107: VISP :2017/08/08(火) 23:06:06
〇SAMS-01 ゼクⅠ型(ゼク・アイン)
出力 1720kw
頭頂高 19.2m
本体重量 88.2t
装甲材 ガンダリウムα
武装:頭部30㎜バルカン砲×2
ビームサーベル×2
ビームライフル
シールド×2
ビームバズーカ
オプション:速射式スマートガン
広域索敵用レドーム
大型追加弾倉
対人・対軽装甲用Sマイン
他、汎用MS兵装装備可能
SAはSouth Africanから。
108: VISP :2017/08/08(火) 23:07:06
派遣された大洋技術班の指導の下、南アフリカ共同体が開発した初の量産型重MS。
南アフリカでも多数配備・運用された傑作機たるドムとザク系列機の設計を統合して開発する事で、機種転換による現場への負担を抑えつつ、両機種の良い所取りの機体を目指してCE72年から開発が開始された。
元々は純粋なドムの後継機を目指されたものの、ドムの高すぎる機動性から訓練に必要な期間がザク等よりも長かった事から、ザク並の操縦性や汎用性も目指された。
それ以外にもPS装甲への対策として、ビーム兵器の搭載が求められた。
地球上のMSでの大規模な戦闘を経験している各国の中で実弾を主に使用している南アフリカにとって、前大戦におけるPS装甲持ちのザフト製MSであるフリーダムとジャスティスの存在はトラウマだった。
何せ相手はディン以上の速度で飛べる上に固いし火力も高い。
如何に陸戦MSの傑作と名高いドムでも、南アフリカのエース達でも、実弾を主体としていてはフリーダムとジャスティスの相手は荷が重かった。
そのトラウマと大洋からの後押し、そしてゲートの向こうの戦乱から、再びPS装甲持ちの高性能MSとの戦闘を警戒した南アフリカは、自国でのMS開発に踏み切った。
とは言え、初の国産機であり、失敗は許されないのに躓く可能性は高い。
そのため、見知ったドム系とザク系の設計を統合し、使用されている技術は現場での稼働率や信頼性を最優先して実戦証明済みの技術かその発展系のものしか使用していない。
大洋からの技術協力に依存せず、自国の技術的限界をしっかりと把握していたが故の判断だったが、この判断によって成功へと大きく近づく事となる。
但し、ジェネレーターそのものやビーム兵器関連の一部は未だ自国開発が難しいので、初期の内は大洋から購入した部品を使用し、技術指導の下、徐々に国産に置き換えている。
109: VISP :2017/08/08(火) 23:07:41
CE74年に初期型がロールアウトし、ベテランや指揮官を優先して配備を開始し、小改修を繰り返しながら、長く現役を務める事となる。
余談だが、当機を皮切りに南アフリカでは徐々に自国産MSの開発が加速していく事となるが、それでも南アフリカは毎度必ず一定の数のMSを大洋から輸入し続けている。
本機は期待通りに高い汎用性とドム譲りの性能、そして機種転換の容易さから急速に配備が進み、後のゲート争乱においてもアフリカの大地を縦横無尽に駆け巡り、多大な貢献を果たした。
ラクシズ対策及び常連さんへのサービスとして南アフリカへのテコ入れをした大洋連合もこの機体の出来には満足し、後に当時の開発スタッフらが本気を背景にして撮影た記念写真は現在も両国のMS開発史の教科書に載る事となる。
110: VISP :2017/08/08(火) 23:08:46
機体性能
ドム以上のホバーによる高機動を持ちながら、ホバーを切った状態でもザク譲りの汎用性を生かした運動性を発揮するため、ドムの泣き所であったホバーの推進剤切れを余り気にせず行動できるのが最大の特徴。
とは言え、折角の長所を殺す訳もなく、脹脛に当たる部分にはホバー推進用のプロペラントタンクを装着し、ホバーの使用時間を延長している。
それ以外はザク系統のシンプルな機体特性と操縦性を持ち、新兵からベテランまで乗る事が出来る。
欠点と言えば、ドムに比べてビーム兵器搭載による若干のコスト高騰だが、生産のための各種工作機械や施設等は前大戦で凡そ揃っているし、戦後はプラントからの賠償品である工作機械にプラントから流出したコーディネーターを積極的に雇用した事、更に大戦の結果を踏まえ、各地に工業施設を置き、国内の工業力の発展に努めた事もあって、他の面から容易にカバーできる。
装備の一つであるビームバズーカは大洋から提供されたデータを元に開発されたもので、機体とはまた別口にMS用バッテリーをカートリッジとして流用する事で、量産機としては破格の火力を獲得するに至った。
デザインはまるっきり原作でのゼク・アインだが、南アフリカと言うゲリラとの戦いが日常的な土地柄のため、頭部に対軽装甲目標向けのバルカンを標準搭載し、オプションでSマイン等の対人兵器を装備できる。
他の装備は自国にて採用している各種汎用兵装を装備可能な他、バックパックの交換や肩部ラッチに各種オプションを装着する事で、多様な戦場で活躍する事が出来る。
ホバー無しの総合性能はハイザック以上マラサイ以下程度だが、ホバー時の最高時速は700㎞を記録しており、通常時でも300km近くを出せる上、ドムよりも使い易い。
111: VISP :2017/08/08(火) 23:09:31
〇SAMS-01-02 ゼクⅡ型(ゼク・ツヴァイ)
出力 1720kw
頭頂高 27.4m
本体重量 176.4t
装甲材 ガンダリウムα
武装:頭部30㎜バルカン砲×2
ビームサーベル×2
ビームライフル
ビームバズーカ
シールド×2
オプション:速射式スマートガン
広域索敵用レドーム
大型追加弾倉
対人・対軽装甲用Sマイン
多連装ミサイルランチャー
360㎜滑空砲
ビームキャノン等
他、汎用MS兵装装備可能
南アフリカが開発したゼクⅠ型の砲撃支援仕様。
バックパックを砲撃戦仕様のものへと交換し、大型の火器類を装備し、高い機動性を持つゼクⅠ型に随伴し、中距離から支援を行う事を目的としている。
追加された武装自体は既存兵器に装備されているものから流用しているため、ゼクⅠ型同様に真新しい技術等は使用していない。
要は高機動なガンタンクかより硬くなったガンキャノンポジションにある。
下半身は砲撃の反動を受け止めるためにザメルを参考に大型化されており、それにより安定した砲撃を可能としている。
しかし、支援砲撃にしても旧式ながらも中距離ならドムキャノン、遠距離ならヒルドルブ、近年ではMAの開発も始まっており、態々汎用性を低くする事は無いとして少数生産で終了している。
だが、バックパックから武装を降ろし、純粋に高機動化させた試作機も存在していると言われ、そちらは通常のMSの武装をハリネズミの様に全身の装備しており、エース級が乗った場合、陸戦用MAクラスの火力と機動性を発揮したと言うが、真相は定かではない。
112: VISP :2017/08/08(火) 23:11:14
以上です。
こっちで書くのは久々過ぎて、大分散文的になってしまった様な(汗
一応皆さんのレス見て、所々修正しましたが、これで良いのかちょっと不安です。
でも作者の皆さんが使ってくださったら嬉しい限りです。
最終更新:2024年03月07日 00:37