761: 霧の咆哮 :2017/04/25(火) 22:07:03
○名も知らぬ傭兵やジャンク屋、ザフト地上軍とかが使用した独自改修機達。


  • ジンタンク
『解説』
名前の通りジンの上半身をリニアガンタンクの車体に取り付けたモビルタンク。
ようはザクタンクやダガータンクの同類。
武装らしい武装はされずに工作作業に特化しており、オーブ攻防戦でも後方で即席の塹壕を掘ったり、防御陣地を作ったりしていた。
その後司令部が降伏するまでパイロット共々地味に生き残った。
接収された後、一応の調査した後は多少の手直しをされた上で大洋直営のジャンク屋に降ろされ、そのままオーブの戦災復興に勤めた。
パイロットはザフト内でも元々基地建設系任務メインで、その手の経験が豊富だったらしく、戦後は経験を活かして大洋軍の工作部隊に就職したそうな。


  • ジンドリルアーム
『解説』
ジンの両腕に岩盤破砕用のドリルを装備した代物。
本来は基地建設とかでの工作用だった。
ドリルの破壊力で直撃すればドムやマラサイでも恐らく破壊可能。
当たれば、の話だが。
オーブ戦時にビルに隠れて奇襲しようと控えていたが、ゾック2型やガンダムヴァサーゴの一斉砲撃に巻き込まれてビルごと吹きとばされた。

762: 霧の咆哮 :2017/04/25(火) 22:07:47
  • ジンショベルアーム
『解説』
ジンをベースに右腕を丸ごとヒルドルブの物を流用したと思われるショベルアームに変更した代物。
こちらもその右腕の役目的に工作作業向けで、ショベルアームで格闘戦は一応可能だが、ショベルアームとのバランス比率の悪さで操縦性が地味にノーマルジンよりも悪化している。
工作作業の際はそう気にしなくて良いレベルなのだが。
オーブ戦時に新米パイロットが無謀にも左腕にマシンガンとシグーのシールドバルカンを装備して前線に出ていたが、ガルスJに狙われ。
マシンガンやバルカンを避けるまでもなく、カキンカキンと関節部に当たっても平然と弾きながら接近するガルスJに対し、恐慌状態になりながらもショベルアームを振り下ろそうとするが。
その前に抜き放たれたビームサーベルで横一文字に両断された。
運良くコクピットは外れ、ボディも誘爆しなかったのでパイロットは無事だったが、トラウマになって戦後暫くは学生生活を送った後、MSとは完全に無関係な職種に付いたらしい。


  • ジンケンタウロス
『解説』
頭部と背部武装を失ったバクゥの背部にジンの上半身を乗せた代物。
多脚故の走破性で、山岳地帯や密林とかなら、その機動性は馬鹿に出来る物ではなかった。
ちゃんと再設計して完成させた代物なら。だが、残念ながらこちらは所詮急造品に過ぎず、性能は予定していた合格ラインに到底届いていない。
それでもワンチャン有るかなと、オーブ戦時は山岳部に仕込まれた秘匿陣地で待機。
敵部隊への奇襲の為に備えていたが、山岳部の他の陣地を狙っていたサイコガンダムマーク2の流れ弾に吹き飛ばされ、まともに戦場で戦うことも出来なかった。

