757: 霧の咆哮 :2017/09/09(土) 22:32:14
○大洋の老舗PMCや特務試験艦等
◇藤乃静留(ふじのしずる)
乗機はザクランサー。
人種はナチュラル。21歳(ヤキン戦役時)
原作舞ーHiMEの藤乃静留の同位体。
玲二の妹。
実家は大洋連合のPMC会社としてはかなりの老舗で、そういう意味ではお嬢様の部類。
ヤキン戦役にも自らMSを駆り参加。
主に航路や補給線防衛がメインで、部下や兄達と共にザフトの通商破壊部隊や海賊とかと激闘を繰り広げた。
ヤキン決戦時は最前線に参加するのも武勲を挙げる目的からすると有りだったが、流石にリスクの問題から周囲に止められたので、これまで通り後方支援に徹していた。
『双焔の華』ことメルクーリ姉妹とはPMCか否かの違いはあれど、何度か戦場も共にした切欠から、同じ女傭兵として交流を重ねている戦友関係。
姉妹の才覚や人柄を見抜き恩を売るのも兼ねて、年長者かつ傭兵としてのノウハウ類とか、アドバイスとかもしていた。
戦後はPMCを退社して正規軍に仕官。実家は元々兄が継ぐ予定だから一応問題なかったらしいが。
愛機は自分の後継者というか、実働部隊時代からの実質の片腕兼親友に譲った。
理由はぶっちゃけ戦争中に出会った静留の意中の相手が軍人なので、そっちを追いかけたとも言う。
惚れた相手が原作通り玖我なつきの同位体なのか、それとも別の人なのか、或はこの世界の静留は原作のような百合ではなくノーマルだったりするのか。
答えは各自のご想像にお任せするが、幸いにもちゃんと想いは叶ったようである。
生身でも薙刀の扱いに長ける故に、MS戦でも槍のような長物を扱うのを好む。
専用のザク2もそのようにカスタムしており、仕官後はドライセンが自身の戦法にマッチした為に気にいり。
ラクス戦争時もドライセンをカスタムして使用し、途中でギラドーガ改かギラズールに乗り換えると思われる。
その際、ビームランスを使用しながら射撃兵装が使えるように、ギラファイターの腕部ビーム砲をこちらも装備しそうである。
メルクーリ姉妹とは士官後に配属された部隊が一緒だったので、そっちもお互いに喜んでいた。
静留の口調は流暢な京都弁なので違いはあるが、あのカガリ・ユラ・アスハと声が良く似てる(中の人的に当然だが)と友人知人間では何気に有名。
宴会芸でカガリの声真似とか多分している。
758: 霧の咆哮 :2017/09/09(土) 22:33:25
◇藤乃玲二(ふじのれいじ)
乗機はフルアーマーザク。
人種は合法範囲のコーディネイター。28歳(ヤキン戦役時)
原作ラインバレルの森次玲二の同位体。
静留の兄。
静留と玲二は元ネタ的には全く無関係な人物だが、世界線が違えばこういうことも有りうるだろう。
大洋連合の老舗PMCの次期社長。
ヤキン戦役時は次期社長自ら宣伝を兼ねて妹や部下達と共にMSを駆り、戦争に参加。
ヤキン決戦にまで参加したがっていた妹を何とか説得した。
玲二は現場レベルでは妹共々突撃しがちでも、経営や戦略では堅実な方なのだ。
まぁ、ヤキン戦役中に婚約して、思考が途中から守りに入って来たのも有るが。
戦後から数年後位に社長業を先代である父から正式に継ぎ、実戦業務からは引退。
専用機もセレーナとは別の部下に任せたか、新たにカスタムし直すだろう。
原作のような無痛症ではない健康体。
普段無表情で威圧感が有るが、意外と中身はお茶目だとは、彼と親しい人らには有名。
お淑やかなお嬢様に見えて意外と行動力に溢れる妹に対し時にはストッパーに、時にはノリ良く共に駆け抜けると、時と場合次第で行動指針は変わる。
セレーナは毎回ストッパーばかりだが。
759: 霧の咆哮 :2017/09/09(土) 22:34:41
