583: トゥ!ヘァ! :2017/04/23(日) 17:29:40
アナザーseed これはちょっとヤバイ感じの兵器集


ここで紹介するのは戦前・戦時中などに計画されたちょっと世間様にはお見せできない類のヤバイ機体である。
正義の味方ムーブをしているともっぱら評判であるアナザー大洋連合ではあるが、彼等も大洋連合(日本)であることは変わらないのでやっぱり危ない機体の一つや二つは作っているのである。

という没設定。余りにもぶっ飛び過ぎた初期設定から削っていったものを抜粋。
なので今回は 裏ではこんなこともあったかもね? という一つのifとしてお楽しみください。

とは言え世界観ぶち壊しなのが多いのでそういったのが怖い・嫌いな人はバックすることをお願いします。

584: トゥ!ヘァ! :2017/04/23(日) 17:30:17
○諸計画

阿頼耶識計画

大洋連合で秘密裏に進められていた新型操縦インターフェイス開発計画。

ずばり鉄血のオルフェンズで登場した阿頼耶識システムの実現を目指した計画。
人の脊髄または脳などを直接機体と接続し、ダイレクトに機体の操縦を行うシステムである。
理論上このシステムを採用すれば機体とパイロットにおける反応誤差というものが殆どなくなり、機体を通しての情報は全てパイロットの脳へ送られるため戦術判断の速度すらも上がる試算であった。

その実現のために人の神経と機体の操縦系を直接繋げる機構とOSの開発。
このシステムを運用するに見合った機体の開発。
パイロットへの負担を軽減するための補助コンピューターの開発。
など様々な開発計画が並行して進められた。

幸い世界でも有数の人口を誇る大洋連合では使い潰しても問題ない被検体の確保には困らず、計画自体はCE40年代から練られ、50年代半ばから研究が進められていた。

結局の世界情勢はそれほど圧迫していないという理由から60年代末には計画は凍結されることとなった。

このプロジェクトで開発された神経と機械を直接繋ぐ技術は後の機械義肢開発へと活かされ、民間において五体不満足な人々や身体麻痺、不随などの難病に苦しむ人々の助けとなる。



  • 恐るべし子供たち計画

大洋連合で秘密裏に進められていたクローン兵士育成計画。

優秀な兵士の遺伝子を使ったクローン兵士の生産と育成を目的とした計画である。
従来の兵士に代わる超人的な兵士の安定供給による相対的な人的被害の軽減が目的とされた。

一部の抜群に優秀な兵士のクローニングから優秀な人間同士の遺伝子を組み合わせたデザイナーズチルドレン、遺伝子レベルで身体強化を組み込んだ強化人間などその研究は多岐に渡る。

こちらの計画はCE40年代には既に作成されていたものであり、60年代にまるまで計画が続けられていた。
結局のところ安定した人工生命を誕生させることには成功したものの、計画自体は政界情勢の安定により凍結されることとなった。

なお誕生した子供たちは政府の厳重な選定にクリアした里親の元へと預けられすくすくと育っている。
本来この手の話に出てくるような寿命の短縮や生殖機能の不調、精神や体調の不安定化などが殆ど報告されず、起こったところで軽微な症状であり軽い投薬で十分抑え込めるもしくは回復させることができるなど目立った問題は起こらなかった。

それは彼等彼女らを引き取った各里親の無償の愛と政府からの手厚い保護。
何より生命を生み出すに当たって人並みに生活できる機能を持たせることを絶対条件とした当時の研究者たちの良心によるものだとここに記しておく。

585: トゥ!ヘァ! :2017/04/23(日) 17:30:58
  • プロジェクト・ネクスト

大洋連合が秘密裏に進めていた特機開発計画。

阿頼耶識計画による特殊インターフェイスの開発。恐るべし子供たち計画による著人兵士の育成。
これら二つの計画の進み具合が順調だったため計画された外側の外殻となる兵器を開発する計画である。

疑似阿頼耶識接続操縦による超人的な反応速度に対応し、一機で戦局を変えられる超兵器。
それを目的として研究が進められた。
開発が始められたのはCE50年代後半。

主機には当時実験が進められていたミノスフキー式核融合炉を採用。
装甲材には同じく当時試作の研究が進められていたルナチタニウムを惜しむことなく投入。
当時最新の耐GパイロットスーツとG軽減装置を搭載し、操縦系には疑似阿頼耶識ことAMS(Allegory-Manipulate-System)を採用。