763: 霧の咆哮 :2017/04/25(火) 22:09:15
  • シグーシールドカルテット
『解説』
大洋連合の重火力対策に、両腕、両肩にシグーのバルカンシールドを装備した代物。
両肩のシールドはサブアームによりかなり自由に動かせるので、防御範囲や射角も良好。
シールドが増えた分の重量は追加スラスターでカバー。
腰部にビームサーベルも装備して、4つのシールドで自機を守り、弾幕を張って牽制しながら格闘戦に持ち込むか、ビームライフルでも装備して射撃戦で何とか撃ちあおうという機体。
ただ、ブラストカラミティとかのような正規品のシールドアーム型と異なり、急造品の代償として肩部サブアームの耐久性に不安が有るのが難。
サブアームでシールドバッシュすると、勢い次第でアームの方が持たない可能性もあった。
現地改修で数機ほど配備され、格闘戦に向かない物は手持ち武装でビームライフルやレールガンとかを装備して射撃戦で対応。
オーブ戦に参加した面子は文字通り宇宙に戻る仲間達への盾となるべく、全員が地上に残留を選択。
接近戦で頑張ったあるパイロットは、罠を駆使しながらその腕も有って何とかハイザック1機を撃破、2機を大破させる。
その戦闘の際、シグーはまさに鬼気迫るとでも言うべき執念染みた動きを見せていた。
それをなす間に敵の攻撃を受けとめ続けたシールドは全損し、片腕も損失。
追加の小隊に最後の意地で突貫しようとした瞬間、上空から撃ち降ろされた奈々子のゼータガンダムのビームライフルに貫かれた。
射撃戦で対応していた者達は他の僚機と共に、塹壕や防御陣地とかに隠れながら応戦していたが、第三特務隊のサイコガンダムやジオング改に部隊ごと蹂躙された。
サイコガンダムのビームやジオング改の大口径武器は、彼らが盾を束ねても防ぎ切れるものではなかったのだ。
だが、仲間達の宇宙への撤退援護や、後ろの僚機達の為に、自分らの死も覚悟して盾となり、散り行く様は、咲達に戦士として一つの感銘を与えていた。
そのように彼らが逃した友軍達にはあちら視点では絶望(連合宇宙艦隊複数)が迫っているのだが。
友軍の為に文字通り身を挺した彼らの心意気は立派では有った。しかし、悲しいけどこれは戦争であった。

764: 霧の咆哮 :2017/04/25(火) 22:09:59
  • ザウートシールド
『解説』
元々機動性が今一で敵の攻撃も避け辛いザウートの両腕に大型の実体シールドを持たせ、少しでも生存性を上げようとした代物。
戦闘時は主に背部のキャノン砲を撃ち捲りながら、シールドで身を守って何とか凌ぐ。
現地改修で数機ほど配備され、確かに正面防御力は中々上がったが。
ある機体は側面や背面にまでドムに回りこまれて撃破され。
ある機体はマラサイの集中砲火にシールドを貫通されて撃破され。
ある機体はガ・ゾウムやSFS乗りの機体達の爆撃の雨で撃破されてと。
ザウートの火力や射撃精度は地味に厄介が故に、ザフト機の中でも狙われ易く、結果的には無いよりはマシだった程度の模様。


  • ディンダガー
『解説』
ディンの上半身とストライクダガーの下半身を流用して繋げたキメラっぽい代物。
本来の機体(ジンオーカー)を失った殆ど盗賊な傭兵が、予備機をジャンク屋に強請った際に渡された。
まともな機体はもっと素行が良かったり、腕の良い奴に回されていたので、こんな余り物でも使うしかなかった。
オーブ戦時に胸部ミサイルを撃ち捲ったり、両手にマシンガンやザウートの二連ライフルを装備して抗うも、キラのフォビドゥンが放った大型ビームを食らい撃破された。

765: 霧の咆哮 :2017/04/25(火) 22:10:35
  • キメラジン
『解説』
上記の機体をキメラっぽいと称したがこっちはもっとキメラみたいな代物。
ジンの胴体と下半身に、ジンワスプの右腕と、ジンオーカーの左腕、ジンハイマニューバの頭部を移植している。
まさにジン系のキメラという言葉が相応しい機体。
こっちは殆ど盗賊なジャンク屋が搭乗。
オーカーとジンのパーツはこいつの乗り手が止め刺して得た機体から得たパーツだった。
こいつも本来乗っていたジンを失ったから、予備機として置いておいたこちらに乗り換えた。
あくまで予備機に過ぎず、色替えの暇もなかったようで、各部パーツごとに色はそのまま。
バズーカや魚雷ランチャーを手に抗うも、上記のディンダガーと纏めてフォビドゥンの曲がるビームに撃破された。


以上です。
シグーカルテットの方はちょっと筆が乗ったので、タイトルに反して次回に軽めのネームド設定考えて良いかなぁ。

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最終更新:2017年05月04日 18:51