◇セレーナ・アトウッド
乗機はザク2。
人種は第一世代コーディネイター。21歳(ヤキン戦役時)
ベティ・コンクエストと同じように、幼少期に家族共々大西洋連邦から避難して来た組。
性格や外見イメージはヘルシングのセラス・ヴィクトリアに近い。
彼女の父が元PMCで、その経歴から静留の会社に就職。
就職後もその才覚から頭角を現し、先代からも目をかけられてた。
これは移住後、大西洋から、故国から実質的に追い出されたに等しい父が、自分達の居場所を作りたいと必死で、その事情を周囲の人々も察していたのもあるが。
そこらの縁から静留とは幼少期から交流が有った幼馴染。学校も一緒である。
そして、お互いにPMCの子供ということで教育にも影響が出て来るものであり。
傭兵家業への抵抗感も薄く、静留に誘われるまますんなりそっちに就職した模様。
ただ、静留や玲二が戦場で突っ込みがちな分、その補佐を強いられ、時には指揮代行まで無茶ブリされては涙目になっていた。
それでも任された仕事をプロとしてやり遂げられる才覚は有ったが。
セレーナへの信頼だけでなく、薄々彼女は無茶された方が輝き成長すると、藤乃兄妹は気付いていた節もある。
まぁ、報酬面で色付けるとか愚痴とか聞いたりで静留が後でちゃんと慰めていたが。
静留が会社を抜け、玲二が実戦から離れた後は彼女が年齢的には若手ながらMS部隊を纏め上げている。
彼女を侮る新入りもいないこともなかったが、ヤキン戦役を生き抜いた歴戦のPMCとして、その手の輩を即座に黙らせる程度の武威は有る。
というか、そうでなければ現場指揮官の後釜を任せられていない。
760: 霧の咆哮 :2017/09/09(土) 22:36:00
『武装』
ビームガトリングキャノン×2(背部)
実弾機銃×2(両腕)
実体シールド×2(両肩)
実体刃付きビームスピア
120mmマシンガン
『解説』
静留のザク2の専用カスタム機。
静留の戦法に合わせて手持ち武装を検討していた際、最初は実体槍を装備していたが、後に先端部にビーム刃も追加してビームスピアに。
柄の部分に対ビームコーティングもしてるので、敵のビームサーベルも受けとめられる。
両肩を実体シールドに変更し、槍を持ったままでもガードを出来るようにした。
牽制用に腕部にフォビドゥンのように実弾機銃を装備。
他の手持ち武装としてはオーソドックスな120mmマシンガンも装備。
ビームスピア使用時は腰部に保持する。
加えて、背部にはCE式のビームガトリングキャノンを装備。
ガトリングキャノンは取り回し重視で射程は長くないが、近・中距離での敵機の撃墜用としては十分な威力がある。
ここまで並べてどこか既視感が有るかもしれないが、その通り。
原作側世界での、スラッシュザクファントムに良く似た機体となっているのだ。
ハンドグレネードや機銃の有無、シールド内部にハンドアックスを収納してない、手持ち武装も両手斧ではなく槍という点など、違う所は違うが。
静留達は転生者でもないので、完全に偶然である。
761: 霧の咆哮 :2017/09/09(土) 22:37:00
『武装』
120mmマシンガン
ヒートソード
実体シールド
ビームライフル(後期)
ビームサーベル×2(後期)
グレネードランチャー×2(腕部)
ミサイルポッド×4(肩部・脚部)
『解説』
玲二のザク2の専用カスタム機。
ジンのアサルトシュラウドタイプの情報を入手した際、汎用機に追加鎧を装着する発想に着目し、彼も試みてみた機体。
ジンアサルトシュラウドを参考にしているが、こちらの場合は追加スラスターやアーマー等をザクに合うようにアレンジ。
