890: ナイ神父Mk-2 :2017/08/02(水) 16:36:29
大陸SEED ゲート編 その12
戦線の混乱とオーブの状況
地上戦線に置いての混乱が広がっているのと同時刻、海上のオーブを含む連合艦隊でも離反部隊が出現して混乱が発生していた。
ダガーLやウィンダム同士の激突や空母に艦載された兵器からの攻撃によって艦隊の混乱は進み、其れに巻き込まれたオーブ軍も行動を迷っていた。何せどちらが味方なのか解らないと言うのが現状である。その為、迂闊に攻撃加える訳には行かず、オーブの艦載機部隊は空母の防衛に終始していた。
「ムラサメ隊は其の侭空母の直掩に終始!!まだ、連合の艦隊とは通信が繋がらないのか!?」
「げ、現在通信を繋げていますが中々・・・」
「ユウナ様、此処は撤退すべきでは?」
トダカのその言葉に対してユウナは考える様子を見るものの、首を振る。
「いや、味方の解らない現状では下手に動くのは危険だ。何とかして味方に通信をしなければ・・・」
「しかし、此の侭では!」
「空母『ウィリアム・ハルゼー』より通信です!回線を回します!」
オペレーターからのその言葉に艦内に居た人間はモニターへと注目が集まる。点灯したモニターには前回の作戦で協力したハルゼーを率いる艦隊司令のキング提督である。今作戦で太平洋での艦隊戦の必要性が薄れた関係で彼らの艦隊も大西洋へと派遣されて居たのだがその彼の艦隊も今回の離反騒動へと巻き込まれていたのである。
『無事なようですな・・・』
「キング提督、其方も無事でしたか」
『此方も何とか現状を保っているが長くは持たん。此方としても防衛が限界な以上、撤退をせざるを得ん・・・』
「連合としては現状は詳しく把握できていないと?」
『我々としても現状の状況が把握出来ていない。』
ユウナの安堵する言葉にキング提督の会話にトダカが入るとキングはそう苦々しく返答する。その雰囲気を感じ取ったユウナは空気を変える為に、ユウナはトダカを遮るように会話を続ける。
891: ナイ神父Mk-2 :2017/08/02(水) 16:37:04
「それで提督はどちらに撤退を?」
『現在、通信が通じる艦隊はパナマかヘブンズベースに向けて進路を取っている。其方は如何する?』
「我々もパナマまで追従します。」
『オーブ艦隊が付くとは有り難い、助かります。』
キング提督はそう言って通信を切るとユウナは司令官席より立ち上がり艦隊の全部隊へと指示を出す。
「僕達も全軍キング提督の艦隊へと追従して撤退する、警戒を怠るなよ!」
ユウナのその言葉に従うように艦橋のオペレーター達は忙しく動き始めると護衛に付いていたムラサメ達も艦隊の動きへと追従を始める。しかし、その行動に対してオーブを敵と認識したのか、離反部隊と思われるMS隊が此方に向かって来ると同時にタイミングを図っていたのかザフト軍所属の潜水艦が次々と浮上してディンを初めとした航空MS達が離反部隊と連動して攻撃を仕掛けてくる。
「くそ、こんな時にザフトまで!」
「対空射撃を密にしろ。敵MSを近づかせるな!!」
その言葉に呼応するように対空火器を機動させると厚い火線がタケミカズチより展開され、敵MSの接近を阻もうとするも他の空母群と比べても的が大きく目立つタケミカズチには攻撃が敵機が集中し、遂には数発攻撃が命中すると言う事態も発生していた。そんな時突如、ディンを出撃させたと思われる潜水艦が居たと思われる地点で水柱が上がり、其れより離れた地点から水面より浮上してくる存在があった。其れは前回の攻撃で此方の攻撃を妨害してきていたアークエンジェルである。AAは前回と同じ様にフリーダムを出撃させると、驚くべき事に今度は連合を助けるかの様にザフトや離反部隊の機体へと砲撃を行ったのである。
「アークエンジェル、ザフト及び離反部隊への攻撃を開始其方に注目がずれています!」
「連中、前回は我々を攻撃したと思ったら今度は向うを何を考えて居るんだ?しかし、どちらにせよ良いタイミングだ、アークエンジェルとフリーダムが敵をひきつけている間に離脱する!ぼやぼやするな!!」
その意図の読めないフリーダムの攻撃に対して一時離脱中の連合やオーブ艦隊の船内は混乱が発生するが我に返った艦長らの支持によって無事に艦隊は戦域を離脱する。その後、オーブ艦隊は本国へと帰還し連合に対して強い抗議を行うも、連合側は此れを黙殺し危機感を感じたオーブは各国の情勢を見極めながら戦力や物資を急速に集め万が一を考慮する事に成っていく。
892: ナイ神父Mk-2 :2017/08/02(水) 16:37:40