機体の形はAMSを通して人が運用するに当たり操作がイメージし易いことを考慮された人型に。
搭載兵器にはミノ粉を用いたメガ粒子系兵器(ライフルやサーベルの試作品)か核ミサイル及び艦船搭載レベルのレールガンなど考えられるうえで最高の物が用意された。

65年。試作一号機(通称アレサ)の段階で「この機体と同レベルが26機存在すれば世界を解体できる」とまで豪語された。
なおこの計画の機体へは一部の選別されたパイロットを除き、恐るべき子供たち計画で育成された超人が使用される予定であった。

だが結局のところは世界情勢が落ち着いていたので無理に開発を続ける必要もなく、60年代後半には計画は凍結された。

しかし70年にプラントとの間に戦争が起こったため計画の一部が復活。
データ収集を兼ねた特機として片手で数えられる数が製造され、それぞれ01~03のコードネームのもとに1つは地上にもう1つを宇宙に、最後の1つは木星に配備された。

これらの機体は大戦の裏側で活躍しプラント以外の厄介な秘密結社や宗教団体などを悉く根絶やしにした。
そのため各地では詳細不明の目撃情報と戦火の跡が残り都市伝説として語り継がれている。

戦後は木星配備の機体以外は全機が回収され、木星基地の最奥において厳重な封印処理を施されている。



  • ドール計画

大洋連合が秘密裏に進めていた無人機開発計画。

ミノフスキー粒子の発見により従来の無人機が使えなくなることを予想した大洋連合上層部はミノ粉散布下においても十分に稼働し、戦果を挙げることができる完全自立型無人機の開発に着手した。
それがこのドール計画である。

この計画の目的は単純。モビルドールもしくは鉄血MAレベルの自立型無人機の開発であった。
無論そのためには柔軟に物事へと対応可能なAIの開発からそれを活かせる機体の開発の両方を進めねばならなかった。
機体に関しては割と単純であった。本来パイロットを乗せ、保護する区画の排除を行い、また人の保護を気にせず良くなったため無茶な機動が可能になると予測され、それに答えられるだけの頑強性と柔軟性を備えた機体開発が進められることとなる。
問題はそうすると一機当たりの単価が高くなることであったがこれは装甲材の進歩と低価格化から量産効果を入れれば割と現実的なラインまで落とし込めることに成功した。

AIの開発に当たって暴走の危険性が危惧されていたため、もしもの時のためのバックドアの構築と完全な無人集団としての運用ではなく有人機からの指示による機動が前提となるようにわざとAIの挙動に根本的な隙を作っておくなどの仕掛けを施した。
しかし、最終的にはプロジェクトが求めえる実用的なレベルのAIを量産可能レベルまで落とし込むことはついぞできなかった。

そして60年代初期からの開始であり、四つの計画の中では唯一戦後まで研究が進められるが71年10月にはプラントとの戦争も終わる。
そしてこれといった敵もいなくなり、更に復興と開発に予算が取れるようになったため計画は凍結されることとなる。

結局のところ夢見た無人兵器軍団は未完の夢として終わったわけだが研究されたAI技術は無駄になることはなく、その後介護用ロボットや管理用AIなどとして平和流用されていくこととなる。

この計画で試作された兵器として 高機動機の「ゴーストX9」中距離・近距離の「ナインボール」支援機の「パルヴァライザー」拠点制圧強襲機の「ハシュマル」その子機である「プルーマ」都市制圧用の「デスブリンガー」と「コラプター」などである。

これらの機体は原点となった機体と違い有人機の指揮する前提でAIが組まれる予定であり、自己修復・自己成長機能も持たないため、補給と修復の際には人が操作する母艦へと帰還しなければならない制約が意図的に課せられる予定であった。
本来ならば要らぬ足かせとなることだが、それほどまでに無人機の暴走という事態を当時の大洋上層部が重く見ていたという証拠でもある。

586: トゥ!ヘァ! :2017/04/23(日) 17:31:44
  • 末世計画

大洋連合が秘密裏に進めていた最終計画。
それは全世界が敵になった場合のプランである。

この計画の骨子は大洋以外の各国にミノフスキー粒子の存在が知られていないこと、核融合炉が渡っていないことが前提の計画であり、それらを主軸に行う計画である。

まずは各国のコロニーや宇宙拠点へと隕石やコンテナ船などへ偽装させたミノフスキー粒子散布機をばら撒く。
そして計画発動と同時にミノ粉をばら撒き各国の拠点を無力化する。
同時に各国コロニーや要塞へと「ネクスト」を指揮官機として無地機部隊を艦隊ごと送り込みこれを制圧。

