オーバーフラッグやフラッグよりは防御力が改善されてるとはいえ。
また、他国のワンオフ系MSと比較すると、装甲の質の低さやバリアとかもなく、打たれ弱い欠点が有るのも事実であった。
一応3機生産されてるが、現状では残り2機は馬槍月の予備機でしかないので、いずれ他の誰かが乗れる日を待ち望まれている。
117: 霧の咆哮 :2017/02/10(金) 18:26:11
機体デザイン的にはGNフラッグをベースに擬似太陽炉を抜き、全体的にマッシブにさせ、各種追加スラスターを搭載。
シナンジュみたいな背部ウイングを積んでる様な形。
機体カラーはオーバーフラッグ同様に黒系。
夢幻会の一部ではマッチョフラッグなんて呼ばれている(同様にクレイモアカラミティもマッチョカラミティなんて言われてるが)
完成したのはラクス戦時中で、ラクス軍との決戦時に置いてはオーバーフラッグ隊と共に東アジア軍ここに有りとでも言うべき活躍を見せた。
当初は大西洋のバスターカラミティガンダムを始めとした多機能で派手なMSを開発したかった技術者達も多かった。
しかし、大西洋もその手のMSはストライクIWSPやガンブレイドカラミティ等、彼方なりに積み上げた技術があるからこそ、そんな多機能型MSを開発出来たわけで。
技術協力がこれまでの同盟関係で何度も行われ、プラントから接収したフリーダム等のデータが有ったにせよ、東アジア製のMSで多機能MSの実績が薄く、データや技術力不足が問題になった。
後はヤキン戦役や数年前のゲート間紛争でどちらも東アジアは他国よりも特別でかい被害を受けており(被害受けたのは無謀な突撃とか自業自得な面も強いが)
その影響が人材面の質に響いていた、特に消耗が酷かったパイロットにも。
最大の問題点としては、開発予定のワンオフ型MSのパイロットたる馬槍月からの意見で、これに開発チームは頭を抱えた。
『多機能型MSは自分には不要。なるべくシンプルな機体で、格闘戦が得意な機体を求む』
格闘戦特化なのは予想していたが、シンプルにというのが、多機能化と正反対であった。
かといって、彼の意見を無碍にするのも無理。
計画している東アジアのワンオフ型MS=エースとしての実力的に馬槍月の専用機を作り上げるに等しいのだから、それを無視出来るわけがない。
幸いなのは戦時中から彼から機体への不満や改善点は山ほど出ていたことで。
それを反映してMS本来の追従性や反応性、格闘性能向上等への技術蓄積は、MS開発としては4大国で最も後進国の東アジアでも一定以上に進んでおり。
だからこそ無理を重ねたとはいえ、オーバーフラッグの開発に成功したとも言える。
また、シンプル系MSの恐ろしさはヤキン戦役で白き流星や白狼も愛用しているジ・オ等の戦果から、理解出来た者も少なくなかったのも有る。
大西洋は自国のカラミティ系が挙げた戦果や、大洋のダブルゼータのような多機能型MSを目標に、自国もワンオフ系MSでは高度な多機能化を目指すことで対抗しようとした形だが。
それが技術レベルの低さやパイロットの希望や相性で不可能になった東アジアが、同盟国とは逆の方針を選ぶことになったのは、技術開発の系譜や歴史としては面白い話かもしれない。
118: 霧の咆哮 :2017/02/10(金) 18:27:36
『武装』
三連大型主砲
背部単装副砲×2
胸部ビーム砲×4
背部ミサイルランチャー×2
対空対MSビーム機銃×8(脚部や後部)
背部有線迎撃ポッド×4
(3連装ビーム砲をそれぞれ装備)
『解説』
東アジアが独自開発した初の大型MA。全長は恐らく40メートルほど。
