123: トゥ!ヘァ! :2017/04/30(日) 17:55:24
アナザーseed 今まで出せなかった戦中の機体

ここではアナザー世界の戦後における兵器を紹介していきたい。



○大洋連合

  • ジムⅢ
武装:ビームライフル ビームサーベル バズーカ 頭部バルカン ミサイルオプション シールド その他諸々

厳密には戦後の機体ではないがここに記す。
大戦末期に開発されたジムⅡの発展形。

ジムへとガンダムMarkⅡやバーザムの技術をつぎ込み性能を底上げした機体。
ガンダムMarkⅡの簡易量産型というよりはジムのブラッシュアップ機という側面が強い。

戦争終盤当時は既にバーザムが戦場においての主力量産機へ移っていたが未だ稼働中のジムⅡも多く、その全てをバーザムに代替えするのには骨が折れた。
そのためバーザムやMarkⅡなどに使われている既存の技術を使い手っ取り早くジムⅡを強化したのがこのジムⅢである。

装甲材はチタンセラミック合金だがコックピットや関節などにはガンダリウムγを使い安全性を高めている。
サーベルは二本装備され、ビームライフルも軽量化とEパック式へと改められたマイナーチェンジモデルを装備している。

両肩や両腰などへはマウントラッチを有しておりミサイルポッドを装備できる。
これはジムⅡに不足していた対艦攻撃能力強化の一環であり、ポッド自体はパイロットの操作でパージが可能な代物である。

またマシンガンやビームスピア、クレイバズーカなど既存の装備も使いまわることが可能なため状況にあった武装の幅は広い。

大戦終盤頃から既存のジムⅡを中心に改修が行われ、ボアズ戦までにはそれなりの数を揃えることに成功した。
しかし、基本は既存の機体の強化案だったため新規製造数は少ない。

戦後もバーザムと共に近代化改修を施されながら長らく使われ続けた。



  • ガンダムNT-1 アレックス
武装:ビームライフル ビームサーベル ハイパーバズーカ 頭部バルカン 腕部内臓ガトリング シールド

大洋の開発したガンダムの派生機。設計からNTが乗ることを前提にした反応速度を持たせた特注品。

主に元教導隊であるアムロ・レイ中尉の機体として運用されたことが有名である。

設計段階からマグネットコーティングを導入し、スラスターの推力増強、ガンダムの実戦データから得られた情報を基に無駄を省き機体の軽量化に成功、新型ジェネレーターによる機体出力の増加などガンダムの上位互換として開発された。
またその圧倒的な運動性と反応速度についていけるようコックピット機器と制御OSも専用の物が用意されており、正にエースパイロットが自在に動かせる機体として望まれ誕生した機体であると言える。

当機はNT用次世代MS開発のためのデータ収集試験機という側面も持っており、当初はアムロ・レイ中尉に任せる方針で予備と合わせ二機のみの製造であったが、途中NTパイロット以外の操縦データも欲しいということで追加として数機が製造された。

このため知名度では白い悪魔伝説でアムロ・レイ中尉が乗っていた機体が最も有名であるが、ユウ・カジマ中尉やゼロ・ムラサメ(村雨零)少尉、シャア・アズナブル中尉、パプテマス・シロッコ中尉が乗った機体が存在する。

124: トゥ!ヘァ! :2017/04/30(日) 17:56:00
  • ネティクス(NT-X)
武装:ビームライフル ビームサーベル 頭部バルカン 腕部連装ビームガン 有線式大型ビット シールド

大洋連合の開発したサイコミュ搭載MSの試作実験機。

NT-1ことアレックスの予備機を基に開発された機体であり、比較的初期に開発されたサイコミュ搭載MSである。

最大の特徴は背部に背負っている二つの大型有線式ビット。
これは初期に製作されたNT用兵器の試作品の一つであったが、実働データを取るためにネティクスへと搭載された。
この武装を運用するためにアレックスとは別タイプの試作高出力炉が搭載されており、高出力な兵器を運用するためのエネルギーを補っている。

