788: 霧の咆哮 :2017/03/31(金) 21:41:38
○大洋で頑張るエース以外の人々や大西洋のタンク乗り等。
『武装』
インパルスガンダムと同じ。
『解説』
名前の通りインパルスガンダムのプロトタイプ。
ストライクガンダムの後継機としてこちらを開発するに辺り、大西洋技術陣は一つの機能に目を付けた。
大洋がヤキン戦役後に公開した資料の中に記載されている、ガンダム(ファースト)に採用されていたコアファイターシステムだ。
インパルスに乗せるのは貴重なエースや精鋭クラスが基本。
なら、そんな腕の良いパイロットの生存性を上げる為に、MSのボディに小型戦闘機を仕込むアイディアは一見良さそうに思えた。
ところが実際に開発し、テストしてみるといくつかの問題点も見えて来た。
インパルスはストライクの後継機故に、少数ながら一定数の量産が前提の機体であった。
だが、コアファイターの合体変形機能を仕込むと、どうしてもその分コストや整備性が悪化し、量産性にも支障が出てしまった。
これがワンオフ機のように生産数が精々3,4機分程度なら、まだ我慢できたが、インパルスの開発計画からすると見逃せない問題であった。
また、戦闘機で脱出したとしても敵機に追撃で撃ち落とされる危険を考えると、そこまで割が良いシステムにも思えなかった。
結果、インパルス他その後の高級機の生存性に関しては、MSの性能自体を向上させたり、バイタルパートの強化とかで対処することに。
試作された2機のプロトインパルスは片方は解体され、もう片方は暫く保管された後、分離状態で、合体後の姿(展示用の外見だけの張りぼて)の隣に博物館に飾られている。
なお、モデルにしたのがガンダムなだけあり、原作インパルスのような上半身や下半身の変形・飛行機能は付与していない。
技術陣が着目していたのはあくまでコアファイターシステムだけ故に。
機体カラーは原型機と同じ。
789: 霧の咆哮 :2017/03/31(金) 21:44:13
◇クラース・ニューゲート
乗機はバクゥタンク。階級は中佐。
人種は第一世代コーディネイター。年齢は38歳(ラクス戦争時)
外見や性格イメージはテイルズ・オブ・ファンタジアのクラース・F・レスターに近い。
精霊との契約に必要だとかの全身の刺青は入れてないし、年齢的に原作より老けてるが。
大西洋連邦出身で、ヤキン戦役で差別と闘いながら戦争を戦い抜いた大西洋軍所属のコーディネーター軍人の一人。
原作のジャン・キャリーと異なり上官には恵まれたらしく、脱走もしくは転属するほどは思いつめなかった。
コーディネイターと言っても皆が皆MSに乗れるわけでもなく(原作でもヘリ乗りや戦闘機乗りもいたし)
彼もMS適正は低かったので戦車部隊に所属してリニアガンタンク→ダガータンク→バクゥタンクと乗り継いでいる。
大西洋本土決戦にも参戦しており、既に旧式化していたリニアガンタンクながら、砲兵部隊の一角として奮闘した。
狙撃能力が特に高く、彼の車両はそこら編のカスタムも施していた。
ダガータンクの信頼性や性能を評価していたが、それだけに本土決戦に間に合わなかったのを惜しんでいた。
これがドッペルホルンストライカーの完成を待たなくても良いから、先行配備数十両でも間に合っていたら、もう少しリニアガンタンク部隊の同僚や部下達の犠牲も減っていただろうにと。
ラクス戦争でも自車のバクゥタンクと共に砲兵部隊を率い、ラクス軍に鉄火の雨を降らした。
鈍間なタンク系だと舐めてかかってた敵機を、自身の高い狙撃能力に護衛MS部隊やタンク隊との連携も組み合わせて次々と撃ち抜いていった。
実家は学者の家系で本来はそっちの職種を目指す筈だったが、その前に親族関連でゴタゴタが起きたのでそれを避けるように軍に入隊した経緯がある。
790: 霧の咆哮 :2017/03/31(金) 21:45:50
◇セミョン・アシモフ
乗機はオッゴ。階級は少佐(ヤキン戦役時)
人種はナチュラル。48歳。
主にロシア系の血が濃い家系。
ムンゾコロニー群のとあるコロニーの港湾警備隊隊長。
外見も特にイケメンでもない普通のロシア系の容姿だが、人柄は良く職場の仲間達に慕われている。
エースでも精鋭でもないが、彼らのような後方を守る一般兵達がいるからこそ、前線の将兵達が気兼ねなくその力を振るえることも忘れてはならない。
ヤキン戦役終了後、加齢でオッゴのパイロットも難しくなっていったらデスクワークに専念し、定年まで無事に勤めあげた。