元ネタはアーマードコア4の大型兵器クェーサー。あちらのようなコジマは使ってないが。
四脚で不整地や山岳地帯も走破し、胴体下部にホバーも搭載しているので図体の割に移動速度は早く、海上も砂漠もいけると地上での運用場所には困らない。
ホバーと四脚の内片方が戦闘ダメージで駄目になっても、もう片方で動けるというのも利点。
基本的には砲兵部隊と共に行動し、実弾主砲や副砲やミサイルでの曲射による大火力支援を、陸上戦艦より手軽に最前線に送り込むのがお仕事。
機動力低下を承知で装甲を強化し、主砲や副砲をビーム兵器にした、もう少し積極的に前に出て戦う前線支援型のバリエーションも存在する。
また、護衛部隊との行動が前提だが、対MS迎撃用に大気圏内部でも運用可能にした有線ポッドも4つ登載。
ガンバレル自体は東アジアも運用してたし、70年代後半には大洋やユーラシアどころか、大西洋だけでなく東アジアでも大気圏内でのガンバレルの運用は出来るようになる。
パイロットは車長・操縦士・火器管制・迎撃ポッド・通信手と5人で分担しており、ポッド担当者はそれらが落された後は火器管制を手伝う。
有線ポッドは複雑な高機動をさせながら4つのポッドを操るしかないせいで操縦難易度が高いなら、ポッドの操作のみに集中させれば良いと言う発想である。
クェーサーの図体なら高機動戦闘もしない、出来ないし。
これによりMS適性が低かったり、ガンバレル適性が無い者の新たな受け皿になった。
それでも慣れるまでは、ガンバレル同士をぶつけたり、自機の対空機銃やミサイルの射線にポッドを被せて自滅させる未熟者も多かったが。
完成したのはCE77年頃。
大型MAとしては正直言ってあんまり強いとは言えない本機だが、その最大の長所はコスト。
枯れた技術しか基本使ってないから、大型MAにしては整備性や信頼性、生産性も高く、パイロットも特別な資質もMS適性も必要ないと人材を揃えやすいのも有り。
対ラクス軍に備えて一定数が量産された。グランディーネやアグリッサとの兼ね合いもあったが、同盟国の大西洋連邦にもいくらか輸出されている。
コストが安く、山岳地帯でも行動可能な点から南米にも輸出の可能性はある。
欠点としては迎撃ポッドの稼働時間を気にしてか、待機場所にエネルギー補給だけでなく推進剤の補給機能も付けたせいで、稼働時間は普通のファンネルとかより大気圏内では伸びた半面。
ポッドの待機場所に攻撃を受けると、内部の推進剤タンクにも引火してダメージが酷くなってしまう。
その点が問題になり、稼働時間低下を承知で推進剤補給装置をカットする機体も少なくなかった。
機体のカラーは原作同様に薄灰色。
119: 霧の咆哮 :2017/02/10(金) 18:28:45
◇サミュエル・ムスカ
乗機はドレッドノートガンダム改。
人種は第二世代コーディネイター。20歳。
原作天空の城ラピュタのムスカの同位体。原作より若い分、外見もそれ相応に若返っている。
元は教官だったのだが、ヤキン決戦を前に教官すら最前線に引き摺りだされた。
典型的なコーディネイター至上主義でナチュラルを平然と見下すタイプだった。
ザフトで数少ない核動力機を任されただけの腕は有るんだが、本人は改修されてるとはいえ、ザフトGタイプとしては最旧式の機体を任されたことに不満を持っていた。
流石にピーキー過ぎるフルアーマーフリーダムやノヴァジャスティスは自分に扱えないと理解していたが、フリーダムかジャスティスが自分に相応しいと自負していた。
ヤキン決戦に置いて大西洋や東アジアの一般MS相手に無双をかまし、ナチュラル恐れるに足らずと調子に乗っていたところに、友軍を撃破していく馬槍月のダガーを発見・交戦開始。