しかし本来ならばMAクラスに搭載する武装だったため大型故に取り回しが悪く、更に燃費も良くない武装である。
だがその火力は一級品であり、発射されるビームの一撃は戦艦の主砲と同レベルである。
また有線式とは言え切り離し単独運用が可能なため、機体とは別方向からの多方向的な攻撃を可能とする。
無論有線であるため、可動範囲に限界があり更にこの有線が途切れれば操作ができなくなってしまうが。

本機は製造された後に月面基地での試験運用を行い、その後は近隣宙域における幾度からの実戦試験に投入。
当時としては貴重なサイコミュの稼働データとビット兵器の運用データをもたらした。

なおビット自体を切り離した場合は素体となったアレックス同様の高い運動性と追従性を持った機体として運用が可能である。



  • ガンダム試作0号機 ブロッサム(GP00)
武装:大型ビームライフル ビームサーベル シールド 大型レドーム

ガンダム再開発計画により開発された試作機。
本機から始まるガンダム再開発計画はRX-78ガンダムの正式な後継機種を開発するための計画であり、大洋における次世代のフラッグシップ機開発計画でもあった。

このブロッサムは当時存在していた新技術の多くを継ぎ込み開発された実験機であり、単機に多くの機能が搭載されている。
単機で近距離遠距離戦闘、索敵、強襲と幾つもの作戦を熟すことを目指した万能機。

当時大洋の用意できる中では最大レベルの携行火器であった大型ビームライフル。
従来のビームサーベルの高出力なサーベルを二機。
そしてミノフスキー粒子散布下においても十二分に稼働する大型レドーム。
など当時の最新装備がつぎ込まれている。

また機体性能においても高いものを示し、カタログスペック上での総合性能はガンダムの3倍以上とされた。
コアブロックシステムも導入しており、緊急時には上半身と下半身は分離され胴体部がコアブースターとなって脱出できる仕組みである。

無論問題点も数多く存在している。
まずは大型のビームライフルであるが大型故に取り回しが悪く、火力は申し分なかったが、その威力を出すためにはチャージが必要であり、従来のライフルのように連射が不可能だった点。
サーベルは威力は高いが燃費も向上しており、使い勝手が悪かった点。
大型レドームは試作だったことも災し、故障が頻発していた点。
コアブロックシステムを導入したため整備性が悪化した点。
機体の高性能と特殊な機構、高性能の試作兵器の搭載など機体コストが高騰した点。
何より一つの機体に色々詰め込み過ぎたためパイロットへの負担が大きくなり過ぎた点
などが挙げられる。

このような多数の欠点を持っていた機体ではあるが、この機体から得られた教訓、データなどは後の機体開発に活かされていくこととなる。
またガンダム再開発計画においては上記の単一機に全てを任せる方針からパイロットへの負担を鑑みて、単機に全ての能力を求めるより複数の機体に機能を分散させ追求する方針と変更されることになる。

125: トゥ!ヘァ! :2017/04/30(日) 17:56:39
  • ガンダム試作1号機 ゼフィサランス&フルバーニアン
武装:ビームライフル ビームサーベル 頭部バルカン シールド

ガンダム再開発計画にて開発された新型機。
ブロッサムの反省をもとに出来る限りシンプルで尚且つ単純な機体性能のみを極限まで求めた機体。

ブロッサムほどの重武装・多機能ではないがシンプルな機体構成ながら単純な出力と反応速度を追求した本機はある意味でガンダムやアレックスの正当な後継機と言えよう。

単純な機体追従性や反応性だけならブロッサムやアレックスすら超えており、ライフルやサーベルの威力も申し分なかった。
反面その高性能ぶりからまともに扱えるパイロットがおらず、結局アレックスでは物足りなくなっていたアムロ・レイ中尉へ実戦データ収集がてらに送られることとなる。

アムロ中尉の三機目の愛機として名高い本機は専用のMarkVが届くまで中尉の愛機として戦場で活躍することとなった。この時期では白い悪魔の他にホワイトホッパーの二つ名が有名になる。
白バッタの二つ名は本機の驚異的な出力と瞬間加速をわかりやすく表していた。