ゲートが開こうが、ラクス戦役が始まろうが、彼の業務は港湾を守ること。それは不変であった。
妻と長男長女次女の5人家族。
家庭では良くも悪くも普通のパパさんで、どっちかというと子供の自主性を尊重する放任主義。
家庭では滅多に怒らないが、我が子が前線で活躍してエースになりたいから軍に志願すると気軽に言い放った際。
普段の穏やかさや放任主義をどこかに忘れたかのように激怒してでも止めた。
791: 霧の咆哮 :2017/03/31(金) 21:47:04
◇キリル・アシモフ
人種は合法範囲のコーディネイター。17歳。
セミョン・アシモフの息子。
ヤキン戦役に置いて綺羅星の如く輝くエースや、かっこいいMS達に憧れ、軍に志願したいと言いだしたが。
滅多に怒らない父の激怒ップリにビビり、一時保留する。
内心では不満タラタラであったが、何時も自分の父はMSパイロットなんだと誇らしげにしていた友人が気落ちしている様子に気づき。
事情を聞くと、何とその父が戦死してしまったとか。
何とかフォローしながらも、これが、キリルが自国の現状を彼が実感する切欠に繋がった。
確かに大洋連合はエイプリルフール・クライシスの被害を他国と違い全然受けず、ムンゾコロニー群も平和だが。
戦争をしているんだから例え大洋軍が他国より強力なMSやMAや艦艇を配備していようが、犠牲者は出る時は出る。
それが他国と比べたら少ないのは事実だが、遺族にとっては数字上では少なかろうが、その中に自分の家族や友人とかが入ってしまったことには変わらない。
軍に入るのは、前線で活躍しようと言うのは、そんな命を失う危険と隣り合わせって意味なのだ。
運が悪ければ、実力が及ばなければ、それとも別の要因か。
もし自分が死ねば、可愛い妹達を、家族や友人達を悲しませるのだ。
喪服を着て空っぽの自分の棺に泣きながら縋り付く妹達の姿を・・・という光景まで想像し、背筋がゾッとするキリル。
MSやエースへの憧れという熱に浮かされた自分の頭の中が、急速に冷えていくのがわかった。
それに自分がエースになれるという保証もない(なれないという保証もないが)
その後、結局MSへの憧れは捨てられずにMSバトルアリーナの選手となったが、そちらはセミョンは反対しないどころか応援してくれた。
息子をMSに乗せるのが嫌なのではなく、危険な戦場に送り込むのが特に嫌だったようだ。
こういう家庭も珍しくないんだろう。
792: 霧の咆哮 :2017/03/31(金) 21:49:03
◇高須慎吾(たかすしんご)
乗機は災害救助仕様ザク2やドクターSFS(そんな感じの機体)。階級は少尉。
人種はナチュラルとコーディネイターのハーフ。24歳(ヤキン戦役時)
笹原明人とは憂鬱世界における同僚にして友人。
綱木ユウトともその繋がりで面識が有った。低レベルだがNTの素質あり。
滅菌作戦で笹原よりも深刻な精神的ダメージを受け、暫くは耐えたが後にギブアップし、軍を退役。
その後は滅菌作戦や戦争の犠牲者達を弔う為に出家し、仏門に身を投じた人生を過ごした。
今世でも軍に志願するも、命を、戦場で誰かを殺すということを強く意識したりすると前世から引き継いでしまったPTSDを発症させ、任務に支障が出るように。
しかし、ドンパチや殺し合いとかそっち方面がアウトであって、死自体が駄目というわけではなかったので、MSを用いた救助部隊に転向。
元々NT能力が低レベルながらも気配察知といったサーチ系に特化してたのも相まって、遭難してたり瓦礫に埋もれる被災者や遺体の回収とかに活躍。
これもまた、直接戦うでもないNT能力の平和的な有効活用である。
生存者の救出にしても、遺体回収にしても内心では彼は救われていた。
前世では奪い、殺し、弔うことしか出来なかった自分が、このように誰かの命を救い、遺体も家族の元に届けることが出来る。
滅菌作戦では遺体すら残さず爆弾で吹き飛ばし、焼き尽くしていたのだから。
自分のNT能力が反応速度強化やファンネル系でもなく、サーチ系だったことでより多くの命を救えると、元僧らしく御仏に感謝していた。
自分ほどPTSDが深刻でもなく、ユウトほど割り切ってもないのに前線に留まる笹原を心配している。
辛いなら自分の所属する所に来るかとか勧誘したことも。
堅物な仏僧のように前世じゃストイックに生涯独身を貫いたが、今世じゃ同じ部隊の女性看護士に想いを寄せられてる事実に気付いていない。
