260: 倶梨伽羅 :2017/06/03(土) 21:36:46
wiki等でセクトの蛮行の部分を読んでて思いついたネタを投下します。
気分が悪くなったりした場合は申し訳ありません。
(自分の文章力じゃそこまで表現できてないと思いますが)
なお、超絶短いです。
262: 倶梨伽羅 :2017/06/03(土) 21:37:31
日蘭世界、ある日の会合の一幕。
「これは、本当なのか」
報告書を片手に飛び込んできた田中局長から受け取った報告書を震える手で一瞥し、伏見宮は思わず尋ね返した。
「ふざけやがって赤にかぶれた支那人どもが!!」
夢幻会が会合を開く料亭、その一室で、今まさに開かれている会合にもたらされた報告書を読み、座敷に置かれたテーブルを叩き壊さん勢いで殴りつけながら、嶋田は叫んだ、否、咆哮した。
「おかしいですね、我々は日本が大陸化しているだけの史実に近い世界だと思っていたんですが、はは、はぁ」
嶋田の横では、同じく報告書を読んだ辻が無理やり笑おうとして、ため息を吐いた。
「陸軍としてはこれで朝鮮帝国に中立違反を責め立てるは問題しかないと認識する、むしろできる限りの物資、人的支援を行うべきだと考える」
「海軍としても陸軍の提案に賛成である、万が一半島が落ちれば、奴らは海を越えてきかねん」
報告書に記されたエストシナでの蛮行の数々に顔を赤くしながら大陸への支援を訴え東条と、対照的に顔を青くしながら賛成を示す山本。
「辻さんの言ではないが、いつから我々はドリフターズになったんだろうな」
「まさしく黒王軍の所業、描写されていない世界の外側はまさにこんな状況なのだろうな」
「人間捨てるところ無し、を素でやるか、それも同族を相手に」
「あいつ等は人類ではなく亜人だろ、いや亜人に失礼だな」
主要メンバー以外の参加者たちも、顔をゆがめる。
報告書には、人間を材料にした品々が並ぶ、市場の写真が載せられていた。
最終更新:2017年06月17日 15:48