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786: ナイ神父Mk-2 :2016/09/02(金) 00:16:09
憂鬱大陸化 入れ替わりネタ その3

始る戦争と燃える半島

1950年 8月韓国陸軍はM4中戦車200輌を中心とする大部隊を北朝鮮に対して祖国統一を標榜して派遣、奇襲攻撃を行うこ
とによって戦闘を開始した。侵攻を開始した陸軍は奇襲の効果も相俟って北朝鮮の首都付近まで占領する事に成功するも、北が体勢を
立て直すと元々正規のベテラン兵が多い北がソ連より供与されたT-34-85を中心に押し返し始め、月の変わる9月頃には逆に
韓国国境の内側にまで押し込まれ韓国は慌てて駐留する国連軍へと支援を要請する。当初こそアメリカ国内の世論は

「侵略者である韓国に味方するのか!」

と言う批判的な意見が多く見られていたが、貴重な兵器や商品の販売先を失う事を恐れた政府や企業は反共産の機運を高めながら
戦争参加を促し、同年9月中盤には駐留部隊を動かして戦線へ戦力を送り込んでいる。しかし、実際の指揮を取るマッカーサーや
アメリカ兵の士気は最悪と言って良かった。

「あの夜盗よく言っても弾除け以下な連中と肩を組んで戦えと?」

「はい、その様です・・・」

「・・・君は私の部下が彼等に援軍の事を伝えに行った時、彼等が何と言ったか知っているか?」

「いえ、あのとき自分は別の仕事をしていたので・・・」

「援軍に感謝するでもなく『遅い、何をしていたんだ!』だぞ、なにをしたか問い質したいの此方だ・・・」

マッカーサーが副官とそんな話しをしている頃、兵士達の間でもそうした韓国軍の増員兵力への悪評は広がっており、
士気を下げる一因と成っていた。

「おい、知ってるか?本土の方では韓国に味方するらしいぞ」

「冗談だろあの連中に味方するのか?」

「如何も本当らしいが、街中であいつがやってる事を見るとなあ・・・」

「ああ、あいつ等に背中を預けるのはな・・・」

そう現地に滞在する兵士達がぼやく中、アメリカは更なる兵力の増員と韓国への兵器供給を行い、50万近い兵力を
動員、更に韓国でも国民防衛軍を組織して追加で40万近い戦力を動員、総力戦を開始ししている。しかし、日本が
航行許可を出したとは言え、本土と韓国の間に殆ど寄港地が無い現状では順次戦力を送るという事は難しく、更に
他の連合国軍はそのほとんどが転移時に自国本土へ転移し、イギリスや欧州等の残っていた部隊も自国本土の不安定化
もあり撤退していた事も災いして、実質の兵力は米韓が中心となって行われていた。

そして、枢軸と言う陸軍大国を中心とした勢力と相対していたソ連はスターリンの指示で欧州側へと注力するべく戦争の
早期の終結を狙い、北朝鮮にIS-2とIS-3を供与しただけでは無く、少数とは言えT-54を追加で送り始めた事と中国に要請して
大規模な義勇兵を送らせることによって対抗を試みたのであった。

結果的にはこの試みは成功した、北朝鮮軍は中国軍と共に更に南進を開始同年10月にはソウルを陥落させ、翌年の
4月には釜山周辺まで多国籍軍を押し込むという大戦果を上げている。だが、その2月後の6月米韓の連合軍は急激な拡大で
補給線の弱くなっていたソウル周辺への上陸作戦を実施、北朝鮮軍の補給線を断ち切った上で攻勢を掛けて戦線を押し上げ
両軍は38度線で膠着状態となる。

787: ナイ神父Mk-2 :2016/09/02(金) 00:16:52
米国の動きと韓国の暴走

米韓の上陸作戦実施後、疲弊した両軍は38度線を境に自然停戦の様相を見せていた、そんな中で戦力的に不利になり国内での
韓国撤退論も出てくる中、アメリカでは大統領にある提案が成されていた。

「日本を?」

「はい、日本を参戦させるのは如何でしょう?太平洋一帯は遺憾ながら彼等の庭です。我々が韓国へ兵を出すよりは負担が少ない
筈です。」

「しかし、韓国は其れを認めるのか?彼等、特に現大統領は日本に対して強い敵意を持っている生半可な事では納得しないぞ」

「其処は、なんとか説得するしか・・・現状では既に野党から撤退論も出ている土地です。どの道負ければ同じ事ですし」

「日本への条件は如何する?今侭で道理に領土の拡張を狙うなら間違いなく、分割を狙ってくるぞ」

「元々ソ連と分割していた土地です。相手がソ連から日本に変わっただけで振り出しに戻るだけかと・・・」

「そうとも考えられるか・・・解かった君の言う線で日本と交渉してみよう」

1951年7月、トルーマン大統領は日本を訪問し朝鮮半島の分割も含めた朝鮮戦争参戦を要請、当初は日本も渋るもアメリカ側の
粘り強い交渉と日本側から出された済州島等の韓国周辺諸島の割譲をアメリカ側が了承した事で日本参戦は決定する事となる。しかし、この件に
着いて韓国側は猛反発し韓国大統領からは