主に機体性能差で押し込むが、例え自分のシールドが破壊されても、撃破されたダガーのシールドも拾いながら、致命傷を的確に防ぎ避け続け、中々落ちない敵機に中身はナチュラルながらエースクラスだなと評価しながらも、苛立ちを募らせるムスカ。
途中で救援に来たカイエやダガー数機もムスカは片づけながら、漸く片腕片足を砲撃で奪い、バランスを崩したダガーに止めのサーベルを振り降ろそうとした瞬間、カウンターの発勁を頭部に貰う。
PS装甲を無視した一撃により内部機構を破壊されたドレッドノートは、頭部のNJCもダウン。
メインカメラがやられ、メイン動力も機能不全を起こした自機の様子に動揺し、隙を晒すムスカに、すかさず槍月が第二撃を撃ち込み、コクピットを潰されたムスカは即死。
パイロットを失ったドレッドノートはそのままスペースデブリの一員となり、ダガーも積み重なったダメージで片腕が?げ取れてしまう。
槍月はその後、何とか後方に移動する途中に友軍に救助され、母艦に帰還していった。
この時、もしもムスカが確実に仕留める為と接近戦を仕掛けず、射撃戦に徹していたら高確率で勝っていただろう。
最も、ムスカの判断も簡単に批判も出来ない。
誰が既にシールドもライフルもサーベルも失い、ボロボロで片腕片足も失った丸腰のダガーが、PS装甲を貫通する攻撃を放てると予測出来るのだと。
120: 霧の咆哮 :2017/02/10(金) 18:30:20
◇馬槍月
乗機はオーバーフラッグ。階級は大佐。
人種はナチュラル。46歳(ラクス戦時)
史上最強の弟子ケンイチの馬槍月の同位体。原作よりも軍人向きな性格になってるが。
東アジアMS部隊最精鋭たる、オーバーフラッグ部隊の隊長。
元々は東アジアの特殊部隊の隊長をしていたが、宇宙艦隊が完全に壊滅してからの再建の最中、なりふり構わずMS適性者を探していた軍部の目に止まる。
特殊部隊のよりにもよって隊長を引き抜くことに陸軍は難色を示したが、宇宙艦隊の再建が急務だったのと。
本人としてはこの戦争で他国はともかく、東アジアの特殊部隊の出番はあんま無さそうで闘争に餓えていたのと。
パワードスーツともまた異なる人間のように四肢を使って戦えるMSでの戦闘と言う物に興味が沸いており、もしもに備えてちゃんと隊長としての後継者も育成していた都合も有って転属。
MSでの実戦はボワズ戦かそれ以前の小競り合いが初陣とかなり後。
幸運にもジェネシスの砲撃からも無事に生き延び、乗機のストライクダガーもしくはデュエルダガーで戦時中良いところが全然無い東アジア将兵の中で珍しいほどにザフト相手に活躍。
性能差が有りながらザフトのGタイプすら機体大破と引き換えに撃破して見せた。なお、機体が大破しながらも本人は軽傷で済んだ模様。
その闘いぶりから『拳鬼』の異名を得た東アジアのトップエース。
東アジアに渡されてた範囲のダガー系では彼の反応速度に全然付いていけず、本人は非常に不満に思っており、もっと性能良い機体を寄越せと担当者に詰め寄った模様。
彼が漸く機体に及第点を出したのはオーバーフラッグを配備されてからであった。
理想を言えばより速く動けて耐久性も高い方が良かったというのが彼の本音だが。
軍隊格闘術だけでなく中国拳法の達人でもあり、原作では徒手空拳に専念していたのと異なり、軍に所属する以上、武器を使っても強い。
そもそもどこぞの書文のように、拳法の達人は武器の達人と言うのは珍しくない。
バリー・ホーとは武術家仲間。彼が東アジアに滞在していた間は幾度も拳を交えていた。