地上に関しても同時期に衛星軌道上へと部隊を派遣し、同じ方法で各国拠点や衛星を制圧または破壊。
軌道上からミノフスキー粒子を散布するためのミサイルを撃ち込む。

そして各国のインフラや通信機能がマヒしたところに主要都市へとマスドライバーを始めとした戦略質量兵器で攻撃を行い機能を半壊させる。
そしてそれぞれの首都へとネクスト部隊と無人機部隊を送り込み電撃的に制圧するという作戦であった。

それでも抵抗が止まない場合はスペインに存在するカナリア諸島の火山を核融合弾で起こし、津波を発生させるCE版衝号と厄介な内地に逃げ込むであるロシアと中国と衛星軌道上からの質量攻撃で土地ごと削る。山に籠った際にはコロニー落としを行って消滅させるなどの強硬手段にでる予定。
その後は各地にNJモドキを設置し、長時間インフラを殺しながら無人機を常駐させ、ミノ粉も撒き続ける。
その間宇宙に存在する他国民は全て無理矢理地上に降ろし、逆に大洋の国民は地上の管理に必要な最低限を残し、他は半ば強制的にでも全て宇宙に上げる。
他国民が従わないのならばコロニーの中に毒ガスを入れるのも検討する余地あり。
十数年かかるであろう試算であったが、インフラも何も崩れ去り支援する国家もいなくなった他国相手ならば、それくらいの時間は稼げる見込みである。

その後は地上で混乱を続ける元他国を尻目に火星と木星を拠点に太陽系開発を進めていくという誇大妄想染みた計画であった。
しかし、当の大洋連合は本気でこれを実行に移す可能性を考えていたのだから質が悪い。

だが結局はこの計画も50年代末には破棄された。
CE入ってすぐの頃から後生大事にずっと時代に合う形で修正を繰り返しながら続けてきた計画だが結局のところ各国との関係は悪くなく、こんなアホみたいなことをいつまでの考え続ける必要がないと判断されたからである。

旧西側の大西洋と英国は裏切る気配もなく、旧東側三国もそこまで仲が悪いわけではない。
他の第三国だって別段関係が冷えているわけでも悪いわけでもなし。
ならばこんな誇大妄想後生大事にする必要はないのからであった。

憂鬱世界の記憶や日本のみで頑張らねばならなかったヤマト世界の記憶、全てが敵に回る覚悟であった日蘭世界や実際的に回った孤立世界、国力差30倍以上の戦いを続けていた元ジオンの転生者など幾つもの世界から集まった転生者たちが危機感を持って計画した代物ではあったが、この世界は結局のところそのどの世界と比べても平和であったのだ。
彼等から異常なまでの強迫心と猜疑感を取り除いたのは各国の努力の賜物であり、この世界の良心だった。
何よりそんな阿呆なことをせずともこの世界の人類の未来は明るい物があるとわかったからだ。

それ故に大洋連合は上で語られたような非道を行わず、対プラント戦の時にはミノ粉と核融合炉を各国に渡し、プラント相手にも非情な手段は行わずに戦った。
ある意味で大洋連合という破滅の魔王を改心させたのがこの世界の補正であったのであろう。

587: トゥ!ヘァ! :2017/04/23(日) 17:32:23
○機体説明


  • N000-アレサ(プロトタイプネクスト)

ネクスト計画による開発された試作機。65年に建造。
全長は40m近い大型機ながらも全身に装備された多数のスラスターのホバー機構、大型ワンオフ核融合炉から得られた出力とルナチタニウム製の剛性にものを言わせた超高速移動は当時の何物にも劣らぬ強さを持ちえた。
唯一の懸念である誘導兵器もミノスフキー粒子で無効化する前提だったので必要だったのは一機で複数の敵を蹴散らし続ける戦闘能力であったのだ。

しかし完成したはいいがその性能から余りにもパイロットへの負荷が身体的にもAMSを通した神経・精神的にも高いためデータ収集の際にはリミッターを設けて運用する羽目になってしまう。
リミッター解除状態における試験においてはドール計画による開発されたAIを用いて単純な機動の最高速度のみを計測した。

