443: トゥ!ヘァ! :2017/08/05(土) 12:21:19
大陸seed本家 支援 サザビー設定集


この話は次期NTパイロット用MSの開発及びそこから派生した機体の解説を行うものである。



  • ヤクト・ドーガ
全長:21.0m 本体重量:28.0t 全備重量:64.6t
装甲材:ガンダリウム合金 
武装:ビームアサルトライフル メガガトリングガン ビームサーベル 通常シールド メガ粒子砲内蔵型シールド シュツルムファウスト シールド設置式ミサイル ファンネル


新型NT用MSを開発するにあたり設計された試作機。
本機は次期主力量産MSであるギラドーガのフレームを基に開発が行われた。

基本的な構造はギラドーガのムーバブルフレームと共通しているが、新型サイコミュであるサイコフレームを採用することによりコックピット周りへ組み込むことによりサイコミュ兵器運用能力を獲得した。
またそれだけではなく機体の追従性も向上させることに成功している。

武装に関しても試験的な物を多く搭載している。
ビームアサルトライフルは単射及び連射にモードを切り替えられる新型兵器。従来のビームライフルよりも軽量であり取り回しもいい一品。

メガガトリングガンは四銃身のビームガトリングであり、回転させることによってビームチャンバーに掛かる負荷を逃がす構造となっている。これにより従来のビームマシンガンよりも長時間の連射が可能となっている。

メガ粒子砲内蔵型シールドは大洋連合でも度々考案され開発されていた代物の発展型。
しかし、防御する際の衝撃で故障する可能性も考慮された結果通常型のシールドとの二択となった。
この通常型シールドの方はギラドーガ同様に内蔵式ミサイルが二基搭載されており、足りない火力を補っている。
戦闘の際は先んじて撃ち切ることが推奨されているが、誘爆が心配なら初めから取り外すことも可能。

その他では一発使い捨て式ロケットランチャーのシュツルムファウストやギラドーガと同じビームマシンガンなどを共通装備としている。

特徴的な武装としては両肩に三基ずつ、計六基装備された新型ファンネルが挙げられる。
これは従来のファンネルよりも大型化され、ジェネレーター内蔵式のビットと同レベルの高いビームを撃ちだすことが可能。
当初は実験用装備ということで実戦での使用を想定しておらず、再充填のためのファンネルラックが装備されていなかった。
実験で使用した後に回収される前提であったためである。
しかし、後にサザビーのファンネルラックを開発する際にデータが必要となったためその試作タイプを背部へと装備している。
これによりヤクト・ドーガのファンネルもエネルギー及び推進剤の再充填が可能となった。

これらの新装備を試すにあたり従来のジェネレーターでは出力不足とされたため、より高出力の試作ジェネレーターを搭載。
これによりギラドーガと比べ約1.6倍ほどの機体出力を誇るようになった。

本機は様々な実験的要素を盛り込んだ機体としては高い性能と安定性を誇り、そのデータは後の兵器開発に活かされることとなる。
試験用ということで三機が製造。二機分の予備パーツ付き。

444: トゥ!ヘァ! :2017/08/05(土) 12:21:58
  • サザビー
全長:25.6m 本体重量:30.5t 全備重量:71.2t
装甲材:ガンダリウム合金
武装:ビームショットライフル ビームトマホーク ビームサーベル シールド シールド設置式ミサイル 腹部メガ粒子砲 ハンドキャノン ビームロングライフル ファンネル 


ヤクトドーガの運用データを基に新規開発された新型NT用MS。
様々な要望に応えるため大型な機体となった。

ヤクトドーガと同様サイコフレームを採用しており、従来のNT用MSより軽量化と省スペース化を実現。
残ったスペースへと武装やアポジモーターを搭載することにより機動性と火力の向上に成功している。

バックパックには新型のスラスターを採用。長時間の使用よりも瞬発的な出力を重視した設計がされており、反応速度と運動性の向上を図っている。

コックピットは頭部に内蔵されており、頭部カメラやセンサーと、よりロスのないモニターへの状況投影が可能となっている。
また他のMS同様脱出ポッドとしての機能も併用されており、ポッド事態に小型のスラスターが装備されているため緊急時には速やかな戦場からの離脱も可能である。

ワンオフ的な機体と思われがちであるが、内部のパーツの多くには次期主力機たるギラドーガと同様のパーツを多く使用しており、整備性と生産性に考慮されている。
このためフレーム自体は独自のものだがギラタイプのMSと高いパーツ共有率を誇るため戦場における整備性は意外なほど高い。