また、火力面はミサイルやグレネードメインの瞬間火力重視で、基本的に対艦用か、開幕で撃ちっぱなして素早くパージして、後は高機動戦に移る。
同じようにザクの各部に武装を追加したフルバレットザクより、更に瞬間火力向け、或は対艦向け。
戦争中期まではマシンガンやヒートソードを使っていたが、後期にはCE式のビームライフルやサーベルに変更している。
改修後にフルアーマーガンダムやデュエルダガーフォルテストラとかの情報も仕入れた際には、『考えることはどこも同じか』と呟いていた。
彼が現場でフルアーマーザクを採用して以降、他の同業者のザク2もフルアーマー装備を真似したり、或はユーラシアとかの正規軍の方でも、現地改修でフルアーマー装備したザク2が見られるようになったとか。
武装構成とか細部は違うけど。
その数はやはり追加鎧による整備性やコスト面とかの問題もあるから、そう増えなさそうに見えて。
ザク2の生産母数自体が大陸世界のMSで一番と言っても間違いではないから、意外と多いかもしれない。
ただ、時代が下って大洋軍内でハイザックが2線級扱いになり、ハイザックへの改修プランが傭兵や他国軍にも許可が出るようになると、ザク2をフルアーマー化させる利点も薄れそうだが。
それ以前にドムも一足早く広まりそうだし。
或いは、そちらの時代になっても、フルアーマーハイザックみたいなのを使う者もいるかもしれない。
762: 霧の咆哮 :2017/09/09(土) 22:40:26
◇ソフィア・ブランシェット
乗機はドライセン・キャノン。
人種は第二世代コーディネイター。21歳(ラクス戦争時)
旧プラントの住人で、ニキータ・アイマンと同じくギリギリ徴兵されなかった組。
あの戦争で親類も友人も亡くなってるので、その件は悲しいと言えば悲しいが、立ち直りが異常に早くて前を向ける超ポジティブなメンタル持ち。
PTSDにも恐らくなりえないほどの強メンタル。
そのすっぱりとした気質は同じ旧プラント上りからは羨ましく見えると同時に、皆、君みたいになれたら苦労はないと複雑に感じる者もいる。
MS系では子供受けし易く良くプロパガンダもされてるガンダムタイプより、いぶし銀や量産機系を好む、中々通な人物。
特にドム
シリーズの、重騎士のような重厚な姿だけでなく高い機動性も両立する機能美も素晴らしいとかなんとか。
そこら編の繋がりというか熱意で、軍の門を叩いた模様。
容姿は黄緑色の髪をサイドテールで纏め、おっぱいはあんまりないが、尻の肉付きは良い。
当人は胸の大きさ何てどうでも良いと、こっちも快刀乱麻の如くスパッと割り切ってるが。
語尾で『~っす』と付ける口癖も特徴的。
訓練生時代に本人も自覚したが、トリガーハッピーの気が有る。
かといってどこぞの『血染めの暴風』と違い戦闘狂ではない。
武装はガトリング系やキャノン系が好き。
実力的にも新米なのも有ってエース格には及ばないが、射撃戦の成績が優秀だったので、最初からドライセン・キャノンが支給されてそれをカスタムしながら終戦まで使うか。
最初はマラサイに搭乗して、途中からドライセンKに乗り換えると思われる。
ドライセンKの手持ち武装は本人の趣向的に、片手ガトリング×2に、ビームシールド×2を両腕に装備したのがデフォかと。
配備先はメルクーリ姉妹や静留と同じ部隊で、先達である彼女達に可愛がられ、導かれることだろう。
763: 霧の咆哮 :2017/09/09(土) 22:41:47
『武装』
ベース的にネェルアーガマと共通点は多いが、ハイパー・メガ粒子砲は未搭載。
船体側面のシャッター部に収納されたサブメガ粒子砲は大型リニアカノンに変更。
グーンが装備してたような水空両用魚雷を追加搭載。
更に対空砲や対空対艦ミサイル発射管も増設している。
