944: 弥次郎 :2017/03/27(月) 22:33:46
大陸SEEDゲート編支援ネタ 大陸世界のワード集
〇宇宙人暗躍説
戦中・戦後に囁かれた大洋連合の噂の一つ。
革新的技術を次々と生み出し、宇宙進出を成し遂げた大洋連合の発展には、実は太陽系より外から来た知的生命体とのコンタクトがあり、それが原動力となったのでは?という説である。
エヴィデンス01の例を鑑みれば、未だに人類が到達していない領域に人類と同じような知的生命体がいる可能性は十分ある。
そして、その知的生命体は恒星間航行を成し遂げるほどの技術があり、もしかしたら自分達人類が知らないうちに太陽系へと、地球まで到達しているのでは?という、憶測に憶測を重ねたようなものである。
当然のことながらそのような事実はなく、大洋連合も否定をしているので、あくまで風説の域を出ていないのが実情である。
しかしながら、どこか強迫観念も持って宇宙進出を続け、着実に成果を上げている大洋連合の姿勢は、そのような憶測を生むには十分すぎる印象を他国に対して与えており、雑多な新聞や真面目な科学雑誌に至るまで幅広く囁かれることになる。
その事実としては宇宙人(地球外生命体あるいは太陽系外生命体)とのコンタクトを想定し、自分達が届く技術や方法を必死に探しているに過ぎないのであるが、他国から見れば宇宙人由来に見えるだけ。
主にELSとかELSとかフェストゥムとかBETAとか宇宙怪獣とか。
〇兵隊島ショック(インディアン島ショック)
プラントを制圧した連合内部で発生したショック。
他にも呼び方は多数あり、ゴーストシリンダー・ショック、ロストプラント、空の砂時計ショック(エンプティーグラス・ショック)などがある。
言葉の原義としてはアガサ・クリスティーの小説「そして誰もいなくなった」に登場するインディアン島(兵隊島)に由来する。
おおまかな意味としては、僅か2000万人の自称国家が地球全土を敵に回して総力戦を行った結果に生じたプラントの社会問題と、それを報じられて連合各国に波及したある種のショックを指している。
総力戦で少ない人口と生産能力が根こそぎ戦争に投じられた結果、プラントのコロニーは次々とゴーストタウンと化していき、本国の人口が紐無しバンジーよりはある程度マシな勢いで減ってしまい、社会機構自体が維持しにくくなった状態だった。
まさしく「そして誰もいなくなった」になぞらえた状況となったのである。
ポル・ポトによる殺戮などが発生しなかった大陸種世界では衝撃を生み、プラントを制圧した連合将兵の一部は、プラント内部の想像を絶する光景を見てPTSDを負ったほどだった。また出資をしていた理事国は、プラント建造において行った、天文学的額の投資の回収が遠い未来へと、プラント自身の手によって追いやられたことに驚愕した。
また、これが市場に伝わったことで一時期関連する企業の株価が激しく乱高下する有様となった。
このショックが結果的にはプラントへの風当たりを緩め、さらには戦後における地球各国のコーディネーターの登用につながった。
皮肉なことに、数え切れないほどの悲劇と被害をまき散らしたプラントの独立戦争が起こした数少ない成果となった。
〇オペレーションTOX
大洋連合内部で想定されているシミュレーターの一種。
地球外生命体、特に怪獣や地球外からの侵略者を想定したものである。
登場するのは金属生命体やケイ素生命体、宇宙の怪獣、歌でコミュニケーションが取れる生物、生物かと思ったら単なる生体作業機械な地球外生命体、機械や車両に擬態する金属生命体など、色々登場する。
それぞれが常識外の能力を持っており、舐めてかかった歴戦のパイロット達を容易く飲み込んでいった。
一種の娯楽として大洋連合内部では好評を受けているのだが、よもや上層部が本当にそれを想定しているとはあまり信じられていない。
TOXとは「The Object from X」、「未知からの来訪物」を意味する。
945: 弥次郎 :2017/03/27(月) 22:35:01
〇セカンド・カンブリア
MSおよびMAの開発の歴史を語るうえで登場するワード。
大洋連合がプラント争乱後に四足歩行型MAをはじめとする多脚機動兵器を配備し始め、その有用性が証明されてから各国で勃発したMA/MS開発の新たな進化の爆発を指す。
同時期にガンダリウム合金やミノフスキー粒子、核融合炉などの技術が大洋連合以外でも確立され始め、それの検証が行われている時期と重なったために、それとまとめて評されている。
MS開発史においてもある種のターニングポイントとなったと注目され、今も研究が進んでいる。
語源となったのは、生物の進化において発生した進化の大爆発「カンブリア爆発」。
〇ムンゾ文化圏
ジオン・ズム・ダイクンの論文において度々登場した言葉。
自治が導入されたムンゾではこれまでの地球圏の文化とは少し違う文化が生まれ、独自に発展するとダイクンは予想していた。
自治が導入された大洋連合の一部でありながらも、ムンゾは民族や集団としてのアイデンティティーである文化を形成するのだから、コロニーに暮らす人々は一つの国家の国民のように振る舞うべきで、その為に既存国家についてよく理解し、同時に宇宙に暮らす人間として恥ずかしくないように身を律するべきで、宇宙移民という新しい時代の幕開けを飾れるように努力せよと論じている。
哲学的かつ観念的ではあるが、ようするに「良きスペースノイドであれ」とジオン・ズム・ダイクンは述べている。
〇コロニー・ミルグラム効果
閉鎖環境、特に宇宙コロニーでは十分な対策を行わない限り、人間の判断力は著しく損なわれるというもの。
既存の心理的影響や効果と被るところが大きかったが、特にコロニーに限定して発生する特異的なものであるのでは?との意見から、新たにワードとして定義された。これを補強するものとして、デギン・ソド・ザビの書籍やムンゾの行政レポートでは、同じような規模の地球の都市と比較すれば治安の悪化のしやすさや風聞のマイナス方面への変化のしやすさを述べている。
要するに「コロニーは閉鎖環境だから中にいる人間はその生まれに関係なく風聞や全体の流れに流されやすい」ということ。
デフォルトでスタンフォード監獄実験に近い状況にあるから、変な思想がまかり通らないように注意しろという教訓として、主に行政を担う閣僚・官僚・役人を中心に戒めのように語り継がれる。
946: 弥次郎 :2017/03/27(月) 22:36:05
以上です。wikiへはご自由に転載してください、
議論の内容にインスピレーションを得て書いてみました。
まあ、これは三次創作的なあれですので、都合が悪かったら無視してもOKって感じで…
誤字修正
最終更新:2024年03月05日 21:09