年齢差は有っても良き友人関係である。
その繋がりか、MSの白兵戦でも発勁でPS装甲貫通や盾を通して敵機のボディを破壊とか普通に可能。
オーバーフラッグはただでさえ機体の耐久性とか犠牲にしているので、そんな真似すれば戦闘継続時間も縮まるから普段は武器を使う。
だが、いざとなれば躊躇しないし、使った際にも反動をなるべく抑える技術を持っている。
ラクス軍との決戦時は完成が間に合った新型機、パワードフラッグに搭乗。
彼が合格点を与える機体を駆れたことで、ラクス軍はまさに戦場で鬼を垣間見た。
射撃は避けられ受け流され、近接にはカウンターを決められ、盾も装甲も無視して次々友軍機を葬っていく鋼鉄の鬼の姿を。
ぶっちゃけ登場する世界観が違うとか、生身で戦ってた方が向いてるんじゃねとは言ってはいけない。
それはバリー・ホー自体にも言われていたから。
121: 霧の咆哮 :2017/02/10(金) 18:30:47
◇紅美鈴
乗機はオーバーフラッグ。階級は中尉。
人種はナチュラル。25歳(ラクス戦時)
外見イメージや性格は東方プロジェクトの紅美鈴。
戦後世代の若手ながらオーバーフラッグの担い手に選ばれただけあり、腕は確かな才女。
原作では射撃(弾幕ごっこ)が苦手だったが、こちらではエースとして恥かしくない位の腕は有る。
射撃より格闘戦が得意なだけで。
中国拳法の流派を伝える一族出身で、同じ中国拳法の使い手にして、格上の馬槍月を敬愛している。
MSエースとしても勿論尊敬している。
彼女も東アジア各地を放浪していたバリー・ホーと面識が有り、勿論手合わせもしている。
また、槍月やバリー同様にMSを用いての発勁も使用可能だが、機体反動を抑える術はまだ未熟で、限られた回数までしかフラッグが耐えられない。
そんな己の不甲斐なさにクンフーが足りないと自己鍛錬の日々。
因みにパイロットでこういう芸当が出来るのはあくまで極々一部であり、黒翼隊内部でも美鈴や槍月のように自分らもと、東アジア最精鋭パイロットの自負と意地からかチャレンジしていたが。
ラクス軍との開戦時までに習得が間に合った他の隊員はいない。戦争終盤の決戦にまで間にあうかは彼ら彼女ら次第。
122: 霧の咆哮 :2017/02/10(金) 18:32:00
◇金甲喚(キムカッファン)
乗機はティエレンタオツー。階級は大尉。
人種はナチュラル。32歳(ラクス戦時)
外見イメージや性格は餓狼伝説2の金甲喚。
開戦時は陸軍所属で南米でのパナマ防衛が初陣。
ストライクダガーを駆り奮闘していたが、グングニールで機体が駄目になり、何とか脱出・撤退に成功。
宇宙に上がった後はボワズ戦にも参加したが、ヤキン戦に参加する前、ジェネシスの余波か誘爆した軍艦の爆風辺りで機体がダメージを受け、自身も負傷。
決戦前に負傷兵として後方に送られ、そのまま月基地の医療施設で終戦を迎えると、生き残りはしたが微妙に運は悪い。
本当に運が悪いならパナマやボワズやジェネシスで戦死してるが。
やや正義に固執し過ぎると言うか、独善的な気質はあるが、部下達にはそれなりに慕われている。
テコンドーの優れた使い手だが、バリー達みたいなレベルには届いていない。
TMS機への適正が低くてイナクトやフラッグを扱えず、ティエレンでは機動性や機体反応が遅いと自国のMSに不満を持っていた彼にとって、タオツーの配備は諸手を上げて歓迎した。
以上です。
東アジア初のエース級とかも制作して見た。
多分、自分が作れるザフトや東アジアの新型もこちらで最後です。
最終更新:2017年02月13日 21:42