プラントとの戦争時には流石に旧式すぎると実戦には出されなかった。戦後に情報処理の一環もあり解体処分された。


  • N001-ホワイトグリント

プラントとの戦争が勃発した際に開発が再開された機体の一つ。
ロールアウトはガンダムから少し遅れる時期ながらもAMSと30m近い巨体に収められた大型の核融合炉は恐ろしいまでの反応速度と機動性をこの機体へと与えた。

高い機動性、頑強な装甲、非常識な機体出力。ガンダムのように誰でも“乗れる”ことを前提にした機体ではなく、限られた人物でしか“乗れない”機体。
一部の天凛か人工的に生み出された怪物でなければまともに操縦することすらできないのがこのシリーズである。(多分アムロや嵐山、ムラクモさん家のガイ君あたりはいける)

ガンダムは誰でも乗れて、上手く扱えば高い性能を引き出せるオーソドックスな高性能機ならば、こちらはありったけの技術を継ぎ込み始めから乗れる者を絞り込んだ高性能機である。
これはネクストシリーズに共通することであり一般兵士は乗ることはできない。
二つとも似通っているが、片方が万人の片方は極一部のための機体であり、どちらが間違っているというわけでもないのだ。ただアプローチの方向性が違うだけ。

その性能は単機でエースNTの操るNT用MS・MAと同等。
ある意味その手の乗り手を人工的にある程度安定して作り出せる分、こちらの方が揃えやすいだろうか。

大戦中では混乱に乗じて躍動を始めた秘密結社の残党やら一族の生き残りやら宗教家の手の者やらと戦い、これらを悉く葬り去った。

なおACシリーズに出てくる原型と比べると装甲材や動力炉以外の性能自体はかなり低い。
音速は超えられず、バリアもない。だがまた別方向からのアプローチにより十分な性能を手に入れている。






  • N002 ステイシス

こちらもプラントとの戦争勃発により開発が再開された機体。
ホワイトグリンとの後にロールアウトされた機体。
高機動な機体ながら中距離における射撃戦が中心となる。

ホワグリと比べ軽量軽装甲な機体ながら試作のビームバズーカを装備しており、ミサイルと合わせて火力は低くない。
機動力を活かした一撃離脱戦法を好む。

AMS操縦のため並の機体とは比べ物にならない反応速度を誇り、適応できるパイロットが乗ればその戦力は一個MS旅団をも上回ると言われている。



  • N003ナインボール・セラフ

プラントとの戦争勃発につき開発が再開した機体の一つ。
元は無人機として計画された機体の一つだが、試しに有人型も開発してみようという一声で作り出された。

元が基だけに有人化して諸々の制約が発生するようなったが十分高性能な機体となった。
その性能はカタログスペック上ならホワイトグリントやステイシスすらも超えており、元が無人機とは言え明らかに人を乗せる気がない数値ではあった。
そのため長らく満足に乗りこなせる乗り手が見つからなかった。それこそ上記の二機よりも。

だが世の中わからないものでとある人物が非AMSモードにて試しにと乗ってみたところ驚くことにこの機体を初見ながらある程度扱うことに成功。
本人は隠居暮らしがしたかったらしいがこれが運の尽きだった。
すったもんだの交渉の末に木星という辺鄙だが重要な地域での業務に付くこととなった。

以降は火星や木星において未だ生きていた秘密結社の残党と幾度か戦うこととなる。

588: トゥ!ヘァ! :2017/04/23(日) 17:32:55

  • ドール計画の機体
全てAIが未完成のため試作で終わる。


「ゴーストX9」
戦闘機型の無人機。いち早く現場へ急行し、先手を打つことを目的とした機体。
装備はビームバルカンとミサイルのみと軽量ながら無人機ならではの無茶苦茶な機動により、初見においての対処は難しいとされる。


「ナインボール」
人型の無人機。無人MSとも言える代物。ゴーストと同じく無地機のため有人機では普通できない機動を可能とするが、結局AIの問題で完成はしなかった。
主に中・近距離戦闘を目的として開発された機体。


「パルヴァライザー」
火力支援機として開発された無人機。形態は最終形態のアレ。
こちらもガワは完成していたが肝心のAIが完成しなかったため没になった。


「ハシュマル」
拠点強襲用無人機。高機動と高火力を実現。
やはりガワは完成しているが中身が間に合わなかった。
元ネタは鉄血のオルフェンズに登場したMA。転生者たちからは暴走しないか心配されていた。