装甲材にはガンダリウム合金を使用しており、四肢をはじめとした各所の設計も頑丈なものにしているため足や腕を使った格闘戦も理論上は十分可能である。

武装には特徴的な物が多数採用されている。
ビームショットライフルは通常のビームを撃ちだす砲身の他に下部に拡散ビームを撃ちだすための短銃身が別個で用意されている。
中・長距離では通常のビームを、近距離では拡散ビームと使い分けが可能。
また従来のビームライフルよりも大型化しており、取り回しは悪くなったが高威力化を実現。
同時代のビームライフルの中でも破格の威力を持つことに成功した。

ビームトマホークは専用の近接武装であり、従来のビームサーベルよりも高い出力を誇る。
通常のビームトマホーク形態の他、ビームスピア形態、諸刃状に展開された大型ビームサーベル形態など幾つかの使い分けが可能。
また予備として左右前腕内部に通常タイプのビームサーベルを内蔵している。

シールドにおいては裏面にミサイル数基とビームトマホークを収納可能。
他のMS同様ミサイルは即時撃ち切ることが推奨されているほか、シールドに収納したままビームトマホークを使用することも可能である。
この場合は一見してシールドの淵にビームを纏っているかのような形となる。

腹部メガ粒子砲は本機に不足しがちな広域殲滅力を補うために搭載された装備。
エネルギーの収束率を代えることにより拡散と収束の二つのビームを使い分けることができる。
ジェネレーターと直結しているため高い威力を誇る反面、使い過ぎると機体のパワーダウンを引き起こす危険性があるため通常時はリミッターが装備されている。
これにより連続使用時においてはメガ粒子砲のパワーの方が落とされる仕組みとなっており、機体パワーの方へは負荷が行かないように設計されている。

背部のファンネルラックに装備されたファンネルはヤクトドーガにおいて搭載された物をより安定して使用できるよう改修がなされたものである。
背部の二つのファンネルコンテナに三基ずつの計六基が装備されており、戦闘によって消耗されたエネルギーや推進剤に関してもラックに再収納することにより補給が可能となっている。

このほかには長距離射撃戦用のビームロングライフル。対ビームコーティングがなされた敵と相対することを想定し、設計されたハンドキャノンなどもあり戦う戦場を選ばない機体となっている。
またギラドーガのビームマシンガンや従来の機体に装備されているビームライフルにビームバズーカなども使用可能。
これにより幅広い武装の選択が可能となっている。

445: トゥ!ヘァ! :2017/08/05(土) 12:22:45
  • 指揮官用サザビー
全長:25.2m 本体重量:30.2t 全備重量:70.7t
装甲材:ガンダリウム合金 モデル:陸戦型サザビー
武装:ビームライフル ビームマシンガン ビームバズーカ ハンドキャノン バズーカ ビームサーベル シールド シールド設置式ミサイル 腹部メガ粒子砲 


単体性能としても優れたものを示していたサザビーをデチューンして性能を落とした一般エース及び指揮官向けの機体。

機体のパーツ構成においても通常のサザビーと比べ他のMSとのパーツ共有率を上げ安定性と整備性をより向上させている。
性能は下がったが操縦性が上がり、使い勝手が良くなった一品。

武装に関しても従来品の延長線上のものを取り揃えており、こちらの整備性においても一役買っている。

大きな変更点としてはサイコフレームを使用していないこととファンネルラックを外したことによる製造コストの改善である。
指揮官向けに生産が可能となるほどコストを下げれた最大の理由はこれである。
これによりNTパイロット用MS専用ではなくなったが、本来は非NTパイロットのエースか精鋭部隊の指揮官用の機体として設計しているため問題ないとされた。




  • 高機動型サザビー
全長:25.3m 本来重量:26.9t 全備重量:61.0t
装甲材:ガンダリウム合金 モデル:ミスサザビー
武装:ビームライフル ビームサーベル ファンネル シールド

サザビーをよりスマート化させ機動性を向上させた試作機。
武装も最低限のものだけとなっており、腹部メガ粒子砲も撤去された。
その分だけスラスター出力と残った武装へとエネルギーが回されているため高い推力と威力を誇る。

機体テストでは良好な性能と安定性を示したが、NT用とするなら通常のサザビー、非NT用ならば指揮官用サザビーが存在するため量産する名目が立たず、試作機のみに終わった。
本機の開発と運用によって得られたデータは後のシナンジュ開発へと活かされることとなる。



  • ナイチンゲール
全長:27.8m 本来重量:48.2t 全備重量105.7t
装甲材:ガンダリウム合金
武装:メガビームライフル メガ粒子砲 ビームトマホーク ビームサーベル 隠し腕 大型シールド シールド設置式ミサイル ファンネル