地上実験用の一号機と宇宙実験用の二号機が存在しており、一号機は重力下戦闘用に各部関節やスラスターを調整されており、二号機は空間戦闘用に追加のブースターやスラスターが追加されている。
一号機はそのままゼフィサランスと呼ばれたが、二号機はフルバーニアンと呼ばれた。
一号機はユウ・カジマ中尉に二号機はアムロ・レイ中尉へと拝領され、両人ともにこの機体を駆りながら凄まじい戦果を残したという。



  • ガンダム試作二号機 サイサリス(GP02)
武装:ビームバズーカ ビームサーベル 頭部バルカン ミサイルランチャー 大型シールド MS運用可能核弾頭バズーカ

重装甲重火力を目指し開発された機体。
ただでさえ固いガンダムタイプを輪にかけて固くし、更にブロッサムの大型ビームライフルの運用データを基に新開発されたビームバズーカと背部に装備する形のミサイルランチャーと重力を持つ機体。
装甲と武装により重みを増したことによる機動性の低下へは大型のスラスターやバーニアを装備することによる機体推力の増強により無理矢理解決を図った。

専用の大型シールドは本機が運用するのと同等の火力をぶつけられることを前提に設計された特注品であり、艦船のメガ粒子砲すら防ぎきる耐久力を誇る。

しかし、そんなこの機体へは裏の目的が隠されていた。それはMSの武装サイズまで落とし込んだ戦術核弾頭を使用可能な機体というコンセプトである。
上記の重装甲と高機動の両立は核を運用する際の単機もしくは少数で敵陣地奥深くまで速やかに侵攻し、敵中枢へと核を叩きつける戦術を可能にするために設計された。
そのため“もしも”の時には本機とその予備機が核弾頭を積み込み、ザフト艦隊もしくはプラント本国へと直接核弾頭をお見舞いする作戦計画すら存在していた。

結局のところは「MS一機にそこまで求めるものじゃない」という理由と戦局が有利に運んでいったことから表向きの重装甲重火力機として運用以上のことは求められず、幾らかの実戦に投入されデータを収集した後に予備送りとなり、戦後において裏の役目を果たすこともなく解体されることとなる。



  • ガンダム四号機 ガーベラ(GP04)
武装:ロングレンジビームライフル ビームサーベル 頭部バルカン シールド

ガンダム再開発計画により開発された機体。
高機動・長距離精密射撃を目的として開発された。

ゼフィサランスが高機動・中近距離戦闘を行うための白兵戦機ならばこちらは同じ高機動でも長距離からの精密射撃を目的とされた機体。

メイン装備となるロングレンジビームライフルはブロッサムの大型ビームライフルのデータを基にサイサリスのビームバズーカとはまた違った形で開発された装備。
高い精密性を誇り、長距離からの安定した射撃能力を保証する。

それ以外の装備ではメジャーものが取り揃えられており、近接戦闘を行ったとしても別段弱いわけではない。

ある意味シンプルにまとまった性能を獲得した本機は後に大洋連合における高機動狙撃戦の原型となった実戦データを残すこととなる。

126: トゥ!ヘァ! :2017/04/30(日) 17:58:30
投下終了。

デンドロとその中身であるステイメンは前に投下したので今回は省きました。
ネティクスも本来はビームライフルではなくマシンガン。ビームガンではなくビームキャノンでしたが少々変更させてもらいました。

次は何を書こうかな…

128: 名無しさん :2017/04/30(日) 18:38:17
ブロッサムの説明のレドームのところ
幸いし故障頻発っておかしいすよ

幸いし故障が起きなかったか、災いし故障頻発かの
どちらかと


135: トゥ!ヘァ! :2017/04/30(日) 19:38:58
取りあえず感想返信
128
ああ!言われてみればそうですね。訂正ありがとうございます。
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最終更新:2023年11月05日 15:56