「プルーマ」
ハシュマルの子機として開発された機体。ハシュマルの援護と護衛を目的として開発された小型機。
こちらは動きも最低限のため現状のAIでも良かったのだが開発理由たる末世計画自体が破棄されたため、いらない子となった。


「デスブリンガー」
都市制圧用無人機。元ネタはホライゾン・ゼロドーンに登場する大型無人機。
大型の機械の蟹みたいな兵器であるが、主に対人・対車両・対ヘリなどを目的に開発された。
主に抵抗の激しい都市部に投入され、他の無人機や歩兵部隊と連携しながらも都市部制圧を目指す…予定であった。
こちらもやはり計画破棄の煽りを受けて開発は中止。試作機は解体された。


「コラプター」
都市制圧用無人機。その小型偵察型。元ネタはホライゾン・ゼロゾーンに登場する無人機。
デスブリンガーより小ぶりで軽自動車ほどの大きさ。
主にデスブリンガーでは立ち回れない狭い地域の偵察と戦闘を目的としている。
こちらもいらなくなったので解体された。

589: トゥ!ヘァ! :2017/04/23(日) 17:33:25

  • 首輪付き
ホワイトグリントのパイロット。現傭兵ギルド総合ランク1。
恐るべき子供たち計画で誕生した最後期誕生のデザイナーズチルドレンであり、現在では強面のオペレーターの尻に敷かれる若者傭兵である。
主にアフリカで現地ゲリラと結びついていた一族の生き残りと戦っていた。

アナトリアの傭兵と呼ばれた養父とそのオペレーターであった養母の下で育った彼は父と同じ仕事を選び、そして立派に戦い抜いた。
それは裏の戦い故に誰にも称賛されることのない仕事であったが、ただ一人自分をいつも厳しく□って、心配してくれていたオペレーターだけそのことを知っている。
彼はそれだけで十分であった。

戦後は機体を返却しながらも相変わらず傭兵を続けている模様。
困っている時に助けに来る謎の白マスク傭兵といえば彼のことなのは公然の秘密である。




  • オッツダルヴァ (本名:マクシミリアン・テルミドール)
ステイシスのパイロット。傭兵ギルド総合ランク5。ORCA旅団旅団長。
例に埋もれず恐るべし子供たち計画のデザイナーズチルドレン。
色々あって旅団なぞ率いて企業の先兵として傭兵をやっているが本人は割りかし楽しそうである。

戦時中は主に宇宙において活躍。ジャンク屋モドキや宇宙海賊などを隠れ蓑にした狂信者相手に猛威を振るっていた。

戦後は人類の黄金時代の到来を感じ、傭兵を続けながらも火星や木星など開発の進む地域の依頼を積極的に受けていった。
彼の趣味は世界を見て回ることなのだ。

なお彼の所属するレイレナード社は本社はカナダにありながら多国籍企業であり、裏では大洋連合が支援を行っている。
大西洋連邦も薄々そのことに気が付いているが似たような会社を自分たちも大洋に持っているのでお互いに見て見ぬふりを続けている。



  • リャノン・シードル
大洋に見いだされたナインボール・セラフのパイロット。
なんと彼は天然物である。人工生命でも強化人間でも更にNTでもイノベイターでもない。

元は傭兵ギルドの総合ランク1であり、いい加減良い歳だったため傭兵を引退し知り合いのいる大洋連合で隠居生活を送ろうとやってきていた御仁。
しかし、時が悪くプラントとの間に戦争が勃発。頼りにしていた友人もとある研究のため当分は会うことができないということになり暇を持て余していた。
そんな折にその友人から手紙が届く。「一生の守秘義務が付くが」という注意事項から始まるその手紙は乗り手の見つからない機体に乗ってみないかというお誘いであった。
MSなんぞ作業用のにしか乗ったことない彼であったが、好奇心からこれを受諾。

後はナインボールの説明にもある通り初見でありながらうっかり操縦できてしまったためその後はあれよあれよと巻き込まれ木星と火星を舞台にした戦いにと身を投じることとなる。
口ではなんやかんやと言いながら長い傭兵人生から戦うことも嫌いでなかった彼は秘密結社の残党を滅ぼし戦後まで無事生き残った。
戦後では機体を返却した後に火星の土地で農家を始め、以前から親交のあった女性と結婚し、それなりに幸せに暮らしましたとさ。

