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858: ナイ神父MK-2 :2016/08/15(月) 14:51:22
憂鬱大陸化 

朝鮮転移ネタ3

加熱と焦燥

60年以上時代遅れの国家に敗北、字面だけ見れば凄まじい物だが実際に負けた韓国でも
その反応は大きかった。通信機器の大半が使えなくなった現状でも、噂は噂を呼び海軍敗北から
そう掛からない内にその情報は民衆へと知れ渡る。

「政府は無能な海軍を処罰しろ!」

「日帝に被害の謝罪と賠償させろ!」

「弱腰な政権は退陣しろー!」

「日本本土へ直接攻撃を!」

そうした声に韓国政府が対応している頃、日本との交渉から帰還した兵士達の報告を受けて大使は
信じられないといった表情で、報告書を確認していた。

「……此れは何の悪夢だ?」

「大使、残念ながら現実です。」

「今なら問題にしないから私の頬を思いっきり殴ってくれないか?そうすればきっとベットで目が覚めるはずだ……」

「今は昼間ですし、もう3週間近く寝起きしていますから諦めてください」

「だが、流石に此れは50年代に既にF/A-18やF-16が就役しているとは……」

「……許可を受けて録画した映像を解析した限り間違い無いかと、更に陸戦力は80年代のソ連のそれです。」

「つまり、空で我が軍、陸でソ連、海で装備の質を上げた日本と戦わねば成らないと?」

「そうなりますね……其れと更に問題が」

「まだ何か有るのか?」

「向こうから提供された情報を把握する限り、この世界の日本は元の世界より面積が10倍人口が5倍近くに膨れ上がっています。」

驚いた表情を浮かべる大使に対して、軍の指令は日本から渡された地図を見せながら話しを続けた。

「驚かれるのも解かります、向こうで其れを聞いた兵士達も同じ事を考えた様で、監視付きでは有りましたが都市内を見て回るチャンスがあり
その土地の本屋で購入した民間の物でも確かめた為、日本側の欺瞞と言うことは無いかと……」

「信じられん……しかし、そうなると単純な数も比べ物に成らない増加しているのか、敵対など考えたくも無い……」

「此方としても同じ考えです。しかし目下の問題は避難民を如何するかですね……」

「日本への救助の要請は?」

「難しいですね、彼等から見れば我々は殆ど宇宙人です。仮に彼等が本当に日本人かと聞かれても向こうの戸籍以外には
証明する方法が有りません」

「そうした問題もあるか……韓国が敗北するまで食糧は持ちそうか?」

「そちらも心元ない状況ですね、それに韓国政府の問題もあります。」

「反米、反日を加熱させて暴走する可能性も有るか……」

859: ナイ神父MK-2 :2016/08/15(月) 14:51:56
「はい、流石に表立って外国人へ危害を加える人間は少ないですが、裏ではもう相当数が被害に……」

「其処までは流石に庇いきれん、ある程度は自己防衛をしてもらうしか無いな」

そんな話が成されている一方、青瓦台では大統領が顔を真っ赤にして、海軍の失態について軍の高官を
攻め立てていた。その声は最早金切り声に近く、集まっていた側近達も思わず耳を塞ぎたくなる物であったが
塞いだ後、今度は自分へと飛び火する事を恐れ、実行できないで居た。

「半世紀以上も前の軍隊に負けるなんてどういうことなのよ!」

「そ、それは、予想よりも日帝の兵力が大きかった事が原因と推測されています。
派遣した艦隊が壊滅して情報もないので確証は少ないですが……」

「数が幾ら居たって装備の質が違うじゃない!戦力はこっちが圧倒的に上のはずよ!それとも海軍は
前世紀のボロ船一つ沈められない無能揃いなの!?」

「さ、流石にそれは有りません!我が軍最強の攻撃力を持つ最新のイージス艦です、日帝の艦隊にも打撃を与えている筈です!」

「どうかしら?怪しいものね……次に海軍が負けるような事が有れば貴方を処分しますからその積りで居なさい!」

其処まで言うと怒鳴ったせいで有る程度落ち着いたのか、椅子へと座りなおした大統領は落ち着いた調子で対日戦略を
纏める為に周囲に集まっている側近達へと話掛け始めた。

「それで?これから如何するの?海軍の戦力はまだ有るから輸送は続けるけど……」

「其れならばそろそろ、徴兵した中国人を使うべきでは?此方の兵士を消耗させすぎれば国内で問題が
起きた時対処が遅れます。占領している各地域には大隊規模で部隊を配置し残りは本土へと引き上げ
入れ替わりに中国人部隊を多めに配備すれば良いかと……」