「日本が上陸してきた場合、我々は北朝鮮との戦いを放棄してでも日本と戦争を開始する。」

との宣言を出した。しかし、既に大統領の実権は無いも同然と成っており最終的に韓国側が渋々納得する形で日本は釜山から
部隊の揚陸を開始した。投入されたのは九七式中戦車や九九式重戦車、三式中戦車を中心として更に核万歳の冷戦の時代に
来た事によって開発が続けられ完成したばかりの二五式重戦車(オブィエークト279相当)を持ち込んで戦闘を開始しした。
投入された日本軍は進軍を開始すると、その性能差を持って中国軍や北朝鮮軍の戦車を一方的に破壊し戦線の突破を始めた、
日本軍の猛攻に対して慌てて中国は待機させてて居た残りの義勇軍も投入し戦線維持を試みるも爆装した震電や疾風からの爆撃に加え
海上からの伊吹型4隻と相模型2隻を投入しての対地砲撃を開始し、中国軍に対して大打撃を与えている。その様子は史実の
九七式戦車を筆頭とする貧弱な陸軍のイメージを持っていた連邦陸軍の印象を一変させる。

「おい、日本は一体何時からソ連の別称に成ったんだ?」

「俺に聞くなよ・・・」

「あの戦車、一体口径は幾つなんだM4と並ぶとまるでM4が軽戦車だ」

「あれに俺たちは突っ込む予定だったのか?・・・」

兵士達がそんな話をしている頃に、司令部でもその戦力の問題は話題に登場していた。

「入れ替わった日本の戦車は想像以上の様だな・・・」

「はい、比較的旧式のタイプ97ですらソ連の新型戦車に匹敵します。重戦車やタイプ3に至っては想像も
出来ません。」

「それだけではない、我が軍が最新型のF-86を出して漸く対抗している機体に対して日本はまるで苦にする事無く
旧式機が落している。恐らく我が軍と戦闘しても一方今の中国や北朝鮮と同じ目に逢う事になるぞ・・・至急大統領に
伝えろ、日本軍と事を構えると最悪国内で大量の核兵器を使う事になると・・・」

その後、1951年9月 最終的に西側陣営は日本の助力もあり、最終的に朝鮮半島全体を制圧東側陣営の兵力を完全に排除している。
戦争終結後、日本は契約道理に朝鮮半島周辺諸島を獲得、此れを嶋田ラインとして日本の防衛圏として制定され、
日本海防衛を確固足る物としている。一方で半島全体を統一する事に成功した韓国であったがその内情は悲惨な物だった。
度重なる戦闘の影響で唯でさえ少なかった人口は激減、更に北の工業地帯は壊滅し、止めに北の上層部が中国へと離脱
した上北朝鮮が敗戦確実に成った時点で民衆を中国へと避難させた影響で北側の人口も減った居た為である。

788: ナイ神父Mk-2 :2016/09/02(金) 00:17:27
この結果、韓国はアメリカへと更なる庇護を求め、アメリカは韓国支援の為と市場の獲得の為に進駐や支援を行い
更に商売のチャンスを見出した企業家や入れ替わりによって領土元々の州を締め出された国民が移住を初め、半島には
急速な米化とでも言うべき現象が起きている。

米国の混乱と新たなる火種

朝鮮戦争時のアメリカでは判明した日本の戦力に大きな衝撃を受けていた。当初の予測では日本は陸では其処まで
有力な訳ではなく、数を揃えれば十分に圧倒することが出来る。それが国防省の出した結論だった為であるしかし、
実体はソ連地上軍を圧倒し、空でも自国の航空機を遥かに超える戦力を有しているという結果であり、これは米国の兵器
開発に大きな影響を与える事となる。

「流石に予想外だな、まさかソ連を圧倒するとは・・・」

「しかし、この状況は問題です。我々は日本が容易く撃破して見せたソ連にすら苦戦しています此れは空でも同じです。
空軍は日本への対抗策として核も含めた戦略爆撃機による爆撃を主張していますが此れでは敵地に到達する前に爆撃機部隊が
壊滅します。」

「だが、恐らく私は今回日本に頭を下げた事で支持を失っている。予算は残りの2年で通すが以降は解からんぞ・・・」

「しかし、無いよりはマシです。此の侭行けば我々は更に日本から離される事となります。そうなれば軍事的オプションの行使すら・・・」

「解かった予算は何とか通う、後はルメイがごねなければ良いが・・・」

アメリカが、日本の兵器にショックを受け兵器開発を加速させようと四苦八苦している頃、イギリスでは首相へと返り咲いたチャーチルは
枢軸との対決姿勢を鮮明に戦力の拡充や同じ対枢軸国であるイスラエルや欧州各国へ団結を訴えた。枢軸への敵意が大きくなると同時に
イギリス国内ではスエズ奪還論が出てきており、日に日にその勢いは強くなっていった。そんなイギリスの状況を知ったイスラエルは
エジプト侵攻英国へと提案、そしてこの情報を知ったアメリカは枢軸側の戦力を把握する為に消極ながら賛成を示し、朝鮮戦争が
終って暫く経った1952年イスラエルの侵攻開始によって史実側から見れば第2次、枢軸側から見れば始めての中東戦争が開始される事となる。

789: ナイ神父Mk-2 :2016/09/02(金) 00:17:57
以上ですWIKIへの転載は自由です。

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最終更新:2021年09月04日 12:48