場合によってはビームシールドも。
『解説』
ネェルアーガマ級の派生に含まれる一隻。
目的としてはネェルアーガマ級をベースにした万能性を目指した開発プランの一つ。
原型艦との違いはネェルアーガマ級で特徴的な、前方や後方合わせて長い4本の甲板上カタパルトないし着艦デッキを、アークエンジェル級やペガサス級のような格納式に変更。
コロニーレーザー並の威力と、絶大な破壊力を誇る半面制限も多いハイパー・メガ粒子砲をオミット。
空いた中央スペースや格納庫の入り口を大きめに取れた分は、代わりに大型MA用の格納庫が設置されている。
MAを搭載しない場合は代わりにMSを積められる。
これにより、1機だけだがビグロ系やサイコ系とかの運用も可能となり、部隊編成の自由度も向上している。
原作種運命時のアークエンジェルも参考に、水中潜航能力及び水中戦での戦闘能力も保持。
船体側面のリニアカノンも空中や宇宙で普通に使う以外に、水中での攻撃力を維持するであり、水空両用魚雷も追加装備している。
艦の生存能力向上の為に対空兵装もいくらか増設し、それらをトップヘビーにならずに十全に扱う為に船体自体、多少大型化している。
水中では使えないがビームシールドも搭載してるかもしれない。
甲板上カタパルトが格納式になった分、艦の全長そのものは短くなっているので、縦幅や横幅が少々大きくなった、ちょっとずんぐりした印象になるかもしれない。
元のネェルアーガマ級と比べたら。
また、追加装備無しでの大気圏離脱・突入も可能。
機動兵器の搭載数はMSが12~18機+ビグロやサイコクラスのMA1機。
ハルユニットとか程特別大きいMAの搭載能力はない。
764: 霧の咆哮 :2017/09/09(土) 22:42:46
一見ではネェルアーガマ級より使い易い特務艦に見えるかもしれない。
だが、問題点がないわけではなかった。
MSの搭載数は船体サイズが大型化した分、本来はもう少し増やせる筈だがったが、格納式カタパルトは収納したリニアカタパルト等が艦内スペースを意外と圧迫した点。
カタパルト開閉部が被弾でもして故障した場合、内側から壊しでもしないとそこから出られなくなる点。
仮に壊したら壊したで、内部が緊急防壁でカバー出来るとはいえその後の危険度が増す点。
着艦時にパイロットがミスでもしたら、格納式は緊急ネットやアームで保持すれば良いとしても、こちらも甲板上カタパルトより危険になる点。
ただ、逆に格納式は格納式で、甲板式よりメリットもあるから、ここら編は一長一短でどっちにするかは悩ましい話なのだが。
加えて、原作で似た感じに万能艦化したアークエンジェルは地上では単艦運用になっていたが、単艦運用は言うまでもなく普通は危険であり、なるべく避ける物である。
特別な事情がない限りは。
だから大洋やユーラシアの特務隊も艦の構成こそ、アーガマ級、ザンジバル級、イズモ(リシュリュー)級、アクィラ級等と変化はすれど、基本的に2~4隻のセットで運用している。
故に万能艦であるリンドブルムの動きに常に合わせた艦隊機動を行うなら、同様の万能艦が少なくとももう一隻必要であった。
リンドブルムが水中任務する際に潜水艦と、宇宙任務する際に巡洋艦とかと一々僚艦の到着や用意を待っていたら、そのタイムラグこそが任務次第じゃ問題になる。
しかし、ネェルアーガマ級のコストを考えると、そちらをベースにしているリンドブルム級のコストもお察しであった。
そこら編の理由から、この船は計画や設計がなされたのは事実だが、実際には建造されたかもしれないし、されてないかもしれない。
そんな影の存在である。
以上です。
最終更新:2017年09月10日 10:17