サザビーを基により大型化させた機体。

大型な機体ではあるが、全身に装備されたスラスターにより見た目に寄らず高い機動性と運動性を誇る。
武装に関しても胸部及び腹部にメガ粒子砲が装備され、サザビーの物と同様に拡散と就職が可能。
専用のメガビームライフルはメガバズーカランチャーと同等の威力を誇り、まともに直撃すれば艦艇ですら一撃である。

弱点は大型故の取り回しの悪さと接近された際の反応の悪さであるが、これはサイコフレームの導入による反応性と追従性の改善により補う方針であった。

ファンネルは両肩の大型バインダーに収納される方式となった。片側に五基ずつの計十基。
バインダー内に再収納すればエネルギーと推進剤の補給も可能である。

本機は計画に上がったものの開発するための名目が立たなかったことから開発は行われず設計のみに終わった。

446: トゥ!ヘァ! :2017/08/05(土) 12:23:53
  • ナハトガル
全長45.5m 本体重量:151.0t 全備重量:280.3t
装甲材:ガンダリウム合金 モデル:ナハトガル
武装:大型ガトリングビームキャノン メガ粒子砲 ハイパーメガ粒子砲 ファンネル ビームマシンガン 大型ビームサーベル GNミサイル GNフィールド


木星にて開発が進められている大型MA。
ナイチンゲールの設計データを基に開発された強襲用兵器である。
本来はMSの区分となるはずだったが、大型になり過ぎたためMAとして区分されるようになった。

最大の特徴はミノフスキー式核融合炉の他にGNドライブを搭載していることである。
これにより従来の兵器とは比べものにならない出力を手に入れた。

機体の駆動や通常火器においてはミノフスキー式核融合炉から生成される電力による稼働させているが、一部の装備においてはGNドライブによって稼働させているハイブリット式。

特に現状の技術では燃費問題が改善しにくかったIフィールドの代わりに全方位型のGNフィールドを搭載。
フィールドのエネルギーはGNドライブに依存しているため、核融合炉のエネルギーは他ビーム兵器や機体の出力などに回すことが可能となる爆発的な威力と推力を得ることに成功した。
これにより多数のビーム兵器を同時に使用可能であり、本機の過剰なまでの火力を支える一因となっている。

また専用の大型核融合炉一基とサブである通常核融合炉二基から来るエネルギーを使い機体前面胸部に搭載されているハイパーメガ粒子砲の使用を可能とした。
これの威力はアプサラスやシャンブロに搭載されているものを大きく上回り、かつての艦船搭載型かそれを上回る威力を誇っている。

その他では全身に装備された球体砲口式メガ粒子砲と両腕前部に内蔵されたビームマシンガン。
専用装備となる大型ビームガトリングキャノンは艦船クラスのメガ粒子砲をガトリングの両用で連射するという恐ろしい兵器である。
両腕下部に内蔵されている大型ビームサーベルは長大なビーム刃を形成し、文字通り対艦刀として使用が可能である。

機体の各所に搭載されているGNミサイルは従来のミサイルよりもえげつない兵器である。
敵へと着弾したこのミサイルは内部にGN粒子を送り込み破壊する。

機体の死角防衛も兼ねて多数のファンネルを搭載しており、機体後方のフロントスカート内から出射される。
またこのスカートにはエネルギーと推進剤の補給機能も備えられており、これによりファンネルの再使用が可能となっている。

これらのサイコミュ装備を使用するためサイコフレームもふんだんに使用さており、大型な見た目に反して機体の追従性、反応性も高いものを誇る。

本機は木星の大洋連合秘密工房にて開発が進められ、主に単機または複数機からなる部隊により敵艦体または拠点の奥深くへ突入し、敵首脳部を撃破するというコンセプトの物に設計されている。
このため戦略規模核融合弾の運用も考慮されており、その運用のための専用ミサイルランチャーも開発されている。

大洋連合以外の全てが敵に回った際に木星から飛来する悪魔。それがこの機体である。


…というナハトガルの内容は全て都市伝説である。
GNドライブに関しても未知の新型エネルギー機関であり、その他の武装も似たり寄ったりで話によってマチマチである。

実際に木星で開発されているかどうかも不明であり、政府からは事実無根の噂であると正式に回答されている。
現状本格的に木星への進出しているのが大洋連合のみのため、このような根も葉もない噂は多く、ゴシップ好きの民衆を賑やかしている。
つまるところ他国において大洋の木星拠点というのは好き勝手な話を作り出すための体のいい舞台装置なのである。

447: トゥ!ヘァ! :2017/08/05(土) 12:24:57
投下終了

元となった機体から色々改善したり手を加えたり…

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最終更新:2024年03月05日 21:15