元ネタはAC公式小説アーマード・コア ザ・フェイク・イリュージョンズの主人公。
その正体は最強のイレギュラーこと初代AC主人公である。

590: トゥ!ヘァ! :2017/04/23(日) 17:33:57
○説明

Q:アナザー大洋は正義の味方じゃなかったんですか?
A:どちらかというと改心した魔王ポジ。前作ラスボスが味方にいる的な。


Q:大洋はなんで末世計画なんてマッポーなことしようとしたの?
A:元は憂鬱本編の衝号計画と同じで保険だった。実際使うような状況だと詰んでいただろうしね。


Q:ちょっと危なすぎない?
A:なので基本開発は木星で行いました。


Q:秘密結社とか一族とかって何?
A:CE入る前か入った直後あたり潰された原作で暗躍している連中。
 秘密結社の残党:ライブラリアンの残党
 一族の生き残り:一族とかいう連中。その生き残り
 狂信者:マルキオ貴下のろくでもない連中。戦後にマルキオが原因不明の事故にあった。

Q:なんで無人機開発だけ戦後まで続けてたの?
A:モビルドールって実用化すれば素敵だったから。無理だったが。


Q:この世界のネクストってどれくらい強いの?
A:ぶっちゃけ阿頼耶識モドキ付けたMS。それに専用パイロット乗せているのでハシュマル戦の時のバルバトスinミカの劣化版みたいな感じ。
コジマがないがローゼンタールが使っていたAZシリーズが近いだろうか。
つまり反応速度凄い機体。コジマもないので非常にエコでもある。
でも多分高レベルNTで腕の立つ奴やオールドタイプ上位陣と戦ったら良くて五分。


Q:もしかして傭兵ギルドの上位陣って?
A:残念ながら大洋産恐るべき子供たちなのは首輪付きとオッツダルヴァのみ。
他はみんな天然か他国産の似たようなの。
因みに星海坊主さんやサイファーさんは天然物です。強さも首輪付きとそれほど変わらない。後は機体の差くらいか。


Q:リャノンさんなんでAMSもないのにナインボー乗れたの?
A:余りにも乗れる人がいなかったのでナインボーには非AMSによる操縦機能が後から取り付けられました。
リャノンさんは多分AMS手術受けていないので乗りこなしています。これだから天然物は…


Q:もしかしてこの世界の補正君って…
A:大洋から猜疑心を取り除くために犠牲となったのだ…


Q:転生者って色々要るの?
憂鬱本編から来た人もいるし、他の大陸世界を経由してきた人もいる。
あとヤマトな世界から来た人や宇宙世紀から来た人なんかもいる。
史実から来た人もいれば原作seedから逆行してきた人もいます。
大洋の技術開発速度が他国より早いのはそのおかげもある。
嶋田さん達は憂鬱→CE前大陸世界の日露~第二次後→CE入ってちょっとした後の時代に転生
ってな感じで今ここ{CE71}


Q:恐るべし子供たち計画って…
A:来たばっかの転生者組が原作におけるコーディや強化人間ズやカーボンヒューマンを一番ヤバイ危険度で考えた場合に用意した対抗策。
本当に一人一人が超人みたいな強さだったら最終的に物量で勝てても被害が怖かったから。
よしんばプラントが誕生しなくとも他国が生体CPU染みた強化人間作れば同じだし。
技術的にはプルクローン作れるならいけるかなって。


Q:つまりアナザー世界の他国(大西洋、BU、新ソ連、東アジア、AEU)とは?
A:大洋連合という名のメンヘラ女子を改心させたイケメンズ。つまりアナザーseedは乙女ゲーだったんだよ!!


Q:あの…まさかこっちでもプラントさん滅茶苦茶手加減されて…
A:大洋「やめてよね。僕と本気で戦って一億足らずのコロニー群が勝てるわけないでしょう」

591: トゥ!ヘァ! :2017/04/23(日) 17:35:24
投下終了

今回はアナザーseed本編書くに当たって削ったり没にしたりした設定諸々です。

作ったはいいがあんまり本編にも関わりがなかったので使う機会もなかったというのが正しいですが。

まあこれは一つのifなので本編とは関係ないこととします。
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最終更新:2023年11月05日 15:56