「それは良いが武器弾薬は如何する?予備を渡すにしても足りんぞ」

「日帝の武器を使わせれば良いでしょう?使うのは中国人で、我々が使うわけではないのですからそれに
いざとなれば米軍からも供与させれば良いし」

「ですが米軍が首を縦に振りますか?」

「その時は軍側で保護している民間人の安全は保障できないと伝えれば良いわ。それに食糧だけでなく
資源もきついからソロソロ其れを掘る為の労働者者も必要ね……適当な外国人からスパイが出れば
調度いいかしらね」

「そうした事なら東南アジア系の住民が調度良いのでは?最近はフィリピンやインドネシア系の人間に反抗的な様子が見られますから」

その後の動きは劇的と言って良かった、インドネシア人やフィリピン人を初めとする東南アジア系の住民が避難しているホテル等で
多数のスパイ行為を行っていたと思われる証拠が発見、多数の人間が拘束され炭鉱等へと送られ劣悪な環境下で労働に借り出される事
となる。同時にこの時期から多数の中国系兵士達が各占領地域へと移動を開始し始め、韓国軍の歩兵戦力が上昇しそれに同期して錬度の
低い兵士も増えていくが韓国から見れば些細な事であった。

860: ナイ神父MK-2 :2016/08/15(月) 14:52:26
日本軍の準備と戦力の増強

横須賀では現在多数の輸送船が三式弾頭弾と無人化した富嶽を各基地へ移送しようとフル稼働で動いていた。
そんな様子を見ながら作業に従事している兵士達は休憩がてら雑談をしている、内容は勿論現在移送されようと
している各種兵器についてである。

「富嶽や芙蓉が飛ぶ光景はよく目にしますが此処まで数が有ると圧巻ですね。」

「そう言えばお前は戦後に入隊したんだったな、それなら知らなくて当然か大戦の時はこれ以上の数の芙蓉や震電がハワイやアラスカに向けて
輸送されていたからな」

「本当ですか?想像が付きませんね」

「そこら辺は仕方ないな、あの時は俺だって唖然としたもんだよ、其れにしたって上層部も大盤振る舞いだなまさか富嶽自体を巨大な爆弾へ改造なんて」

「命中すれば15tの爆弾と最大まで貯めた航空機が一気に着火して大爆発を起こすんでしたっけ?洒落に成りませんよ……」

「噂話だとこれ以上の強力な兵器も有るそうだが、使った後の汚染が酷くて使えないって話だったかな。」

「其処まで行くと他国が警戒するのも解かる気がしますがね」

「まあ、俺達の気にする事じゃない、其れより次は三式の搬入作業だ遅れるなよ」

現場の人間がそんな事を話しているのと同じ頃、総理官邸でも辻と嶋田が同じ話題を口にしていた

「しかし、辻も良くあの航空機爆弾の案を許可したな、てっきり反対すると思ってたんだが」

「……昨今は人命の方が兵器より遥かに高価ですからね、遺族に払う保障や政権に及ぶ批判を考えると
旧式の解体待ちの機体に規格の合わない爆薬と燃料を消費するだけですから安いもんですよ」

それを聞いた嶋田は納得するも続けて放った辻の言葉に固まる事になる。

「それに、奴等が現れたお陰で今年行う筈だったフィリピンとインドネシアへの教育支援とそれに付随する学校の建築が
遅れましたからねえ……お陰でMMJが推進していた文化輸出事業にも大幅な遅滞を与えたのです。此れは万死に値しますよ」

「……実は韓国本土への攻撃作戦許可したの私怨じゃないだろうな?」

「何を言っているんですか嶋田さん、此れは実益を持った復讐ですよ。列強の懐に手を突っ込むという事が如何いうことか
思い出してもらう為です。」

「それなら良いんだが、俺は嫌だからな後から野党に予算の使いすぎとかで叩かれるのは」

「その点は大丈夫ですよ、しっかりと減らせる所は減らして立案してもらって居ますから。もし、本土やアジアから離れていたら
戦闘開始からノータイムで黄泉国型の投下の許可を出している所ですが……」

「洒落に成らないから止めてくれ、アレを使えば枢軸が発狂しかねん……」

本気で落しかねない様な不気味な笑みを浮かべる辻に嶋田は胃痛が強くなるの感じながら辻の言を否定し、
この会話は終了となった。そして、1950年7月中旬、配置へと付いた部隊により韓国への一斉爆撃が
始まる事となる。

861: ナイ神父MK-2 :2016/08/15(月) 14:52:59
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最終更新:2023年10月20日 16:31