その頃の主人公達とファントムペインの壊滅
オーブ艦隊が戦場を離脱してから暫く後の、キール軍港付近でも到着したミネルバ隊とファントムペインの殿部隊が戦闘を開始していた。
「ウィンダム隊はデストロイを中心に弾幕を弾幕を貼れ!!ステラ、やれるか!?」
『まだ・・・大丈夫・・・』
「無理はするな、敵の数は確実に少なく成っている。此の侭行けば・・・」
『ウァアー!!』
「アウル!?」
ネオが通信から聞えた悲鳴を聞いて慌ててアウルの方へをウィンダムのカメラアイを向けると其処には両足を失いバランスを崩して後方の建物へと倒れ込むガイアの姿が映りこんでいたネオは慌てて援護をアウルを救助に向かおうとするもザフト側の方が一歩早く倒れたガイアへと向けて多数のガズゥートからの砲撃が放たれアウルの搭乗するガイアへと浴びせ、其の侭ガイアは限界を残さず吹き飛ばされた。
「くそ、アウル・・・」
『アアアアー!!』
「ステラ!まさか、ブロックワードか!?」
アウルの撃墜と同時に挙動が可笑しくなったデストロイに対して通信を送るも帰ってくるのは叫び声に近い錯乱したステラの悲鳴だけであった。内部では自己暗示に近い形で自分でブロックワードを発して錯乱状態に陥ったと思われる事は容易に想像でき、ネオの焦りは増した。現状最大の火力を有するデストロイが無差別攻撃を開始しした事によってザフトだけでなく防衛に参加していたファントムペイン側の部隊にも影響が出た為でる。更にそうした攻撃を掻い潜って複数のザフトの新型MSが此方に攻撃を仕掛けて来た事によって趨勢は大きくザフト側へと傾き戦況は不利と成っていたそんな中、ネオはある決断をするとスティングへと通信を送る。
「聞えるかスティング!」
『何だよ!こっちだって精一杯だぜ!!』
「お前は残存部隊を連れて先に沖の空母へ合流しろ!!」
『ステラは如何すんだよ!!』
「ステラは俺が助ける!!だからお前は早く!」
『で、でもよう!!』
「早くしろ!此の侭じゃ本当に全滅するぞ!!」
「解ったよ、その代わりステラを絶対に助けてくれよ!」
893: ナイ神父Mk-2 :2017/08/02(水) 16:38:14
ネオの鬼気迫る命令に対してスティングは一時は食い下がる物の最終的には折れて友軍機のウィンダムを集めると其の侭沖合いに居るJ・P・ジョーンズへと向けて撤退を開始した。其れを確認したネオをは前方へと機体を向け直すと一気に機体を加速させて目の前の新型機、シンの操作するディスティニーへとビームサーベルを抜いて突貫する。
「コイツ急に!!」
「シン、気を付けろ」
ウィンダムの突貫に対してシンは盾を構えようとするがその前に複数のビームがウィンダムの前を通り抜け、ウィンダムは急停止して直上へと上昇した。其れと同時にレイの新型機、レジェンドがディスティニーの横へと飛んで来る。
「此処は俺に任せてお前はあの黒いMSを!」
「わかったこっちは頼むぞ」
モニターに写るレイに対してシンはそう声を掛けるとスラスターを吹かせて黒いMSへとアロンダイトを構えて突貫していく。其れを防ごうとウィンダムが動き出すがそれに対してはレイのレジェンドが牽制に出る。
「やらせはしない!」
「この感じあの時の白い坊主君か!」
独特の共振の様な物でネオは目の前の相手が以前戦った白いザクのパイロットであることを察知するも構っている暇は無いとばかりに無視してデストロイの援護へと向かおうとする。しかし、レジェンドの正確な攻撃をかわしながらの飛行では到底援護まで辿り着ける物ではなく数度攻撃をかわした所でデストロイの方から一際大きな爆発が発生する。そして、其れに一瞬ネオが気を取られた瞬間レジェンドは背部のドラグーンからのビームをウィンダムへと命中させる。ビームの命中したウィンダムは推進部や四肢が爆発して飛行不可能と成り其の侭海へと墜落して行った。
その後、ザフト・反ロゴス連合は親ロゴス派への追撃を一度停止し、反ロゴスを標榜する派閥の連合とザフトの間で一時的な停戦条約が結ばれる事に成るもユーラシアの東側等一部の地域では此れに反発が強まり連合は反ロゴスと親ロゴスに大きく二分されていく事となる。
894: ナイ神父Mk-2 :2017/08/02(水) 16:39:36
以上ですWIKIへの転載は自由です。取り合えず欧州攻略作戦は失敗と言う感じで書かせてもらいました。しかし、運命の話なのに主人公組みをどっちも余り出せて居ませんが・・・
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最終更新:2021年06月07日 02:00