793: 霧の咆哮 :2017/03/31(金) 21:50:31
◇京極清一郎(きょうごくせいいちろう)
人種は合法範囲のコーディネイター。23歳(ヤキン戦役時)
笹原明人や高須慎吾とは憂鬱世界における同僚にして友人。
戦争や滅菌作戦とかは前世でメンタル的にきつかったが、今世で引き摺るほどではない。
MSへの興味や戦友達と再び共に戦いたいという気持ちも有ったが。
一方で祖国への、日本へのご奉公は前世で十分戦って果たしたから、今世では自由に生きたいと言う想いも強く。
悩んだ末に民間に留まる道を選んだ。
因みに笹原達との繋がりを今世で得たのは、笹原の実家と自分の実家がご近所だったから。
笹原や高須に対しては、前世は前世。今世ではそう思いつめずに気楽に行こう、割り切って楽しもう的なアドバイスは度々飛ばしている。
彼らはそう上手くいかなかったから前線や救助隊に留まってるわけだが。
カッコいいMSもといゼータガンダムを乗り回す笹原を羨ましく思ってないと言えば嘘である。
逆に笹原の方から適正次第だが、再び共に戦わないかと誘われたことも。
それでも、清一郎は己が命がけの切った張ったのやり取りや、死の気配とかにうんざりしているのも自覚していたので、現状では断っている。
憂鬱世界では味わえなかった色んな美食や、大陸化や東南アジアとかを飲みこんだ際に増えた色んな観光地や施設。
または月やムンゾコロニー群に足を運んだり。
テレビゲームや漫画やコミケ等と、、思う存分休暇とかでエンジョイしている。
特に軍艦や戦闘機、戦車やMSの博物館や記念艦辺りを巡るのが好き。ミリタリーマニア故に。
日程や旅費次第で火星や木星も行ってみたいと思っているが、問題は火星や木星に行く旅行ツアーの費用や日程の都合が合うかどうかである。
確か原作じゃ長門級もといグワジン級で片道か往復で一月はかかるようだし火星まで。
794: 名無しさん :2017/03/31(金) 21:53:01
758
富嶽(大陸版ガウ)「つまりその上から爆弾やミサイルをばら撒けばいいんだな」
795: 霧の咆哮 :2017/03/31(金) 21:53:26
◇立花(たちばな)ギン
乗機はゴブリン(もしくはザク2)爆発物処理仕様。階級は少尉。
人種はナチュラル。24歳(ヤキン戦役時)
原作境界線上のホライゾンの立花ギン(漢字が変換出来ない)の同位体。
戦時中は大洋陸軍のPS部隊に所属し、基地制圧や治安維持等に従事。
戦後もアフリカ駐留軍として軍務に励んでいたが、不発弾の事故から咄嗟に現地の子供を庇い、両腕を切断する重傷を負う。
奇しくも、この世界でも彼女は両腕を義肢にする羽目になってしまった。
なお、子供は彼女が庇ったことも有って軽傷で済んだのが慰めか。
その後、この身を持って体験した不発弾や地雷の脅威、危険性。
そんな危ない代物がヤキン戦役で戦場となったアフリカの大地ではまだまだたくさん埋もれており。
自分や同僚だけでなく、いつ今回のような、子供や一般人が巻き込まれる事故が起きるのかわからないとは、こうも恐ろしいのかと実感し。
それだけでなく武家の女として、軍人としては、民を脅威から守るのが本懐。
ならば、地雷や不発弾といった脅威から民を守るのもまた本懐と、PS部隊員として対人系への意識が強かった彼女の中で意識改革が起きていた。
また、腕を失った程度でリタイアしてたまるかと、彼女の中の反骨心が首をもたげていたのも理由の一つである。
その不屈ップリに見舞いに来ていた彼女の家族や友人達は驚いていたが。
入院やリハビリ中の暇な時間を活用し、爆発物処理等に関係する資料や教本を読み漁ったギンは、退院後はPS部隊から爆発物処理部隊に転向。
爆発物処理仕様のMSに相方と共に乗り込み、戦後復興に従事していった。
その姿勢はラクス戦争で戦地となったアフリカの大地に舞い戻った後でも変わらない。
両腕を失いながらもアフリカの地で戦後復興に尽くすギンは幾度となく取材を受け、アフリカの現地民や現地軍から特に強い人気を誇るようになった。
何時しか軍広報部からのパフォーマンスも含めて『義腕の聖女』という大層な二つ名まで付くようになったとか。
なお、当人は『私はキリスト教系でも、西洋系でもないんですが・・・』と困惑気味で有ったが。
以上です。
地雷処理部隊や救助部隊のような支援役も作って見ました。
最終更新:2017年04月02日 16:33