268: ① :2013/08/04(日) 01:30:58
真面目な音楽ネタをやった時にはネタで小ネタを。
戦争も終わりましたし、ちょっとやりすぎな日本人ということで…

提督たちの憂鬱 ネタ ~帝国~

「お前がまた客演でウィーンに行くとはなぁ、戦争が終わったばかりだと言うのに」
「まあ、ウィーンはヒトラーに嫌われてるからねぇ…」
「それはそうと、あまりハメを外すんじゃないぞ?お前のコンサートはウィーンから中継されるんだから」
「兄さんこそ、アメリカのハリウッドが意気消沈だからって、あまりチートで映画を作るのは…」
「何を言う、アメリカがなくなった今こそ、映画日本ココにあり!と示すにはいい機会だ
「羅生門」や「七人の侍」…」
「そして「ゴジラ」だろ?まあ黄金の日本映画期を迎えるから、それでもあまり特撮に力入れすぎると…」
「ふん、お前の大好きなハリウッド映画は壊滅だ、もう見れないのは残念だな」
「役者も監督も大勢いなくなったからね…「エデンの東」とか「欲望という名の電車」とかどうなるんだろう…」
「せいぜいドイツ映画でも楽しんでくることだ、マレーネ・ディートリッヒはこれから新作出るんだから。俺たちも見ていない映画をな。」
「…全く兄貴のおかげで」
「アメリカの自業自得だ、失われた帝国を嘆いてもしょうがない」
出港を告げるドラが鳴り出す。
近衛文麿は異母弟である近衛秀麿に手を差し出す。
「…ウィーンでやる演目を決めたよ、失った帝国の未来を偲ぶ曲をやるよ」
「亡き王女のためのパヴァーヌか?あれはいい曲だ」
秀麿はフッと笑うと、船上の人になるべくタラップを登って行った。

一ヵ月後、ウィーンからのラジオ中継から聞こえてくる秀麿とウィーンフィルの演奏を聞いて、近衛文麿は椅子から転げ落ちた。
 近衛秀麿が選んだ失われた帝国の未来を偲ぶ曲
それは以下の曲だった
ttp://nicoviewer.net/sm11049368
ttp://www.youtube.com/watch?v=w9xrmThlsOA

「いくらなんでもやりすぎだろう…友愛されても文句は言えんぞ、秀麿…」

ちなみにこの日、ラジオを聴いていた夢幻会関係者の大半が同じ様に椅子から転げ落ちていた―


蛇足:私もこれを聴いて椅子から転げ落ちました、ウィーン・フィルがまさかこの曲をやるとは思わなかったのでw

269: ① :2013/08/04(日) 01:33:10
訂正

マレーネ・ディートリッヒじゃなくてレニ・リーフェンシュタール監督だった…

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最終更新:2017年02月20日 10:12